ダイエット目的でココナッツオイルを摂取する人が増えてきましたが・・・残念ながら、「思ったほど痩せない」とガッカリすることも多いようです。
私自身も、ココナッツオイルコーヒーを取り始めてもしばらくの間はほとんど効果を感じられず、「これはダイエットとしてはイマイチか」と思っていました。
でも「ココナッツオイルでは痩せない」と決めつけるのはちょっと待ってください。
実は、ココナッツオイルのダイエット効果を得るためには、単にオイルを飲むだけではダメだということがわかっています。
そして、ここで紹介する方法を取り入れれば、驚くほど短期間にダイエット効果を実感できるだけでなく、その他の健康効果から益を得ることもできます。
とても簡単に実践できますので、ぜひ試してみてください。
ココナッツオイルを摂ることで、スッキリ痩せるための3つのポイント
ココナツオイルダイエットを成功させるために重要なことが3つあります。
- 朝食時に、大さじ一杯のココナッツオイルを飲む
- 朝食時は、糖質を控える
- 昼食と夕食の前にもココナッツオイルを補給する
ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
朝食時に、大さじ1杯のココナッツオイルを飲む
「ココナッツオイルを大さじ一杯入れたコーヒーを飲むだけで痩せられる」という言葉をどこかで目にしたことがあるかもしれませんね。
これは嘘ではありませんが、必ずしもコーヒーにこだわらなくてもいいようです。
重要なことは、「大さじ1杯のココナッツオイルを摂る」ことですから、紅茶に入れても、そのまま食べても構いません。
朝食時は、糖質を控える
ココナッツオイルを摂取する一方で、トーストや砂糖といった糖質は摂らないでください。
砂糖や炭水化物(糖質)を一緒に取ると、ココナッツオイルのダイエット効果を期待することができなくなります。
なぜなのでしょうか?
ここで、ココナッツオイルで痩せる仕組みについて簡単に説明していきますね。
油の構成要素:脂肪酸の種類
油には、「脂肪酸」という構成要素が含まれています。
この脂肪酸は大きく分けて2つあります。
- 飽和脂肪酸
- 不飽和脂肪酸
飽和脂肪酸は、比較的安定しており、酸化しにくく、常温で固体となります。
これは、牛肉や豚肉、ラードやバター、そしてココナッツオイルなどに含まれています。
もう一方の不飽和脂肪酸というのは、飽和脂肪酸に比べて不安定であり、酸化しやすく、常温で液体となります。
オリーブオイル、大豆油、亜麻仁油、エゴマ油、魚油などに含まれます。
前者の飽和脂肪酸をもう少し細かく見ていきましょう。
飽和脂肪酸は、炭素原子がずらーっとつながっていますが、その炭素原子の数によって3つに分類されます。
- 長鎖脂肪酸—炭素原子14以上24個以下
- 中鎖脂肪酸—炭素原子6個以上12個以下
- 短鎖脂肪酸—炭素原子6個未満
鎖のように連なった炭素原子の数によって、その油が生物に与える影響が異なります。
ちなみに、ココナッツオイルを構成する脂肪酸の大半は「中鎖脂肪酸」です。
ココナツオイルに含まれる中鎖脂肪酸は、肉類に含まれる長鎖脂肪酸と異なり、体脂肪にならずにエネルギーとして消費される傾向を持ちます。
じゃあ、なんで炭水化物を取っちゃダメなの?
それはね、「ケトン体」を作るためです。
ケトン体ができると脂質が燃やされる!?
ケトン体というのは、脂質が分解されて肝臓で作られるエネルギー物質のことです。
人間の身体は、通常炭水化物(糖質)を燃やしてエネルギー源にします。
ところが、体内に炭水化物がなくなると、肝臓では脂肪がエネルギー源として燃やされ、その副産物として「ケトン体」と呼ばれるものが生産されます。
ケトン体は、肝臓以外の臓器のエネルギー源になり、また過剰な食欲を抑える働きもあります。
つまり、ココナツオイルを摂取することで、脂肪を燃焼し、ケトン体を生成し、さらに食欲を抑えるという効果が期待されるというわけですね。
そして、ケトン体を生成するには、炭水化物が切れた状態にする必要があるのです。
なぜ糖質を控える必要があるのか、わかってきたでしょうか?
朝食だけでなく、昼食と夕食前にもココナッツオイルを補給しよう
前述したように、脂肪を燃焼する身体を作るためには、脂肪酸、それも質の良いココナツオイルを取ることが必要となってきます。
ちなみに、ココナツオイルだけがケトン体を生み出すわけではありません。
しかし、中鎖脂肪酸であるココナツオイルは、他のオイルよりも特に効率よくケトン体に代わることができます。
ところが、ここで問題が生じます。
朝食時に摂取したココナツオイルが体内で使われてなくなってしまうと、ケトン体の生成が止まってしまいます。
結局3食炭水化物を抜かないといけないわけ?
いいえ。一旦ケトン体の生産が始まると、多少の炭水化物を取ったとしても、燃焼は続くみたいよ。
ただし、ココナツオイルの補給は続ける必要があります。
ですので、昼食前と夕食前にもココナツオイルを摂取することを忘れないでください。
ココナツオイルコーヒーでOKですが、必ずしもコーヒーにこだわる必要はなく、自分が飲みやすいのであれば、紅茶に混ぜてもいいですし、そのまま食べても構いません。
それから、炭水化物を断つ必要はなくても、量には気を付けるようにしてください。
朝炭水化物を取らなかったとしても、昼食や夕食に大量に食べてしまわないように。茶碗半杯~1杯弱程度の量に留めることです。
ココナツオイルコーヒーと合わせる朝食メニューは?
では、ここでココナツオイルコーヒーでダイエットを成功させるための朝食メニューをご紹介します。
すでにお話ししたように、「朝食時には炭水化物」を取らないというルールがありますよね?
「コーヒーだけじゃ、お昼まで持たないよ!」と思われた方もいると思います。
安心してください、炭水化物がほとんど含まれていない食品なら、コーヒーと一緒に食べても構いません。
ココナツオイルコーヒーと一緒に摂ってもOKな食品
・卵料理(オムレツ、目玉焼き、茹で卵、スクランブルドエッグなど)
・一部の果物(血糖値を上げにくいリンゴ、ブルーベリーなどのベリー類)
・鶏肉・豚肉・牛肉
・野菜(炭水化物の少ないほうれん草、もやし、ブロッコリー、サラダ菜、など)
ちょっと注意してもらいたいのが野菜です。
イモ類やカボチャ、そして意外にも玉ねぎやネギなどは糖質が高めなので、控えるようにしてください。
特に避けるべき食品
・ご飯、パン、うどん、パスタなどの主食系
・バナナ、メロン、パイナップル、ブドウなどの果糖の多い果物。
誤解しないでいただきたいのですが、避けるべき食品が、栄養的に問題があるというわけではありません。
あくまでも、ダイエット目的で、朝食には避けていただきたい、ということです。
ココナツオイルの一日の摂取量は?
ココナツオイルを使った食事法に関する書籍を何冊も出している医学博士の白澤卓二先生によると、ココナツオイルの摂取量の目安は、
ココナツオイル大さじ1杯(15㏄)x3回=45㏄
大さじ1杯のオイルは約12gで111kcalに相当しますから、1日の摂取量は333kcalに相当します。
それって多くない?ココナツオイルの取りすぎで逆に太るってことはないのかな?
もちろん、取りすぎれば太るわよ。
でも、ここでお話ししている食べ方に従えば、一日に摂取する炭水化物が大幅に減ります。
例えば、朝ご飯に食パン(6枚切) 1枚を食べていた人は、パンを食べないことで、朝食が-174kcalもカロリーオフになりますよね?
昼と夜にご飯を食べたとしても、以前は大盛り(403kcal)、あるいはお代わり(470kcal)していたのが、軽く一膳(100g、168kcal)に減らしたとすれば、1食で235~302kcalもカロリーが減ります。
このように、パンやご飯など炭水化物の量を減らせば、ココナツオイルを1日3回摂ったとしても、カロリー過剰にはなりません。
脂肪燃焼以外のココナツオイルの効果
ココナツオイルにはダイエット以外にも嬉しい健康上の効果があります。
・心臓病のリスクを低下させる
ココナツオイルを常食にする人々を調査したところ、ココナツオイルを摂っても血中コレステロール値は上昇せず、冠動脈性心疾患にもつながらないことがわかりました。
ところが、これらの地域の人々が、ココナツオイルを減らし、他の植物オイルを使い始めると、心臓病の発生率が上昇し始めました。
精製植物油をココナツオイルに変えることで、心臓病の発生リスクを抑えられる可能性があります。
・認知症予防・改善
ココナツオイルに含まれる中鎖脂肪酸であるラウリン酸の効果で脳が活性化し、アルツハイマー型認知症を予防・改善してくれます。
メアリー・ニューポート医師には若年性アルツハイマーを患ったご主人がいました。
彼女はココナツオイルの成分に効果があることを知り、御主人にココナツオイルを食べさせたところ、認知機能が改善し始め、2ヵ月後には会話能力を取り戻すなど症状が大いに改善したという事例があります。
・天然の抗生物質として細菌を殺す
ココナツオイルに含まれている脂肪酸は非常に力のある抗生物質です。
胃潰瘍の原因となるピロリ菌や食中毒の原因となるブドウ球菌、また肺炎やリュウマチ熱、虫歯をもたらす連鎖球菌属最近を殺すということもわかっています。
良いココナツオイルの選び方
ココナツオイルコーヒーに入れるココナツオイルですが、やはり商品によって質もまちまちです。ここでは、良質もココナツオイルの選び方を説明していきます。
未精製のバージンオイルを選ぶ
ココナツオイルは、大きく分けて2種類のカテゴリーに分類されます。
- RBD(精製・脱色・脱臭加工済み)
- バージン
RBDは、通常、乾燥させたココナツから作られます。
一方、バージンオイルは、生のココナツから抽出されます。
ココナツオイルから恩恵を受けるには、必ずバージンオイルを選んでください。
認証されているオイルを選ぶ
認証されていれば絶対安全保証付き、とは言えませんが、特に海外で生産されたものを選ぶ基準として、「有機JAS」、「USDAオーガニック(アメリカでのオーガニック食品認定)」といった世界の認証を得ているということは何らかの目安にはなります。
まとめ
ココナッツオイルを摂ることで、スッキリ痩せるための3つのポイント
1 朝食時に、大さじ1杯のココナッツオイルを飲む
2 朝食時は、糖質を控える
3 朝食だけでなく、昼食と夕食前にもココナッツオイルを補給しよう
ココナツオイルコーヒーと合わせる朝食メニューは?
ココナツオイルコーヒーと一緒に摂ってもOKな食品:
・卵料理(オムレツ、目玉焼き、茹で卵、スクランブルドエッグなど)
・一部の果物(血糖値を上げにくいリンゴ、ブルーベリーなどのベリー類)
・鶏肉・豚肉・牛肉
・野菜(炭水化物の少ないほうれん草、もやし、ブロッコリー、サラダ菜、など)
※イモ類やカボチャ、玉ねぎやネギなどは糖質が高めなので、控える。
特に避けるべき食品:
・ご飯、パン、うどん、パスタなどの主食系
・バナナ、メロン、パイナップル、ブドウなどの果糖の多い果物。
ココナツオイルの一日の摂取量は?
ココナツオイル大さじ1杯(15㏄)x3回=45㏄
脂肪燃焼以外のココナツオイルの効果
・心臓病のリスクを低下させる
・認知症予防・改善
・天然の抗生物質として細菌を殺す
良いココナツオイルの選び方
RBDではない、未精製のバージンオイルを選ぶ
「有機JAS」、「USDAオーガニック(アメリカでのオーガニック食品認定)」といった認証されているオイルを選ぶ