早い人は30歳前後から徐々に増えてくる、うねりのある癖毛。頭頂部からチリチリとした伸びかけの髪がピンと立っていると目立ってしまうし、どうやって処理すればいいのか悩みますよね。
元々は綺麗なストレートヘアだったはずなのに、ある時から急にチリチリした癖毛が一気に増えてきたという人は要注意。
このチリチリ癖毛、加齢による髪質変化のはじまりである可能性があります。放っておくと全体的に髪質が悪化し、艶のないうねりのある髪の毛ばかりが生えてくる恐れも。
迫りくる髪質変化の波を乗り越え、艶のあるストレートヘアを維持するにはどうすればいいのでしょうか? チリチリ癖毛を改善し、美しい健康的な髪質を保つ方法について解説します。
チリチリした癖毛が増える原因とは?
子供の頃はサラサラなストレートで、特に手入れをしなくても天使の輪っかができていたという人も多いのではないでしょうか?
しかし、年齢を重ねるごとに髪質が変化し、チリチリとした癖毛の髪が増えていきます。
- 髪がゴワゴワになった
- 伸びかけの髪がチリチリして目立つ
- 枝毛ができやすい髪質になった
- 光が分散して天使の輪っかができない
- 髪の毛がうねるようになった
- ねじれたイビツな髪の毛ばかり生えてくる
- 髪にハリやコシがなくなり、弱々しい
- 髪がざらざらしていて手触りが悪い
このような髪質変化が起こる原因には主に以下のようなものが考えられます。
頭皮の老化
お肌の曲がり角は20代といいますが、頭皮も同様に折り返し地点を過ぎて、徐々に老化する過程にあります。早い人で20代後半頃からなんとなく髪質が変わってきたように感じるのではないでしょうか?
顔の皮膚が年齢とともに弾力を失い、毛穴の開きや皺が増えていくように、頭皮も弾力を失い、皮膚にたるみや皺が生じ、毛穴が歪んでいきます。
歪んだ毛穴からは、歪んだ髪の毛しか生えません。通常、ストレートヘアの断面は綺麗な円形をしています。ところが、チリチリとしたうねりのある髪の断面は楕円形をしているか、いびつな形状をしています。
髪の伸び方もストレートヘアのように均一ではなく、不均一な状態で伸びていくため、くねくねと曲がった状態で伸びてしまうのです。
毛穴の歪みを改善するためには、頭皮の保湿ケアやたるみ予防を行っていく必要があります。
栄養不足
髪質が悪化したり、突然うねりのある髪の毛が生えてくる原因の一つに、栄養不足が挙げられます。
特に女性に多いのが無理なダイエットです。食事制限をしすぎたり、粗食や野菜中心のヘルシーな食生活を送ることで、髪に必要な栄養が不足し、毛根が飢餓状態に陥ります。その結果、健康的で丈夫な髪の毛が生えてこなくなるのです。
不足すると髪の毛に重大な悪影響を及ぼす栄養素として、たんぱく質や亜鉛、銅、鉄分などのミネラル、ビタミンB群、ビタミンEなどがあります。これらが不足すると、抜け毛や白髪の増加、髪質の悪化などの原因となります。
栄養状態が悪いと髪や爪は一番先に影響が出ます。なぜなら、髪の毛は死んだ細胞でできており、生命維持に関係がなく、身体にとって最も重要性の低い部位です。そのため、栄養が足りない場合は真っ先に切り捨てられてしまいます。
無理なダイエットをして栄養失調にまで陥ってしまう患者は比較的若い女性に多いのですが、年齢を重ねた女性も十分に注意する必要があります。
10代20代の頃は太りにくい体質だった人が、30代以降に徐々に代謝が悪くなり、太りやすい体質に変わることは珍しくありません。そのため、体型を気にして食事をとらないなどの無理なダイエットをする人もいます。
しかし、行き過ぎた食事制限によって脱毛症を引き起こし、その結果若くして薄毛になってしまう女性も多く存在しています。また、栄養状態の悪化により、内臓を悪くしたり、免疫力が落ちて病気にかかりやすい体質になってしまう可能性もあります。
しっかりと栄養を摂取した上で、健康的に痩せるためのダイエットを行うことが必要です。
ダイエットや偏食で抜け毛が激増する理由はたんぱく質不足!対処法は?
ストレス
女性にはさまざまな種類のストレスがあります。家庭面や仕事面、妊娠出産、子育て、人付き合いなど、女性ならではの苦労がありますよね。
ストレスを溜め込んではいませんか?ストレスによって抜け毛や白髪が増加することは知られていますが、髪質にも影響します。
ストレスは交感神経を優位にさせるため、ストレスが溜まると筋肉が固くなり、毛細血管が収縮します。すると、頭皮の血流が悪くなり、毛根にある毛母細胞に十分な酸素や栄養が運ばれなくなります。栄養不足に陥った毛根からは、健康的で丈夫な髪の毛は伸びません。髪の毛は次第に細く、いびつな形に変形していきます。
また、ストレスは活性酸素を増加させるため、老化を促進させることが明らかになっています。頭皮の老化は毛根や髪の毛の弱体化に直結しますので、できるだけストレスを溜め込まないように、適度に解消させていく必要があります。
ホルモンバランスの崩れ
ハリやコシのある丈夫で健康的な髪の毛には、女性ホルモンが大きく関わっています。ところが、女性は年齢とともに女性ホルモンが減少し、ホルモンバランスが崩れがちになります。それが顕著になるのが40代で、髪質の変化だけでなく、抜け毛の増加や薄毛、びまん性脱毛症などの髪トラブルが発生しやすくなります。
また、ホルモンバランスが崩れると、体調や精神状態も不安定になり、さまざまな病気や体調不良の原因にもなります。体調不良が栄養不足や自律神経の乱れ、ストレスなどを呼び込み、更なる悪循環に陥ることもあります。
産後の体質変化
出産も髪質変化に影響することがあります。産後はホルモンバランスが崩れ、体調が不安定になりがち。女性ホルモンであるエストロゲンが急激に減少し、産後脱毛症を発症することもあります。
抜け毛には至らなくても、髪質が著しく悪くなってしまったり、白髪が増えることもあります。産後の体質変化により、そのまま薄毛体質になることもあるため、産後のヘアケアは慎重に行っていく必要があります。
多くの女性は頭皮の老化対策をしていない!
スキンケアと聞いて、まず思い浮かべるのは顔のお手入れではないでしょうか?
顔のスキンケアは、まず最初に化粧水、そして乳液、美容液やクリームと続きます。熱心にお手入れする人なら、フェイスパックやアイクリーム、その他色々なスキンケアグッズを使ってお手入れしていることでしょう。
では、頭皮にはどんなケアをしていますか?
髪を洗った後に濡れたまま放置していたら、頭皮の水分は失われ、乾燥が進み、老化が早まります。かといって、頭皮に顔と同じようなお手入れをすることはできません。
頭皮が老化すると、以下のような頭皮トラブルが生じます。
- 頭皮がたるむ
- 頭皮の水分量が減少する
- 頭皮に弾力が無くなる
- 毛穴が歪む
- 毛根が痩せて小さくなる
- 髪の毛が細くなる
- 抜け毛が増える
- 白髪が増える
このような頭皮トラブルを起こさないためにも、日々の頭皮ケアが必要になります。
チリチリ癖毛を改善せよ!髪質変化を阻止するための対処法
ここまで、30歳前後から始まる髪質変化の主な原因についてみてきました。ここからは、年齢による髪質変化をどのように阻止し、美しく健康的な髪の毛を維持するかについて考えていきましょう。
髪にいい栄養素を摂取する
頭皮の老化を予防するには、規則正しい生活や質の良い睡眠、健康的でバランスの取れた食生活を送ることが大切です。
30代以上の女性の多くは、身体の維持に必要な栄養をが不足しています。特にミネラルの不足が多くみられ、病気やトラブルの原因にもなっています。
現在、美容意識の高い女性の間で粗食やマクロビなどの野菜中心の食生活を送る人が増えています。野菜中心の食生活は健康にも良いのは確かですが、肉や魚を全く食べないとミネラル不足に陥りがちです。
髪の毛に必要な亜鉛、鉄分、銅などは、主に動物性の食品に多く含まれています。また、たんぱく質も、動物性たんぱく質の方が吸収が良いため、植物性たんぱく質だけで摂取しようとするとどうしても効率が悪くなります。
食事はバランスが大切です。野菜だけ、ご飯だけ、肉だけなど偏った食事をとっていると、必ず身体に不調があらわれます。全ての栄養素がまんべんなく摂取できるようなバランスの良い食事を心がけましょう。
栄養バランスに気をつけて食事をとるだけでも十分に髪質の改善は可能です。栄養素が不足している場合はサプリメントなどで補うのも一つの方法です。
頭皮マッサージをする
髪質を改善するためには、頭皮の血行を良くして栄養が運ばれやすくしてあげる必要があります。頭皮の血行を良くするには、頭皮マッサージが有効です。
一言で頭皮をマッサージすると言っても、やみくもに揉み解すと逆効果になります。頭皮は非常にデリケートな皮膚ですので、強く揉みすぎると内出血を起こしたり、細胞組織が壊れてしまいます。
自分でマッサージを行う場合は、表面をこすったり強く揉んだりせずに、軽く指圧するようにしてください。これだけで十分に血行が改善します。
ブラッシングする
ブラッシングも頭皮の血行改善に役立ちます。
ヘアブラシはプラスチック製を避け、静電気を起こしにくい木製や竹製などの天然素材ものもを使用します。
ブラッシングする際は、髪の毛の流れに従ってブラシを流していきましょう。頭皮が適度な力でマッサージされ、スッキリ感やリラックス効果も得られます。
- 頭のてっぺんから下に向かって流す
- 前から後ろに向かって流す
- こめかみから耳の後ろに向かって流す
軽い運動をする
頭皮の血行を良くするためには、軽い運動も効果的。
体操やウォーキング、ストレッチ、ヨガ、ダンスなど、ジンワリと汗をかく程度の運動でかまいません。このような運動を続けることで新陳代謝が高まり、アンチエイジングにも役立ちます。
逆に、身体を酷使するような激しい運動は筋肉を増加させ、女性ホルモンの分泌を減らす可能性があるため、ほどほどにしておきましょう。
低刺激のシャンプーを使う
シャンプーは、年齢や髪質によって選び方を変えるべきです。若い頃には何の問題もなく使えていたシャンプーでも、年齢を重ねて乾燥しやすくなった頭皮には刺激が強すぎる場合があります。
市販されている低価格のシャンプーには、コストの安い材料が使われています。その代表的なものが、ラウリル硫酸ナトリウムやラウレス硫酸ナトリウムなどの合成界面活性剤(洗浄成分)です。
ラウリル硫酸ナトリウムは泡立ちが良く、洗浄力が高い反面、皮膚に浸透しやすく、刺激やダメージを与えやすいというデメリットがあります。また、脱脂力が強く、頭皮に必要な皮脂まで根こそぎ奪い去ってしまうため、乾燥を促進するという問題もあります。
頭皮の乾燥を防ぐためには、低刺激で洗浄力がソフトなアミノ酸系シャンプーを使用するのがおすすめです。
育毛剤を使う
皮膚の老化を予防するためには、頭皮の保湿が大切です。
顔の保湿ケアには化粧水や乳液などを使いますが、頭皮の保湿ケアには育毛剤を使用します。育毛剤には髪に必要な栄養が含まれているため、直接頭皮に塗布することで皮膚から浸透させ、毛根に栄養を届けることができます。
髪質が悪化する原因の多くは毛根に十分な栄養が届いていないためですので、頭皮の栄養不足を解消するためにも育毛剤の使用が役立ちます。
育毛剤には医薬部外品や薬用などと記載されたものがあります。どれを使えばいいのか分からない場合には、厚生労働省から認可された「医薬部外品」のものを選ぶようにしましょう。
髪質の変化に気付いたら早めの対処を!
髪質の変化に気付いたら、できるだけ早く対策を取るようにしましょう。
髪質の変化は将来の薄毛や白髪のリスクをはらんでいます。放っておくと、髪が細くなったり抜け毛が増加して、取り返しのつかない事態になることも。
今ある髪の毛を大切にケアして、10年後、20年後も健康的な髪の毛を維持できるようにしていきたいですね。
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