ギターで短時間に集中して3つの練習をこなす方法。スリーノート・パー・ストリングス編

スリーノート・パー・ストリングスのエクササイズを1年以上やって、実際に効果がでるか検証中。試行錯誤段階なのでメモ的な意味で記録してます。

スリーノート・パー・ストリングスで3つの練習をこなす

スリーノート・パー・ストリングスという運指を弾きながら、3つのエクササイズを同時に習得する方法です。

習得できる要素は次の3つ。

  • ギター指板上ですべてのスリーノート・パー・ストリングスのフォームの暗記できる。
  • ハンマリングとプリングを強化できる。
  • 高速ピッキングと6連符の速弾きができる。

練習時間の目安は15分。ストップウォッチでタイムプレッシャーをかけて集中します。

大事なのは、徹底的に集中すること、現在の自分の力量を知ること、毎日欠かさずつづけることです。

多くの人は「毎日欠かさずつづけること」ができません。

この練習は15分でできるのが良いところ。毎日15分やりさえすれば、その他大勢のギタリストより抜きんでることができるわけです。1日たった15分の練習でぐんぐん上達するなんて素晴らしい!

わたしは満足に速弾きができないので、1日に3回「スリーノート・パー・ストリングスの速弾き練習」をするのが目標です。朝、昼・夜と時間をおいて練習するのが効果的。

1セット15分とはいえ集中して脳みそを使うので、1日に3回もやるとぐったりします。でも、1日3回もやると上達速度があがってくのが実感できます。

「ロック・フレーズを弾けるようになるための練習」を想定してるので歪み系の音で弾きます。ノイズ処理の練習にもなるのでクリーントーンより歪み系で弾こう!

練習前の注意点3つ

  1. ひとつのことにだけ集中する。
  2. スリーノート・パー・ストリングスの運指を覚える。
  3. 3つの項目に分けて練習する。

【1、ひとつのことにだけ集中する】

本来なら、ひとつの練習にはひとつの要素だけに集中して練習するほうが上達します。なぜなら、人間は同時に複数のことをすると脳が混乱するから。

ただ、補助輪なしの自転車の特訓と一緒で、いつかは同時に複数のことができるようになるのが人間のすごいところです。

【2、スリーノート・パー・ストリングスの運指を覚える】

スリーノート・パー・ストリングスの運指がわからない人は、まずスリーノート・パー・ストリングスの運指だけを覚えるのがベスト。1日にひとつのフォームだけ覚えましょう。

時間がない人は「一日で全部のフォームを覚えてやろう」という欲をださずに、じっくり取りくんでいく覚悟でね。

1日にひとつのフォームを確実に覚えていけば、そのうち全部のフォームを弾けるようになってます。とにかく、練習では「ひとつのことに集中する」のが大事です!

【3、3つの項目に分けて練習する】

15分間で練習することはザックリわけて以下の3つ。

  1. ハンマリング&プリングだけで上昇下降の練習をする。(5分間)
  2. 高速ピッキング・エクササイズを混ぜる。(5分間)
  3. オルタイネイト・ピッキングだけで弾く。(5分間)

慣れないうちは3つの練習をそれぞれ5分で区切り、ちょっとのあいだ指を休めるなどして休憩を入れてもOK。

では、練習方法をくわしく解説していきます。

【1、ハンマリング&プリングだけで上昇下降の練習をする】

ハンマリングとプリングを鍛える練習です。

この練習では「指にハンマリングとプリングの動きを憶えさせること」が目的です。1セットを連続でくりかえし、なにも考えなくても勝手に指がすいすい動く、というレベルになるのが目標。

コツは次の4つ。

  1. 1日に1つのフォームだけ使う。
  2. 1度に2つの弦だけを使う。
  3. ハンマリングとプリングだけで上昇&下降する。
  4. スローテンポから始めて少しづつずつスピードアップしていく。

では、それぞれのコツについて詳しく解説します。

1、1日に1つのフォームだけ使う

1日に使うスリーノート・パー・ストリングスのフォームは1つに絞ります。15分間という時間制限をかけているので、物理的に1日につき1つのフォームしか練習できません。

あれもこれもと欲張ってやるよりは、たったひとつのことに集中するほうがパフォーマンスが上がります。

フォームが覚えられない人は、3日間連続で同じフォームを練習してもいいでしょう。わたしも苦手だなと感じたフォームを2日間連続で弾いたりします。

フォームをなかなか覚えられないという人は、1週間くらい同じフォームだけを練習してみてください。1週間単位でフォームチェンジしていけば、次のフォームに変更する周期が覚えやすいです。

同じフォームに飽きてたら4日でフォームチェンジしてもOK。ただ、記憶に残りやすいという理由から、最低でも3日くらいは同じフォームで弾きこんだほうが良いです。

指板上のすべての「スリーノート・パー・ストリングスのフォーム」を覚えるのは最終目標。すぐに結果をもとめず、技術をじっくり確実に身につけていく覚悟でやりましょう!

はじめは覚えられるフォームが少ないから焦りがでるかも。でも、将来的にはすべての形のフォームが完璧に頭と指に記憶されます。慣れていけば指もなめらかに動くようになってくる。わたしの経験上、そう断言できる。

いろいろ心配しなくても大丈夫。ただ、無心で弾くんだ!

2、1度に2つの弦だけを使う

最初は、6弦から1弦まで一気に弾き切る練習をしません。ふたつの弦だけつかって指を慣らしていきます。

まずは6弦と5弦だけ使い、つぎに5弦と4弦、4弦と3弦、3弦と2弦、2弦と1弦といったかんじで、つねに2本の弦だけをつかって指の動きを慣らしていきましょう。

ふたつの弦だけで滑らかに弾けるようになっていれば、弦の数が増えてもなめらかに弾けるようになっています。

2つの弦だけで弾くことに慣れてきたら3つ、4つと弦を増やしてください。「2つの弦で弾くのは慣れてきた」と言える基準は、「ぼーっとしながらでも指が勝手に動く」というレベルです。テレビを観ながらでも指がペロリロリ〜っと高速で動く感じ(笑)。

つまり「とくに意識しなくても勝手に指がすいすい動く」。このレベルになってようやく「弾ける!」と言いきって良い。

わたしの思う「弾ける基準値」はちょっと高いかもしれない。でもプロはみんなこれくらいの基準値で弾いてるはずです。

3、ハンマリングとプリングだけで上昇&下降する

「ハンマリングで上昇する6連符」と「プリングで下降する6連符」を1セットにして1往復とします。移弦するたびに一回ピッキングすること。

6連符を3つずつわけて弦移動する感じです。3音ごとに一回ピッキングする感じです。

多くの人はプリングのほうが指の力が弱いはずです。ハンマリングと同じくらい滑らかにプリングできるまでくりかえしましょう。

単純なフレーズなので、「ハンマリングの精度」と「プリングの精度」を同時に分析できるのが良いところ。「プリングの精度」が「ハンマリングの精度」に追いつくよう意識して指を動かします。

4、スローテンポから始めて少しづつずつスピードアップしていく

粒立ちの良い綺麗な音がだせるように必ずスローテンポからはじめます。汚い音になってしまう速さで弾かないこと!

なめらかに上昇下降できるようになったら、少しづつテンポを速くしていきます。「今日はこのくらいの速さで弾きたいなあ」といったふうに、毎日「今日の目標テンポ」をザックリ決めると良いかも。

あまり生真面目に自分を追いこんでしむとツラくなるので、ちょっとづづでも上達の兆しが見えたら良しとします。

ストイックな練習が好きな人はご自由に自分を追いこんでください(笑)。

【2、高速ピッキング・エクササイズを混ぜる】

ハンマリング&プリングだけでなめらかに弾けたらオルタイネイト・ピッキングで弾きます。おそらくハンマリング&プリングより速くは弾けないはずです。

そこで、ハンマリング&プリングしたときのテンポに近づけるよう、まずは高速ピッキング練習をはさみます。

高速ピッキング練習を別でやっている人は飛ばしてもらっていいかも。

この練習では6連符フレーズはいったん忘れてください。一番最後の項目「オルタイネイト・ピッキングの練習」で6連符フレーズを弾くのでご安心を。

1、単音で高速ピッキングする

まずは、単音のみで高速ピッキングの練習をします。単音なら16分音符でも6連符でもOK。自分が弾きやすい符割で良いです。必ずクリック(メトロノーム)に合わせること。

クリックに合わせて無理なく弾けるテンポで、ひたすら同じ音を高速ピッキングしていきます。右腕のどこかしらが痛くなってきますが、それは「速弾きするための筋力がついてきた証拠」です。根性トレーニングのつもりでひたすら弾きつづけましょう。

力んで痛いのか、筋肉が疲れていたいのかの判断がキチンしましょう。力んで弾く癖がつくと体に支障をきたすので良くないです。

余裕があればテンポをあげて高速ピッキングしていきます。

音が汚くなってきたりクリックに合わせられなくなってきたら、それ以上のテンポで弾くのはやめます。毎回、自分の限界値(クリックに合わせて確実に弾けるテンポ)を把握しましょう。

ただし、練習するときは「自分の限界値より楽勝なテンポ」で弾きましょう。

2、クロマチックで高速ピッキングの根性トレーニングをする

単音だけの高速ピッキングができたら、クロマチック・スケールで16分音符を弾きます。

具体的には以下の画像のように、16分音符でCを4つずつ、C#を4つずつ、Dを4つずつ、D#を4つずつ高速ピッキングします。拍の頭がとりにくいときは、4分音符を混ぜながら弾くと弾きやすいです。

同じように下降フレーズも練習すると良いです。

自分の弱点や強化したいポイントによって効果的な練習方法がかわってきます。自分の力量と目指す方向を見極めて、自分で考えながら練習することが大事です。

「どこで音がつっかえるか」「どうしたらなめらかにピッキングできるか」を考えていろいろな方法をためすと良いでしょう。つっかえる部分はおもいどおりに弾けない原因の部分、つまり弱点や問題点です。「弱点や問題点をどうおぎえばいいか」がわかれば上達スピードは早くなります。

わたしはギターの先生から的確なフィードバックをもらえるので、自宅での練習でも「どこに問題点があり、問題点をどうすればいいか」が見つけやすくなりました。できることなら、ギターを教える経験が豊富な人からフィードバックをもらったほうが良いです。

ただ、弱点や問題点ばかり意識してはダメです。うまく弾けたときの感じを思いだしながら弾きましょう。

たとえば、テンポが速すぎて指の動きが追いつかないときは、いちど余裕で弾けるテンポまで落として高速ピッキングします。このときの「うまく弾けてるイメージ(指の感覚など)」を維持しながら1テンポずつ上げていきます。「うまく弾けてるイメージ」を維持できれば、指がいつもより速く動いてくれます。

わたしは限界値のテンポで弾けない場合、次の日にわざと10テンポくらい速度を落として練習します。理由は「この速さでは弾けない」という悪いイメージを消すためです。1日に1テンポづつあげていけば、10日後には以前よりなめらかに限界値のテンポで弾けたりします。

ただ、良いイメージが維持できてるのに弾けないという場合は、単純に筋力不足なのでじっくりと鍛えていきましょう。

【3、オルタイネイト・ピッキングだけで弾く】

高速ピッキング・エクササイズのあとにオルタネイト・ピッキングで6連符を弾くと弾きやすいと感じるはずです。

ハンマリング&プリングのときと同じように1〜6弦まで2本づつ弾いていきましょう。かならず正確な音で弾けるテンポで練習すること。慣れてきたら徐々にテンポを速くしていきます。

音が汚くなってきたりつっかえるようになってきたら、そのテンポが現在の限界点です。そこを毎日突破していくのが日々の目標です。

ここに書いた練習を15分間でこなそうとすると、徹底的に集中しないとむずかしいです。汗だくになったりします。

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