【薄毛治療薬の中止】やめたらまたハゲた⁉再開すれば再び髪の毛が生えてくる?

2017/03/17

薄毛治療薬は、使うのをやめてしまうと、また薄毛が進行してしまうんでしょうか。
中止したあとに、また使い始めれば、また発毛するんでしょうか。
詳しく紹介します。

【薄毛治療薬の中止】プロペシアを飲むのをやめたらどうなるのか?

薄毛治療薬を使ったら、薄毛が改善した。
じゃあ、そろそろやめようかな。
一生続けるわけにもいかないし・・・。
でも、やめたらまたハゲてしまうんじゃないのか?

そんな心配があると思います。
プロペシアミノキシジルの使用をやめてしまうと、どうなるのでしょうか。
薄毛治療に25年以上の実績と経験がある自毛植毛専門・ヨコ美クリニックによると、

プロペシアは、1998年1月に米国FDAで認可され、発売と同時に大評判となりました。もともとは前立腺肥大の治療薬で、この中に含まれる成分が、抜け毛の原因となる5α-リダクターゼのタイプⅡという物質の生成を阻害することで、間接的に発毛につながるといわれています。
(中略)
服用を中止すれば、元の状態に戻る点はミノキシジルと同じです。

プロペシアは、使うのをやめてしまうと、使う前に戻ってしまうというんです。
これは、ザガーロも同じです。
やめるとまた薄毛の症状が出てきてしまうんです。

「え?プロペシアって、男性型脱毛症(AGA)を治してくれるんじゃないの?」
って、ビックリしませんか?
実は、プロペシアって、AGAを治す薬ではないんです。

プロペシアだけではありません。
ミノキシジルも、ザガーロも同様です。
実は、AGAを治す薬って、まだ開発されてないんです。
今出ている薬は、どれもAGAによる薄毛を防ぐ薬なんです。

どういうことでしょうか。
それは、プロペシアの作用を知れば、わかります。

5α-リダクターゼは、ジヒドロテストステロン(DHT)というハゲホルモンを作る酵素です。
このDHTが、髪の毛の成長をジャマすることで、薄毛になるのです。
プロペシアやザガーロは、5α-リダクターゼという酵素のはたらきをブロックしてくれる薬です。

フィナステリドの作用機序

でも、プロペシアなどを飲んでも、5α-リダクターゼがなくなるわけではありません。
ですから、服用を中止してしまうと、またDHTが作られ始めてしまいます。
DHTが体の中で増えてしまうと、また薄毛になってしまうのです。

【薄毛治療薬の中止】ミノキシジルの使用をやめたらどうなるのか?

ミノキシジルも、使用をやめてしまうと、抜け毛がまたひどくなってしまうのでしょうか。
今川院長によると、

砂漠で作物を育てるとしたら、灌漑を施して水を補給しなければなりません。作物が成長しても水の補給を絶てば作物は枯れてしまいます。ヘアを作物、育毛剤を水に例えてみるとわかりやすいと思います。現在のところ使用を中止しても発毛したヘアが伸び続ける育毛剤はありません。(中略)残念ながら中止すると使用前の状態に戻るのではないかと考えます。

「え?育毛剤って水なの?
僕の髪の毛は、育毛剤なしでも元気に育ってるけど?
僕の髪の毛は、乾燥に強いサボテンかなにかなのか?
棘はないようだけど・・・。」

もちろんそういう意味ではありません。
育毛剤は、塗り続けないとダメだ、と言っているんです。
ミノキシジルも、やめると使用前、つまりハゲに戻ってしまうと言うんです。

ミノキシジルの作用は、大正製薬によると、

ミノキシジルは、毛包に直接作用し、細胞の増殖やタンパク質の合成を促進することによって発毛作用を示します。ヘアサイクルに変化が起こり小さくなった毛包を大きく深く成長させることにより、細く軟毛化した毛髪を太い毛に成長させます。

毛包というのは、毛根を包んでいる覆いのような組織のことです。
髪の毛は、ここで産まれ、育ちます。
毛包の成長は、すなわち髪の毛の成長なんです。

ミノキシジルは、この毛包に働きかけます。
「髪の毛を作りなさい」というシグナルを与えるのです。
すると、髪の毛がじゃんじゃん作られて、発毛するというわけです。

ところが、ミノキシジルも5α-リダクターゼをなくしてくれるわけではありません。
DHTによってダメージを受けた毛包を、修復してくれるだけなんです。
ですから、ミノキシジルも使うのをやめてしまうと、またハゲてしまうんです。

これは、ミノキシジルの入った育毛剤でも、飲み薬でも同じです。
このように、薄毛治療薬は、一生使い続けないといけないんです。
やめるには、ハゲを受け入れる覚悟が必要です。

「薄毛が治ったァ!
来月から、育毛剤を買わなくていいぞぉ!!」
なんて喜んでると、またハゲるというわけです。
なんとも、不毛ですね。

【薄毛治療薬の再開】プロペシアの服用を再開すれば再び発毛するのか?

では、薄毛治療薬を一旦やめたあと、もう一度使い始めたらどうなんでしょうか。

プロペシアの服用を再開すれば、DHTが減少します。
発毛をジャマするDHTが減る。
そうすれば、薄毛の進行が再び止まるというわけです。

ミノキシジルの場合も同様です。
使用を再開すれば、毛包が再び元気になる。
そうすれば、また髪の毛が生えてくるというわけです。

ただし、薄毛の進行具合によっては、また初期脱毛があるかもしれません。
初期脱毛は、成長が止まった髪の毛が、新しい髪の毛に抜かわる症状です。
薄毛改善の過程には欠かせない現象なんです。

「あ〜あ、また初期脱毛からリスタートかぁ。」
って思うと、ガッカリですよね。
ですから、薄毛治療薬は中止してはいけないのです。

【薄毛治療薬の耐性】プロペシアが効かなくなった…⁉

薄毛治療薬は、使用をやめることができないことがわかりました。
しかし、そんなに長い間飲み続けても、効果は続くのでしょうか。
薄毛治療薬に詳しいユナイテッドクリニックによると、

MSD社が回答したプロペシア(フィナステリド)の耐性の有無については

「プロペシアの耐性について報告された文献はいまのところありません。」

「国内(1)では3年、海外(2)では5年にわたる長期試験成績が実施されており、プロペシアの服用によってそれぞれ98%、90%の患者において男性型脱毛症の進行抑制、改善効果が認められました。試験期間中にわたって耐性はみられませんでした。」

MSD社は、プロペシアを製造・販売している製薬会社です。
耐性とは、薬剤を長い期間飲み続けると、効かなくなることをいいます。
しかし、プロペシア(フィナステリド)にはそのような耐性は現れなかったということです。

耐性がつく原因は、いくつか考えられます。

抗ウイルス薬の場合、ウイルスが耐性を持ってしまうことがあります。
しかし、フィナステリドは抗ウイルス薬ではありません。
ウイルス耐性については、考えなくていいでしょう。

次に、組織耐性です。
薬は、ターゲットとなる物質や組織と結合することで、効果を発揮します。
その結合は、鍵と鍵穴のような関係です。

しかし、薬を長期間続けて服用していると、どうなるでしょうか。
鍵穴にずっと鍵がついているようなものです。
その鍵穴は、ないのと同じです。

そして、その鍵穴は不要だと判断されます。
すると、その鍵穴がだんだんと少なくなってしまうのです。
鍵穴が少なくなると、薬がターゲットに結合できなくなります。
結果、薬効がだんだんと弱くなってしまうのです。

この組織耐性は、フィナステリドでも十分に起こりうると考えたほうがいいでしょう。

次に、代謝耐性です。
人間の体は、毒物を早く分解するようにできています。
人間の体は、薬も毒物と判断します。
ですので、薬を飲んでも、時間がたつと分解されてしまいます。

そのため、薬は毎日くりかえし飲まなければなりません。
ところが、長期間続けて飲んでいると、身体がその薬の分解に慣れてきます。
すると、薬の分解スピードが早くなります。

結果、薬を飲んでもすぐに分解されてしまうようになってしまいます。
つまり、薬効が現れる前に、分解されてしまうようになるということです。
そうして、薬がだんだんと効かなくなっていくのです。

この代謝耐性も、フィナステリドで十分に起こりえるでしょう。

実際、5年以上の長期連用で、新たな発毛効果が表れにくくなるというデータもあるようです。
ただし、薄毛の進行は止められるようです。
長期連用でまったく効果がなくなる、ということはなさそうです。

【薄毛治療薬の耐性】ミノキシジルは長期連用で効果がなくなるのか?

ミノキシジルの内服薬の薬剤耐性についてはデータがほとんど無いのが実態です。フィナステリド(品名:プロペシア)にしてもそうですが、脱毛などの症状が目立ってくると、薬に原因があるのではないかと思われる方が多いのですが実際には、依然よりも脱毛を促す男性ホルモンが増えた、生え代わりのサイクルで脱毛目立った、睡眠不足で髪の成長が停滞している、などほかの原因によるものがほとんどです。上記のように一般の方が耐性と考えているものの殆どは耐性とは言えないものですが、ミノキシジルタブレット(ミノタブ)の耐性に関しては「はっきりしない」と理解してください。

ぶっちゃけ、よくわかんないとのことです。
しかし、ミノキシジルも耐性が現れる可能性は否定できないでしょう。
それは、プロペシアの耐性と同じことです。

ただ、耐性とほかの原因との切り分けは難しいものです。
薬が効かなくなったのか、症状が悪化したのか。
いずれにせよ、自毛植毛などほかの治療法に切り替えたほうがいいでしょう。

ちなみに、薬剤耐性から回復する方法があります。
それは、服用を数か月中止することです。
しかし、中止している間に、症状がどんどんすすんでしまうことも忘れてはいけません。

【長期連用と健康】薄毛専門医も心配する、プロペシアの長期服用による副作用

薬の長期連用は、肝臓や腎臓に良くないと言われています。
プロペシアやミノキシジルはどうなんでしょうか。
アスク井上クリニックの井上院長によると、

薄毛に気がついたら、ほとんどの方が考えることは、「取りあえず薬で何とかしたい」です。でも本当にそれは正しい選択なのでしょうか。AGAにおける5aRI(プロペシアなど)の内服は確かに特効薬ではありますが、単なるサプリとは違います。毎日飲んで何年も大丈夫なのでしょうか。

男性ホルモンの作用を抑えたり、やる気に関係する脳内ホルモン量を抑えたりするわけですから、不可逆的がどうかは、おいておいても、長期連用は避けたいものです。

プロペシアには、倦怠感や性欲減退などの副作用があると言われています。
やる気が出なくなってしまうと、仕事や家事に支障が出てきてしまいます。
また、性欲減退で夫婦仲が悪くなるなんてことも・・・。

「プロペシアを飲み続けると、社会人としても男としても、ダメ人間になっちゃうのか?」
って、不安になってしまったでしょうか。
しかし、ご安心を、プロペシアの副作用は、とても弱いとされています。

ですが、何十年も飲み続けた人は、まだあまりいません。
長期連用が体にどのような影響を与えるのか。
まだわかっていませんが、あまり好ましくないことも事実です。

井上院長は、次のようにも言っています。

副作用もなく、効果もあるが、ちょっと大変かもしれない手術を受ける。
(中略)
現在は昔のように大変な、そして怖い切ったりする手術ではなくなってきており、さらに、当院が行っているように細かい作業で既存毛へのダメージがすくない手術なら、充分初期からでも選択肢として考えるレベルにあります。初期だからこそ、既存毛をできるだけ残せ、傷跡を最小にできる手術法を選ぶことは必須です。どこのクリニックでも同じ結果ではありません。

井上院長は、
「薄毛治療薬に頼るより、自毛植毛の方がいいんじゃないの?」
と勧めています。

薄毛治療薬のように、副作用の心配がないこと。
効果が高く、1回の施術で済むことを、メリットとして挙げています。

手術の必要はないけど、一生連用しなければならない薄毛治療薬か。
手術は必要だけど、1日の治療で一生効果がある自毛植毛か。
あなたなら、どちらを選択しますか?

 

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