なかなか面白い本を見つけたのでご紹介します。
タイトルもズバリ、
「肌断食 スキンケア、やめました」
「断食」っていうと、食を断つ、というイメージが強いですよね。
「断食」ときくと、ダイエット目的はもちろん、腸を休ませる、自己免疫力を高める、体内のクリアリングと毒素排出を促すなどなど、
主に「カラダ」のために行われるもの、というイメージがありますが、
「肌断食」とはこれいかに?!
この本を書いたのは、『南京の真実』『キャプテン・ブルーベアの13と1/2の人生』などの訳を手がけた、ドイツ語翻訳家で作家の平野卿子(ひらのきょうこ)さん。
そうなんです。平野さんは、いわゆる美容家でもなければ、医療関係の方でもなく、作家さんなんです。
で、この本のなかなか面白いところは、よくある美容のためのノウハウ本ではなく、作者自身のルポ・体験談がメインという点。
美容や医療のプロではなく、またいわゆる美魔女的な特別なケアをしているわけでもなく、
「ごくフツーの女性」である平野さんご自身の肌断食体験をもとに、その経過や変化などが事細かに綴られているという点です。
「どこにでもある市販の化粧品を使ってスキンケアをし、メイクをし」と、ごくフツーに肌とつきあってきた平野さんがご自身の言葉で語っています。
しかも、「ええー!そうなの?!知らなかった・・・!!」というオドロキも満載だったり。
というか、この本、よく出版できたな~!という気持ちすらしましたね。化粧品業界が”お商売”の為にひた隠しにしてきたであろうことが、ヤバイくらい赤裸々に書かれているので・・・(笑)
◇なぜ肌断食を始めたのか?
著書によると、2010年の2月。平野さんが65歳の時、スキンケアをやめて「肌断食」を敢行することに。
元々肌にトラブルがあったわけじゃなく、どちらかといえば「肌がきれいね」と言われることが多かったという平野さん。
(本の裏表紙にお写真が載ってるんですが、ほんとに肌がおキレイです!)
そんな平野さんが肌断食を思い至ったきっかけは、
ふと目にした皮膚科医の書いたスキンケアに関する本。その書評で、
「化粧水はいくらつけても保湿にはならない」
「ふつうの外出なら日焼け止めはいらない。おしろいかパウダーファンデーションで充分」
「リキッドよりパウダーファンデーションの方が肌に良い」
と、何もかもが平野さんが考えていたこととは正反対だったこと。
その流れで、2冊の本、「大人のスキンケア再入門」(吉木伸子)、「誤解だらけのスキンケア」(北原東一)を読んで、ますます確信を深めたこと。
さらに、ふとしたことで肌荒れをおこした平野さん。お顔の皮剥けがなかなか直らず、大学病院に行ってマイクロスコープなどで診断を受けた結果、「見た目に反して肌年齢は実年齢を大きく上回るダメージ肌だった」ことに初めて気づかされたこと、だったそう。
確かに・・・明らかに肌トラブルがあったわけでもなく、むしろ「肌がキレイ」と周りからも言われていたのに、
プロの診断を受けたら、「実は自分は美肌ではなかった、むしろダメージありありの肌だった」と知らされたらそれはそれはショックですよね。
◇肌断食の工程
平野さんの実践方法がコチラ
・お医者さんの指導に従い、それまでの基礎化粧品の使用を一切やめて、洗顔は水orぬるま湯洗いして、洗顔後はお肌に何もつけず。
・メイクをしたときは、夜だけ純石鹸で泡で押し洗い洗顔。洗顔後は肌に何もつけない。(落ちにくいポイントメイクの場合は、ワセリンを綿棒やコットンに少量つけて除去)
・カサつくときだけ、白色ワセリンをうすく塗る。
・メイクも、リキッドではなく、水で落ちるミネラルパウダーファンデーションを使用。
・メイクや日焼け止めを塗るときは、白色ワセリンをあらかじめ肌にうすく塗っておく。
当初は、お肌のつっぱり感や皮剥け等がなかなか良くならず、折りしも肌断食を始めたのが一年でいちばん乾燥しやすい2-3月だったこともあり、
「ほんとに肌に何も塗らなくて大丈夫なのかしら・・・」と不安を感じることもあったそうです。
ですが、しばらくたって、「ほうれい線」が薄くなったことを自覚!
さらには、お子さんから「最近やせた?」と言われるようになり、鏡でお顔をよーく見ると、頬やあごのラインのたるみが消え、引き締まっていることに気づかれたそう!
ちなみに繰り返しますが、平野さんこの時65歳。
お肌の老化が著しく、半ば諦めがちなこの年代ながらも、「ほうれい線が薄くなった」「たるみが消えてフェイスラインが引き締まった」って、これは嬉しいですよね~!
そのうち肌の皮剥けもおさまり、定期的に病院に通って肌診断を受けながら、だんだん肌の状態がよくなっていることを実感した平野さんは、さらに肌断食を続けることに、
お医者さんのすすめもあったことで、
・ついには、純石鹸での洗顔もやめて、水orぬるま湯洗い洗顔のみに切り替え。
・日焼け止めも塗らないことに。外出するときは、帽子、日傘、手袋などで紫外線から保護。
(紫外線量が多い朝10時~昼2-3時の外出はなるべく控える、日差しの強い海外滞在時などどうしても日焼け止めを塗りたい時は、あらかじめワセリンを薄く塗って肌を保護してから日焼け止めを塗布 など)
◇肌断食 約1年後・・・
かかりつけの病院で肌診断を受けた結果、
「しわ」「毛穴開き」が緩和され、キメも整い、ますます肌の状態が良くなっていたそうです!
VISIAという肌測定器で測定、スタート当初のカルテや画像と比べたところ、すべての項目で数値がアップ。シワも毛穴も減り、肌の弾力性が復活。シワについては、平野さんいわく、「シワが減った」そう。また、日焼け止めもほとんどつけず、日差しの強い海外にも何度も行ったのにシミもわずかながら減っていたとか!
(ご興味ある方は、著書に病院で撮影したビフォーアフターの写真、カルテの一部が紹介されてますので、ご参照を。)
著書を発行された後も、肌断食を続けていらっしゃるとのことです。
ちなみにこの本のサブタイトル。
平野さんが書いた原稿を読んだ編集者さんが、読後、「スキンケア、やめました」とポツリともらされたその言葉がそのままサブタイトルになったそうですよ。
◇「肌断食 スキンケアやめました」の名言
「肌には何もしみこまない」
「化粧水も肌を乾燥させる」
「日常生活では日焼け止めはいらない」
「何もつけなくても肌は自力で保湿する」
「空気が乾燥しても肌は乾燥しない」
「年をとっても肌の水分量も皮脂量も減らない」
ちなみに、2013年8月にこの本の出版イベントで行われた平野さんのトークショー動画がこちら。
確かに、何かを追加して買ったり取り入れたりするわけでなく、「使用や購入をやめる」だけなので、始めやすいですよね。
コスト0円。しかも、化粧品を買い足す必要もなく、またお肌のお手入れに時間を割く必要もなくなるので、なんだかいいことづくめ!
◇私もいろいろ調べてみました。
確かに、「お肌の水分量をあげるために化粧水で保水を」なんていわれてますが、時間をかけてがんがん肌に大量の化粧水を入れたり、化粧水パックしたりしても、しばらくすると「肌が乾いた」「なんだかカサカサした」という体験、ありませんか?
また、化粧品の謳い文句で、「化粧品の有効成分が肌の深部まで浸透し・・・」なんてよく謳われてますよね。でも、よく考えてみてください。
お肌が外から水分を受け入れて深部まで届かせる機能があったら、お風呂のお湯に浸かろうものならタイヘンです。風呂の湯をズォォォォ~~ッッ!!と吸い込んで肌もカラダもパンパンになるはず!(笑)
実際、そんなことにはならないですよね。肌には外部から異物を入れないように保護する「バリア機能」があるわけですから。
で、仮に、そんなガッチリ守りの堅い「バリア機能」を解除できる基礎化粧品があるとしたら、一体どんなヤバイ成分を使ってるのかと、逆に心配ですよね・・・。
思えば、テレビを見ても雑誌を開いても、「化粧品礼賛」やら「化粧品を使わないことのデメリット列挙」の嵐、嵐、嵐。
ヒドイ肌にはりたくなければ、死ぬまでどんどん化粧品を買いなさい、使いなさい、肌が荒れたらもっと使いなさい、と。
だけど、考えてみてください。
もし仮に、これらが単なる「美容業界の”お商売”のためのウソ」だったら?
ほんとは何を塗ろうが何を使おうが、大して影響がないのに、
商品を買ってもらいたいがために、買え買え使え使え叫びまくり、
さらには、化粧品を使えば使うほど、肌本来のチカラが弱まり、化粧品ナシでは生きられない肌になり、
「もっと化粧品を!」「もっとくれ!もっと欲しい!」と、次々化粧品を求めて買い走り、まさに”化粧品中毒者”のようなダメダメ肌へといざなってるのだとしたら?
スキンケアが実は肌に良くないことだったとしたら―?
そう考えてみると、どうですか?
さらに言えば、
それらスキンケアをやめることで、平野さんのように大人になっても60代を越えても美肌になれるのだとしたら―?
「基礎化粧品でのお手入れをやめる」ことで、シワが消えたり、ほうれい線が薄くなったり、肌のキメが整った美肌になれるのだとしたら―?
だったら、やらない手はないですよね!
でも・・・
「でも、ほんとに顔に何も塗らなくて大丈夫?」
「肌が乾燥して、逆にシワシワになりそうで怖い!」
「日焼け止めも塗らないなんて、シミが大量発生しそう!!」
そんな風にも思いますよね。
また、お肌に基礎化粧品を塗ったり、パックしたりという「お手入れ」の工程そのものが好き、お手入れするのが趣味!という方もいますよね。
とはいえ、百聞は一見にしかず!グジグジ悩んでても肌はきれいにならない! というわけで、
◇私も肌断食やってみました。
あと、一応紫外線シーズンなので・・・
ノンケミカルで有名な「ママバター UVクリーム」。
ちなみに、どれもドラッグストアで買えました。(しかも意外と低コストでびっくりしました)
やりかたは、こんな感じ。
・朝の洗顔は、ぬるま湯のみ。洗顔後、何もつけず。
・メイクをした日の夜の洗顔は、純石鹸で洗顔。洗顔後、何もつけず。
・日中、出歩く時は、ワセリンをうすく塗って、その上からメイク。
・また、すっぴん時でも、どーしても肌が乾燥するときは、乾燥するところだけワセリンを塗る。
で、どうだったか・・・
今回、ちょっと記事が長くなったので、結果や肌断食のコツについてもまた次回ご紹介しますね!
肌断食、意外なかなかとイイですよ♪ やみつきになる感じです。
「肌断食、ちょっとやってみようかな~」というあなた、
まずは、「夜だけ」とか「週末だけ」などの『プチ肌断食』からお試しになってはいかがでしょう?
ちなみに、この本の最後にも書いてあったんですが、
美肌のために大切なことは、ただスキンケアをやめることだけではなく、
「食事・運動・睡眠」がやっぱり大事、この3つを続けていくことが重要、とのことでした。その通りですよね。
ダイエットだって同じ。何かを足したり引いたりすればそれだけでいいわけじゃないし、
一時的に痩せたり良くなったりすればそれで終わり、じゃないですもんね。
そして、カラダは内側・外側両方のケア大切。
暑かったり寒かったり、気温差が激しい季節の変わり目。
また、実際からだの芯は冷えたりしてるものですよね。
そんなときこそ、お風呂に浸かってカラダを温めて代謝促進です。理想の美ボディのためにも、理想の美肌のためにも!