臭いスッキリ!ボストンテリアのシャンプー方法について
ペット生活
編集部
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ぺちゃっとつぶれた鼻と大きくて離れ気味の目がチャーミングなボストンテリア。ちょっぴり脂性の肌質をしているようで、臭いや皮膚病が気になるところです。できれば定期的に綺麗にシャンプーをして臭いや汚れを落としてあげたいところですね。今回はそんなボストンテリアのシャンプー方法について調べてみました。
ボストンテリアの毛質は?
綺麗にシャンプーをおこなうにはボストンテリアの毛質を知っておくことが大切ですね。
ボストンテリアはスムースコートと呼ばれる艶やかでやや固い短い毛質をしています。毛の構造はダブルコートと呼ばれる構造になっており、保温の役目を果たす下毛とやや毛足の長い上毛の2重の構造になっています。
ダブルコートの犬種はシングルコートの犬種よりも抜け毛が多く、春から夏と秋から冬にかけての換毛期にはブラッシングをするとブラシにたっぷりと抜け毛が取れるような状態になります。
ダブルコートの犬種の場合はこの死毛となった下毛をしっかりと取り除いておかないと、カビや菌、寄生虫の温床になり皮膚病につながってしまうこともあります。ボストンテリアのような鼻の短い短頭種は口の周りにしわがあります。このしわは短頭種のチャームポイントの1つでもあるのですが、抜け毛や皮脂、汗などが溜まりやすく風通しも悪いので、お手入れを怠ると臭いや皮膚病の原因になってしまうことがあります。
ボストンテリアは被毛をきれいな状態で保つだけでなく皮膚の健康を守るためにも、毎日のブラッシングと定期的なシャンプーが必要になりますね。
シャンプーの仕方
ではボストンテリアのシャンプーはどのように行えばよいのでしょうか?
短毛でカットなどの必要がないボストンテリアの場合は、定期的にトリミングサロンへ連れて行く必要はありませんが、きれいな状態を保つために2ヶ月に1度くらいはプロのトリマーの方にシャンプーをしていただくのはよい方法ですね。でも臭いが気になるボストンテリアの場合は自宅でも手軽に綺麗にしてあげたいところです。
ここではボストンテリアの臭いを予防して、被毛や皮膚を清潔に保つためのシャンプーの方法をご紹介しましょう。
ブラッシング
シャンプーをする前にはしっかりと抜け毛を取り除くためにブラッシングをします。
ボストンテリアのような短毛の犬種のブラッシングには、ラバーブラシとイノシシや豚、馬などの毛を使用して作られた獣毛ブラシが効果的です。
背中やお腹などは毛の流れに逆らうように、頭部や口周りのしわの間は毛の流れに沿うように毎日5分くらいブラッシングをしてあげましょう。ボストンテリアは皮膚が弱い犬も多いので、強くこすらないように注意が必要です。また口の周りのしわの間の抜け毛や汚れが残らないように、しわはしっかりと伸ばしてからブラッシングしましょう。
シャワー
シャワーの前に肛門腺を絞ります。尻尾を持ち上げて肛門の斜め下をつまんでしぼり上げます。臭い液体が出ますので洗い流してあげましょう。
使用するお湯はややぬるめ(36℃~38℃)に設定しておきます。毛の表面だけでなく皮膚までしっかりとお湯を行きわたらせるために、シャワーヘッドを体に密着させて滑らせるようにシャワーをするとよいようです。
シャワーを怖がる犬の場合は顔から遠いお尻や足元の部分から徐々に前へと濡らしていきましょう。慣れている犬の場合は頭部から順に前から後ろ上から下へ流していきます。
シャンプー
シャンプーに慣れていない犬の場合はお尻から順に後から前へ上から下への順に洗って行きます。シャンプーに慣れて怖がらない場合は顔から順に前から後ろへ上から下への順位で洗って行くとよいでしょう。しわの間は特に注意が必要です。しっかりとひだをのばして洗ってあげましょう。
使用しているシャンプー剤が希釈が必要なものの場合は、シャンプーの前にぬるま湯などで希釈をして用意しておきましょう。
すすぎはできれば頭部の高い位置から流すとすすぎ残しが少ないのですが、嫌がるような場合はお尻から順に流していっても大丈夫です。指の間やしわの間などの細かい部分にシャンプーが残らないように注意します。
リンス・コンディショナー
リンスもしくはコンディショナーを体全体に馴染ませていきます。
できれば頭部の高い位置から流していくと自然と体全体に広がっていくのですが。慣れていなくて怖がるような場合はお尻から順に手で流していってあげましょう。
全体に馴染んで来たら手でもむように毛に馴染ませていきます。
最期に毛の流れに沿ってすすいでいきますが、これも怖がる場合は顔から遠いお尻から順にすすいでも大丈夫です。足の裏や指の間、しわの間などはコンディショナーがたまりやすいので注意しましょう。
ドライヤー
シャンプーをした後は自然乾燥させずにドライヤーを使用してしっかりと乾かしていきます。給水タオルで水分をとったあと、バスタオルを使用して全体を拭いていきます。あまりこすらないのがコツのようです。しわの間は生乾きになりやすいので、しっかりと拭き取るようにしましょう。
犬の皮膚は人の皮膚よりもはるかに薄いので、ドライヤーをあてる時はやけどに注意が必要です。温風を使用する場合は犬から離して手で温度を確認しながらあてていきましょう。
ボストンテリアは大きくやや出っ張った目をしているので、顔を乾かす際は目に直接ドライヤーの温風が当たると火傷してしまうことがあります。できるだけ上の方から直接目に風が入らないように注意しながら乾かしましょう。心配な場合はドライヤーの冷風を使用して乾かしても大丈夫です。
最後にラバーブラシや獣毛ブラシで被毛を梳いて艶をあげて仕上げます。
シャンプーの際の注意点
ボストンテリアはやや上向きの鼻をしているため、鼻に水が入りやすいので注意しましょう。濡れたスポンジなどを使用して顔や頭部を濡らしてあげると目や鼻、耳に水を入れてしまう心配がなく、しわの間もしっかりと濡らすことができるので便利です。
シャンプーの時は皮膚病に注意!
ボストンテリアは皮脂の分泌が多く、体臭が気になる犬種として名前が上がることが多い犬種です。多すぎる皮脂の分泌は臭いの原因になるだけでなく皮膚病の原因にもなってしまいます。
皮膚病は1度かかるとなかなか完治が難しく、痒かったり痛かったりする期間が長く続いてしまうことが多いので、犬にとってもかかると辛い病気の1つです。できれば病気にかかる前にブラッシングやシャンプーで予防してあげたいところですね。
もしも病気の兆候があらわれた場合は早めに見つけてあげることが大切です。シャンプーには皮膚や被毛を清潔に保つだけでなく、皮膚の状態をしっかりと確認するという役目もあります。
ボストンテリアがかかりやすい皮膚病を理解して、シャンプーの時にその兆候があらわれていないかをしっかりと確認しましょう。
アレルギー性皮膚炎
ハウスダストやダニ、花粉などのアレルゲンが肌についたり、呼吸とともに吸い込んだりすることで発症する皮膚炎です。強いかゆみがあり赤みのある湿疹がひろがります。ひどくなると脱毛などの症状が現れます。
同じ部分をしつこく引っ掻く、体を壁や柱、家具にこすり付ける、足先などをなめたり噛んだりするなどの行動がみられたらアレルギー性皮膚炎の可能性があります。
脂漏性皮膚炎・マラセチア皮膚炎
マラセチア属の酵母によって引き起こされる皮膚炎の事です。犬の外耳道、肛門嚢、指の間、唇、皮膚粘膜に常駐している酵母で、はっきりとはわかっていませんが過剰な脂質の分泌や、宿主である犬の免疫力の低下などが原因で発症します。
皮膚のべとつきやフケの増加、発疹などの症状が現れます。また外耳道にも存在するので外耳炎の原因になることもあります。免疫力の低下で発症することが考えられるので、脂漏性皮膚炎を発症した場合は他の病気からの併発の可能性があります。
触ると被毛がべとつく、フケが多くなった、臭いが強くなったなどの症状がみられて場合は脂漏性皮膚炎の可能性があります。
アラカス症・毛包虫症
イヌニキビダニという寄生虫が犬の皮膚に入り込み、大量に寄生することで発症する病気です。母乳からの感染が多く1歳未満の仔犬の発症が多い病気ですが、イヌニキビダニが多く寄生しているものに触れた場合も感染することがあり、成犬や免疫力が低下した老犬でも発症することがあります。
症状としては抜け毛や皮膚のかゆみが生じ、症状が進行するとフケやかさぶた、皮膚の化膿や出血が起こります。
発症した場合の治療方法はダニの駆除薬の投与や、ダニの駆除効果のある薬浴やシャンプーでイヌニキビダニの駆除をおこないます。また免疫力の低下などが原因である可能性があるので、食事療法や運動療法などの体質改善が必要な場合があります。
ボストンテリアにおすすめのシャンプーは?
臭いと皮膚病に気を付けたいボストンテリアの場合は天然成分由来のものやプロも使用しているような信頼性のあるシャンプー剤を使ってあげたいところですね。
ここでは人気の高い犬用のシャンプーをいくつかご紹介します。
ノバルサン
アメリカで開発された信頼ある薬用シャンプーです。殺菌作用の高いクロルヘキシジンを配合しており皮膚や被毛の殺菌効果があり、膿皮症、真菌症などの皮膚炎に有効だといわれています。また低刺激なので子犬でも使用できます。(皮膚炎を患っている犬に使用する場合は、必ずかかりつけの獣医師の指導の下で使用してください。)
APDC
オーストラリアの植物科学者と共同開発された、植物が本来持っている力を最大限に引き出したシリーズになっています。100%無農薬のティーツリーを主成分に、ユーカリ、シトロネラなど厳選された複数のハーブを使用しています。
ラファンシーズ
犬のスタイルや皮膚の状態にあわせて選ぶことができるようになっています。トリミングサロンなどでも多く使用されているシャンプーで、高品質のシャンプーとして定評の高い物になります。
適切なシャンプーの頻度は?
ボストンテリアの被毛や皮膚を清潔に保つためには月に1回~2回、夏場は汗や皮脂の分泌が増えるので月に2回~3回の頻度が丁度よいといわれています。
脂漏症などが心配だからといって回数を増やしてしまうと、皮膚や被毛を保護するために必要な皮脂まで落としてしまい、かえってダメージを与えてしまうことになるので注意が必要です。
もしも散歩やドッグランなどへ行って汚れがひどくなってしまった場合は、シャンプー剤は使わずにシャワーやお風呂で汚れを流してあげるとよいですね。
大きな目には気を付けてあげましょう
ボストンテリアは大きくてやや出っ張り気味の目をしています。そのため散歩の最中に枝で室内では家具などにぶつけてけがをしてしまうことが多いようです。
目に傷を負ったことに気が付かずにそのままにしてしまうと、目の角膜炎などの目の病気につながってしまいます。シャンプーの際には目に水やシャンプーを入れないように注意するとともに目の状態をよく確認してあげましょう。
目やにや涙が多い場合はお湯で濡らしたコットンやガーゼで拭くか、ペットショップなどで販売されている目のケア専用のローションを使用して綺麗にしてあげましょう。目の周りをケアする時はしわの間も、綿棒などを使用して綺麗にしてあげるとよいですね。
目やにや涙がいつもより多くなっているような場合は、目の病気の可能性が高いので早めに獣医師に相談してみましょう。