息が苦しくなる症状や病気

■ 息苦しい

走ったり、重いものを持ち歩いたり。こうした、めったにしない運動をすると息が苦しくなってきます。お腹が痛くなったりしますし、たくさん息を吸おうとしても呼吸さえ苦しくなったります。この原因は、急激な栄養と酸素不足。体中の細胞の需要に、酸素供給量が追いつかず、呼吸が喘いでしまったのです。
息が苦しくなる原因は、運動不足だけではありません。

■ よくある、一般的息苦しさ

呼吸がきつくて浅い息遣いしかできなくなったり、肺や胸が苦しくなるのは、それほど珍しいことではありません。よくある症状には、咳がでる・めまいがする・頭が痛い・頭が重くなる・ぼーっとする。というようなものが挙げられます。また、ノドに何かが詰まったような辛さを感じることもあります。「息が苦しい」という状況も、その病気の違いや重さによって、異なった症状をもたらすのです。

● よくある息が苦しい原因
アレルギー
ストレス
アルコール
イライラ
胃もたれ
胃が痛い

胃の圧迫感
運動不足
栄養不足
エアコン
嚥下障害

嘔吐
うつ病
炎症
お腹の張り
風邪

花粉症
肩こり
過呼吸
更年期
高血圧

■ ストレス

ストレスなどが原因となって、呼吸が多くなるのが過呼吸症候群。呼吸が速く浅くなって空気を吸い込みすぎてしまうため、血液中の酸素の増加と二酸化炭素の減少がおこって、身体に障害をもたらすものです。過呼吸症候群がおこると、頭痛やめまい、手の指先や口のまわりのしびれ、呼吸困難、失神など、さまざまな症状を起こします。

実際は呼吸をしているにもかかわらず、空気が吸い込めないと錯覚して、「死んでしまうのでは…」といった不安にかられます。決して死ぬことや後遺症を残す事はありません。発作は、放置すると数10分以上続くことがありますけど、どんなに強い発作でも、時間とともに必ず軽快していきます。

対処法はいたって単純です。「呼吸を抑えること」だけです。紙袋を鼻と口に当てて、静かに自分の息を取り入れるような気持ちで呼吸すると、落ち着いていきます。

■ うつ病

誰しも、呼吸は無意識で行っているのですが、うつ病や自律神経失調症にかかると、その呼吸がうまくできなくなってしまうことがあります。呼吸には2つあります。「肺でする呼吸」と「細胞レベルでの呼吸」ですが、うつ病や自律神経失調症の多くの人は、どちらか一つ、または両方の呼吸ができていないのです。

・肺でする呼吸ができない
 うつ病などで、息苦しい症状に陥ってる人は、肺がうまく膨らみません。
肺を膨らます機能に、問題をかかえているのです。最も重要なのは横隔膜なのですが、横隔膜の動きが硬くなっているのです。直接の原因は、迷走神経の機能低下・筋肉の緊張・胃と肝臓の状態。

対策としては、息を吸うことではなく吐くことに意識を集中すること。それと、体の筋肉をほぐすことも大切です。

■ アレルギー

アレルギーとはなんらかの物質が、体内に入ることによって起こる免疫の過剰反応です。体内に入った異物を排除するのが免疫機能。それが、過剰に反応してしたり、自分自身を攻撃してしまい、粘膜や皮膚に炎症を起こすのです。免疫力を高めると同時に、アレルゲンを遠ざけることが、一番の方法ですが、病気にかかることで免疫が大きく低下することもあるので難しいのが現実です。それでも、食事や行動で、地道な体質改善をするしかありません。

・免疫機能に良い食事
1 グルコマンナン(コンニャク)
2 DHA・EPA(魚の脂)
3 ビタミンE
  (ピーナッツ アーモンド かぼちゃ うなぎ ひまわり油)

ほかにも、腸内の環境を良くする食べ物として、バナナヨーグルトや大根とキャベツのぬか漬けがオススメできます。

・免役向上によい生活
多くの場合、ダニの死骸がアレルギーを引き起こします。排除することで、免疫機能によい、生活環境そ手にすることができます。

皮膚にかゆみを感じたとき。その日は、お風呂の入り方を工夫します。肌への刺激を和らげるのですが、お湯にみかんやレモンの皮など、ビタミンCを含むものを入れて、よくかき混ぜてから入るのがオススメです。ビタミンCが、水道水の塩素を消してくれるわけです。風呂から上ったら、浴室の中で保湿クリームを塗るとよいでしょう。

突然、アレルギー症状に襲われたときは、いったい、どうすればいいのでしょうか? 突然息苦しさを感じたとき >>> 冷たい水で顔を洗う。
(副腎皮質からアドレナリンが分泌されるので息苦しさを和らぐ

 突然皮膚にかゆみを感じたとき >>> ハンカチに緑茶を染み込ませて患部を拭く
(カテキンがかゆみを和らげる。決してかいたりしないこと)

■ 睡眠時無呼吸症候群

当人は息が苦しく感じなくても、隣で寝ている人間には息が苦しいのかと思える症状。それが睡眠時無呼吸症候群です。よく知られている通り、眠っている間に呼吸が止まる病気です。英語名の頭文字をとって「SAS(サス)」とも言われます。

医学的な無呼吸とは、10秒以上の呼吸が止まること。一晩(7時間の睡眠中)に30回以上か、1時間あたり5回以上あれば、睡眠時無呼吸と言われる症状です。深刻になる理由は、寝ている間の無呼吸が、起きているとき活動に様々な影響を及ぼすところにあります。集中力の低下や判断ミスを起すリスクが高くなるのです。とくに問題なのが運転中の居眠り。睡眠時無呼吸症候群の患者は、居眠りする危険が普通の人の5倍もあるのです。

呼吸が止まった無呼吸状態になっているなんて、睡眠中のご本人が気付くことは難しいですね。検査も治療も受けていない潜在患者はかなりの数に昇ると考えられています。太っている男性がなりやすいというイメージがあります。でも、痩せていても、女性でも可能性はあるのです。

● かかりやすい体型
・アレルギー
・首が短い
・首が太い、まわりに脂肪がついている
・下あごが小さい、小顔
・下あごが後方に引っ込んでいる
・歯並びが悪い
・舌や舌の付け根が大きい

対策としては、食事の量や内容を変えること。太りすぎないことが重要なんです。睡眠時無呼吸症候群は、喉や首まわりの脂肪沈着が、発症に大きく関与します。また、発症してない人でも、顎の大きさや形状によっては、ほんの少しの体重増加が、病気を招く可能性もあります。

今夜からでもできる対策としては、アルコールを飲みすぎないこと、横向けに眠ることなどがあります。要は、舌がノドに詰まらないようにするのがポイントです。ぐっすり眠れるよう、工夫することが大切です。

病院の治療には、レーザーでカンタンに終えられるような、日帰り可能な手術もあります。料金も安くなってきていること、入院する面倒さを天秤にかければ、一考の価値があるかとも思います。

睡眠時無呼吸症候群に多い「イビキ」。
本人は眠っているつもりでいても、呼吸が止まることで酸素供給が一時的に停止、脳の疲労が回復していないのです。日中、ふいに居眠りすてしまうのが、このパターンです。

イビキは、本人のみならず。一緒に寝ている家族の睡眠も邪魔してます。いろいろと研究がなされ対策も講じられてますが、なかなか停まらない現実があります

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「息」だけに、呼吸方法は切っても切り離せません。息が苦しい原因は胸で息を吸う「胸式呼吸」のみに頼っているせいかもしれません。
胸式呼吸は、胸郭に関わる筋肉を使う呼吸です。強制的に胸郭を広げているので、非常に効率の悪い呼吸といえます。面倒な吸い方をしているので、息苦しさだけでなく、肩凝りや首凝りの原因にもなります。「斜角筋」という首の横の筋肉は、肋骨を引き上げる働きをしています。そのため、胸式呼吸ばかりしていると緊張状態が続くのでコチコチに固くなって、頭痛や首の周囲の痛みも引き起こします。肺も元気で気管支などの病気がない。それでも息苦しい場合は胸式呼吸が原因ということがあります。

■ アルコール

お酒は、たしなむくらいが丁度良いといわれます。血行を良くする効果があるので、適度な量であれば、身体にほどよい効果をもたらすのです。ところが、量が多すぎたり、そもそもアルコールを分解できない体質の人がおり、酷い二日酔いをもたらすのです。

アルコールが体内に入ると、肝臓では「アルコール→アセトアルデヒド→酢酸→二酸化炭素と水」という順で分解していきます。このうちのアセトアルデヒドは、高い毒性をもつ物質。この物質を分解するのが、アセトアルデヒド脱水素酵素。酒に強人はこの酵素がよく働きます。そのいっぽうで、酒に弱い「下戸」と呼ばれる人がいます。それは、アセトアルデヒド脱水素酵素があまり働かないからのが原因です。お酒に弱いのは、アルコールを分解できない体質だからです。

アセトアルデヒドは、二日酔いの原因になって、身体にさまざまな異常を引き起こします。

・顔、全身が真っ赤になり斑模様になる
・ポツポツと痒みを感じる湿疹ができる
・手のむくみが酷くなる
・動悸、息が苦しくなる
・頭痛、全身の関節が痛くなる

また、分解酵素の強さとは別に、「お酒特有の息苦しさ」を起す人もいます。

・アルコールによる喘息
アセトアルデヒドそのものも、呼吸に影響しているのですが、悪いことに「ヒスタミン」という物質を増やすことがあります。「ヒスタミン」は、アレルギーや喘息を引き起こす物質であり、その結果おこるのが「アルコール誘発喘息」という病気です。お酒を飲むと呼吸がゼイゼイしてくるなら、「アルコール誘発喘息」かもしれません。

お酒の前にアレルギーを抑える薬(抗ヒスタミン剤など)を飲むと喘息は起こらなくなりますが、抗ヒスタミン剤とアルコールを一緒に飲むと尋常ではないほどの眠気がでます。記憶が飛ぶ可能性もありますので、注意してください。

アルコールハラスメント(アルハラ)という言葉もあります。無理なお付き合い、無理に付き合わせること、どちらも禁物です。

■ 心不全や肺塞栓症

年齢や体調の変化(体重の増加)などで息切れを感じることが多くなると、息苦しい症状も増える傾向があります。そうした息切れや息苦しさは、心臓病、肺の病気、過呼吸症候群、神経の病気、肥満、貧血 などといった、な原因で生じます。特に重大ななのが、心不全と肺塞栓症。どちらも命を落とす危険性があります。
たとえば次のようなことが増えてませんか?

・坂道や階段の昇り降りで息切れしやすくなった
・息切れと一緒に胸の圧迫感も
・手足の冷えやむくみを伴う
・飛行機やバスを降りてから急に息苦しくなる
・仰向けが息苦しく、座る方が楽
・動く時に呼吸が速くて苦しそうだと言われる
・呼吸が、ヒューヒュー、ゼイゼイといっている

・心不全
心不全とは、心臓のポンプの働きが低下した状態のこと。心臓にかかわる病気が進行すると、やがては心不全に陥いるのです。心不全にならないためには、現在の病気をしっかり治すと共に、貧血や肥満への対策を行うことです。治療中の人は、薬の飲み忘れ、かぜや過労、食事の影響などで悪化することがよくあります。細やかな生活管理を行うことが、なによりも必要です。

・肺塞栓症
肺動脈が詰まって起こる病気です。足の静脈など、血液中にできでしまった血栓が、血液の流れにのって肺までたどりついた結果、肺動脈が詰まって肺塞栓症となるのです。血栓は、足(下肢)を動かさないでいる時に出来やすいです。長時間の旅行や手術の後など、いわゆる「エコノミー症候群」がこれですね。突然、息苦しくなることが多いのですが、息苦しさが徐々に増強していく場合もあります。

寿命を縮める怖い喫煙
タバコを吸い続けている人は、肺や心臓などの器官を、長い年月をかけて悪化させています。その代表的な病気が、慢性閉塞性肺疾患(COPD)や狭心症・心筋梗塞などです。これらの主な症状は息切れです。さらに、肺がんなどの悪性疾患にも注意が必要です。

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