ミノキシジルの効果と副作用~作用メカニズムを徹底考察~

こんにちはフカセです(`・ω・´)ゞ

本記事ではAGA治療薬の二大巨塔のひとつであるミノキシジルについて、効果とその副作用に加えて作用メカニズムも考察したいと思います!

ただ、ミノキシジルの作用メカニズムに関しては現在も議論の真っ只中で確実な答えはわかっていないため、こちらに関してはどのような説が挙がっているかを紹介していきたいと思います。

今回はこちらの論文を主に参考にしました。

Messenger AG, Rundegren J. Minoxidil: mechanisms of action on hair growth. Br J Dermatol. 2004 Feb;150(2):186-94

ミノキシジルの歴史

現在AGA治療になくてはならないミノキシジルですが、AGA治療薬としての可能性は偶然から見出されました。

ミノキシジルが初めて用いられたのは1970年代初頭で、もともとは血管を拡張する作用があるということから、高血圧の治療薬として登場しました。

しかし、ミノキシジルを服用した患者さんから副作用として「多毛症」が報告され、体毛が濃くなった他、薄毛が改善されたという例がありました。

そこから薄毛治療にミノキシジルが利用できるんじゃないか?

ということになり、1986年に2 %ミノキシジルがアメリカ合衆国で解禁され、1993年には5 %ミノキシジルも手に入るようになりました。

アメリカ合衆国ではそんなにも認可がはやかったのですが、日本で5 %ミノキシジル配合の育毛剤(皆さんご存知リアップの×5)が発売されたのは2007年と、実に14年後でした。

やっぱり海外と比べると日本での薬の普及ってすごく遅いなーと実感しますね^^;

まあ薬に対する姿勢が慎重というのは悪いことではないと思いますが、効果があるのに日本じゃ使えない!という状況だともどかしいですよね。

ミノキシジルの効果

ミノキシジルの主な効果は以下になります。

髪の毛を「成長期(anagen)」へと移行させる効果。
髪の毛の「成長期(anagen)」を延長させる効果。
毛包を大きくする効果。

このような効果の結果として、成長期の髪の毛が増え、太さも太くなるので見た目として大きく改善が見込めます

臨床試験のデータに基づいてその効果にもっとコメントしたかったのですが、この記事にそれも入れてしまうとさすがにボリューミーすぎるのでまた別記事でまとめることにします^^;

さてさて、これらの効果はミノキシジルのどのような作用によるものなのでしょうか?

ミノキシジルそのものは作用しない!?

具体的な作用の話に入る前にちょっとひとつだけ。

実はミノキシジルそれ自体が育毛効果を示すわけではないようです!

ミノキシジルは体内に入ると、硫酸転移酵素によって硫酸ミノキシジル(minoxidil sulphate)に変換されます。

この変換された後の硫酸ミノキシジルが育毛作用を持つようです。

ちなみに硫酸転移酵素の活性ですが、AGAの病気モデル動物としてよく使われるベニガオザルにおいて毛包局所的に確認されました。

また、ミノキシジルの効果が出やすい人は頭皮の硫酸転移酵素活性が高かったという臨床データもあるので、やはりミノキシジルそのものではなく硫酸ミノキシジルが髪の毛の成長に重要であるのは確かのようです。

では、具体的なミノキシジルの作用メカニズムの考察に入っていきます。

血流よくなる説

他サイトを見ていると結構この説が押されている場合があります。

しかし、こちらの説の信憑性は微妙です。

外用ミノキシジルの服用と頭皮の血流の関係を調べた論文が2つあるのですが、

片方の論文では血流が良くなり、もう片方の論文では何も影響はなかった、という異なる結果が出ています。

この結果の違いに関しては、前者の方が高濃度(最大5 %)のミノキシジルを使用したためではないかと考えられています。

また、後者で用いた濃度(3 %)のミノキシジルでも通常、発毛効果は認められますので、血流に関しては発毛に対しては決定的な要素ではない、と言えると思います。

つまり、ミノキシジルで頭皮の血流が良くなることはあるが、それが発毛を促しているかはわからない、というのが現状の結論です。

毛細血管が大事説

ヒトの頭皮にはたくさんの毛細血管があります。
そして、その血管を通して血液が様々な栄養などを運んでいきます。

ですので、毛細血管が育毛にも大事そうであるということはイメージしやすいと思います。

実際、毛包周囲の毛細血管の張り巡らされ具合とヘアサイクルはリンクしていて、成長期の時には毛細血管が増え、退行期や休止期では毛細血管は少なくなるようです。

そして、この毛包周囲の毛細血管が増える時には、VEGFというタンパク質も同様に増えていることが確認されました。

このVEGFは日本語では血管内皮細胞増殖因子といって、新しく血管を作ったり、細胞増殖の際に一役買う分子生物学界隈では非常に有名なタンパク質です。

さらに、別の研究ではミノキシジルによって毛乳頭細胞でのVEGFの発現量が向上するという結果が得られました。

つまり、ここでの作用仮説はこのような流れになります。

ミノキシジル服用

VEGFの発現促進

毛包周囲の毛細血管増加

毛細血管の増加により髪の毛が成長期へ移行

退行期・休止期の髪の毛が減り、髪の毛の量と太さがUP

こちらの説は筋が通っていて結構信憑性は高いという印象を受けています!

プロスタグランジンが大事説

プロスタグランジンは、プロスタン酸骨格を有する生理活性物質の総称です。

緑内障の治療薬であるlatanoprostに、プロスタグランジンの一種が含まれているのですが、こちらを使用した際にまつげの多毛症が見られました。

また、こちらを薄毛のベニガオザルの頭皮に塗ったところ髪の毛が再度生えてきたという結果もあることから、プロスタグランジンには発毛に関わっているものがあると考えられています。

そして、ミノキシジルにはこちらのプロスタグランジンのひとつであるPGE2の発現を促進する効果が確認されています。

このことから、プロスタグランジンの増加も発毛作用の一因なのでは?という説があがっています。

カリウムチャネルオープナー説

硫酸ミノキシジルにはカリウムチャネルというカリウムイオン(K+)を通す穴を持ったタンパク質の穴を開ける作用があり、それが発毛を促す作用機構なのではないかという説もあります。

この説を支持する証拠の例を紹介します。

証拠例1

ジアゾキシド(diazoxide)やピナシジル(pinacidil)といった、その他のカリウムチャネルを開く物質もヒトに対して多毛症を引き起こした。

証拠例2

試験管内において、ミノキシジルによる3T3線維芽細胞の増殖活性化がカリウムチャネルアンタゴニスト※により阻害された。

※カリウムチャネルアンタゴニストはカリウムチャネルの機能を阻害する分子のことです。

一方でこれに矛盾する結果も得られています。

ですので、正直この説に関してもまだ確実とは言い切れませんが、結構有力視されている説ではあります。

作用機構は未知でもいいの?

結局、いろいろな説が出ているものの確かなことは言えていません。

僕の意見としては、ミノキシジルは一つの経路だけでなく複数の作用経路で発毛効果を有しているのではないかなと思います。

ですので、確証はまだ得られていませんが上で述べたものの内複数は正解なのでは、と思います。

案外、薬の中にはどのようにして効果を発揮しているかが判明する前に使われ始めているものや、依然として作用機構がわかっていないものもあります。

そういったものは、僕としてもちょっと気持ち悪く感じてしまう部分もあるのですが、きっちりと臨床試験をクリアしている以上、問題はありません

ですので、作用機構が未解明だからといって、ひょっとして危険なんじゃないか?と身構える必要はないということですねヽ(´—`)ノ

ミノキシジルの副作用

上で、作用機構が未解明でも危険じゃないよと言いましたが、やはり副作用は起こり得ます

とその前にここでの副作用が何を指すかを明確にしておきたいと思います^^;

そもそもはじめは内服ミノキシジルの主作用は血管拡張による血圧低下で、発毛効果の方が副作用でした。

しかし、ここではミノキシジルのAGA治療薬としての使用を考えますので、逆に発毛効果の方を主作用とします。また、AGA治療なので頭髪の発毛効果に限定しておきます。

ミノキシジルの副作用は、内服タイプが外用タイプかによって異なります。

内服タイプ(ミノキシジルタブレット)

略してミノタブと言われるこちらは、口から体内に直接取り入れるため効果が高い反面、副作用のリスクも高くなります

AGA治療薬としてみた場合に、副作用扱いとなってしまうのが頭髪以外の体毛が濃くなることがあります。

これは僕がミノタブを飲んだ時に実際に見られた症状でもあります。

僕の場合はそれまで産毛だったお腹まわりと胸の毛が少し濃くなりました^^;

やはり内服タイプだと、全身の色んなところにミノキシジルが行き渡るため、頭以外の部位にも作用してしまうことになります。

外用タイプ

外用薬で最も多い副作用は頭皮のかゆみです。

他にも頭皮に湿疹や炎症が起こるなど、頭皮関連の副作用が多めです。

まあ頭皮に塗るわけですから当然といえば当然ですがね(;・∀・)

内服タイプと外用タイプどちらを使うべきか?

内服のミノタブにするか外用タイプにするかは消去法が決めやすいかなと思います。

内服タイプに関して

まず、絶対に使用してはいけない人は、他に血圧を下げる薬を飲んでいる人です。

その薬とミノキシジルの両方で血圧が下げられてしまうと危険な状態になる可能性があります。

同様に、もとから血圧がかなり低い人は、内服タイプについては病院で指示をあおいだ方がいいと思います。

また、体毛が濃くなるのは絶対嫌だ!という方もミノタブはやめた方がいいです。

人によって体毛の濃くなり具合は個人差があると思いますが、少しでも濃くなるのが嫌な人は局所的に用いることができる外用タイプをおすすめします。

外用タイプに関して

頭皮が敏感な方は、かゆみなどの副作用が起きやすいので少しずつ試してみるのをおすすめします。

実際試してみて頭皮に直接塗るとかゆくなってしまったという方は、内服タイプに切り替えるといいと思います。

内服タイプにすることで頭皮への刺激はなくなり、かゆみなどの副作用とはおさらばできます(`・ω・´)ゞ

また、外用タイプは髪の毛にベタつき感が出てしまうものもあるので、朝に利用してから外出するのはちょっと・・・などと使用タイミングが限られてくる面もあります。この場合も内服タイプであれば解決できます。

結局、自分にとって望ましくない症状が出にくいタイプのミノキシジルを選ぶことが大切です!

おすすめの内服ミノタブ

こちらのミノタブは1本に100錠入ってたったの3700円という安さです!

さらに2本、3本とまとめ買いするほどお得になります。

なんと3本の場合、300錠で7400円なので一日あたり24.7円という驚きの安さになります(;・∀・)

あまりに安いのでちゃんと効くのか?って思っちゃいますけどそこはレビューを見てもらえれば分かる通り大丈夫ですヽ(´ー`)ノ

お財布にめっちゃ優しいのでおすすめです(`・ω・´)b

おすすめの外用ミノキシジル

信頼と実績のある外用タイプのミノキシジルにはポラリスシリーズがあります。

[NR-07]はシリーズの中でも最もスタンダードなものであり、初めての方はこれを使用するといいと思います。

[NR-10]はミノキシジルが16 %とポラリスシリーズ中で最高濃度を誇っています。
他の外用ミノキシジルで満足できない方は、この最強のポラリスならいけるかもしれません!

ポラリスシリーズには他にもまだ種類があるので、そちらに関してはまた別記事で詳しくまとめたいと思いますヽ(´ー`)ノ




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