どうもcosmedeinです。
今回は、韓国発コスメについて、私の持論を展開したいと思います。
題名は、『韓国発化粧品の真実』と、大それた内容ですが、実は私、韓国に行ったことはありません・・・。すみません。
しかし、元化粧品開発者として、韓国コスメを参考にした企画、開発に携わった経験をもとに、論じたいと思います。
1.韓国発化粧品
韓国発コスメの代表格と言えば、やはり、『BBクリーム』でしょう。約10年ほど前、韓国発コスメとして日本に上陸して以来、現在では、定番アイテムとして確固たる地位を確立しました。今では『CCクリーム』というものまであります。
そもそもBBクリームとは、これは有名な話ですが、『Blemish Balm(ブレミッシュ バルム=傷を修復するための軟膏)』という意味で、医療用に開発されたもので、その発祥はドイツと言われています。
これに目を付けたのが、美容大国、韓国の女性たちです。そして、韓国の化粧品会社が、保湿などのスキンケア効果を付与させたファンデーションとして発展させました。
ちょうどそのころ、日本では韓流ブームで、ブームに乗って、日本へ上陸、爆発的なヒットとなって、今に至ります。
当時の私も、BBクリームの企画、開発に数多く携わりました。これも有名な話ですが、化粧品開発者にとって、BBクリームとは、『リキッドファンデーション』と全く同じ骨格なんですね。リキファンのカバー力を少し落として、美容液よりに寄せたものがBBクリームなんです。
ですから、リキファンと同じなのになーと疑問に思いながら、開発したのをよく覚えています。
つまり、BBクリームは、それと同じものが(リキッドファンデーション)、すでに以前から日本には存在していて、それが名を変え、ブームに乗り浸透したものなのです。
私は配合成分を良く知っているので、名前が違うだけなのになーと、疑問に思っていましたが、ここまで定着したので、世の女性の美に対する意識の高さに驚くとともに、韓国の商品開発力の高さに感心しています。
その後、『カタツムリクリーム』というものがありました。これはあまり浸透しませんでしたね。現在も販売されていますが、やはりイメージの問題で(カタツムリって・・・)、BBクリームほどのヒットとはなりませんでした。
▼ かたつむり粘液配合CCクリームです
そしてしばらくして『蛇毒(じゃどく)』が話題となりました。これはその名の通り、蛇の毒です。ただし、蛇の毒をそのまま配合しているわけでなく、『蛇の毒の成分を参考に、人工的に合成されたペプチド(もとはアミノ酸)』を配合しています。
この成分、BBクリームやカタツムリエキスとは違い、高い技術力を有する、超大手原料メーカーが開発した原料です。
化粧品開発に携わる者としては、この原料の効果効能の高さには驚きました。これは、BBクリーム以来のブームになると確信しました。
実際、私も蛇毒配合化粧品の開発にも携わりました。
しかし、大きなブームとはなりませんでした・・・。私が携わった企画も消えてしまいました・・・。
これは何故か?原因は2つあると思います。
まず1つ目は『イメージ』の問題です。化粧品は女性のお肌に使うものなので、効果効能や使用感は勿論、イメージが非常に重要です。
実際、2000年初頭、『BSE』が問題になった時、日本からアメリカ産の牛肉が消えました。これによって大きな損失を受けたのが、食肉業界です。
しかし、化粧品業界でも『牛由来の原料』がすべて消えました。
化粧品はお肌に使うもので、食べるものではありません。万一(こんなことは絶対あり得ませんが)、BSEに感染した牛由来の原料を配合した化粧品を使っても、重篤な問題にはなりません。しかし、『牛=危険』という『イメージ』がついてしまったため、牛を他の動物に変えたり、植物に変えたりと、原料メーカー、化粧品メーカーは大変な労力を要しました。
私も、当時は朝早くから夜遅くまで、BSE対応に追われていました。
話しを蛇毒に戻しますが、このように、化粧品はイメージが非常に重要なので、いくら効果が高くとも、『蛇の毒』というものが、ユーザー受けしなかったのではと推測します。いい成分なのにもったいない・・・。
もう一つは、効果効能表現です。この蛇毒は『シワ』に有効です。しかし、化粧品では、美白と異なり、シワに対する効果効能を商品周りで表現できないという制約があります。ですから、いくら効果が高い蛇毒を配合しても、それをうまくユーザーに伝えきれなかったというのも、今一つブームに乗りきれなかった要因ではないでしょうか?
この蛇毒配合の化粧品も現在でも販売されています。毒と言っても決して危険なものではなく、素材自体は信頼できるものなので、興味がある方は一度お使いになってはいかがでしょうか?
▼ 蛇毒配合の化粧品です
2.韓国化粧品メーカーの技術力
韓国化粧品メーカーの技術力はどうなのでしょうか?
BBクリームをここまで普及させた『商品開発力』はあります。しかし、『研究開発力』はまだ日本に到底及びません。
化粧品の技術力の高さを図るものとして、『IFSCC世界大会』があります。
IFSCC世界大会とは『2年に一度』開催される学術大会で、世界各国の化粧品メーカーが一同に介して、研究成果を発表し、内容を競い合う、『化粧品会社のオリンピック』とも言われています。
▼ IFSCCについての詳細は以下の記事を参考にしてください
このIFSCCでの発表数、受賞歴を見ても、韓国の化粧品メーカーはまだまだで、日本や欧米のメーカーとは大きな差があります。
ですが、美容大国と言われるくらいですし、電気業界の例もありますから、今後の発展は十分考えられます。
日本のメーカーもうかうかとしていられません。
日本と韓国、技術力を競い合って、ユーザーにより良いものを提供していただけることを期待しております。
3.韓国コスメ
当時、私が韓国コスメを参考にした際に、面白いなーと思ったものをご紹介します。
3-1.3CE WHITE MILK CREAM (ウユクリーム)
これはかなり有名ですね。
韓国の人気コスメブランド3CEから発売されています。
『ウユ』とは韓国語で『ミルク』という意味です。その名の通り、牛乳たんぱく質エキスが50%も配合されていて、まさに『牛乳クリーム』といったところでしょうか。
使用実感がすごくて、使ってすぐに『白さ』を体感できます。
私も驚きました。
しかし、この白さはあくまで『演出』です。本当に白くなっているわけではなく、白くなったと見せているだけです。
長期間使用することで、『本物の白さ=美肌』が得られるというものなので、この点はご注意ください。
3-2.ブラックシュガー マスクウォッシュオフ (スキンフード)
こちらも韓国コスメの代表格ですね。発売以来500万個以上の販売実績があるというので驚きです。
通常、シミの元であるメラニン色素はお肌のターンオーバーとともに、体外へ排出されます。ですが、古い角質があると、体外への排出を邪魔してしまって、メラニン色素がお肌に居座ってしまいます。
ですから、古い角質を取り除いて、メラニン色素を体外へ排出することは、美白にとってすごく重要なことなんです。
この商品には、大きめの粒(スクラブ剤)が入っています。この粒をマッサージしながらお肌全体になじませると、お肌の古い角質やザラツキを除いてくれます。
リーズナブルな価格で、容量も多く、コスパにも優れています。韓国旅行のお土産の定番ですね。
上記2つの商品、私は面白いなーと思いましたが、一つ気になる点があります。
それは、お肌への『安全性』です。
▼ 安全性に関しては以下の記事を参考にしてください
実際、私は、ブラックシュガー マスクウォッシュオフのような商品を作りたいという企画に参加しました。私の担当は製剤開発でしたが、私のいた化粧品会社では、ブラックシュガー程のスクラブ剤の配合が、お肌への刺激の問題からNGでした。
自社の安全性基準をクリアしながら、ブラックシュガー並みのスクラブ効果をどう頑張っても達成できなくて、結果、商品化には至りませんでした。
ブラックシュガーの安全性が問題であると言っているわけではありません。
化粧品に関する安全性に関しては、国の基準は多少ありますが、大部分はメーカーが保証するものなので、安全性基準もメーカーの自社基準です。
総じて、日本のメーカーの基準は厳しい傾向にあります。良く言えば、ユーザーのお肌のことを考えていると言えますが、一方で、ユーザーからの安全性に関するクレームに恐れをなして、勝負した品質のものを提供できないとも言えます。
これに関しては、どちらが正しいとは言えませんが、化粧品開発に携わった者としては、やはり化粧品に一番重要なことは『安全性』であるという姿勢に変わりありません。
安全性のトラブルは、化粧品メーカーにとって、絶対に避けねばならぬことですし、ユーザーに対して取り返しのつかない傷を与えてしまう可能性がありますから。
私が知らない韓国コスメはたくさんありますが、一体、どこに売っているのでしょうか?
韓国コスメ、使ってみたいけど、どこで買えばいいかわからない・・・
韓国まで行かないと買えない?
そのような方必見です!
▼ 品ぞろえが素晴らしいので、お気に入りの韓国コスメが見つかると思います
4.国内コスメ
先ほども述べたように、話題の韓国コスメはたくさんありますが、『化粧品開発力』という点では、まだまだ日本のメーカーが上です。
韓国コスメは、かたつむりや蛇毒、ブラックシュガーなど、『奇をてらった商品』が印象的ですが、日本のコスメは基本に忠実で、しっかりした技術の上に成り立っている商品が多いですね。
今、勢いのある国内コスメの一つが『アテニア化粧品』ではないでしょうか?
アテニアは『高品質・低価格』をブランド理念においています。
※アテニアはファンケルグループの一員です
『ドレスリフト』は高品質でありながら、エイジングケアブランドとは思えない低価格ですし、『オイルクレンジング』は、No.1クレンジングになるだろうと予測できるほどの一品です。
『BBクリーム』は、たとえ発祥が韓国だったとしても、すでに品質面では、韓国のモノを上回っているでしょう。
うかうかとしていられませんが、まだまだ技術面では日本コスメが上ですね。
▼ アテニア ドレスリフト
▼ アテニア スキンクリア クレンズ オイル
▼ BBクリーム
また、2017年は、『シワケア元年』です。「ポーラ」と「資生堂」の『熾烈な争い』の始まりです。さすが、日本が世界に誇る化粧品メーカー。詳細は以下記事をご覧ください。
5.おわりに
いかがでしょうか?
韓国に行ったことはございませんが、自身の経験から韓国化粧品について論じてみました。
韓国にしろ日本にしろ、ユーザーにとって、国など関係ありません。自分のお肌にあっているのか、自分が納得しているのか、が重要です。
今一度、ご自身がお使いの化粧品について、考えてみるのもよいと思います。
▼ クレンジングをお探しの方必見!専門家の目から見たクレンジングランキングです
他にも、中々知りえない、『コスメの真実』はたくさんあります!!
是非、以下記事もご覧ください。
▼ 化粧品会社の裏が分かります
▼ 化粧品は腐るのか?
▼ 化粧品の特許って何?
▼ 弱酸性はお肌に良いのか?
▼ 全成分からたくさんのことが分かります!
▼ BBクリームの真実とは?
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