【インタビュー】

審美歯科とは?ホワイトニングやセラミック、インプラントのメリットや気になる費用、最先端の治療やモニターになる際の注意点も ◇

公開日 2016 年 05 月 03 日 | 更新日 2017 年 05 月 08 日

1.審美歯科とは?発展の歴史、なにをするところ?

審美歯科の「審美」とは見た目の美しさを意味しており、審美歯科では美しい口元に仕上げることに重点をおいて歯科治療を行っています。

例えば、保険適用の範囲で通常の虫歯治療を行う場合、メインとなるのは“機能回復”です。そのため、見た目の優先度は低く、金属が見えたり、後々変色してしまったりするなどの欠点があります。しかし、審美歯科では、保険適用外の治療も行うことができるので、より美しい仕上がりを目指せるのです。審美歯科という分野を扱う歯科が登場し始めたのは、2006年ごろからだとされています。しかし、日本でははるか昔の江戸時代にはすでに「お歯黒」という文化があったこともあり、歯に対する審美意識を古くからもっていたとされています。

審美治療と呼ばれる治療として主に以下が挙げられます。

ホワイトニング治療

ホワイトニング治療とは、歯にホワイトニング専用のジェルを乗せ、歯の漂白を行うことです。以前まではレーザーを用いて行われていましたが、最新のジェルを用いた方法は体にも優しいと言われています。さらに、連日の治療も可能になりました。

オールセラミッククラウン治療

これは治療した歯の周囲にセラミックでつくられたクラウン、つまり被せものをセットすることで、銀歯の代わりとなります。見た目が美しいほか、歯並びや歯の形を整えることができる、歯茎の変色がない、さらには虫歯になりにくいなどのメリットもあります。

セラミックインレー

セラミックインレーは奥歯の虫歯治療の際に行われます。セラミッククラウンの詰め物バージョンです。大きな穴が治療で開いてしまってときにきれいに仕上がります。金属アレルギーの方でも安心して受けられるものポイントです。

インプラント治療

歯が根元から失われた際に、人工の歯根を埋入して顎の骨と一体化させ、その上にセラミック製の歯をかぶせる治療です。骨と一体化させるのでぐらつきがないのがメリットです。ただし高度な外科治療を伴います。

2.審美歯科が前歯に勧めるセラミッククラウンとは?

セラミッククラウンとはセラミックを用いたクラウン、つまりかぶせ物を用いた治療のことで素材によっていくつかの種類があります。それぞれの特徴は以下です。

①オールセラミック

オールセラミックは、すべてセラミックで作られたクラウンのことで、見た目が美しく審美性に優れています。

②ジルコニア

ジルコニアは、人工ダイヤのフレームにセラミックをかぶせたもので、費用は最も高額なものの、耐久性、審美性ともに最も優れています。

③メタルボンド

メタルボンドは金属のフレームにセラミックをかぶせたもので、強度は強いものの金属アレルギーの場合は使用できないこと、また見た目の美しさはそれほど高くないことがデメリットとして挙げられます。

④ハイブリッドセラミック

ハイブリッドセラミックは、唯一保険が適用される素材です。しかし保険適用には様々な基準があるので注意しましょう。もし保険適用になれば、最低でも4万円から20万円程度するセラミック治療を1万円程度で受けることができます。

セラミックのメリットは他にもあります。それは虫歯になりにくいことです。セラミックは精度の高い調節や色付けを行っているので歯垢などもつきにくいのです。また、しっかりケアをすれば長持ちするのも利点でしょう。一方でセラミックにもデメリットはあります。それは、費用の負担が大きいことです。また、割れやすいということもデメリットと言えます。セラミックは陶器であるため、歯ぎしりなどの癖があれば、気づかないうちに欠けたりしていることもあります。これはマウスピースなどで予防するしかありません。もし欠けたり割れたときに広範囲だと、新しく作り直しになるので注意しましょう。

セラミックにはメリットはもちろんデメリットもありますが、仕上がりを重視する場合は、セラミックでの治療を選択した方が納得の仕上がりが期待できるでしょう。奥歯の場合はあまり人目につかないですが、前歯はやはり人の目につく場所です。歯は人の印象までも変えてしまうので、そういった意味でもセラミックは画期的な治療のひとつなのです。

3.審美歯科が前歯に勧めるセラミッククラウンのメリットとデメリット

セラミッククラウンとはセラミック、つまり陶器を使用したかぶせ物のことです。条件付きではありますが最近保険適用になった治療で、以前よりも身近なものになりました。セラミッククラウンの最大のメリットはまず、見た目が美しく仕上がることでしょう。自然歯のような透明感もあります。そのため、特に前歯など人の目につきやすい場所に勧められます。

「でも、不自然に白くなるのはちょっと…」という躊躇いを感じる人も多いと思いますが、セラミッククラウンでは、自分の希望の白さにできるという利点があります。例えば、周りの歯と同じくらいの白さにしたいという希望や、他の歯より白くしたいという希望も叶えることが可能です。そのため、セラミッククラウンにした歯だけ浮いてしまうという心配は要りません。また、歯茎が黒ずまないというのも大きなメリットです。というのも、銀歯の場合どうしても金属が歯茎に漏れ出すため歯茎が黒ずむことがあるのです。一度黒くなった歯茎は、入れ墨のように染みつきとれません。ただし、注意したいのが、セラミッククラウンのなかでもメタルボンドという素材のクラウンがあるのですが、この素材には金属が使用されています。そのため、歯茎の黒ずみを気にされているかたは、メタルボンド以外の例えばオールセラミックやジルコニアなどを選択する必要があります。

その他のセラミックのメリットとしては、長時間劣化しないことが挙げられます。長持ちするので、費用の負担は大きくなるものの長期的にみれば損にはならない可能性が高いのです。また、虫歯になりにくいこともメリットと言えるでしょう。これは、歯科技工士が精度の高い調整や色付けを行ないクラウンを作っているからです。ただし隙間ができてしまうと、虫歯になりやすい状態になる可能性もあるので、信頼できる歯科技工士を選ぶことが大切です。

ここまでメリットをまとめましたが、もちろんデメリットもあります。まず費用の負担が大きくなることです。保険適用であれば数千円で済むものが5万円から高くて20万円近くになります。また、割れやすいという欠点もあります。そのため、セラミックを選んだ場合には日々のケアが重要となります。

4.審美歯科で行うホワイトニングについて

ホワイトニングとは、1989年にアメリカではじまったものです。もとはブリーチングと呼ばれていたのですが、ブリーチは漂白をイメージさせるためにホワイトニングと呼ばれるようになりました。歯の表面に付着した汚れを落とすとともに、歯のなかの色素を分解して歯の明るさを上げることで歯自体を白くするという治療のことです。これまで、歯を削りセラミックをかぶせるという治療のみしか歯を白くすることができなかったのに対し、ホワイトニングでは歯を傷付けることなくこれを実現できました。

ホワイトニングには「オフィスホワイトニング」と「ホームホワイトニング」の2種類があります。オフィスホワイトニングは歯科医院で行うもので、歯の表面の汚れを落とした後にホワイトニング剤をぬります。そしてハロゲンライトやレーザーなどを当て活性化させることで歯の中の色素を分解させます。一方でホームホワイトニングはマウスピースを作成し、その中にホワイトニング剤を入れて白くする方法です。

ホワイトニングでなぜ歯が白くなるのかというと、ホワイトニングには過酸化水素が使用されており、それが分解する際にフリーラジカルというものが発生され、これにより着色有機質の分子を小さくして、色が無くなっていくのです。ホワイトニングは、歯という物質を溶かすわけではないので、白いといっても違和感があるほどのものではなく、あくまで自然な白さを実現できるのです。ただし注意が必要なのは、効果には個人差があるということです。もともと歯の色が濃い人などはホワイトニングの効果は低いようです。また、ホワイトニングの安全性が気になるところですが、ホワイトニングにしようされる薬剤は日本では厚生労働省でも認可されておりアメリカでも食品医薬品局で認可されているので必要以上に心配する必要はありませんし、歯を傷めたりすることもありません。ちなみにオフィスホワイトニングの際に使用されるライトも近紫外線を含むものがあるものの、紫外線そのものではなく正しい使用方法であれば基本的に安全と考えてよいものです。

5.審美歯科でホワイトニングを行うメリットとデメリット

審美歯科で受けることのできるホワイトニングは歯の漂白とも呼ばれ、特殊な薬剤を使い歯の汚れをとる治療です。歯は人の印象を大きく変えるものです。そのため、ホワイトニングを受ける人は少なくありません。メリットとしては、まず歯を削る必要がないことが挙げられるでしょう。歯を削ることは痛みや不快感などの精神的負担も大きいです。次に治療が短期間であることもメリットです。歯科医院で行うオフィスホワイトニングでは1回から3回の通院で、自宅で行うホームホワイトニングでも2週間から数か月で効果がわかります。仕事で忙しい場合にもありがたい治療です。

また、治療費も低価格です。セラミックの場合一本で安くても5万円程度から、高いと20万円程度かかってしまう一方でホワイトニングは2万円程度から行うことができます。さらに、自分の好きな色に調節できることも利点で、治療の回数を調整しながら好みの色にしていくことができるので、ホワイトニング治療をしていることを周りに知られたくない人でも安心して受けることができます。最後に虫歯や歯周病にかかりにくくなるといメリットもあります。歯面の汚れを取り除きエナメル質の表面が新しく作り替えられるので、歯の強度が増し歯垢などが付着しにくくなります。つまり審美治療のみでなく、お口の病気を予防できるというメリットもあるのです。

メリットの多いホワイトニングですが、デメリットもあります。デメリットとしては、継続的なケアが必要という点です。一回きりではありません。つまり、その分時間も費用もかかるということです。またホームホワイトニングの場合間違った方法だと逆に歯の審美性を低下させます。例えば、誤って薬剤の濃度が濃いまま使用したときなどです。それが原因で知覚過敏になったり見た目が悪くなることもあります。安全性に不安を覚える方も多いかも知れませんが、使用される薬剤は厚生労働省で認可されていますし、レーザーによる紫外線も影響があるほどではありません。

6.審美歯科で行うインプラント治療にはどんなものがある?

インプラントとは虫歯などで失った天然歯を補うための治療です。治療方法は歯のなくなった部分の顎の骨に外科手術で人工歯根を埋めこむというものです。それを土台に人工の歯を取り付けます。インプラントは、入れ歯やブリッジと違いしっかりと固定されます。

インプラントには種類がたくさんあり、その数はなんと100種類にもおよびます。そのため、患者ひとりひとりにあったインプラントを選ぶことが可能です。例えば、スクリュータイプはねじのような形をしています。骨に埋め込む穴が小さいので効率よくかむ力を加えられるということもあり、最も多く使用されているインプラントです。ちなみに先端が細いルートタイプ、太さが均一のストレートタイプにわかれます。次にシリンダータイプです。このタイプはスクリュータイプとかわらないくらい多く使用されています。円筒形で凸凹がないのがスクリュータイプとの大きな違いです。簡単に埋め込むことができますが、初期固定がやや弱いのがデメリットです。次にバスケットタイプです。ねじのようならせんがスクリュータイプと似ていますが、穴が数か所開いています。このような構造にすることで骨が中まで入り込み、より強く結合させることが可能です。しかし空洞があるということで強度が弱く、破損のトラブルもあり近年あまり見られなくなっています。

また、インプラントは素材で分けることもできます。まず純チタンです。強度が高く金属アレルギーもほとんど起こりません。その他にはチタン合金、チタン・ニッケル合金などもインプラントに使用されます。インプラントのメリットは入れ歯のように針金部分の負担がないこと、またブリッジのように削る必要がないことなどが挙げられます。またケアをしっかりすれば半永久的に機能するのも大きなメリットといえます。一方で、外科手術が必要になることも少なくないことや費用も自費だということがデメリットとして挙げられます。歯の治療は、どんなものでもメリットとデメリットがつきものです。それらを見比べ自分にあった治療法を選ぶことが大切です。

7.審美歯科で行う矯正にはどんなものがある?

矯正とは、歯並びが悪いときやかみ合わせが悪いときに行われる治療で、きれいな歯並びにすることができます。使用するのは矯正装置で歯や顎の骨にゆっくり力をかけて動かすことで改善していくという方法です。歯並びくらい気にならないという人もいるかもしれませんが、見た目の問題だけでなく、歯並びが悪いと食べ物が良く噛めないほか、言葉が明瞭でなくなる、虫歯にかかりやすい、口臭の原因になるなど様々な問題が出てきてしまいます。

矯正にはいくつか方法があります。まずはブラケット矯正です。この矯正方法は、歯を0.1mm単位で動かせるのですが、周りから目立つ治療法です。ただし、ブラケットが透明なものや白いものもあるようなので、もし目立つのが気になる場合は歯科でたずねてみると良いでしょう。費用は80万円前後で、さらに毎月処置に5千円ほどかかります。期間は2年半から3年ほどです。次に舌側ブラケット矯正です。歯の内側にブラケットがつくので目立たなく矯正治療を行うことができます。しかし舌が動く位置につくので違和感を感じることも多いようです。費用は120万円程、さらに月に1万円の処置費用が必要で、期間は3年ほどです。

さらに目立たないようにして治療を受けたい方には、マウスピース矯正もあります。これはマウスピースを付け替えながら少しずつ歯を動かす方法で、マウスピースは透明で目立つことはないです。ただし抜歯をしなくてはならないような歯を動かす距離が大きい場合には向かず、小さな凸凹やすきっぱにのみ有効です。取り外しが可能な分、使わなければ戻ってしまうので注意が必要です。費用は80万円で1年から2年ほどかかります。最後はハイブリッド矯正です。部分矯正とセラミック治療を一緒に行う方法で、歯や歯茎の負担が小さくなります。費用は15万円~30万円にセラミック治療の費用がかかります。だいたい一本10万円程度と考えておくと良いでしょう。

8.審美歯科学会について、どんな団体か

審美歯科学会とは1987年に創設された任意団体のことです。補綴歯科学会などの専門領域を包括する学際的なもので会員は4,300名を超えます。会員のほとんどは歯科医師で歯科技工士、歯科衛生士も含まれています。また開業医が多いのも特徴のひとつです。会員や役員については定款で細かく示されています。正会員、賛助会員、名誉会員を置くことが決められています。ちなみに役員の報酬は無償ですが、職務を執行するための費用は弁償できます。この学会の目的は歯科審美学の基礎、臨床に関する研究の発展を期して、さらに審美歯科の普及を図るというものです。

審美歯科とは、歯科医療が口腔疾患の予防や治療などが目標で治療によって機能回復を目指すことであるのに対し、見た目の美しさも兼ね備えた治療を行うことをいいます。例えばクラウンやホワイトニング、インプラントなどがそうです。教授要網では歯科審美学に関しての定義も示しており、健康と美が密接な関係であること、心も美と密接な関係であることなどと定義されています。学会の活動内容としては年一回の学術大会、数回のセミナー、歯科衛生士を対象のしたホワイトニングコーディネーター講習会なども行っています。また、国際交流も活発に行っており、米国のAACDとの学術交流などが挙げられます。さらにIFEDに加盟しており、会長には日本の会長が就任し、2017年には名古屋でIFED世界大会が開催されます。ちなみに入会には入会費、年会費が必要で、入会費は4千円、年会費は1万2千円、歯科技工士や歯科衛生士の場合は6千円です。審美歯科学会についての情報については公式のホームページで見ることができます。そこには最新のセミナーなどの情報や認定医申請なども行うことができます。さらに入会についてもホームページから手続きができます。なお審美歯科のトラブル別治療内容などについてもわかりやすく説明がされています。

9.審美歯科でかかる費用はどれくらい?処置の種類ごとに知ろう

審美とは、単なる歯の治療ではなくあくまで見た目にこだわった治療のことで、いくつか種類があり、それによって費用も異なります。

◆ホワイトニング

ホワイトニングは一般歯科では2万円から4万円、ホワイトニング専門歯科であれば1万5千円から3万前後です。マウスピースを初回に作成したらそれ以降は薬剤を購入しなければなりませんから2週間で5千円程度の出費があることを覚えておきましょう。また、ホワイトニングの効果を上げるために治療前にクリーニングを行うことがあり、これには5千円から1万円程度の診察料などもかかります。ホワイトニングには保険適用がないため、歯科医院が独自に決定しています。そのため、費用について納得したうえで治療を受けるようにしましょう。

◆セラミック

セラミックもホワイトニング同様に保険がきかないので高額になります。しかし、ハイブリッドセラミックの場合、条件が合えば保険が適用されるので、治療を受ける前に詳しく話を聞いてみましょう。ちなみに保険適用になればハイブリッドの場合は1万円、適用外であれば4万円程度です。また、オールセラミックの場合は10万円近くかかります。しかしセラミックと保険適用のクラウンやインレーの違いは、見た目のほか、持ちの良さや虫歯にかかりにくいなどのメリットもあります。

◆クリーニング

クリーニングはまず歯石除去に3,000円ほどかかります。さらに歯周病や虫歯検査の費用などが追加されます。そこまで高額ではないので私たちが受けやすい治療のひとつです。クリーニングは見た目をキレイニするほか、お口の環境を改善し虫歯の予防にもなります。自分で歯石を取り除くグッズなどもありますが、やはり歯科で治療を受けたほうが安心です。万が一自己流で行い歯に傷をつけてしまった場合、それが虫歯の原因となってしまうこともあります。

歯は人の印象をがらりと変えます。特に人と接する仕事などについている人は審美治療を受けることで様々な面でプラスになるでしょう。

10.審美歯科の選び方、口コミが重要?

審美歯科では機能回復という面だけでなく、美しい歯並びや白い歯などを実現するということも目標にしています。この考えは歯に対する意識が高い欧米で生まれ、今では日本でも一般的に広く親しまれるようになりました。人の前に立つような仕事についている芸能人やビジネスマンの間でも浸透しています。歯は人と接するときなど特に目につきやすい場所です。ですから、保険が適用されないために費用はかかるものの治療を受けようという人は多いのです。

審美歯科を選ぶ際のポイントとして、どれくらい経験や実績を積んでいるかということが挙げられます。クリニックの症例数、ドクターの実績などを確認できれば確認しておきましょう。というのも、審美歯科は歯を治療するだけでなく、見た目の美しさ、顔全体のバランスなども考える必要があります。そのため、高度な技術に加え経験が大切なのです。また、審美治療にはいくつ種類があり、口腔外科に強い医師、歯周病治療に長けた医師、麻酔専門の医師など分野も様々です。ですから、様々な分野のプロフェッショナルが連携した総合歯科であるということも大事なポイントなのです。例えば歯科だけでなく口腔外科、内科、皮膚科などがあればより安心です。また実際にカウンセリングなどを受けた際にも良く審美歯科であるかどうかを見極めるポイントがいくつかあります。

不安なことがあれば積極的に質問をして、しっかり説明をしてもらうようにすると良いでしょう。質問をした際に説明をしっかりしてくれない、治療を強引にすすめるような審美歯科は注意が必要かも知れません。また、事前に確認しておきたいのが、治療にかかる費用です。審美歯科の治療は自由診察が多いので高額になることが多いです。そのため、あらかじめどのくらい費用がかかるのか、それが自分の予算内であるかを知っておく必要があるでしょう。

11.審美歯科で行う最先端の治療とは

①セラミック

まずセラミックが挙げられます。セラミックは何と言っても自然歯のような仕上がりが特徴です。クラウンやインレーなどの治療が可能で、素材はオールセラミック、ハイブリッドセラミック、メタルボンドやジルコニアなどがあります。さらに最先端の素材として注目されているのがe.maxです。e.maxはニケイ酸リチウムガラスセラミックという素材の略称で、強度が強く耐久性の高いものです。セラミックのなかでも強度が高いと言われるジルコニアにも匹敵します。メリットは見た目が良く変色しないこと、また汚れが付きにくいことや歯とぴったり接着すること、透明度が高いことなどが挙げられます。デメリットとしては複雑な色付けに限界があることなどがあります。

②ホワイトにング

次にホワイトニングです。これまで削るなどして歯を白くしていたのが、歯を傷付けずきれいにできるようになったのです。ホワイトニングの場合は、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングに分けられ、なかでもホームホワイトニングは便利です。歯の治療といえば歯科で行うもので通うのが面倒というイメージもありますが、ホームホワイトニングは自宅で行うことができます。マウスピースにジェルを塗って歯に装着するだけなので、通勤中や就寝中でも可能です。歯科で受けるより効果がでるまでに時間はかかるものの、ホワイトニングに興味はあっても通院が面倒というひとには、ありがたい治療法です。

③インプラント

最後にインプラントです。インプラントは人工歯根のことで、その上に人工歯をうけるので安定感があります。また入れ歯などと違い特別なケアもいらず、半永久的に使えるのが最大のメリットです。またしっかり固定されているので、入れ歯の時に感じるような口の違和感もほとんどありません。デメリットは外科手術がいることで、また費用も高いということです。歯の治療も昔とはずいぶん変わったものになりました。それは歯を単なる食事などに使うものという見方から、人にも見られるものという意識へ変わったからではないでしょうか。

12.審美歯科のモニターをひきうけるメリットと注意すること

モニターというのは、そのサービスや商品を試験的に試し、企業などに使用した感想などを報告するというものです。審美歯科のモニターでは矯正やホワイトニングなどがあります。他の分野であれば美容系のコスメや化粧品、ダイエット食品などもモニターを募集することは多いですし、アンケートモニターといってアンケートに答えるだけのものもあります。

審美歯科のモニターで最大のメリットと言えるのは、セラミックが無料、もしくはモニター価格で受けられることかも知れません。これは、通常高額な治療であるからこそ、お得感も強いためです。ただし、保証がついているところであればある程度安心ですが、モニターを引き受けるにあたってはいくつか注意点もあります。例えば、モニターを1年以上募集している場合は、宣伝のために行っているのかもしれません。というのも、モニターという言葉を聞けば「お得に受けられるかも」という気持ちから興味を持つ人も増えます。しかし、「モニターだから安い」と思い込み、受けたら実は技術のわりに高い買い物だったということもあるのです。なぜモニター募集を行っているのかという部分を見落とさないように、モニターを引き受ける際には十分に検討しましょう。

また、治療を行う歯科医師にも注目をしておきましょう。これは、治療経験が少ないため経験を積むためのモニター募集である可能性もあるからです。歯の治療の場合、仕上がりは歯科医師の技術でも大きく異なります。せっかく受けた治療が結果的に歯の寿命を短くしてしまう原因ともなりうるのです。ですから、モニターを受けるときは、その歯科がどのような雰囲気であるか、歯科医はその治療の実績があるかなども事前に調べておけると安心です。

他にも、審美歯科のモニターの場合、歯の治療前と後に写真を撮られることが多いのですが、その写真はホームページなどで使用される可能性があります。ですから、あらかじめ写真撮影がある時は何に使用するのかを確認しておきましょう。後々でトラブルになるのを防ぐためです。モニターを引き受ける際には、どんな理由でモニター募集を行っているのかという点も含め、十分に検討して選択しましょう。