こんにちは、ジオミックの鈴木です。第3回目はタイヤとホイールについて紹介させていただきます。今回のコラムは前回のサスペンションについてのコラム(※1)とテーマが少し似ています。ジオミックではサスペンション、ホイール、タイヤはすべて足回りのチューニングに関わるパーツと考えていて、できればセットでの交換をオススメしています。そのため、前回のコラム内容と少し重なるところもありますが、お付き合いください。
タイヤやホイールが果たす役割やサイズの見方については、CLUB CARSのコチラの記事(※2)で詳しく解説されていますので、まずはそちらで基本的な知識を確認してみてくださいね。
GIOMIC
鈴木 彩さん
兵庫県姫路市在住。数台の国産車を経て、2012年にミニ クーパー クロスオーバーを購入。クロスオーバーに乗り始めたのを機にミニ仲間の輪が広がり、現在のR56 JCWに至る。ミニ好きが高じて2015年1月からジオミックのスタッフになった。
目次
ホイール交換のメリット
バネ下重量の軽減
では、まず「足回りのチューニングでなぜホイール交換が必要か」についてお話しましょう。ホイール交換の機能的なメリットで最初に思いつくのは「バネ下重量の軽減」ですね。「バネ下重量」とは「サスペンションから下に取り付けられているパーツ。ホイールやタイヤ、ブレーキパーツなどを合計した重量のこと」です。このバネ下重量が軽くなることでサスペンションを含めた足回りの動きが良くなります。例を挙げると…バネの下に重いモノがぶら下がっているのを想像してください。ぶら下がっているモノが軽くなるほどバネの伸縮が少なくクイックに反応するのはイメージできますよね。「サスペンションから下のパーツが軽量化されると足回りの動きが良くなる」のはこういったイメージです。
ただし、重いホイールにもメリットはあります
ホイールが軽量化されると燃費が良くなると言われています。ストップ&ゴーの多い街中では確かにその通りです。ただ、高速道路をずっと走り続けるとなると純正の重いホイールを履かせている方が燃費がいいってご存知でしたか? 重いホイールは運動性能にはマイナスになりますが、プラスになることもあるんです。
重いモノがゴロゴロと転がる際に発生する「慣性」は単純にまっすぐ進む際にはプラスに働きます。重いホイールが一度転がりはじめれば、それを動かし続けるのは難しくありませんし、まっすぐ走る点では慣性力があった方が走りも安定します。燃費を徹底的に気にするハイブリッドカーに重いホイールが採用されているのは、重いホイールは慣性力が利用できるメリットがあるからです。ジオミックは運動性能を追求しているため「バネ下重量の軽減」や「慣性の力を弱くするため」、あえて軽量なホイールを採用していますが、純正ホイールの重さにもメリットはあることも覚えておいてください。
純正ホイールの軽量化のメリット
ミニの純正のアルミホイールは13㎏ほどで、ジオミックのホイールは7㎏強とかなりの重量差があります。ホイール4本で20㎏以上の軽量化です。これだけホイールが軽くなると「バネ下重量の軽量化」にも「慣性」にも大きな違いが出てくるのはイメージできますか? ホイールを軽いモノに交換すれば、キビキビした動きが特徴のミニの運動性能がさらに向上するのは確実に実感できます。
軽量ホイールの製造方法
軽い鍛造ホイールにも種類があります
純正ホイールとジオミックのホイールでどうしてこれほどの重量差が出るのか、それはホイールの製造方法が関係しています。ホイールの製造には大きく分けて2種類の製造方法があります。1つ目は鋳造。これはドロドロに溶けたアルミを型に流し込み、成型する製造方法です。鋳造のメリットは大量生産が可能なこと、複雑なデザインにも対応が可能なことですね。
2つ目は鍛造です。「鍛える」という漢字が使われていることからわかるように、鍛造は金属に圧力をかけて金属同士の結合力を上げて強度を上げる製造方法です。ジオミックは鍛造で製造された円盤状アルミの塊をマシニング加工で削っていく手法です。機械で1つ1つ削っていくのは時間もコストもかかりますが、ホイールバランスが出しやすい利点があります。ちなみに、ジオミックのホイールは完全にミニ専用に設計されています。そのため、ミニのハブ形状に合わせてディスク部分が設計されており、取り付けにアダプターなどは必要ありません。
タイヤ選びも走りに大きな影響があります
ミニのベストサイズは215/40R17!
ジオミックのホイールは215/40R17のタイヤを採用しています。以前は18インチタイヤ用のホイールも販売していたこともあります。同じ17インチでも215/45R17のタイヤを試したこともありました。ただ、公道やサーキットで試行錯誤した結果、215/40R17のタイヤを選択しました。ノーマルのミニクーパーSは195/55 R16のタイヤサイズですが、195㎜のリム幅(ホイール幅)を215㎜にすることでタイヤのトレッド(地面と接する部分)を増やすのが目的でこのサイズを選んだんです。接地面を増やすことでグリップを向上させ、運動性能を向上させるのもこのサイズ変更の目的の1つですね。
「それなら16インチのままホイール幅を広げればいいのでは?」と思うかもしれません。しかし、ホイール径はそのままで幅だけを広げると、タイヤ内の空気量(エアボリューム)が増えてしまいます。タイヤ内の空気はクッション(エアサスペンションのような効果)の役割も果たしており、エアボリュームが増えるとステアリング操作への反応が徐々にダル(反応が遅くなる)になってきます。このため、スポーツ走行の操作性を追求するにはタイヤのエアボリュームのことも考える必要が出てくるんです。こういった考えから複数のホイールやタイヤをテストした結果、215/40R17がベストとなりました(ミニ3ドアや5ドアでの場合です)。
タイヤの扁平率にも注目
次にテストを行ったのはタイヤの扁平率(タイヤの厚み÷リム幅×100で表した数字)です。テストでは215/40R17と215/45R17の2種類のタイヤを試しました。数字だけで見るとそれぞれどんなタイヤかがわかりにくいですが、215/40R17は少し薄いタイヤ(ハイトが低いタイヤ)、215/45R17が厚みのあるタイヤ(ハイトが高いタイヤ)です。純正のタイヤと比べると扁平率45の方がタイヤ外径は大きく、40は純正より小さいタイヤでした。わずかな差なのですが、この違いが走りにかなり影響してきます。
一般的には45の方がタイヤの変形する感覚が乗り手にわかりやすく、走りやすいタイヤです。45のタイヤは40より少し外径が大きいため、タイヤを回転させるには40より余分に力がかかります。高速クルーズだけを考えれば45の方がミニには適しているんですが、スポーツ性能を追求するとなると話が変わってきます。一方の40はステアリング操作がタイヤに伝わりやすく、その分ドライバーにはテクニックが求められます。ただし、テクニックの問題さえクリアすればイメージ通りの走りが楽しめるんです。一般受けを求めるなら215/45R17でしたが、理想の走りを求めた結果、最終的に215/40R17のサイズを選びました。開発を行った弊社代表の森下はかなり悩んだようですよ。
しかし、2013年にジョン・クーパー・ワークスGP(※)が発売されたとき、タイヤサイズを確認すると215/40R17が採用されていました。通常のJCW(R56)では205/45R17が採用されていたのですが、本気で走りにこだわったモデルで215/40R17が採用されたのを知り、「やっぱり間違いじゃなかったんだな」と思ったそうです。
ホイール選びで意外と注目されていないポイント!
ハンドリングに影響があるインセットにも注目してください
タイヤの種類が違えば走りが大きく変わるのは車好きの方なら皆さんご存知でしょう。人それぞれ、好みのタイヤメーカーがある人も多いですからね。ジオミックの製品のテスト時にはクムホタイヤの同じタイヤを使い、試作品の性能の違いがわかりやすいようにしてテストを行っています。数あるタイヤメーカーの中でクムホを選んでいるのは、非常に性能のバランスがいいからです。上記で紹介したジョン・クーパー・ワークスGPにもクムホのタイヤが採用されていたことからも性能がイイのはわかりますよね。このようにジオミックの製品は性能に偏りのない高性能タイヤでテストを行っているので、皆さんがどのメーカーのタイヤを選んだとしてもジオミックのホイールと合わないことはまずありません。
ジオミックのホイールにはもう1つ工夫があります。ホイールのディスク部分をインセット40に設定していることです。少し難しい表現ですが、インセットとはホイールの左右の中心線とハブの取り付け位置の左右のズレを表す表現です。昔はオフセットと呼ばれていましたね。ホイールの中心線からハブ取り付け位置が外側にズレているとインセット、中心線上にあればゼロセット、内側にズレているとアウトセットといい。インセットの数値が大きくなるほどタイヤは内側に引っ込んでいきます。
インセットの数値はハンドリングに非常に大きな影響があります。非常に難しい話になるので細かくは割愛しますが(キングピン軸とインセット位置の関係がどうのこうの…という話です)、クイックなハンドリングを求めて、インセットの数値も絶妙な位置に設定しています。ホイールカスタムというとまずデザイン、次にホイール重量が話題になりますが、インセットの数値も走りに大きく影響してくるんです。ジオミックはミニ専用設計のホイールと謳っているので、細かな点まで徹底的にテストを行い、理想のホイールを開発しています。
商品概要
第3世代用ホイール
- 品名:EX02R
- 価格:84,240円(税込)/1本
- サイズ:17inch×7.5J+40
- 重量:重量約7.1kg / 鍛造製 / ローレット加工
- 適合:ミニ3ドア(F56)、ミニ5ドア(F55)
- 取付作業時間:約1時間
第2世代用ホイール
というわけで、BMW・ミニの購入を検討している方は、実際にディーラーへ行く前、またはディーラーですでに試乗、見積りをした後でも、ネットで愛車の無料下取り見積りをしておくとよいでしょう。
BMWやミニは性能も立派ですが、価格も立派ですからね。
下取額はしっかり吟味しておきたいものです。
ディーラーで営業マンから「このタイミングで契約しないと納車が先になる」、「今日、契約してくれるならこの条件でもOKです!」なんて押しに押されてはっきりした下取り価格を知らないままに契約…なんてことになることもあります。
自動車の購入交渉で、少しでも良い条件を出すためには、予めネットで愛車の下取り見積を取得して、相場を把握しておきましょう。
自動車購入において、下取り車がある方は、相場をしっかり把握したうえでディーラーで下取り金額の交渉をするのが鉄則です! またディーラーの査定金額が先にわかっている場合は、買取店の査定でそれを言うとそれ以上の値が付くこともありますよ。
なお買取店の見積もりを取るときは、複数の買取店に一括査定をお願いできるサイトを使った方が便利です。
これは自動車の買取店の方から聞いた【裏ワザ】ですが…。
下記のような一括見積サイトからエントリーし、複数の買取店が査定を申し込んで来たら、同じ時間にアポイントを設定します。そして査定が始まるタイミングで「入札制にしますので、査定金額を名刺の裏に買いて持ってきてください。一番高いところに売ります」というと、最初から最高値を出してくれて、スピーディに売ることができるようですよ。
買取店も「入札制」の方がはやく、効率的なので最近は嫌な顔をしないのだとか。CLUB CARSの読者の方からも、この方法でディーラーの下取り見積を提示したうえでこの「入札制」を試したところ、なんと50万円以上も高値で売れたと報告をいただいています。賢くBMW、MINIを購入するためにも、ぜひ愛車の下取額にはこだわってくださいね。
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横浜新道「戸塚」を降りて10分ほど、コクピット戸塚内に本社・横浜ショールームがございます。チューニングの相談、製品の取り付けなども横浜ショールームで承ります。
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電話:045-383-9898 | 営業:10:00〜19:00 | 定休:水曜・第3木曜
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