サッポーの
視点 ニキビにお悩みの“ゆいこ”さんの洗顔やケアは、きっと傷んだ角質を積極的に剥がれるようにする傾向があったと推定されます。 そのような角質は美しさの阻害要因でありますし、あるものは皮脂詰まりを起こさせる原因になっていくものですから、取り除くのは、短期的な視点で見ると理にかなっています。 しかしこのようなケアが続くと、その皮膚反応として角化(表皮細胞の角質化)が早まり、表皮細胞の誕生も早くなります。 どんどん表皮が誕生し、どんどん角化され、どんどん剥がれていく状態が恒常化します。 これをターンオーバーが亢進した状態といっています。 言葉は悪いですが、粗製濫造のような肌作りの状態になっているわけです。 バリアー層を維持するという大義のためです。 つまり育つまもなく成人(角質)として完成し、肌を護る役目を果たそうとしているのです。 これらの角質の様々な哀しい姿が“ゆいこ”さんのメールにありましたね。 > 洗顔後角栓が目立って見えるように・・・ > 頬には垢のようなものが見える・・・ > 少し肌がざらついてきました。 という部分です。 ※未熟な角質が剥がれそうになって、剥がれないでいる状態表皮細胞が育たないままに角化してできた角質は、アミノ酸組織が不全で水分保持力が小さいため痩せています。 乾きやすく硬くなりやすい性質です。 この角質の未熟さは、角質がスムースに剥がれない状態を作ります。 一定以上水分を失うと、細胞間脂質(セラミド等)分解酵素を放出し、自ら肌から剥がれていく準備を整えようとするのですが、酵素不足でこの準備が十分に行えなくなっています。 ※成熟した角質の剥がれる様子は目に見えない良く育った角質は水分をしっかり保持し、柔軟で、美しい姿で肌を護っています。 角質が押し上げられ最上層に到ると細胞間脂質(セラミド等)分解酵素を放出し、自ら肌から剥がれていく準備を整えます。 軽く洗顔するだけで最表層の角質細胞は完全にバラバラになり、洗い流されます。 角質一つひとつはとても小さいものなので、目で確認することはできません。 これが本来の姿です。 このようになっているのですね。 「角質をムリに剥がさなくても、自ら剥がれていく仕組みが作られている。」 というわけです。この肌のリズムを狂わせると、肌は育ちません。 - 毛穴付近でピラピラしている角栓予備軍の角質片とは、たくさんの角質が繋がったもの。
- 洗い流せなかった垢(角質層)とは、多くがまだしっかりと他の角質達とくっついて働こうとしている姿。
- ざらついているのは水分を失いやすい未熟な角質で、一部が剥がれ、一部はしっかりくっついたまま働いている姿。未熟ゆえ硬いので剥がれかけている部分をざらつきとして感じる。
このような傷んだ未熟な角質共通の性質は、 「傷んでいても角質として働こうとしている存在なので、ムリに剥がすと、ゴソッゴソッと繋がって剥がれていき、大きな角質剥がれに繋がる。」 という点です。 時間に耐えるという心境は、なかなか難しいものかもしれませんね。さて、あなたの評価・判断は如何でしたか。 |