コラム 「 とかちの窓から 」Column
第96回 『簡単な皮むき法のご紹介 ~毎日果物を食べてニキビ改善!~ 』
(2012年8月20日配信)
こんにちは。とかち皮膚科院長・とかち美白研究所所長の大石真暉です。
ライブにいってきました。大学時代からファンだった、ラリー・カールトンです。
たまたま、お隣の『音更町文化センター』で公演があり、演奏を堪能することができました。
ラリー・カールトンは、ジャズ・フュージョン界を代表するギタリスト。グラミー賞を何度も受賞するなど素晴らしいプレイヤーです。
最近では、B’zのギタリスト松本孝弘さんとの共作「TAKEYOURPICK」が、第53回グラミー賞で最優秀インスツルメンタル・ポップ・アルバム賞を受賞しました。
今回は、ニューアルバム『ThenandNow』の発売を記念したライブツアーでした。
私は幸運にも、1列目の右端の席で演奏を聞くことができました。
力強いリズムに乗って、時に激しく、時には繊細にメンバーと奏でる音楽は素晴らしいの一言。長生きして良かったと心から思いました。
地元の新聞にインタビュー記事が載っていました。(記事はブルーノートジャパン提供 以下抜粋)
─今、初期の作品を集めたアルバムを販売する意義は。─
『あの時代の曲をリリースすることになって、当時の自分の人生を振り返るきっかけになった。ファンの方々も、同様にこの曲たちを聞いたら、それぞれの人生を振り返ると思う。最初にその曲を耳にした時は、どんな人生を歩んでいたのだろうか。その時、どんなことをしていたのだろうか。みんな、それぞれ当時の懐かしくも良い思い出があるといい。』
そうそう、時々、過去の自分の人生を振り返ることはとっても大切です。ただ生きてきただけと思っていても、そんなことはありません。
現在の姿は、過去の自分と比べると成長しているはず。
ニキビもこのメルマガの読者なら、1mmでも1歩でも改善していると信じています。
ニキビの治療には、お薬の力(=テクニカル/技能面)ばかりでなく、根気よく治療に取り組む力(=メンタル/精神面)も大切です。
とかち美白研究所では、VCローション等を購入されている方に会報を毎月発行しております。
そこの片隅に『ニキビ治療の4ヶ条(4決め!)』というものを載せています。
(思い当たる所があれば今日から早速実行してみて下さい。)
ニキビ治療の4ヶ条(4決め!)
今日から私は以下の4つを良く守り、
ニキビ改善を目指すことに決めました!
- (1)爪を切って手は下に置くことに決めました。
- (2)髪型は適切にアレンジすることに決めました。
- (3)規則正しい生活を送ることに決めました。
- (4)お肌はしっとり潤いを保つことに決めました。
これは私が皮膚科診療を22年やってきた中で非常に重要と思い標語にしたものです。
ニキビ治療には様々な治療方法があり考え方も様々です。このコラムでは、第15回までは『ニキビ治療の4ヶ条』を系統立てて解説してきました。
第16回からは『落ち穂拾い』と題して、『ニキビ治療の4ヶ条』を『基本中の基本(中核)』と考え、日々気付いたニキビ治療に関連したこと一つ(今まで取り上げていなかったが重要なことなど= 落ち穂 )にフォーカスをあて(= 拾い )、お話させていただいています。
前回は、『 髪の毛切ってこんなに楽になるなんて!! 』と題して、髪型を変えることのプラス効果を様々な角度から徹底的に検証して、『髪の毛シリーズ』の最後の〆とさせていただきました。
今回は、果物の皮むき器を使った食べ方が、自分でも試した所、手頃かつ簡単で優れていましたので、この方法についてご紹介させていただきます。
ニキビの改善には、果物をバランス良く毎日摂ることが大切であると以前お話しさせていただきました。
(第70回『ニキビと果物~「甘い果物で太る」は本当?~』
第71回『ニキビと果物のオイシイ摂り方』をもう1度ご覧下さい。)
ニキビにはビタミンC、ビタミンB類が有効な栄養素として知られています。またこれ以外にビタミンAも有効です。
果物には、上記のビタミンに加え、健康維持に欠かせない他のビタミン類、ミネラル類、食物繊維などが豊富に含まれています。
ニキビや生活習慣病の予防に効果があるさまざまな機能性成分も含まれ、『栄養の宝庫=果物』です。
果物は1日80kcal(およそ200g)を食べることが勧められます。果物200gの目安は、リンゴ1個、ミカン2個、夏みかん1個、ハッサク1個、いよかん1個、デコポン(不知火)1個、キウイフルーツ2個、カキ2個、バナナ2本です。
バナナ2本なら、皮をむくだけで毎日いただけます。でも、その他の『旬』の果物もいただきたいものです。
ここで問題となるのが、果物の皮むきです。
女性なら包丁やナイフを使って器用に皮むきができると思います。男性の場合はそうはいきません。
『美味しそうなスイカとメロンが目の前にあって、包丁がそこにあっても僕にはカットする気力がありません。硬いオレンジの皮むきも無理です。』
これは、某社の独身の営業担当者の弁です。私も、この担当者と大差ありません。
果物が手に入りにくい冬場、私は『みかん』の箱買いをしています。和歌山、熊本──。5キログラム入りの箱でまとめ買いをして、1日4~5個のペースで食べていました。
不思議と風邪をひかなくなりました。
春、4月の中旬となるとさすがに『みかん』はスーパーの店頭から消えてしまいました。毎日、カットフルーツをスーパーまで買いにいくのも面倒です。
そんな時、目についたのがアメリカ産のオレンジでした。
でも、その硬い皮をむく気力が湧かず、何か良い方法がないかと思っていました。
ふと目にしたのが、当研究所の会員の方で、メイクアップアーティストの石井さんが雑誌に書かれていた記事です。
以下で引用させていただきます。(雑誌リシェ 2012年6月号 89ページ)
日焼け後は柑橘類を大量摂取します
『肌トラブルと疲労感を防ぐために、日焼け後は柑橘類を集中的に食べます。生の果実はサプリよりも新鮮なビタミンをバランスよく摂取できるし、体にも効率的に吸収。 驚くほどカンタンに皮がむける「ムッキーちゃん」を使って、グレープフルーツやジュースで”これでもか!”というくらいビタミンを摂っています。』
私の目が釘付けになったのが、「ムッキーちゃん」なる皮むき器です。プラスチック製の小さなものですが、雑誌の写真では、グレープフルーツの硬い皮がきれいに6等分されていました。
早速、私も試してみました。「ムッキーちゃん」(430円)は最初購入できませんでした。
まず『ロフト』で購入した、京セラのオレンジカッター(420円)を使ってみました。
これは優れものです。オレンジはもちろんグレープフルーツも楽に皮むきができます。また、洗うのも簡単で衛生的です。
「ムッキーちゃん」もなかなか良いです。薄皮もきれいにむけます。
生まれて初めて、『グレープフルーツの大人食い』に挑戦しました。1度に3個を完食!!300円弱也。長生きして良かった!!
最近では、果肉の色が違うグレープフルーツのホワイトとルビーを交互に食べたり、オレンジも様々な種類を食べ比べています。
オレンジ、グレープフルーツは保存がきくので、まとめ買いをして、診療の前後や疲れた時など、好きなだけいただくことができるようになりました。 数百円でこんなことがができるなんて!本当にありがたいことです。
また、以前から硬い皮のブドウの皮むきが何とかできないかと思っていました。
そこで購入したのが、ぶどうの皮むき器「むい太郎」(525円)です。
ちょっとしたコツがありますが、指や爪に色が付くことなく、楽にむくことができます。ワイン党ではない私も、ぶどうからポリフェノールを簡単に摂ることができるようになりました。
ちょっと検索すると、皮むき器には、リンゴやキウイなど大小さまざまな種類があるのですね。いろいろ試す価値がありそうですね。
数百円の皮むき器を使って、簡単に果物の皮をむき新鮮でバラエティーに富んだ果物を毎日いただく。
健康的でニキビ改善にもつながる、オススメの方法です。
今回のポイントは以下の通りです。
【今回の4決め!落ち穂拾い】 「落ち穂 その80」
『簡単な皮むき法のご紹介
~毎日果物を食べてニキビ改善!~ 』
- •ニキビにはビタミンC、ビタミンB類が有効な栄養素として知られています。またこれ以外にビタミンAも有効です。
- •果物には、上記のビタミンに加え、健康維持に欠かせない他のビタミン類、ミネラル類、食物繊維などが豊富に含まれます。
- •ニキビや生活習慣病の予防に効果があるさまざまな機能性成分も含まれ、『栄養の宝庫=果物』です。
- •皮むき器を使った果物の食べ方が、自分でも試した所、手頃かつ簡単で優れていました。
- •「ムッキーちゃん」(430円)、オレンジカッター(420円)などを使って、簡単に皮の硬いオレンジやグレープフルーツの皮むきを簡単に行うことができるようになりました。
- •「むい太郎」(525円)を使って、簡単に皮の硬いぶどうの皮むきを簡単に行うことができるようになりました。
- •皮むき器には、リンゴやキウイなど大小さまざまな種類があります。お好みに合わせていろいろ試すことができます。
- •数百円の皮むき器を使って、簡単に果物の皮をむき新鮮でバラエティーに富んだ果物を毎日いただく。
- •健康的でニキビ改善にもつながる、オススメの方法です。
私は男で料理などには縁遠く、包丁やナイフで果物の皮をむくということは全く考えていませんでした。
また、正直な所、このコラムを書く様になるまでは、『男は黙ってサッポロビール(古い!!)』のような柔軟性に欠ける人間で、果物は甘党の女性や小さな子供の食べ物だと考えていました。
所が、今では『果物大好き』を公言するまでになりました。
でも困ったことに、包丁やナイフでの皮むきには抵抗があり、バナナやみかんなど、すぐ手でむける果物以外はカットされたカットフルーツを食べていました。
しかし、これでは毎日バラエティーに富む果物をおいしくいただくことはできませんでした。
この皮むき器を使う方法は、目からうろこが落ちました。果物をいつでも手軽によりおいしくいただけるようになりました。
話は戻りますが、ラリー・カールトンのインタビュー記事、『最初にその曲を耳にした時は、どんな人生を歩んでいたのだろうか。その時、どんなことをしていたのだろうか。』を考えると、人間は変化するものだと思いました。
曲を聴いていた、当時20歳そこそこの自分に、
『お前は46歳になったら、
カールトンのコンサートに徒歩数分の自分の仕事場から出かける。
ちなみに席は、一番前の『い』列の33番だ。
その頃、お前はグレープフルーツの皮を自分でむくようになる。
1度に3個食べて大喜びする。
また、その話を不特定多数の人に知らせる手段を使っている。
高校の受験番号333の数字も良く憶えておくが良い』
といってやったら、どんな反応を見せることでしょう。
これからも頑張って生きて行きたいと思います。
次回は、ニキビとコーヒーについて考えたいと思います。
それでは。
おおいし まさき(大石 真暉:ペンネーム)
(昭和41年北海道帯広市生まれ。平成6年札幌医大大学院修了。
平成7年同皮膚科学講座助手。平成9年とかち皮膚科開院。
平成14年とかち美白研究所開所。
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医・医学博士)