乳児乾燥性湿疹の原因とケア方法は?
2016/06/25
赤ちゃんの肌がカサカサしていませんか?
赤ちゃんの肌がボロボロになっていませんか?
赤ちゃんの肌は弱いため、生後1歳までは肌荒れを起こしやすい時期と言えます。
特に、乾燥が原因で起こる肌荒れを「乳児乾燥性湿疹」と呼び、比較的多くの赤ちゃんに見られる肌荒れです。
乳児乾燥性湿疹になると、乾燥によるかゆみが生じるため、ひっかいて傷になったりすると肌荒れが悪化してしまいます。
かゆみや痛みは、赤ちゃんにとってストレスとなり、赤ちゃんの機嫌が悪くなったり、夜泣きの原因にもなりかねません。
大人だって、肌のかゆみはイライラするものですからね・・・。
赤ちゃんの機嫌が悪いと、ママも大変ですから、何とか赤ちゃんの肌荒れを軽減してあげましょう。
今回は、「乳児乾燥性湿疹の原因や症状、発症する時期」と「家庭でのケア方法」「ステロイドの安全な使い方」について、調べてみました。
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乳児乾燥性湿疹の原因は?
赤ちゃんの肌荒れの総称を「乳児湿疹」と呼びますが、その中でも、比較的長期に渡って続く肌トラブルに「乳児乾燥性湿疹」があります。
乳児乾燥性湿疹は、その名のとおり、「肌の乾燥」が原因で起こる肌荒れ・湿疹です。
一般的に、生後2カ月くらいまでの赤ちゃんは、胎児のときに母親からもらったホルモンの影響のために、皮脂の分泌が盛んです。
ホルモンの影響は、おおよそ生後2~3カ月くらいまで続きますが、赤ちゃんの体内からホルモンが抜けた後は、皮脂の分泌が一気に減少して行きます。
そのため今度は、肌が乾燥するようになります。
この時期の赤ちゃんの肌は、皮脂量が減ると同時に、水分量もどんどん減って行くため、生後5~6カ月くらいは「人生で最も肌が乾燥する時期」と言われています。
肌が乾燥すると、肌のバリア機能が低下するため、汚れや微生物の影響を受けやすくなり、湿疹・かゆみなどの肌荒れを起こしやすくなるのです。
特に冬の時期は、空気が乾燥するため、乳児乾燥性湿疹が悪化しやすい時期です。
夏~秋に生まれた赤ちゃんの場合は、皮脂の分泌量が低下する時期(生後3カ月くらい)に冬を迎えますので、乳児乾燥性湿疹に気を付ける必要があります。
また、入浴中にタオルでゴシゴシ洗ったり、ウェットティッシュやガーゼの摩擦によって肌が乾燥すると、乳児乾燥性湿疹の原因となります。
もし、生後3カ月を過ぎたあたりから、赤ちゃんの「寝ぐずり」や「夜泣き」がひどくなったら、乳児乾燥性湿疹が原因かもしれません。
なぜなら、人は眠たくなると体温が上がり、体温が上がると、かゆみが生じますので、かゆみのせいでぐずっている可能性があります。
乳児乾燥性湿疹はどこにできる?症状は?
乳児湿疹には、いくつか種類がありますが、種類によって、現れる個所や症状が異なります。
乳児乾燥性湿疹は、どこにでき、どのような症状になるのでしょうか?
乳児乾燥性湿疹の場合、「頬」「お腹」「背中」「手首」「足首」など、「肌が露出している部分」や、「面積の広い部分」にできます。
症状は、肌がカサカサして皮が剥けていたり、ひび割れを起こしたり、ブツブツ・ザラザラした肌になります。
そして、少しの刺激でも炎症を起こすため、すぐ肌が赤くなったり、痒みなどの症状が見られます。
乳児湿疹の中でも、皮脂が原因で起こる「乳児脂漏性湿疹」は「頭皮」や「まゆげ」などにでき、「新生児にきび」は「頬」や「おでこ」にできます。
このように、出てくる個所や症状によって、乳児湿疹のタイプや原因を見分けることが出来ます。
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乳児乾燥性湿疹の自宅でのケアのやり方は?
乳児乾燥性湿疹の原因は、肌の乾燥です。
そのため、肌の乾燥を防いであげることで、乳児乾燥性湿疹を予防・改善することができます。
自宅でできるケアは、「赤ちゃんの肌の乾燥を防ぐ=保湿」をすればいいのです!
では、赤ちゃんの保湿ケアは、どのようなことに気を付ければいいのでしょうか?
<保湿剤を塗る>
基本中の基本ですが、普段から肌の乾燥を防ぐために、保湿剤を塗ってあげましょう。
クリーム・ローション・オイルなど、さまざまなタイプのものが売られていますが、ママが使いやすいもので構いません。
着替えや、おむつ替え、入浴後など、こまめに(最低でも朝晩1日2回)塗ってあげることが大切です。
特に、口周りはよだれや授乳などで汚れやすいので、ガーゼで拭くたびに保湿してあげましょう。
<肌を乾燥させない>
肌の乾燥を悪化させる原因として、肌を洗いすぎることが上げられます。
赤ちゃんを洗う際は、タオルなどでゴシゴシ擦らず、石鹸の泡でやさしくなでるように洗ってあげて下さい。
乾燥している肌は過敏になっていますので、石鹸の使い過ぎもよくありません。
石鹸で洗うのは、一日置きにし、それ以外はシャワーで洗い流すだけでも構いません。
また、入浴後は肌が潤っている状態です。
このときに、保湿剤を塗ることで、肌の乾燥を防ぐことができます。
入浴後20分経過すると、入浴前よりも肌の水分量が低下してしまうそうなので、なるべく「入浴後5分以内」に保湿剤を塗るようにして下さい。
<肌に刺激を与えない>
大人用のボディソープや、香りの強い石鹸、ボディクリームなどは、赤ちゃんにとって刺激が強すぎる傾向にあります。
赤ちゃんに使うものは、できるだけ添加物が少なく、刺激の少ないものがお勧めです。
ベビー用と表示されていても、添加物満載の商品もありますので、原材料を確認するようにしましょう。
入浴の際、熱いお湯は肌への刺激となります。
お風呂のお湯は38度前後のぬるめにし、浸かる時間は10分以内にしましょう。
体が温まり過ぎると、かゆみが生じる原因となります。
また、肌に刺激を与えない衣類を選ぶことも大切です。
冬の時期でも、なるべく綿100%のものを着せてあげましょう。
化学繊維が入ったものは、チクチクしたり、汗を吸わなかったり、静電気が起きやすいため、肌への刺激となります。
肌あたりのいい素材かどうか、糸やタグが肌に当たらないか、サイズがきつくないか、など確認してみて下さい。
そして、肌に優しい素材の衣類であっても、衣類に洗剤が残っていると肌荒れを起こします。
赤ちゃん用の無添加の洗剤を使ったり、水に溶けやすい液体洗剤を使ったり、すすぎをしっかり行うなど、洗濯にも気を付けましょう。
<部屋を加湿する>
冬の時期は、暖房を使用すると思いますが、暖房は空気を乾燥させます。
加湿器を使ったり、濡れタオルを干すなどして、室内の加湿に気を付けて下さい。
暖房のつけすぎで赤ちゃんの体温が上がると、かゆみを引き起こしますし、赤ちゃんが汗をかくと、あせもの原因にもなります。
そして、汗が蒸発するときに、肌の水分が奪われますので、肌の乾燥が進んでしまいます。
温度と湿度の管理に注意して下さいね。
<かゆくてもかかない>
かゆいからと言ってかいてしまうと、肌荒れが悪化します。
赤ちゃんがかゆがるときは、濡れタオルを使って患部を冷やすようにしましょう。
赤ちゃんの爪を短く切ったり、ミトンをかぶせてあげることも予防になります。
乳児乾燥性湿疹は皮膚科に行くべき?
乳児乾燥性湿疹を改善するには、自宅での保湿ケアが欠かせません。
皮膚科を受診する前に、まずは自宅でのスキンケアを試してみましょう。
しかし、スキンケアを行っていても、全く改善されない場合や、悪化する場合、赤ちゃんがひどくかゆそうにしている場合、湿疹がジュクジュクしている場合などは、薬を使うことも考えなければなりません。
かゆみを放っておくと、赤ちゃんにストレスがかかるだけでなく、ひっかいた場所が細菌感染すると、「とびひ」となって全身に広がる可能性もあります。
乳児湿疹と言っても、原因や症状によって使う薬は異なります。
薬を使ってみたいという方は、自己判断で市販薬を使うのではなく、小児科や皮膚科で、処方してもらうようにしてください。
乳児乾燥性湿疹!ステロイドの上手な使い方は?
乳児乾燥性湿疹で病院へ行くと、ステロイド入りの薬を処方されることがあります。
例えば「リンデロン」や「ロコイド」という外用薬です。
ステロイドには、炎症を抑え、かゆみを抑える働きがあります。
そのため、ステロイド外用薬は、症状がひどい場合やアトピー性皮膚炎など、「かゆみが強い場合」によく使われるそうです。
ステロイドは効果が高い分、使用をやめるとかえって症状が悪化することもあるため、むやみに使うことはよくありません。
かゆみがある個所、ジュクジュクしている個所など、症状が出ている部分だけに塗るようにしましょう。
ステロイドは、あくまでもかゆみを抑えるものであり、肌を保湿したり、湿疹を治すものではありません。
ステロイドを使いながらも、保湿に重点を置いたスキンケアは必要です。
症状が軽くなってきたら、ステロイドの使用を減らして行き、スキンケアだけで様子を見ていくようにしましょう。
ステロイドと保湿剤の上手な使い方は、「保湿剤を先に塗る」ことです。
なぜなら、ステロイドを塗った後、保湿剤を塗ってしまうと、保湿剤によってステロイドがほかの個所まで広がってしまう可能性があるからです。
保湿剤を塗った後に、ステロイドを塗るようにしましょう。
乳児乾燥性湿疹はいつまで続く?
毎日赤ちゃんのスキンケアを行っているにもかかわらず、肌荒れや湿疹が改善されないと、心配になりますよね?
赤ちゃんの肌がガサガサして、見た目にも痛々しい場合、赤ちゃんがかわいそうになるだけでなく、日に何度も赤ちゃんへスキンケアを行ったり、定期的に病院へ連れていかなければならないママの負担も大きいものです。
多くのママを悩ます乳児乾燥性湿疹は、いつまで続くのでしょうか?
一般的に、乳児乾燥性湿疹が続く目安は「1歳の夏まで」と言われています。
手放せなかったステロイドや薬も、「1歳を過ぎる頃から、徐々に使用量が減ってきた」というケースが多くあります。
肌のバリア機能が少しずつ整ってくる1歳を迎えた頃、そして空気が乾燥しない夏の季節になると、肌荒れが改善してくることが多いそうです。
乳児期までは、とても敏感肌だったお子さんでも、「3歳を過ぎる頃にはと、大人と同じボディソープや保湿剤を使えるようになった」という意見も多いそうです。
もちろん、肌の状態や肌質は、個人差が大きいので、これに当てはまらないからと言って、悩む必要はありません。
「3歳を過ぎても、毎日のスキンケアは欠かせない!」というお子さんや、「薬を使わないと駄目!」というお子さんもいらっしゃいます。
大人でも、敏感肌用の化粧品しか使えない方がいらっしゃるのと同様に、赤ちゃんにも体質や肌質があります。
ママは大変ですが、肌の弱い赤ちゃんの場合は、肌が少しずつ強くなっていくまで、根気よくスキンケアを続ける必要があります。
まとめ
我が家の第一子は、肌の乾燥がひどく、アトピーではないかと疑うくらい、ひどい肌荒れに悩まされました。
ステロイドは使いたくなかったので、ステロイドを使わない遠くの皮膚科まで通った時期があります。
医師に、「アトピーでなかったとしても、小学校に上がる頃までは、毎日の保湿を欠かさないように」と言われました。
朝晩2回、子供の全身に保湿剤を塗るのは、正直しんどいものです。
時には、嫌がったり、逃げ回ったりしますので・・・。
自分自身に余裕がないと、丁寧なスキンケアができないときもありました。
そして、入浴後はいつも子供のスキンケアが最優先でしたので、自分の肌は後回し、常に私の肌は乾燥していたように思います。
このように、赤ちゃんへのスキンケアは、時にしんどいこともありますが、そんなときは、スキンケアをスキンシップの一つとして考えるといいですよ。
ママが赤ちゃんの体に触れると、赤ちゃんはとても満足そうな顔をしませんか?
ママとのふれあいの時間を、赤ちゃんはきっと喜んでいるはずです。
そして、ここ最近では、「赤ちゃんの時期にしっかり保湿を行っておくと、将来アトピーになるリスクを減らせる」と言われています。
今ある湿疹だけでなく、将来のお子さんの美肌のために、保湿ケアは重要だということですね!
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