みなさん、赤ちゃんのおでこやほっぺに吹き出物のようなモノや赤いブツブツを見かけることはありませんか?
それは「ニキビ」の可能性があります。
スベスベの肌の持ち主である赤ちゃんにも、場合によってはニキビができてしまうのです。
赤ちゃんのときにできるニキビを「新生児ニキビ」と呼ぶそうです。
せっかくの美肌も新生児ニキビができてしまっては台無しですよね。
今回は赤ちゃんのニキビについてお話させていただきます。
新生児ニキビができてしまう原因と対策方法について覚えておきましょう。
1.「ニキビ」とは
ニキビとは、主に毛穴に発生する慢性的な疾患、または炎症を起こす前の状態を表す症状のことを言うようです。
医学的には「尋常性痤瘡(じんじょうせいざそう)」と呼ぶようで、皮膚疾患の一つだとされています。
主な症状は以下の状態です。
・炎症を起こして赤くなったり、膿が溜まってしまう
・毛穴の皮脂が酸化して黒くなる
・皮脂が毛穴に溜まってしまう
症状の様子によって、
・赤ニキビ
・白ニキビ
・黒ニキビ
などと呼び分けることもあるようです。
ニキビの炎症が悪化してしまうことで赤く腫れ膿が溜まっていきます。
症状がより進行すると「嚢腫(のうしゅ)」と呼ばれる状態となってしまい、ニキビ痕の原因になってしまうようです。
ニキビは誰にでも発症し得る症状であるとともに、早期のケアで治療することができるとされています。
2.新生児ニキビとは
新生児ニキビとは、赤ちゃんのときにできるニキビです。
生後2週間~3ヶ月の赤ちゃんによく見られる肌のトラブルのことをさします。
赤ちゃんの体や顔に出来る湿疹の一種で、カサカサなものからジュクジュクしたものなど、様々な状態で発症します。
赤ちゃんのときにできる湿疹は全般的に「乳児湿疹」とも呼ばれるそうです。
特徴としては以下の通り。
・かゆみがない
・痛みがない
・大人にできるニキビと似ていて、赤いブツブツ、芯がある
・おでこやほっぺなど顔にできやすい
赤ちゃんは似たような症状でアトピー性皮膚炎やあせもなども発症しやすいので、一概に新生児ニキビと判断するのは難しいかもしれません。
いずれにしても赤ちゃんにとっては不快なものと言えるでしょう。
3.なぜ赤ちゃんにニキビができるのか
新生児ニキビが出来る原因として、大きく3つ挙げることができます。
3-1.毛穴が詰まってしまう
大人になってからできるニキビは、毛穴に皮脂が詰まった状態で炎症を起こして発症します。
睡眠不足やストレス、ホルモンバランスの乱れなどの生活習慣も原因の一つとされています。
赤ちゃんのニキビも同様です。
皮脂や汗などによって毛穴が詰まってしまうと、ニキビが発症してしまいます。
赤ちゃんは皮脂や汗などを自分で適切に処理することができないため、毛穴が詰まってしまう場面も多くあると考えられます。
肌もまだまだ弱く敏感であることから、ニキビなどの問題を抱えてしまう可能性は高いです。
3-2.不潔な環境
赤ちゃんの肌はデリケートで繊細なため、肌に触れるシーツや枕、衣類などが汚れていたりすると過敏に反応してニキビができてしまうこともあります。
新生児期の赤ちゃんはお布団の上で過ごす時間が長いです。
長時間肌に触れている寝具などが不潔な状態だと、それだけニキビができる可能性を高めていると言えるでしょう。
また、赤ちゃんはいろんなものを触った手で、自分の顔や体を触ったりもします。
手が汚れていたりすると、肌に余計な刺激を与えてしまうことも考えられます。
3-3.ホルモンの影響
赤ちゃんはママの体から出る男性ホルモンの影響を受けて生まれてくるそうです。
本来このホルモンは赤ちゃんの皮膚を刺激するものですが、赤ちゃんの皮脂の腺は細く、未発達な状態であるため、大人以上に毛が詰まりやすいと言えるでしょう。
まだ十分に発達していない赤ちゃんの毛穴は、このホルモンの影響によって皮脂や汚れを毛穴にためこんでしまうこともあるのです。
その結果、ニキビとして出てきやすくなると考えられます。
ただし、このホルモンによるニキビは赤ちゃんが成長していくと共に改善されていくので心配はいりません。
繊細な肌が汚れてしまうことが1番の原因となっているようです。
赤ちゃんは自分の肌をきれいな状態に保つなどといった行動をすることができません。
ママ・パパが赤ちゃんの肌状態を注意深く観察してあげてください。
毛穴が詰まってしまわないようにする対策が必要となるでしょう。
4.ニキビ対策のポイント3つ
新生児ニキビが発症しないように対策してみましょう。
ニキビは対策することで、未然に防ぐことも可能です。
主な対策方法を3つ述べますね。
4-1.皮脂をしっかり洗い流してあげる
原因でも述べたように、ニキビは毛穴に皮脂が詰まることによって発症します。
皮脂が肌に残り続けているとニキビの悪化を促してしまいます。
お風呂のときに赤ちゃん用の石けんなどを使ってしっかり洗い落とすなどし対処してあげましょう。
しっかり流そうとするあまり強く洗いすぎてしまわぬように注意してください。
また、汗についても同様に考えてケアを怠らないようにしましょう。
とくに夏場は汗をかきやすく雑菌が繁殖しやすいです。
こまめに着替えさせてあげたり体や顔を拭いてあげたりして、毛穴に皮脂がたまらないようにしてあげてください。
4-2.保湿をしてあげる
肌環境を整える上で、乾燥を防いであげる事も大事であると言えるでしょう。
赤ちゃんの肌が乾燥している感じたら、しっかりと保湿してあげましょう。
お風呂上りは特に肌が乾燥しがちなので注意が必要です。
保湿するためのアイテムは、赤ちゃん用の刺激が弱いローションやクリームがあるので、そちらを使用するようにしましょう。
クリームを塗るときは目や口に入らないように。
4-3.赤ちゃんの衣類・寝具をこまめに洗う
赤ちゃんの肌に触れることが多い衣類・寝具が不潔な状態だと元も子もありません。
こまめに洗濯をして、天気の良い日はできるだけ外に干して日光を当ててあげましょう。
ガーゼやおむつなども同様です。
赤ちゃんが触れるものについては、常々清潔な状態のものをチョイスしてあげてくださいね。
デリケートな赤ちゃんの肌にも優しいオーガニック素材を使用したものもあるようなので、オススメです。
赤ちゃんにとって不快だと言えることは、目に見えて肌に現れてきます。
赤ちゃんの肌の調子を気にかけてあげて、対処を怠らないようにしましょう。
一番は「未然に防いであげる事」です。
新生児ニキビが発症する可能性を極力軽減できるように日頃から意識してみてください!
5.赤ちゃんにニキビができてしまったら
赤ちゃんの肌にニキビを発見した場合は以下のように対処してみましょう。
5-1.まずは自宅で対処
新生児ニキビはケアをきちんとしていればそれほどひどい症状にはなりませんので、まずは自宅で対処しましょう。
ニキビを発見するたびにお医者さんに診てもらっていると、それだけ赤ちゃん、そしてママ・パパの負担となりかねません。
経過を観察することは怠らないようにし、様子を伺ってみてください。
5-2.肌をこまめに洗ってあげる
肌をこまめに洗ってあげて、健康な状態になるようにしてあげましょう。
これは、症状の悪化を防ぐ意味もあります。
今あるニキビの悪化や、他の個所への併発を防ぐようにしてください。
ただし、刺激を与えてしまうような洗い方をしてしまうと逆効果にもなりかねません。
優しく丁寧なケアを心掛けましょう。
5-3.あまり触らないようにする
ニキビが気になって触ってばかりいると、より刺激を与えてしまうことになります。
ママ・パパはニキビを見つけたとしてもあまり触れないようにしてあげましょう。
触れる必要がある場合は手を清潔な状態とし、短い時間で用事を済ませるようにしてください。
赤ちゃん自身が気になって触ってしまう可能性もあります。
ニキビから気を逸らしてあげるようなスキンシップを心掛けてみましょう。
5-4.症状がひどいと感じた場合は病院へ
それでも症状がひどいように感じる場合は、一度病院で診察を受けてみるといいでしょう。
症状の状態によっては薬を処方してもらえますと思います。
その後の経過等はお医者さんの指示に従って様子を見てあげてください。
ニキビがなかなか治らなかったり、症状の進行がひどい場合は、新生児ニキビとは違う皮膚病の可能性も考えられますので、そちらに関しても、お医者さんに相談してみた方が良いかもしれません。
基本的には新陳代謝のサイクルが発達してくる生後3ヶ月頃からは新生児ニキビは自然に治まることが多いそうです。
まずは自宅で経過をよく観察し、病院に行く必要があるかを判断してみてください。
新生児ニキビはよくできるものでもあるので、そこまで神経質になりすぎないことも重要です。
6.他の肌トラブルにも注意
赤ちゃんの肌は、新生児ニキビと似た他の皮膚炎を引き起こしている場合もあります。
新生児ニキビとの見分けをしっかり行いましょう。
新生児ニキビの特徴を挙げますので、見分ける際の参考にしてみてください。
6-1.頬やおでこ以外にはできない
基本的に新生児ニキビは顔以外にはできません。
特にできやすい個所は頬やおでこであるとされています。
これら以外の個所にニキビのようなものが出来ていた場合は注意してみてください。
6-2.あまり痒がった様子を見せない
新生児ニキビは痒みをあまり伴わないようです。
かきむしるような様子がないかを確認しましょう。
異様に痒がっているようであれば注意が必要です。
6-3.多少悪化してもむずがった様子を見せない
痒みを伴わないことから、多少悪化したとしても赤ちゃんがケロッとしている場合があります。
赤ちゃんが不快感をあらわにしているようであれば、注意してみてください。
顔以外の部分に出来たり、赤ちゃんが痒がっている様子が見受けられる場合は新生児ニキビ以外の原因が考えられます。
場合よっては、厄介な肌トラブルに繋がってしまう可能性もあるため、早めに病院に行き診てもらうようにしましょう。
的確な判断ができるよう、新生児ニキビの特徴を把握しておくようにしてください。
7.最後に
新生児ニキビのポイントについておさらいします。
<特徴>
・かゆみがない
・痛みがない
・大人にできるニキビと似ていて、赤いブツブツ、芯がある
・おでこやほっぺなど顔にできやすい
<発症の原因>
・皮脂などで毛穴が詰まってしまう
・不潔な環境での生活
・ホルモンの影響
<対策方法>
・皮脂などをしっかり洗い流す
・保湿する
・こまめに衣類・寝具の洗濯をする
<ケア方法>
・自宅で様子を見る
・患部を優しく洗ってあげる
・患部をあまり触らないようにする
・症状の具合によっては病院へ行く
赤ちゃんの肌は本当に繊細でデリケートです。
新生児ニキビができてしまうのは仕方のないことかもしれません。
しかし、ママ・パパが頑張って対策をしてあげることで、その症状を軽減してあげられます。
赤ちゃんにとっての快適な生活に繋がるでしょう。
赤ちゃんのきれいな肌は見ていても、触ってみても、癒されますよね。
その肌を守ってあげて、赤ちゃんの健やかな成長を支えてあげてください。
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