黒酢って健康に良いって聞くけど実際どんな効果があるの?
黒酢はその名の通り、一般的な酢よりも黒い酢のこと。黒酢はただ色が黒いだけではなくその健康効果も豊富にあります。また発酵しているのでコクや香りも抜群。そのため様々な料理にも使用されています。そんな黒酢の成分・栄養素、それらの効果・効能、摂取方法などをまとめました。
黒酢にはどんな成分・栄養素が含まれるのか
黒酢にはどのような成分や栄養素が含まれているのでしょうか。また一般的な酢と黒酢は何が違うのでしょうか。黒酢に含まれる成分・栄養素についてまとめました。
■1:生命維持に必要不可欠な栄養の「アミノ酸」
黒酢特有のあの黒褐色はアミノ酸が糖分と結びついた化学反応によるもの。黒酢が発酵、熟成するに従い色が付いてきます。熟成すればするほど色が濃くなっていくのが特徴。アミノ酸は健康を保つのに必要な成分です。
特に人体で生成されないため食事で摂る必要のあるアミノ酸を必須アミノ酸と呼びます。黒酢にはその必須アミノ酸9種類の内、8種類が含まれています。
■2:黒酢の主成分である「酢酸」
黒酢や一般的な酢にも共通している成分である酢酸。酢酸は体内に摂取されるとクエン酸に変わり疲労回復に効果を発揮します。また内臓脂肪の減少や血圧低下や血中コレステロールの生成を抑える働きも。そのため生活習慣病であるメタボリックシンドロームや高血圧の予防、改善に効果があります。
■3:酸味成分である「クエン酸」
黒酢に含まれる酢酸は体内でクエン酸に変化しますが、黒酢にはクエン酸も含まれています。クエン酸は疲労回復に効果のある成分であり、舐めると酸っぱいのが特徴。
またクエン酸は有機酸の一種ですが、クエン酸と合わせて16種類もの有機酸が含まれています。リンゴ酸、コハク酸、乳酸、グリコン酸、酒石酸など腸内環境正常化やカルシウムの吸収を促進する働きがある有機酸が豊富。
■4:不足しやすい「ビタミン」や「ミネラル」も豊富
黒酢には、現代人の食事では不足しがちなビタミンやミネラルも豊富に含まれています。ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸などのビタミン類やカルシウム、カリウム、マグネシウム、鉄分、リンなどのミネラル類が豊富。これらは身体の調子を整えるのに欠かせない成分です。
黒酢に含まれる栄養素の機能と効果
黒酢には様々な成分・栄養素が含まれていることが分かりました。それらにはそれぞれどのような機能や効果があるのでしょうか。黒酢に含まれる成分・栄養素の機能と効果についてまとめました。
■1:「アミノ酸」は血流UPと美肌作りに効果的
アミノ酸は生命維持に不可欠な栄養素。様々な健康効果がありますが、特に血流アップと美肌作りに効果的です。
アミノ酸を摂取すると肝機能がアップします。肝臓は吸収した栄養素を血液を通して全身に送り込む内臓。肝機能がアップしたことで血流もアップします。またアミノ酸はコラーゲンの生成を促進する働きもあります。コラーゲンは肌の潤いやハリに関係する成分。そのためアミノ酸摂取によりコラーゲンが増加すれば美肌になると言えます。
■2:「酢酸」は消化酵素の働きを活性化させる働きがある
酢酸には唾液や胃液の分泌を促進させる働きがあります。唾液や胃液は摂取した食べ物を消化するもの。それらの分泌が増えて消化酵素の働きが活性化すると、胃の働きも活性化します。そのため食欲がアップしますが、酢酸には内臓脂肪や血中コレステロールを減少させる働きもあり、太りにくいので問題ありません。
■3:「クエン酸」は疲労回復効果が期待出来る
クエン酸には疲労の原因になる乳酸を抑制する効果あり。そのため疲労回復効果が期待できます。乳酸はスポーツをしたり筋トレをしたりして筋肉を動かすと作り出される成分で、乳酸が溜まると筋肉の収縮が行いにくくなります。いわゆる筋肉痛の状態。クエン酸は乳酸を抑制するので筋肉痛を軽減する働きがあります。
■4:「ビタミン」や「ミネラル」は身体全体の調子を整えてくれる
黒酢に豊富に含まれるビタミン類やミネラル類は身体全体の調子を整える働きがあります。特にビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12などのビタミンB群は、それぞれがお互いを補い合いその機能を発揮するので黒酢のように複数のビタミンB群が含まれているのが理想的。
黒酢の摂取方法・摂取量の目安は?
様々な健康効果のある黒酢ですが、どのように摂取すれば良いのでしょうか。また摂取量の目安はあるのでしょうか。黒酢の摂取方法と摂取量の目安についてまとめました。
■摂取方法は飲む・料理に使う・サプリなど様々
黒酢は香りが強く、またコクもあるので様々な方法で美味しく摂取することができます。黒酢はそのまま、または水やジュースで薄めて美味しく飲むことができます。お酒に入れてサワーにするのもおすすめ。また一般的な酢と同様、料理に使うのも良いでしょう。特に酢は肉や魚と相性が良いので酢豚やマリネなどがおすすめ。
酸っぱいのが苦手な方はサプリでも摂取できます。
■朝食or昼食の食中~食後に飲むと効果的
黒酢を飲むタイミングに決まりはありません。医薬品ではないので適量を飲むのであれば好きなタイミングで飲んで構いません。しかしながら、黒酢の効果を高めるタイミングも存在します。それは朝食か昼食の食中から食後です。食事の後半は消化が良くなるので黒酢の吸収率が高まります。
夕食でも構いませんが、酸の影響で歯が溶けてしまう可能性があるのでしっかり歯を磨いてから寝るように。
逆に飲むタイミングで注意が必要なのは食前です。空腹時の胃に黒酢の酸は負担が大きいので注意しましょう。
■1日の摂取量の目安は15cc~30cc
黒酢の1日の摂取量の目安は15~30cc。1回の摂取量の目安ではなく1日の摂取量の目安なので注意してください。つまり複数回に分けて摂取する場合は、調整して30ccを超えないようにしてください。例えば毎食ごとに摂取する場合は1回当たり10ccにするといった調節が必要。
黒酢の効果を引き出す調理法と人気レシピ
黒酢は料理に使って美味しく摂取できることが分かりましたが、どんな調理方法があるのでしょうか。黒酢の効果を引き出す調理法と人気レシピについてまとめました。
■肉・魚・野菜などと合わせる事で栄養価が高まる!
黒酢は肉・魚と相性ばっちり。骨付き肉や魚を酢で煮込むと身離れが良くなって食べやすくなります。肉や魚の漬け込み汁として利用すれば臭い消しにも。さらに栄養面でも黒酢の酸が肉や魚の骨からリンやカルシウムを溶け出させるので栄養価がアップします。
また、黒酢は野菜料理に使っても栄養価をアップさせます。黒酢には野菜のビタミンBやビタミンCが破壊されるのを抑制する働きあり。そのため栄養価が高まります。
■手羽元と大根の煮物
手羽元の骨の栄養素も吸収できる手羽元と大根の煮物。黒酢効果でさっぱりと美味しく食べられます。
鶏手羽元と大根の黒酢さっぱり煮
鶏手羽元 10本
大根中 1/2本
生姜 ひとかけ
赤唐辛子 1本
水 200cc
黒酢 80cc
酒 大さじ1
みりん 大さじ1
砂糖 大さじ1
醤油 大さじ1
オイスターソース 大さじ1
①半月切りした大根をたっぷりのお湯で透き通るまで茹でる。
②鍋に下茹でした大根と鶏手羽元と水、酒、みりんを入れ火にかけ、沸騰したら中火。
③5分経ったら残りの調味料と生姜、赤唐辛子を入れ、おとし蓋をし弱めの中火で30分。
④火を止めて一旦冷まし、味を染み込ませたら完成。食べる前に5分くらい煮てから食べる。
詳しいレシピもあります。
https://cookpad.com/recipe/4274101
■黒酢ドレッシングのチキンサラダ
鶏肉と野菜の栄養価を黒酢で高めて摂取できるチキンサラダ。隠し味のショウガと黒酢の相性も抜群です。
鶏胸肉とトマトの黒酢ドレッシングサラダ(2人分)
鶏胸肉 80g
トマト 1個
パクチー 1把
【A】黒酢 大さじ1
【A】しょうが(みじん切り)小さじ1
【A】しょうゆ 小さじ1/2
【A】砂糖 小さじ1/2
【A】塩 少々
【A】サラダ油 小さじ1
揚げ油 適量
①鶏胸肉は余分な脂肪と水分を除き、一口大に切り、塩適量(分量外)を揉み込む。
②揚げ油を170°に熱し、①を2分ほど揚げ、粗熱をとる。
③ボウルに【A】、パクチーの茎を混ぜ合わせ、乱切りにしたトマト、②を和える。
④皿に盛り付け、パクチーの葉を乗せて完成。
詳しいレシピもあります。
https://cookpad.com/recipe/4432562
黒酢を摂る際の注意点
黒酢は食品なので、適量を守って摂取すれば重篤な副作用の心配はありません。しかしながら他の食品同様、過剰摂取や摂り方によっては身体にダメージを与える可能性も。黒酢を摂る際の注意点についてまとめました。
■過剰摂取をしない
黒酢の適切量は1日に15~30cc。30ccを超えると過剰摂取になり身体にダメージを与えてしまう可能性があります。また1度に30ccを飲むのではなく、小分けにして飲む方が負担は少ないのでおすすめ。
■胃腸や歯にダメージを与える場合があることを理解する
黒酢の酸が胃腸や歯にダメージを与える場合があります。特に歯へのダメージには注意が必要。酸によって歯がダメージを受けた状態を酸蝕歯(さんしょくし)と言います。冷たいものがしみたり、虫歯のような痛みを感じたりという症状あり。また酸蝕歯は虫歯のリスクも高めます。
注意しないといけないのは夜、特に寝る前の黒酢の摂取。就寝中は唾液の分泌が減少するので、口の中が強い酸性の状態で朝まで過ごすことになります。つまり歯が溶けやすい環境が作られるということ。
■冷え性・胃腸の弱い人などは少量ずつ摂るようにする
黒酢を摂取することで血行が促進されるため身体が温められます。そのため冷え性にも効果的ですが、黒酢には逆に身体を冷やす効果も。そのため飲み過ぎると身体を冷やしてしまうことになります。また酸が胃腸に負担をかけるので胃腸の弱い方も注意が必要。冷え性や胃腸の弱い方などは、適量を少しずつ小分けにして摂ることをおすすめします。
黒酢の成分を取り入れて毎日の健康維持を目指そう!
黒酢の成分・栄養素、それらの効果・効能、摂取方法などについて見てきました。黒酢は適切に摂取すれば様々な健康効果を得られることが分かりました。黒酢の成分を取り入れて毎日の健康維持を目指しましょう。