にきびの悩みは根が深い
年齢を問わず誰にでもできるにきび。
その中でも特にたちが悪いのは、顔にできるにきびではないでしょうか。
顔にできたにきびは目立つし、隠すことも治すことも難しい。
今回はあご周辺にできるにきびにスポットを当て、原因と対策を探って行きます。
触らぬにきびに祟りなし
にきびができると一刻も早く抹消したいですよね。
ネットでは、にきびを潰したり針で刺したりする強者もいるようです。
病院ではにきびの中身を取り出す治療をするらしいですが、素人が自己流で潰すのはかなりのリスクがあると思います。
傷口からバイ菌が入って化膿したら大変なことになります。
それに、もし跡が残ってしまったら…。
肌表面の軽い傷ならターンオーバーで自然に治るかもしれません。
しかし、肌の奥のほうに色素沈着を起こすと、ず~っとシミが残り続けます。恐らく何十年単位で。
にきびには段階があるので、悪化しそうな雰囲気がある時は早めに皮膚科に行くことをおすすめします。
にきびの重症度判定
レベル1・白いにきび
にきびの初期症状。軽くみられがちですが、危険度の高い「めんちょう」と見分けがつきにくいので要注意。
めんちょうは鼻の頭にできやすい吹き出物で、絶対に潰してはいけないと言われています。
医療が発達していなかった時代は、めんちょうで死人が出ることもあったそうです。
レベル2・黒いにきび
中に詰まった皮脂が酸化して黒く変色した状態。
皮脂の酸化は、皮脂が腐ることと同義とされています。
レベル3・赤いニキビ
酸化した皮脂は肌にダメージを与えます。また、皮脂をエサに増えたアクネ菌も肌にダメージを与えます。
肌が炎症を起こして赤くかぶれてしまった状態が赤いにきびです。
レベル4・黄色いニキビ
にきびをこじらせて悪化した、重症状態です。化膿して膿んでいるため黄色い。
あごにできるにきびの原因とは?治りにくい理由
にきびの根本原因は毛穴の詰まりです。
毛穴が詰まったときに、下から出てくる脂が外に出ることができず、膨れ上がったのがにきびです。
皮脂の出が多く、顔が脂っぽいほど、にきびのリスクは高まります。
そして、皮脂腺と毛根はセットになっています。毛が生えるところには皮脂腺もたくさんあるということ。
あごヒゲの生える所には皮脂腺も多いので、にきびができやすいというわけです。
毛穴が詰まる理由
肌表面の新陳代謝(ターンオーバ)が悪くなると、古い角質が剥がれずに詰まってしまいます。
毛穴の詰まりが起こる原因は、肌のバリア機能の低下や乾燥だと言われています。
ベトベト皮脂過剰
皮脂が過剰に出る原因としては、食生活の乱れや体質が考えられます。
その他にも、睡眠不足やストレス、ホルモンバランスの乱れなど、様々な要因が複合的に絡み合っている可能性が高いです。
1日に何度も洗いすぎ、ゴシゴシと強く洗いすぎ
治そうと思って洗いすぎると、肌のバリアが壊れるので余計に悪化します。
また、洗いすぎると、その分余計に皮脂が多く出てくる可能性もあります。
ホルモンバランスの乱れ
最近はにきびの原因として男性ホルモンが叩かれているようです。
男性ホルモンは筋肉をつけたりするために必要な成分です。完全な悪者にするのは間違っていると思います。
例えば、男性がにきびを治そうとして豆乳を飲みまくったりすれば、体に変調をきたすかもしれません。
(豆乳には女性ホルモンと似た働きをするイソフラボンが入っているため)
結局はバランスの問題です。
ただ、男性ホルモンには「悪玉」と「善玉」があるという説もあります。
便秘
体にとって不要な毒素などを出すのが便です。
便秘になると、毒素が排出されずに腸から再吸収されてしまい、肌表面にまで悪影響を与えます。
肌から臭ってくることもあるようです。
衣服の擦れ
衣服が擦れることによるダメージもあごにきびの原因です。
また、服の繊維が肌に合わない場合、アレルギーのような症状が出ることもあります。
実は、私も少し前まであごの下の方ににきびができていました。
しかし、温かくなってネックウォーマーを外したら速攻で治ったので、衣類に原因があったと見ています。
(暖房なしで冬を過ごしていた時は、家の中でもフルアーマー状態だったので、ネックウォーマーをつけっぱなしだった)
食事のバランス(ビタミン不足)
特定のビタミンを摂ることに気を使うより、バランスを考えたほうがいいかも。
睡眠不足
睡眠は私たちが思っている以上に重要です。
例えば、にきび対策で体に良さそうなオーガニック食品を食べたとしても、間違った睡眠をしていると、絶対ににきびは治りません。
睡眠はまさにゲームの宿屋と同じです。
宿屋に泊まると、体力やステータス異常が全回復します。
人間は寝ている間に全身の細胞を回復しているわけです。
どんなに良い物を食べても、睡眠をとらなければ回復することができません。
事実、回復のための「成長ホルモン」は、ノンレム睡眠の時に大量に出ることが分かっているのです。
ストレス
ストレスはあらゆる病気の原因と言っても過言ではありません。
心(脳)と体は繋がっているため、心の不調は体の不調となって現れます。
強いストレスを受けると、男性ホルモンと女性ホルモンのバランスが崩れます。
また、免疫力も落ちるので、あらゆる病気にかかりやすくなります。
乾燥肌なのにも関わらずにきびができる理由
油性のニキビも乾燥ニキビも原因は同じで、要は毛穴の詰まりです。
ターンオーバの機能が弱いため、古い角質が剥がれずに詰まってしまう。肌の正常なバリア機能が失われている状態です。
乾燥するから肌のバリアが壊れるのか、肌のバリアが壊れるから乾燥するのか、どちらの可能性も考えられます。
卵が先か鶏が先かということですね。
- 肌のバリアが壊れて、肌が乾燥しやすくなる
- 角質が剥がれる機能が衰える。ターンオーバー機能が弱体化
- 乾燥から肌を守るために、皮脂が過剰に出てくる
- 毛穴が詰まってにきびになる。
にきびの水洗顔に関して
洗いすぎは肌のバリアを壊す原因になります。
体感的にも、何度も顔を洗っていると乾燥しやすくなるのは明らかでしょう。
まずは、神経質になって洗いすぎないことです。突き詰めると、肌に刺激を与えない水洗顔が理想ということになります。
だだし、皮脂の分泌が多い場所に関しては、水やお湯だけでは脂を落としきれないかもしれません。
特に髪の毛はお湯だけだと厳しいですね。
顔の場合は洗った後、拭くことでもだいぶ脂が取れるので、髪の毛よりは水だけでも脂が落ちるのですが。
(髪の場合は、毛の一本一本に脂がまとわりついているため、拭き取ることは難しい。)
にきびの水洗顔に関しては、体質的に合う合わないがあることは間違いありません。
他の人が水洗顔でにきびが治ったからといって、自分にも水洗顔が合うとは限らないということです。
ギトギトが強い場所には石鹸を使うのがベターだと言えます。
ただし、洗浄力が強すぎたり、強い防腐剤が使われていると、刺激が強すぎて悪化要因になるので注意。
あごにきびを治す方法
あごにきびを治す方法は大きく分けて2通りあります。
内部から体質改善して治す方法と、外部から薬をつけて治す方法です。
体質改善は次の3点セットから成り立っています。
大事なのは、食事・運動・睡眠のクオリティを総合的に上げることです。
1 食生活の改善
食事の健康法で今主流なのは「マクロビ型」と「糖質制限型」です。
マクロビ型は菜食主義で、玄米を重要視する傾向があります。逆に獣の肉や乳製品は毛嫌いします。
糖質制限型は肉食主義で、糖質(炭水化物)を敵視します。野菜は食べますが、糖質の多い芋類や米類は毛嫌いして食べません。
食べ物については、自分の好きな物を食べるのが一番ではないでしょうか。
個人的には、極端に偏った食事スタイルはおすすめしません。
今まで食生活が悪かった人は、カップラーメンやコンビニ弁当を止めるだけでもずいぶんな効果があるはずです。
夜食については絶対禁止の方向で。
水分補給はしっかりと
水を飲むことで、体内の毒素を速やかに排出することができるだけでなく、内部から肌を潤す効果もあります。
一気飲みではなく、こまめに水分補給するのがベストです。
では、自分にとって必要な水分の量を知るにはどうすれば良いのでしょうか。
健康のバロメーターとして、尿の色を見るという方法があります。
色が濃い時は水分不足、無色透明だと水分過多です。
健康な尿の色は「淡い黄色+透明」だそうです。
ビタミンサプリを飲むと尿の色が黄色になることがあります。その場合は摂り過ぎたビタミンが流れだしているだけです。
サプリメントなしで淡い黄色だった場合は健康だということです。
2 質のいい睡眠
睡眠を削っても何のメリットもありません。
睡眠時間が短くても、時間を有効に使えなければ意味なし。眠りかぶって仕事の質が落ちるだけです。
睡眠をとらないと、頭(脳)も体も回復しないため、十分な睡眠をとりましょう。
目安は7時間の睡眠です。
ただし、どうしても眠れない時は、1日くらい眠れなくても全く気にする必要はありません。
眠ろうとしてストレスを溜めないことです。
3 適度な運動
手軽に行えて、あまり体に負担をかけない運動がおすすめです。
例えば、ウォーキングやストレッチ、軽めの筋トレなどです。
症状が軽いにきびなら、体質改善だけでも十分に治すことができます。
悪化しそうな雰囲気がある場合は、皮膚科に行くのがベストな選択だと言えるでしょう。
病院には行かずに市販の薬を使う時の注意点
病院の薬局で処方される薬は、お医者さんが使い方を説明してくれるはずです。
一方、通販などで自分で買った塗り薬は、簡単な説明書を読んで後は自己判断で使うことになります。
ネット通販には怪しげな商品も混じっているので十分に注意しましょう。
対策としては、いきなり全体に付けないことです。
最初は、あごの下のほうなど、ある程度目立たない場所のにきびに実験として付けてみる。
にきびが確実に治ったのを確認した後で、他の場所に付けるのです。
にきびが2つ以上あるなら、一方には薬を付け、もう一方には付けないで様子を見る方法もあります。
薬を付けた場所と付けない場所で治るスピードが同じなら、その薬の効果は微妙だと判断できます。
歴史が古い、値段が安い、という点に着目するなら、オロナインは利用価値があるかもしれません。
オロナインの公式サイトには、にきびに効くと書いてあります。
殺菌成分が入っているので、アクネ菌に効くということなのでしょう。
あごにきびを予防する方法
肌の乾燥を防ぎ、なおかつ肌のバリアを壊さない。
この2つの条件を満たした画期的なアイテムが「ワセリン」です。
ワセリンの最大の利益は、
- 皮膚に染み込みにくい
- 酸化しにくい
ということ。
皮膚に染み込みにくく、酸化もしにくいので、肌への刺激が極めて少ないのです。
おまけに、余計な成分が入っていないので安い。
他のにきび塗り薬とは比較にならないほど安い。
量も少ししか使わないので、全然なくなりません。
ワセリンなら、肌のバリアを壊さずに保湿することができます。
既にできてしまったにきびには、ワセリンを塗らないようにしましょう。
にきびにワセリンを塗ると、蓋をするような状態になってしまい、余計に詰まらせてしまうかもしれません。
あごにきびの予防と対策まとめ
- にきびは触らない、潰さない。
- 衣服の擦れに注意。
- 顔の洗いすぎに注意。
- 適度に石鹸も使うが、肌に優しい物が望ましい。
- 塗り薬は目立たない部位で実験してから使う。
- にきびはできる前に予防することが大切。
- 食事を改善する
- 水を適量飲む。(冷たすぎは×)
- 7時間の睡眠をとる
- 適度に運動する
- ワセリンは肌の乾燥対策に効果あり。あくまで予防。
- ストレスを溜めない。
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