今回はニキビが治った後も私たちを悩ませる「ニキビ痕」について詳しく説明して行くわね。
ニキビ痕ができるまで
ニキビは、古くなった角質が蓄積されたり、皮脂の過剰な分泌などにより毛穴が詰まって皮脂が毛穴の中に溜まることによりできます。
ニキビのできたての初期段階で、白い小さなポツポツができることがあります。
これが「面ぽう(コメド)」いわゆる「白ニキビ」、酸化したものを「黒ニキビ」といい、この状態で完治していればニキビ痕になることはありません。
しかしその白ニキビが炎症を起こし、赤ニキビや黄ニキビなどと悪化していくとニキビ痕が残りやすくなってしまいます。
そしてニキビ痕には個人差があり、痕が残らない人もいれば、陥没してクレーターのようになってしまう人もいます。
ニキビ痕には大きく分けて「赤みタイプ」「シミタイプ」「クレーター(陥没)タイプ」の3種類があります。
赤みタイプやシミタイプは、改善することができますが、クレーターのような凹んだニキビ痕は、完全に戻すことは不可能です。
しかし、完治はできなくても、医療により現状よりも改善することは可能です。
赤みタイプの痕
ニキビ痕の中ではもっとも広く知られており、悩む人が多いのがこの赤みタイプの痕です。
ニキビが悪化して炎症が起こり、赤みが生じるニキビができます。そのニキビが治って平らになっても、この赤みだけはいつまでも残った状態です。
なのでニキビ自体は治っているのに、赤みがあるからニキビが治ったように見えなくなってしまいます。
だからメラニン色素に働きかけた美白美容液は効果がないから注意が必要よ!
この痕は、一生消えないものではなく何年もかけて消えていきます。通常2〜3年で消えていくのですが、人によっては5年ほどかけて消えていくこともあります。
しかし、この間に紫外線に多く当たると、色素沈着してそのまま痕が残ってしまうこともあるので、紫外線対策はしっかりしましょう。
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改善方法1、ビタミンC誘導体の化粧水とイオン導入が有効!
ビタミンC誘導体は、過剰に分泌される皮脂を抑えてニキビを予防してくれたり、炎症を抑えることでニキビ痕の赤みを薄くしてくれる作用があります。
赤みタイプの痕でお困りの方は、「ビタミンC誘導体が配合された化粧水」がオススメです。
医療でもレーザーや光治療なども行われており、そちらも早期改善が期待できます。
赤みタイプの痕の原因は炎症によるもので、メラニン色素によるものではないので、一般の美白用の化粧品を使っても、赤み自体にはあまり効果はありません。
ビタミンC誘導体は美白としてではなく、炎症を抑えたり肌の修復助けをするために使われています。
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改善方法2、コントロールカラー「グリーン」で赤みをカバー!
なぜグリーンでカバーできるのかを簡単に説明すると、「色相環」といって、色を円状に配列した図が存在します。
この「色相環」をみたときに反対側にある色を「補色」といい、その補色である2つを混ぜることで元の色味を抑えたり消すことができます。
この補色を利用し、赤みタイプの痕にグリーンのコントロールカラーを使うことで、赤みが目立つ肌の色味を抑えることができます。
このとき注意したいのが、つけすぎたり、普通の化粧下地のように伸ばすのは避けましょう。
つけすぎてしまうと、顔がグレーっぽく、くすんでしまいます。
そして顔全体につけるのではなく、色味が目立つところにだけ塗ること。下地のように広く伸ばしてしまえば、普通の肌色に乗ったときに顔色が悪く見えてしまいます。
赤みの強さにもよりますが、使う量を十分に注意しながら行いましょう。
また、赤みタイプの痕がポツポツとした小さな範囲のものなら、コンシーラーで消すのも効果的です。
気になる部分にだけコンシーラーをつけて、顔全体にフェイスパウダーを乗せると自然にカバーできて紫外線対策もできます。
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シミタイプの痕
ニキビができた所が色素沈着をしたことで、茶色くなってシミとなり残ったものです。
とくに顎や顔の下の方やフェイスラインなどは皮膚が厚く血行が悪いため、その部位にできるニキビは色素沈着しやすい傾向にあります。
時間が経てば消えたり薄くなっていくこともあり、それは人によってもバラバラで、2〜3年で消える場合もあります。
しかし赤みタイプの痕と同様、その間に紫外線に当たりすぎてしまうと、消えなくなってしまうので、しっかり日々の紫外線対策が必要です。
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改善方法1、シミタイプの痕にはのピーリングが効果的!
シミタイプの痕は、メラニン色素が増えたことによって色素沈着してできたものです。
通常、できたメラニン色素というのはお肌の生まれ変わりのターンオーバーの周期によって捨てられていききます。しかし、痕が治らない場合は、ターンオーバーが正常に行われていないのが原因と見られます。
それともう一つ、「ピーリング」を行うことによってより早く改善を期待することができます。
ピーリングは、肌の上の古くなった角質を柔らかくして剥がすために行われるものです。そうしてターンオーバーを早めることによって、メラニン色素の排泄を助けることができます。
美白成分が入った化粧品を使用する前にピーリングをすると、余分な角質を取り除いて浸透がよくなるため、より効果が期待できます。
ホームピーリングをする場合は、ピーリング化粧品やピーリング石鹸などを用いると良いでしょう。
しかし専門医やクリニックなどに施してもらうピーリングは、ホームピーリングを行うよりも早い改善が見られます。
ホームピーリングで地道に治していくよりも早い改善をしたい方は、専門医に話しを聞いてみると良いでしょう。
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改善方法2、専門医による医療で行うピーリング
ピーリングは、肌表面の古くなった角質を除去するものです。そうすることによって肌の代謝が高くなり、古いメラニン色素を捨てることによって改善していくというものです。
ホームピーリングと大きく違うのは「改善までの速さ」です。
ホームピーリングで使われるものは、誰もが安全に使えるように、有効な成分の量が少なく配合されています。
そのためピーリングによく使われる、角質柔軟の成分であるAHA(グリコール酸など)やBHA(サリチル酸)などは、専門医やクリニックでは通常よりも多い量を使用するため、治療効果も高いとされています。
ホームピーリングによって自分で行った場合に肌が赤くなったり肌荒れを起こしたりするトラブルもあるようなので、正しい知識を持った専門医へ受診した方が安全性は高くなります。
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クレーター(陥没)タイプの痕
これはニキビができたときに、炎症が毛穴の周りの皮膚にまで広がった時に出来る痕です。
強い炎症を起こしやすい体質の人や、皮膚の硬い人が、このような痕ができやすい傾向にあります。
スキンケアでの改善は不可能。専門医に相談しよう。
クレータータイプの痕は、皮膚が一部なくなってしまっている状態なので、上でも言った通り完全に痕を消すことは困難です。
ですがかなりの改善が期待できる方法はあります。スキンケアでの改善は見られないので、この場合は専門医やクリニックを訪れましょう。
また、クレーターが非常に深い場合は、その部分へ強い炭酸ガスレーザーを当てることによって一度火傷のような状態にしたり、場合によってはメスで切って縫い合わせるなどの切除による方法も取られるそうです。
年齢を重ねていくことで、より一層目立っていってしまうクレータータイプの痕は、専門医による治療を受けることで改善が期待できるため、きになる方はなるべく早い治療を受けることをオススメします。
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ニキビ痕を作らないためにもニキビ予防が一番大事!
ニキビ痕の治療は大事です。ですがもっと大事なのは、”ニキビを作らないこと”。
ニキビが治った後も、ニキビ痕が残ってしまうのは、肌の生まれ変わりであるターンオーバーが正常に行われていないからです。
そのターンオーバーが正常に行われるためにはどうしたら良いのか?
まず第一に、睡眠はしっかり足りていますか?
「寝不足はお肌の大敵」と言いますが、本当にそうなんですよ。
あ、また頬に1個できてる………。
(※1) http://www.heisei.or.jp/beauty/cosmetic/contents/skin/acne
【参考文献】
(※2)吉木伸子著「素肌美人になるための スキンケア基本事典」池田書店 2010年
(※3)吉木伸子著「素肌美人になるための スキンケア美容医学事典」池田書店 2015年
(※4)一般社団法人 日本化粧品検定協会監修 小西さやか著「コスメコンシェルジュを目指そう 日本化粧品検定1級対策テキスト コスメの教科書 第2版」主婦の友社 2016年
(※5)滝川エステティック学院 滝川エステティック技術開発研究所監修「エステティック用語辞典 改訂版」ザ・ビューレック社 2008年
(※6)尾花けい子・朝日光輝著「あなたの美を引き出す 正しいヘア&メイク事典」高橋書店 2013年
(※7)朝田康夫監修「最新改訂版 美容の医学 美容皮膚科学事典」 中央書院 2016年
(※8)鈴木一成・朝田康夫監修「化粧品のすべてがわかる コスメティックQ&A事典 全面改訂最新版」 中央書院 2011年