目次
- ヤダ!何コレ!?顔に蕁麻疹(じんましん)が…
- 素人でもわかる!蕁麻疹の具体的な症状とは
- 強いかゆみが辛い!蕁麻疹の状態と原因って何?
- 赤ちゃんや子どもにもできる!顔蕁麻疹の原因
- 顔にできる蕁麻疹特有の原因
- むくみも伴っている?「血管性浮腫」の疑いも
- 一日も早く改善を!蕁麻疹の治療法と対処法
- キレイな顔でいたい!蕁麻疹の跡って残らないの?
- 【教えてはるこ先生!】顔蕁麻疹のQ&A
- 顔蕁麻疹の改善は心と体のバランス維持が大事!
ヤダ!何コレ!?顔に蕁麻疹(じんましん)が…
突然ですが、アナタは顔に蕁麻疹が現れたことはありますか?体のあちこちに現れる蕁麻疹は、時々顔にも出てきます。どうして顔に蕁麻疹ができるのか、どうやって対処するべきなのかを知っておくと、いざという時役立ちますよ。
実は、先日も顔に蕁麻疹が出来た患者さんを診察しました。「はるこ先生!朝起きて鏡をみたら、こんなに顔になってたんです……(泣)変な虫に刺されてしまったのでしょうか?それとも、悪い病気なのではないでしょうか?」そう訴える患者さんの顔は、かわいそうなくらい赤く盛り上がった発疹がいくつか出ていました。
どうやら患者さんはこの発疹が蕁麻疹だとわからなかったようです。すぐにお薬を処方して、数日後再診に来てもらいました。幸い、回復が早かったようで患者さんもホッとされていました。蕁麻疹を虫刺されだと思いこんでしまう人も多いようです。市販されている虫刺され用の塗り薬を使うと、悪化する場合もあるので要注意。この機会に私、はるこ先生と蕁麻疹の特徴と正しい対処法を覚えてくださいね♪
素人でもわかる!蕁麻疹の具体的な症状とは
私のようにたくさんの症例を見ている皮膚科医なら、パッと患者さんを見ただけで蕁麻疹なのか、その他の症状なのか見分けることもできます。でも、一般の人にはなかなか見分け方が難しいかもしれませんね。
| 虫刺されの特徴 | 蕁麻疹の特徴 |
|---|---|
| 刺された直後は皮膚が膨らんだり赤みが生じる | 皮膚が膨らんだり赤みが生じる(地図のように広がったりすることも) |
| かゆみを伴う | 強いかゆみを伴う |
| 数日後しこりのようなものが残ることも | 数時間から1日程度で消えてしまう |
| 掻くと皮膚の表面がジクジクする | 掻くと赤みが広がったり、他の場所にも現れる |
このように、蕁麻疹と虫刺されは違う部分が多いです。では、蕁麻疹の具体的な症状をもっと詳しく見てみましょう!
皮膚に紅斑(こうはん)が現れる
蕁麻疹の典型的な症状として現れるのが紅斑です。紅斑は毛細血管が太くなって(拡張)、皮膚が赤くなってしまう状態のことをいいます。お風呂に入った後は全身が火照ったように赤くなっていますよね。これも毛細血管が拡張して起こる現象です。紅斑はこの状態が局所的に起こっているものだと考えてください。
蕁麻疹が起こる原因は人それぞれですが、何らかの原因で体が「異物」を察知すると、体の防御システムが働いていろんな物質が出てきます。その一つがヒスタミンで、体の外に「異物」を追い出そうとする反応が起こります。例えば、くしゃみや鼻水が出るのは、鼻の近くに潜んでいる「異物」を追い出そうとしているんです。実は、このヒスタミンは毛細血管を拡張させる働きがあるので、蕁麻疹を引き起こすメカニズムの要因だと言われています。
膨疹(ぼうしん)も見られるのが特徴
もう一つ、蕁麻疹の特有の症状として覚えておいて欲しいのが膨疹です。膨疹は、皮膚が膨らんだようになった発疹のことです。毛細血管が拡張すると現れるのは紅斑ですが、同時に血管の中にある成分が外に漏れ出てしまいます。血管から滲み出た成分はどこにも行き場がないので、皮膚を盛り上げて膨疹になります。
猛烈なかゆみを伴うのが大きな特徴
ヒスタミンは、蕁麻疹の症状で一番厄介な強いかゆみを引き起こす原因にもなります。皮膚の神経を刺激して、かゆみを引き起こすのです。掻いてしまうと、さらに蕁麻疹が広がったり、もっと強いかゆみを伴います。我慢しなきゃいけない!と思うほどイライラが募り、もっともっと痒くなる……という悪循環を引き起こします。
大きさや形はその時によって違います
以前、蕁麻疹が出来た時には2ミリくらいの小さな膨疹だったのに、数日後現れた蕁麻疹は1センチくらいの膨疹になることも珍しくありません。丸い形になることや、不規則な地図のような形になる場合もあります。少し離れた場所に現れた蕁麻疹同士がくっついて、もっと大きくなることも。
頻繁に蕁麻疹が出てくる方は、毎回大きさや形が違う事に気付いているかもしれませんが、初めて蕁麻疹が現れたという方は驚いてしまうのも当然ですね。不規則な形の膨疹が見られるのも、蕁麻疹の大きな特徴と言えます。
稀に体の内側に発生する場合も!
蕁麻疹は皮膚に現れる紅斑や膨疹の症状が一般的ですが、稀なケースとして体の内側に症状が現れる場合もあります。皮膚に近い組織は蕁麻疹が出る可能性が高いと言われていますが、特に注意したいのは気道です。皮膚が盛り上がって腫れるのと同じように、気道もむくんだ状態になって空気の流れが悪くなります。ひどい場合には呼吸困難になって、命の危険すら脅かす結果になります。他にも腸管にできた蕁麻疹のむくみが、下痢や猛烈な腹痛を引き起こす原因にもなります。
強いかゆみが辛い!蕁麻疹の状態と原因って何?
蕁麻疹ができると、掻きむしってしまいたくなるほど強いかゆみを感じます。これが一番辛い!と感じている患者さんも多いはずです。少し前まで特に問題なかった皮膚が、突然強いかゆみや膨疹が現れるのはどうしてなの?と不思議に思いませんか?蕁麻疹が出来た時の状態と、症状が現れた原因を知ることが、症状を改善する第一歩に繋がりますよ!
蕁麻疹が起こるメカニズム
ある時突然かゆみを感じて体をよく見てみると、紅斑と膨疹が出ていて蕁麻疹が出来た!と気付く人も多いはずです。この時、体の中で起こっている反応が蕁麻疹のできる仕組みになります。
蕁麻疹発症のカギを握る「マスト細胞」
先ほど、紅斑の症状でも説明しましたが蕁麻疹はヒスタミンという物質が放出されて起こるのが特徴です。このヒスタミンを放出する役割を持つのが、マスト細胞です。マスト細胞は皮膚の血管周辺にたくさんあって、何かがきっかけになってマスト細胞に含まれている顆粒が放出されます。顆粒に含まれているのがヒスタミンです。
ちなみに、マスト細胞は顆粒細胞、肥満細胞とも呼ばれています。肥満細胞という名前から、肥満体型の人に多い細胞なの?と連想させますが、そうではありません!細胞の形がコロンとしていて、肥満を連想させるので名付けられたそうです。
蕁麻疹が現れる仕組みのまとめ
蕁麻疹ができる仕組みを簡潔にまとめるとこのような流れになります。
- 何かの原因でマスト細胞からヒスタミンが分泌される
- ヒスタミンが皮膚の血管を刺激
- 血管が拡張する
- 皮膚の表面が赤く見える(紅斑)
- 血管から血しょう成分(血液の白血球や赤血球を除いた液体)が漏れる
- 行き場がない血しょうが皮膚を盛り上げる(膨疹)
- ヒスタミンがかゆみを感じる神経を刺激
- 猛烈なかゆみを伴う
「何かの原因」の正体・アレルギー性の場合
ヒスタミンを放出させるマスト細胞に影響を与えてしまう、「何かの原因」って一体何?と気になりますよね。実は、蕁麻疹を引き起こす原因は数え切れないほどたくさんあります。なので、原因を特定するのはかなり難しいと言われています。
人によって原因は違いますが、大きく分けるとアレルギー性と非アレルギー性の原因が関係しています。アレルギー性の原因として考えられるものは以下の通りです。
食べ物
- 乳製品
- 魚介類
- 卵
- 肉類
- 野菜
- 穀類
- 添加物など
食べ物の場合は、あまりにもたくさんの種類があるので原因の特定が難しいです。特に注意が必要と言われているのは、小麦、そば、乳製品、卵、落花生です。いろんな加工食品にも含まれている可能性があるので要注意です。もし、原因が特定できれば、普段の食生活で摂取しないように心がけることが蕁麻疹の改善に繋がります。
植物や昆虫
- イネ科の植物
- スギ
- ゴム
- 蜂など
自然界に存在している植物や昆虫も蕁麻疹を引き起こす原因になります。元々蕁麻疹という名前は、イラクサ・別名ジンマ(蕁麻)という植物に触った時と同じような症状になることが由来になっていると言われています。
薬
- 抗生物質
- 解熱剤など
体の不調を治すために服用した薬が、蕁麻疹を引き起こす原因になる場合もあります。外敵から身を守る免疫細胞が、薬の成分に過剰に反応してアレルギーを引き起こす原因になると考えられています。薬を服用後に蕁麻疹が現れたという方は、必ず医師か薬剤師にご相談ください。
「何かの原因」の正体・非アレルギー性の場合
アレルギー性以外の原因で起こる蕁麻疹については、大きく分けると物理的刺激と発汗が原因になります。アレルギー性の原因とは考えられない場合には、これらの非アレルギー性の原因についても疑ってみましょう。
物理的刺激で起こる蕁麻疹
物理的刺激とは、皮膚に物理的な刺激を与えるという事です。もっとわかりやすい事例では
- 体に合っていない下着を着用して起こる摩擦
- 跡が残るほど皮膚を圧迫(バッグを長時間肘で支えていたなど)
- 急な温度変化(暑い・寒い)
- 日光(紫外線)の刺激
- 長時間の振動(マッサージ機の使用など)
このような刺激を皮膚に与えてしまうと、蕁麻疹ができやすくなります。物理的な刺激を与えないことが蕁麻疹予防になります。
発汗で起こる蕁麻疹
汗をかいただけで蕁麻疹ができる場合もあります。汗をかく時には、アセチルコリンという神経伝達物質の影響が強くなります。このアセチルコリンがマスト細胞も刺激して、ヒスタミンを出す原因になると言われています。また、汗の成分がアレルギーを引き起こす原因になっている可能性もあります。
赤ちゃんや子どもにもできる!顔蕁麻疹の原因
赤ちゃんや子どもの顔に蕁麻疹ができると、かゆさに耐えきれずに掻き壊してしまって、肌がボロボロになってしまう子も少なくありません。幼い子どもの肌はとても繊細なので、ちょっとした刺激を加えただけでも悪化しやすいので、一刻も早く治してあげたいものです。
まずは、皮膚科医または小児科医に相談をして適切な治療を行なうのが大事。そして、なぜ顔に蕁麻疹が出てしまったのか、原因を知ってもう出ないように気を付けてあげるのが、親としての大事な役割ですね!
疲れやストレスが顔蕁麻疹になる!
蕁麻疹が出来る原因はいくつか考えられますが、子どもの場合は疲れやストレスが原因になっている場合が多いと言われています。例えば、たくさん遊んだ後や、お母さんに叱られてしまった後などに蕁麻疹が出てくる事が多い傾向があります。
疲れやストレスは、目に見えるものではないので判断が難しいものです。子どもにとって、一番身近な存在になる親がしっかり様子を見てあげながら、十分な休息を取らせることが大切です。
食べ物などのアレルギー性の原因も
もう一つ、顔蕁麻疹の大きな原因になるのがアレルギー性の要因です。食べ物はもちろん、植物や動物など身の回りに存在している物はアレルギーを引き起こす要素を秘めています。赤ちゃんに母乳をあげている場合は、お母さんが食べた物がアレルギーを引き起こす原因になっている可能性もあります。
顔にできる蕁麻疹特有の原因
蕁麻疹ができる原因については、特定が難しいと言われるほどたくさんあります。ただし、顔にできる場合については以下の原因が関係していることが多いと言われています。
肝機能が悪くなっている?
肝臓は沈黙の臓器と呼ばれるくらい、何らかの異常があっても症状が現れにくいと言われています。日々、体の中に入り込む毒素を取り除いたり、代謝機能を活発にするなど大事な役割を果たしています。働き者の肝臓ですが、酷使され続けて疲れが溜まると、SOSを発するかもしれません。そのSOS信号の一つとして現れるのが、顔の蕁麻疹だと言われています。顔に蕁麻疹が出たら、最近は肝臓に負担をかけすぎていないかな?と反省してみましょうね!
シミになるだけじゃない!紫外線の影響
常にキレイな肌を意識している女性は、外出する時にしっかり紫外線対策をしていますよね?でも、紫外線対策が不十分だったり、全然していなかったりすると、顔に蕁麻疹ができることも。
これは紫外線へのアレルギー反応として蕁麻疹が出てきたと考えられます。紫外線を浴びると、これ以上ダメージを受けないようにと必死になって抗体が頑張ってくれています。でも、抗体が限界に達するとアレルギー反応が起こって、蕁麻疹の症状が現れるのです。紫外線は肌老化を招いて、シミやシワを増やす原因にもなるので注意しましょうね(^^)
他の部分から広がることも
最初は体の違う部分に蕁麻疹が出ていたのに、しばらく経ってから顔にも現れる場合があります。体の中で柔らかい部分には蕁麻疹が出やすいので、顔の場合は頬に出やすいと言われています。
むくみも伴っている?「血管性浮腫」の疑いも
蕁麻疹は皮膚が赤く盛り上がったように見える、特徴的な症状が現れます。この症状と合わせて起こりやすいと言われているのが、むくみを伴うように皮膚が腫れ上がる症状です。このような症状が見られる場合は血管性浮腫の可能性も考えられます。蕁麻疹との違いについて確認しておきましょう。
血管性浮腫(けっかんせいふしゅ)とは
顔のまぶたや唇が、突然腫れ上がってパンパンにむくんでしまうのが血管性浮腫です。クインケ浮腫とも呼ばれているこの症状は、脚などにできるむくみとは違う特徴があります。脚などのむくみは指を押し付けてみると痕が残りますが、血管性浮腫は残りません。
蕁麻疹と似ているから見分けがつかない?
蕁麻疹が出やすい人は、血管性浮腫も現れる可能性が高いと言われています。血管性浮腫も蕁麻疹と似ている部分が多いため、なかなか見分けがつきにくいのです。
似ている部分
- 発症の原因がはっきりしない場合が多い
- アレルギー性の原因が関連する場合もある
- 紫外線や急激な温度差の変化で生じる場合もある
- 全身に現れる可能性がある
違う部分
蕁麻疹はかゆい。血管性浮腫はかゆみよりも、ピリピリとした痛みのように感じる
症状が出たらすぐに病院へ!
血管性浮腫は、パンパンに腫れ上がって外見が悪くなるだけではありません。怖いのは、命を脅かすほどの危険を伴う可能性があるという点です。何となく喉に違和感があるなと思ったら、少しずつ息苦しくなってきて呼吸困難になる場合があります。最悪の結果に至らないためにも、血管性浮腫の疑いが少しでも感じられた場合はすぐに病院へ行きましょう。
一日も早く改善を!蕁麻疹の治療法と対処法
蕁麻疹の辛い症状を一刻も早く改善するためには、正しい治療と対処法を守りましょう。ここでは優先的に実践してもらいたい順にご紹介しますね。
【最優先の対策】まずは皮膚科医に相談を
蕁麻疹の症状が現れたら、すぐに皮膚科医に相談してください。顔に現れている場合は蕁麻疹と血管性浮腫のどちらか、はっきり診断してもらうことも大切です。皮膚科を受診しても、すぐに原因の特定には至らない可能性もあります。でも、きちんと医師の指示通りに処方された薬を使っていれば、辛い症状も抑えられます。薬については、患者さんの症状に応じて内服薬や外用薬を処方されます。
【代替策】市販の治療薬を使ってみる
皮膚科医としてはあまりおすすめできませんが、どうしても皮膚科を受診できないという場合には市販の治療薬を使ってみるという手段もあります。ドラッグストアなどに行くと、いろんな薬が陳列されているので何を購入したら良いのかわからないと思います。
できれば薬剤師さんがいるドラッグストアに相談をしてから購入しましょう。内服薬なら抗ヒスタミン薬、外用薬ならステロイド外用薬が良いでしょう。
【応急処置】掻かずに蕁麻疹の部分を冷やす
とにかく蕁麻疹がかゆくて仕方がない!という場合には、応急処置として患部を冷やしてください。冷やすことで感覚を鈍くさせて血管が収縮する効果が得られます。
蕁麻疹のかゆみはかなり強いため、冷やしても一時しのぎにしかならないかもしれませんが、何もしないよりはかなり楽です。我慢しきれずに掻いてしまうと、さらにかゆみが増してきます。腫れもどんどん広がってきて、簡単に引かなくなってきます。かゆみの感覚を抑えるためにも、冷やす応急処置をお試しください。
【根本的な改善策】原因の特定
蕁麻疹を改善するためには、なぜ蕁麻疹が出てきたのか原因を特定できれば良いですね。その原因を避けていれば、蕁麻疹は出てきません。でも、残念ながら蕁麻疹は原因を特定するのは非常に難しいのです。医師と相談をすることも大切ですし、普段の食生活や過ごし方をメモしながら蕁麻疹が出た時の特徴を確認することも大切です。
【予防策】生活習慣の改善
蕁麻疹を発症しないようにするためには、規則正しい生活を心がけることも大切です。しっかり睡眠時間をとって疲れを残さないようにしたり、食生活の内容にも気をつけましょう。また、自律神経を整えてストレスを溜め込まないことも重要です。ストレスも蕁麻疹を引き起こす大きな原因になると言われています。
【おすすめできません】エステサロンでの治療
美容維持の目的でエステサロンを利用している方も多いですが、蕁麻疹の治療はできないと考えてください。そもそも「治療」は医療行為なので、医療機関で行なうものです。どんな謳い文句があったとしても、エステの施術で蕁麻疹が完治すると思わないでくださいね。
ただし、エステサロンの施術を受けてリラックスでき、ストレス解消に繋がるという点では良い面があるかもしれません。
キレイな顔でいたい!蕁麻疹の跡って残らないの?
顔に蕁麻疹ができると、このまま跡が残ってしまうのでは?と不安に思う方も多いですよね。でも安心してください!基本的には蕁麻疹の跡は残らない「はず」なのです。
蕁麻疹は跡が残らない理由
蕁麻疹ができるメカニズムでも説明したように、蕁麻疹は一時的に赤く腫れ上がってきますが時間が経つと自然に治まって消えてしまうものです。何もしなければ跡は残りません。でも、厄介なのは蕁麻疹が強いかゆみを伴うことです。かゆみに耐えきれず掻いてしまうと、傷ができます。傷からバイ菌が入って炎症を起こすと、跡が残ってしまうのです。顔に蕁麻疹ができた時、跡を残さないためには掻かないで我慢すること。これが重要です!
掻いてないのに残る場合は別の病気かも
かゆみを我慢して掻いていないのに、なぜか蕁麻疹の跡が残ってしまったという場合は、何か違う病気が潜んでいる可能性もあります。必ず医師にその事を伝え、詳しい検査を受けてください。
【教えてはるこ先生!】顔蕁麻疹のQ&A
顔に蕁麻疹ができてしまった患者さんからよく聞かれる質問を少しだけ紹介します。アナタも同じような悩みを抱えていたら、ぜひ参考にしてくださいね!
朝置きたら顔に蕁麻疹ができていたのですが、いつもと同じようにメイクをしても大丈夫でしょうか?
すっぴんで出かけるなんてどうしてもイヤです、という患者さんからの質問でした。これは女性の患者さんにとって、切実な悩みですよね。
メイクをすると治りが遅くなることも
もう一つ覚えておきたいのが、蕁麻疹が出ている時にメイクをすると治りが遅くなってしまう場合があります。蕁麻疹がかゆくて掻きむしると、どんどん広がってきますよね。蕁麻疹は時間が経つと自然に治まるものですが、メイクの刺激で治るまでの時間がかかってしまう事も考えられます。
普段のメイクから気をつけて予防をしましょう!
メイクをすると頻繁に蕁麻疹が出てくるという場合は、いつも使っているメイク用品の成分表示をよくご覧になってください。アレルギーを引き起こす可能性が高い成分が含まれていませんか?敏感肌用のメイク用品にも、アレルギーを引き起こす可能性がある成分が含まれている場合があります。初めて使う商品は、必ずパッチテストをしてください。本当に自分の肌に合ったメイク用品を使うことが、一番の予防策です。
夜にどうしてもカサカサして掻いちゃう!このままでは、全身傷だらけになって跡が残ってしまいそうで困っています。どうしたら良いでしょう?
日中は気を付けて蕁麻疹のかゆみにも耐えている患者さんですが、夜寝ている時に我慢しきれずに掻きむしっているようで、朝起きると皮膚がボロボロに傷ついているとのこと。
かゆみが心的ストレスになって悪化することも
かゆい、でも我慢しなければ!と思うほど、少しずつ心にストレスを溜め込んでしまう原因にもなります。蕁麻疹はストレスが原因で発症する場合もあるため、これが症状を悪化させる一因になっているかもしれませんね。かゆみを冷やして抑えることで、心が落ち着いてきます。ストレスフリーになれば、蕁麻疹の症状が次第に良くなってくる場合もあります。
困った時には皮膚科医を頼ってください!
冷やしても一時しのぎで、すぐにかゆくなってしまうという場合には、薬の力に頼ってみましょう。安易に薬だけに頼りすぎるのはイヤだと考える方もいますが、なかなか症状が治まらないまま過ごしている方が悪化する原因にもなります。医師とよく相談しながら、アナタにとって最適な治療法を実践してくださいね。
顔蕁麻疹の改善は心と体のバランス維持が大事!
顔に蕁麻疹が出る原因については、人によって異なるため一概には何が原因だと特定するのは難しいです。対処法については、まずは皮膚科医に相談していただいてから治療を開始して、規則正しい生活を過ごしましょう。原因の特定には時間がかかるかもしれませんが、心と体のバランスが取れていると自然に治まる場合が多いです。蕁麻疹は目に見えない心的要因が関係していることも多いので、ストレスフリーな生活を心がけましょうね!