【まとめ】献血の健康効果と5つのメリット。献血の方法や注意事項も解説
献血をする事で健康上のメリットがあるって知ってましたか?
街中の建物内の一角・専用ルーム・車の教習所等で良く見かける献血の案内。
何だかいい事をしたような気分になって清々しい、献血についての記事です。
献血とは
献血とは、急な交通事故に合って大至急輸血の為に血液が必要な人・特定の病気や手術等で血液が必要な人の為に、健全な人が自分の血液を無償で提供する行動の事を指します。
日本赤十字社によると、日本国内では1日あたり約3000人の方がなんらかの理由により輸血を行っており、血液を必要としていると言われています。
高齢化が進むに連れ、輸血を必要とする人に比べて献血を行う人が年々減少傾向にあると言われており、若くて健全な人の血が必要とされているのです。
献血のメリット・健康効果
献血を行う事のメリットや、健康上役立つ効果のまとめです。
無料でお菓子や飲み物がもらえる
献血を行う場所により多少の違いがありますが、多くはお菓子が食べ放題・ジュース飲み放題となっています。
中にはアイス食べ放題というサービスを行っている所もあるようです。
献血ルーム等に設置されている自販機には、そもそもお金を入れる場所がなく、ボタンを押すと自動的にコーラやお茶等が出てきます。
献血時に水分が不足していたり、空腹状態だったりすると、献血後に体調不良を起こす可能性がある為このようなサービスが提供されているようです。
漫画が読める
献血ルームの中には、漫画や雑誌等を沢山設置している所もあります。
新宿東口の献血ルームでは、鉄道ファンというマニアックな雑誌も置いてあるようなので普段読まないような珍しい本に出会える可能性もありますね(笑)
献血後に体調を崩したり、車やバイク等の運転をする方は安全の為に30分以上の休憩をとるようになっており、最低でも10分以上は休憩をとる必要がある為だそうです。
記念品がもらえる
場所により異なりますが、献血を終えるとまな板シート・ふりかけ・レトルトカレー・お菓子等の粗品や各種記念品がもらえます。
若い人に献血を行ってもらう為、厚生労働省・日本赤十字社・各都道府県等では1975年から「はたちの献血」というキャンペーンを行っています。
2016年1月~2月29日まで行われていた「はたちの献血」では、フィギュアスケートの羽生結弦(はにゅうゆづる)選手を起用し初めて献血される方先着5万名様限定で「羽生選手のオリジナルクリアファイル」が記念品として無料で配布されていました。
献血以外のイベントが楽しめる
献血ルームの中には、献血以外のイベントを行っている場合があります。
一例としては、マッサージ・ネイルカラー・カウンセリング・占い・折り紙教室・バルーンアート等。
吉祥寺の献血ルームでは、毎週火曜日にお子様保育も行っているようです。若い主婦の方に来てもらいたい感じですね。
無料で健康診断ができる
献血ルームで献血をすると、希望者の方は自分の血液に関する色々な情報を知る事ができます。
献血で採取した血液は、一旦血液センターと呼ばれる所に送られます。
血液センターでは輸血する人に適した血液を問題なく使えるようにする為、血液型・血球計数・各種感染症・NAT(核酸増幅検査)等多数の検査を行うのですが、希望すればこの検査項目の結果をハガキで送ってもらえるのです。
ちなみに、人間ドックで血液検査をする場合はコースに含まれている事が多いですが、血液検査のオプションは一つあたり1000円~10,000円前後位するようです。
料金の相場は病院により異なりますが、基本コースで大体30,000~50,000円前後の検査費用がかかるので自分の血液状態が無料で分かるのは助かりますね。
献血で血行が良くなる?
献血をすると、血行が良くなり健康にいいという都市伝説があるようです。
医学的には血液を抜き、少なくなると不足した分を補おうとして心臓の働きが活発になる事があるようですが健康との関係が立証されているわけではありません。
献血とは異なりますが、古い血を皮膚の表面に抜き出して血流や体調の不調を改善する方法に瀉血(しゃけつ)という治療法があります。
献血と瀉血の関連は明らかにされていませんが、肩こりが楽になったという人はいるようです。
日本赤十字社では、瀉血と献血に同じ効果があるかどうか不明だと回答しています。
また、フィンランドで行われた研究では、献血を行った人の88%の心臓発作のリスクが低減したという報告があります。
献血でダイエット?
献血でダイエットができるという情報があり、ダイエット目的の人もいるようです。
血を抜く事で代謝が活発になり、一定のカロリーは消費できるかもしれませんが、個人の体質により体調不良を起こす事もあるかもしれません。
日本赤十字社では血を抜いても、水分補給をすれば戻る量だとの回答をしています。
献血の方法
献血は、全部で8つの項目に分かれて行われるようです。
1.受付
初めての場合、身分証明書を元に氏名や生年月日等を記入し、検診の副作用や注意事項に関しての説明を受けます。
検診カードがある方は、この段階を省略し、暗証番号や静脈認証にて本人確認を行います。
2.問診票への記入
現在の体調や、献血を受けられる状態にあるかどうかの質問が書かれた用紙に回答を記入します。
3.医師による問診
2で記入した用紙の内容に対して、医師から再度問診が行われます。
その上で血圧測定が行われ、献血ができるかどうかの診断が下されます。
輸血を必要としている患者さんの為にも正確に答えましょう。
4.血液検査
あなたの血液のヘモグロビン濃度が、採血基準を満たしているかの検査や血液型検査が行われます。
ヘモグロビン濃度が低いと判断された場合、献血が受けられません。
献血には全血献血・成分献血等の種類があり、種類によって検査が多少異なります。
5.献血
実際に献血が行われます。
全血献血か成分献血かによって献血にかかる時間が変わります。
6.休憩
献血後に体調不良等を起こすのを防ぐ為、最低でも10分間休憩を取るように言われます。
トイレも10分間休憩した後に行くように言われますので、トイレが近い方は献血の前に済ませておきましょう。
7.献血カードの受取
献血カードと呼ばれる磁気カードをもらいます。
献血カードには、
- 献血コード
- 献血者の氏名
- 血液型
- 直近の献血履歴
- 次に献血が受けられる日にち
- 献血表彰の記録
- 最新の献血センター名
- 最新の献血センターの電話番号
等が記載されています。
また献血を行う時には、この献血カードを持って行きましょう。
8.献血後
「献血後のお願い」に記載してある事を良く読み、しっかりと守りましょう。
希望者は、献血時の生化学検査や血球計数検査等の情報を後程郵送されるハガキにて知る事ができるようです。
献血が受けられない人
献血を受ける前の問診票に記載されていますが、以下の方は問題がある為献血を受け付けてもらえません。
体調が悪い人・発熱中の人
睡眠不足や過度の空腹等、当日に体調が優れないまま、献血に行った人は受け付けてもらえない可能性があります。
同様に何かの要因で発熱している方も受け付けてもらえません。平熱より1℃体温が高い方が対象になるとされています。
服薬中の人
持病を持っている方や特定の病気を治療中の方等、日常的に医薬品を服薬している場合は受け付けてもらえない事があります。
「せっかく献血に行ったのに、何かの薬が原因で帰らざるを得なくなってしまった…」という事になったら悲しいですね。
ビタミン系のサプリ等、一部のものは例外とされていますが、基本的に献血当日は何も服用しないようにして行きましょう。
予防接種を受けた人
以下の予防接種を受けた人は、受けた予防接種の内容により献血を受けられない期間が定められています。
| 予防接種名 | 受けられない期間 |
|---|---|
| インフルエンザ 日本脳炎 コレラ A型肝炎 肺炎球菌 百日ぜき 破傷風等の不活化ワクチンおよびトキソイド | 接種後24時間 |
| B型肝炎ワクチン おたふくかぜ 風疹 BCG | 接種後4週間 |
| 天然痘ワクチン | 接種後2ヶ月間 |
| 破傷風 蛇毒 ガスえそ ボツリヌス | 投与後3ヶ月間 |
| 抗HBs人免疫グロブリン | 投与後6ヶ月間 |
| 狂犬病ワクチン | 接種後1年間 |
受けた予防接種の種類により最大1年間も献血が受けられない期間があるようですので、何らかの予防接種を受けた人は事前に電話等で献血センターに確認してみるのが安全です。
過去に特定の病気にかかった事がある人
過去に、心臓病・悪性腫瘍・ぜんそく・脳卒中・けいれん性疾患・血液性疾患等を発症した経験がある方・現在も何らかの理由で治療中の方は献血を受けられない可能性があります。心当たりのある方は事前に献血センターに問い合わせてみましょう。
ピアスの穴をあけた人
きちんとした医療機関で穴をあけた人・使い捨ての穴あけ器具等でピアスの穴をあけた人は1ヶ月以上
器具を使わず、安全ピンや針等を使用し友人と共用した場合は6ヶ月以上の期間、献血を受けられないとされています。
ピアスをあけた穴からの細菌感染を予防する為のもので、耳以外にも鼻や口等の粘膜を貫通してピアスをあけている場合も同様に受けられないそうです。
入れ墨を入れた人
ピアスと同様に細菌感染を防ぐ為、6ヶ月以内に入れ墨を入れた方も献血を受けられません。
血圧が低すぎる・高すぎる
血圧の調査で、血圧の最高値が90㎜Hg以上に満たない場合は献血後にめまい・立ちくらみといった症状が悪化する可能性がある為献血を受けられない決まりになっています。
逆に高血圧の場合も、心臓や循環器系の合併症を併発する可能性がある為献血を受けられないそうです。
心当たりのある方は、事前に献血センターに問い合わせてみましょう。
海外から帰国してきた人
行っていた国に限らず、海外から帰国してきた方は帰国当日~4週間以内は献血を受けられないとされています。
海外には、マラリア等の血液を媒介して感染する原虫症・ヤコブ病等のBSE(狂牛病)等様々な感染症があり、帰国者が感染している危険もあるからです。
歯医者で治療した人
歯医者さんで歯石除去等、出血を伴う歯の治療を行った方は治療してから3日間は献血を受ける事ができないようです。
歯の出血を伴う治療をすると、口の中に存在する細菌が血液中に移行する可能性(菌血症)がある為です。
菌血症は、そのまま放置しておくと細菌性髄膜炎や心膜炎等の感染症に発展する可能性もあると言われており、輸血する人の安全性に関わります。
エイズ等の感染症検査が目的の人
自分がエイズ等の感染症にかかっていないかどうか検査したいという目的で、献血をしたい人は受け付けてもらえません。
献血後には、生化学検査や血球計数検査等色々な血液の情報が分かりますが、検査時にエイズに感染していたかの通知が日本赤十字社からされる事はないと言われています。
献血に使われる血液は、輸血を必要としている患者さんの為のとても大切な血液です。
自分の身勝手な考えで、輸血者に迷惑をかけないようにしたいですね。
献血後の注意事項
献血をした後は、体調を崩さないよう当日中にいくつかの注意事項を守りましょう。
- 激しい運動を控える
- 10分~30分以上の休憩をとる
- 1時間以内の喫煙を控える
- 2時間以内の飲酒・入浴を控える
- 当日中のサウナを控える
- 飲酒・喫煙を控える
- 重いものを持ち上げる等、採血した腕に負担がかかるような事は控える
煙草は血管を収縮させる為、1時間以内に喫煙すると目まいや気分を悪くする事があります。
飲酒や入浴も、気分を悪くする可能性があると言われています。
私の友達で献血後に温泉に行ってしまった方がいるのですが、温泉から出た途端に猛烈に気分が悪くなり、吐き気を催してしばらく横になっていたそうです…
「献血後のお願い」に記載されている事を良く読んで、思わぬ体調不良が起こらないように安静に過ごしましょう。
献血まとめ
献血にまつわるメリットや注意事項等をお伝えしました。
献血した血液は、輸血に使われる大切なものです。
注意事項を守り、献血のメリットを楽しみましょう!