肝斑は「ホルモンの影響によるしみなのでレーザー治療はNG」とされていました。しかし最近では肝斑はこすり過ぎで炎症を起こしていることが原因なのではという説が主流です。

「レーザートーニング」という治療方法が有効ですが、高度な技術を要するので実績のある医療機関を選ぶことが大事。トラネキサム酸等の内服薬も有効です。

普段のスキンケアの見直しも肝斑を消す方法として重要です。特に有効なのは刺激を受けやすい洗顔の見直しです。シミ全般に紫外線対策をすることは言うまでもありません。

肝斑を消す3つの方法

  • スキンケアの見直し~洗顔と美白コスメ
  • トランシーノ(トラネキサム酸)等の服用
  • レーザートーニング

いわゆるしみと言われる老人性色素斑などと見分けがつきにくい肝斑を正しく診断し、その上で適切な治療と、日常のケアを続けることが多くの女性を悩ませる肝斑を消す方法です。

肝斑を消す方法

スキンケアの見直し、内服薬の服用、レーザートーニングが肝斑を消す方法として有効です。他のシミと混在していることも多く治療には注意が必要です。肝斑の治療は時間がかかりますが非常に効果がある薬(トラネキサム酸)もあるので根気よく治療を続けることが大事です。

原因を取り除く

肝斑の原因はよくわかっていませんが、30代~40代の女性に多いこと、妊娠やピルの服用で出現することも多くまた閉経後に症状が軽くなったりすることから女性ホルモンが関係しているのでは、と言われてきました。

しかし近年の研究でメイクや洗顔などで炎症や摩擦を受けることが原因ではという説が常識となっています。
肝斑が出現するのは16歳ごろからで閉経前後に自然に治っていきます。丁度メイクを始めた頃からしなくなる頃と一致するのです。

肝斑ができやすい部分は洗顔で手のひらがよく当たる箇所でも有ります。肝斑と色素性沈着型接触性皮膚炎(つまりこすり過ぎなどの摩擦、刺激によるもの)を顕微鏡で比較しても違いは認められません。洗顔方法やスキンケア、メイクで出来るだけ肌に刺激を与えないことが重要です。

日常のスキンケア~洗顔と美白コスメ

メイク、スキンケアで肌は想像以上に毎日こすられているものです。これを出来るだけ刺激を与えないようにすることが肝斑の改善と予防に繋がります。

ケアの仕方、スキンケア化粧品の選び方が重要なポイントです。

◆洗った感が無くて物足りない?ビーグレンのクレイウオッシュ

洗顔している時も洗い終わりもさっぱり感がなく、本当に汚れが落ちたのかどうか不安になるくらいの洗顔剤がビーグレンのクレイウオッシュです。さらっとした粘土で洗顔しているような感触で、すすぎをなんどしても洗顔後のさっぱり感はありません。でも大丈夫。毛穴の奥までちゃんと綺麗になっています。洗顔後のつっぱり感も全くありません。慌ててローションなどを付ける必要もないのです。

モチモチの泡でクッションを作り直接肌に触れない洗顔剤も、こすり過ぎを防げますが泡を作るためには界面活性剤が必要です。合成の界面活性剤は泡立ちが良いですが肌への刺激も多いです。簡単に泡が出来るタイプは避けたほうが無難と言えます。

天然クレイを使用したビーグレンのクレイウオッシュははクレイの吸着という性質を利用して汚れを落とすものです。

泡はできないしいわゆる洗顔をしたあとのさっぱり感というかつっぱり感が全くありません。それでも毛穴の中の汚れや最近もしっかり引き出して肌から取り去ってくれます。

そればかりか汚れのかわりに美容成分を肌にのこしてくれるのでつっぱり感がなく潤ったままでいられるのです。

◆皮脂の落とし過ぎは肌のバリア機能を低下させます

肌のバリア機能が低下するとターンオーバーも乱れ、シミがいつまでも残ってしまうのでこすり過ぎに加え落としすぎもシミの原因となります。毎日のことですからなおさら洗顔剤の選択や洗顔方法が間違っていないか見直しをすることが肝斑の治療でも大切です。

一般的な洗顔剤は汚れも落としますが、肌に必要な皮脂までも一緒に落としてしまうのでつっぱり感があります。そのため慌てて化粧水などで保湿をされているのではありませんか。クレイウオッシュなら必要な皮脂は残してくれるので洗顔後もしっとり潤っています。

肌をこすり過ぎるのは洗顔だけではありません。クレンジングやメイクでも頻繁に刺激を与え続けています。クレンジングそのものも肌への刺激は避けられません。できるだけ負担をかけないようにするためには必要以上に濃いメイクをしないことも大切です。強く拭き取ったりするのはもちろんダメです。

通常のメイクならクレイウオッシュで十分落とすことができます。一度の洗顔で落ちきれていないと思ったらもう一度洗顔しても大丈夫です。洗顔後のタオルドライにも注意して!ソフトな素材でそっと押さえるように水分を取りましょう。

◆洗顔後の保湿は必要最低限に

同じビーグレンのホワイトローションがオススメ。ビーグレン独自の浸透するビタミンCが配合されたローションです。化粧水というよりさらっとした美容液のような使用感は一度使うと手放せません。生産地こそ国外ですが日本人向けに生産されている製品です。

管理人はクレイウオッシュとホワイトローションのみのシンプルケアを続けていますが、良く「何を使っているの?私も使いたいので教えて」と言われています。

もちろんビーグレンのシミ対策用美容液やクリームも有るのですが、肝斑はできるだけ肌の摩擦や刺激を避けたいのでまず、クレイウオッシュとホワイトローションでケアをすることをおすすめします。

「やっぱり国内生産の物がいいわ」という方には、
ポーラ・オルビスグループ、ディセンシアのサエルがオススメです。

敏感肌で今まで美白を諦めていた方にも人気の肌にやさしい美白コスメです。

サエルトライアルセットでお試しができます。

薬の服用による治療~トラネキサム酸で炎症を抑える

肝斑に効果のある薬がトラネキサム酸。肝斑の改善薬として市販されている「トランシーノ」のCMで認知度の高い薬です。トラネキサム酸は医療現場でよく使われる薬で、

  • 炎症や傷ができると出来るプラスミンというタンパク質を攻撃する
  • 出血を止める
  • 湿疹などの赤みや腫れを鎮める
  • 喉の赤み、膨張を抑える(風邪などで喉が腫れている時に使用)

という主に炎症を抑える効果があります。つまり肝斑はこすり過ぎなどで起きる炎症が主な原因で、その対処をすれば肝斑を消すことが可能です。通常のレーザー治療は皮膚に炎症をおこすのでかえって悪化する、というのも納得ですね。

◆トラネキサム酸の使用にあたっての注意

市販のトランシーノの注意書きをきちんと読んでいますか?

「55才以上の人、血栓症のある人、血栓症を起こす恐れのある人」は服用前に医師又は薬剤師に相談してください。使用は3ヶ月。

と書いてあるのに気づいているでしょうか。出血を止める⇒止血効果があるということなので脳の血管が詰まる脳梗塞の原因にもなりかねません。血栓症のリスクのある人も使えません。医療機関ではそのリスクを考えてトラネキサム酸が処方されています。

トランシーノは医療機関と同じ750mgのトラネキサム酸が含まれているのです。肝斑の特効薬のように言われるトランシーノですが、そのリスクもきちんと理解して服用することが必要です。ちなみに医療機関でもトランシーノは処方してくれますので、費用の点でも医師の指導のもとで使用することをおすすめします。

レーザートーニング

トラネキサム酸の服用やスキンケアの見直し、美白コスメなどでも肝斑を改善することは出来るのですが、多くの場合時間がかかります。出来る限り早く消したいと思うのが女心ですよね。レーザートーニングなら費用はかかりますが改善までの時間を短縮することができます。

レーザートーニングは肝斑に有効な治療法です。しかし高度な技術を必要とするのでレーザーの出力、治療の間隔や治療をしている間のスキンケアなどトータールで対応出来る、実績があり信頼が出来る医療機関を選ぶことが重要なポイントです。

一般的なシミのレーザー治療はメラニン色素をレーザーで破壊することで効果を得るため、治癒の途中経過で一時的に炎症によってシミが濃くなることも有ります。肝斑は炎症を抑えることが肝心なので返って悪化してしまうことも有り、また深刻な被害にあった方もいらっしゃるのでレーザー治療はNGとされてきました。しかし多くの場合間違った方法や未熟な知識、技術が原因で悪化しています。

肝斑の治療で用いられるレーザートーニングは弱いパワーでレーザーを当て色素細胞にひびを入れて細かく砕きます。それをマクロファージが食べてくれるので何回かレーザーを当てるうちにだんだん薄くなっていきます。レーザーが原因となっている部分の色素に作用しマクロファージという細胞が処理しやすくする、と言ったイメージです。肌のターンオーバーが正常に働きシミの部分を剥がすため肝斑が改善されます。

肝斑としみの見分け方

肝斑は一般的に30~40代のアジア人女性に多く見られます。境界 が不明瞭な薄茶色のシミが頬骨のあたりに左右対称に出ることが多いです。額や口唇にも出やすく生え際や眉毛の部分にはできません。範囲や形状などに変動があります。

肝斑と紛らわしいしみは、いわゆる典型的なしみである老人性色素斑(20代からでます)、ADM(大人になってから出来ます)、扁平母斑、炎症性色素沈着です。いずれか一つだけの場合も有りますが老人性色素斑の下に肝斑があったりと複数のシミが混在していることも多いです。医師でも判断が難しいので、自己判断で間違ったケアを続けていると悪化してしまう場合もあります。まず、実績のある医師に相談することをおすすめします。

シミの種類

 シミの種類            特     徴
老人性色素斑典型的なしみのこと。主に紫外線のダメージが原因で肌の老化に伴い出現します
母斑アザと呼ばれ、生まれつきのものがほとんどです
雀卵斑そばかすです
ADM遅発性太田母斑様色素沈着のこと。大人になってから出現します
炎症性色素沈着ニキビ跡や傷跡に色素が沈着した状態。レーザー治療でできることも有ります
肝斑頬骨の辺りや額にできやすくモヤモヤとしたシミが左右対称にでます

一般的なシミ(老人性色素斑)については「しみが出来る、しみが消える!今すぐできる最短最速のシミを消す実践法」で検証しています。

まとめ~肝斑を消す3つの方法

肝斑の主な原因はこすり過ぎによる炎症です。つまり炎症を抑えることができれば肝斑を消すことが可能であるということですね。洗顔やメイクも炎症をおこす原因です。肝斑を消す3つの方法は

  • 洗顔やスキンケアを見直す
  • トラネキサム酸等の服用
  • レーザートーニング

です。

あなたのシミが肝斑なら、肌をこすり過ぎないように洗顔の仕方やスキンケアの方法の見直しをすることで確実に改善することができます。トラネキサム酸の服用は肝斑の主な原因である炎症を抑える効果があり有効ですが、血栓症や脳梗塞のリスクもあるので医師の指導のもと使用することをおすすめします。

スキンケアや服薬では効果が実感できるまでに時間がかかりますので、多少費用がかかってもなるべく早く肝斑を改善したい場合はレーザートーニングの治療も考えてもよいでしょう。ただし、経験の有る医師を選ばないとトラブルになる可能性も無いとはいえません。

キャンペーンや低価格だけで選ばないよう注意が必要です。

 

*シミの改善の程度には個人差が有り、だれでも効果があるわけではありません。ここで紹介した方法やコスメは医師の指導や説明書に従って個人の責任で治療、使用をして下さい。