痛みのある顔のしこり、原因は何?治療法とセルフケアの方法を確認

顔にしこりができて痛む…ニキビとはちょっと違う違和感が顔に生じたとき、不安になってしまいますよね。今回は痛みのある顔のしこりができる原因として考えられるものをまとめ、治療法やセルフケアの方法についてご紹介していきます。まずは自分のしこりが何に該当するかチェックしてみましょう。


顔にできるしこり…痛いのに放置していませんか?

顔にしこりができても、普通のニキビとはちょっと違うと違和感を覚えながら放置していませんか?顔にしこりができると「ニキビが硬くなってしまったのかな?」とついついそのままにしてしまいがちですが、実は病気のサインという可能性もゼロではありません。

顔にしこりができる原因はいくつか考えらえるため、まずは自分のしこりの状態を確認し、どんな状態に陥っている可能性があるのかをチェックしてみましょう。

顔にかたいしこりができる原因4つ

原因1. 骨軟骨腫・外骨腫

顔のしこりに痛みをともなう場合、骨軟骨腫(こつなんこつしゅ)または外骨腫(がいこつしゅ)と呼ばれるしこりである可能性があります。これらは本来骨が成長するはずの方向とは逆の方向に骨が形成され、外側にぽっこりと膨らんでしまうことが特徴とされています。

初期段階では痛みがないことも多く、レントゲンを撮ったときに気づくことも多いとされます。骨の成長にともない血管などが圧迫されることで痛みが生じるといわれています。

原因2. 粉瘤

痛みが生じない場合には、粉瘤(ふんりゅう)と呼ばれるしこりである可能性があるといわれています。粉瘤は多くの場合は原因がわからないとされていますが、皮膚の奥にできた袋に皮脂や古い角質が溜まってできるしこりともいわれ、ニキビと間違えられることが多いです。

粉瘤を見極めるポイントとしては、しこりの盛り上がりを見ると頂点に「ヘソ」と呼ばれる黒い点があることといわれています。この黒い点の周囲を押すと中から油のようなものが出てくることがあり、臭いもあるとされています。

基本的には悪性腫瘍ではないので経過観察することも多いですが、放置すると大きくなったり、細菌が入り込み赤く腫れる可能性があると考えられています。

原因3. 脂肪腫

顔にしこりができる原因として、脂肪腫の存在も挙げられます。脂肪腫とは、その名の通りで皮膚の下で脂肪がかたまりとなってしこりができることとされています。触ってみるとブヨブヨとした感触があるため、ニキビとは違うと気づくことが多いようです。

主な原因としては染色体の異常が挙げられていますが、外傷やストレスによってもできることがあると考えられています。また、基本的に痛みは生じないとされますが、しこりが大きくなると血管や神経を圧迫して稀に痛みが生じることもあるといわれています。

原因4. しこりニキビ

しこりニキビとは、手で触ったときに硬くしこりのような感触のあるニキビのことです。しこりになるニキビは状態としては悪く、炎症も進んでいると考えられています。しこりニキビはシミやニキビ跡として残ってしまいやすいともいわれています。

しこりニキビでは普通のニキビのように膿が出ることがあり、さらに炎症が進んでいるという特徴から出血するケースもあるとされています。

原因によって異なる顔のしこりの治療法

1. 骨軟骨腫・外骨腫の治療法

骨が出っ張りコブ状になっていても、日常生活に支障を来さなければ経過観察で対応することが一般的とされています。ただし、痛みが出たり、関節の動きに影響を及ぼす場合には手術を行うケースもあるといわれています。

骨軟骨腫・外骨腫は多くの場合は良性ですが、稀に悪性化してしまうことがあるといわれています。定期的に医療機関を受診し、X線で状態を確認しておくことが望ましいでしょう。

2. 粉瘤の治療法

粉瘤では自然治癒することはないといわれており、医療機関で治療を行うことが良いとされています。放置すると粉瘤が大きくなって赤く腫れあがることもあるため、小さいうちでも放っておかずに対処するようにしましょう。粉瘤の治療法は、炎症の有無によって異なるとされています。

2-1. 炎症がない粉瘤

炎症がない粉瘤では簡単な手術を外来で実施することができるとされています。粉瘤をくり抜いて除去する「くり抜き法」では、直径が4mmほどの医療用パンチで小さな穴を開けて粉瘤の中身をしぼり出すことで治療を進めるといわれています。数分で終わることが魅力ですが、傷口がやや凹んでしまうことがある点がデメリットと考えられています。

もう一つの方法としては、患部を小さく切開して粉瘤を除去したあとに縫合する「小切開摘出術」が知られています。所用時間は約15〜30分であり、粉瘤を確実に取り除くことができる方法として用いられています。

2-2. 炎症がある粉瘤

粉瘤が炎症を起こしているときには、患部を切開して膿を出すことで炎症を抑えるとされています。また、抗生物質を内服して炎症に対してアプローチすることもあります。最近は、炎症が起きていても切開せずに患部をくり抜いて治療する医師もいるといわれています。

切開した場合には約1週間で抜糸を行うことが一般的です。術後の経過としては1ヶ月ほどで患部の赤みも引いて、半年〜1年くらい経つと縫合部の傷跡もほとんど目立たなくなるといわれています。

3. 脂肪腫の治療法

脂肪腫は放置しておいて自然に治るということはないといわれています。脂肪腫は大きさや部位によって摘出した方が良いケースと、経過観察するケースに分けられるようです。ブヨブヨした脂肪のかたまりがあれば、医師に相談してみることが先決です。

稀に脂肪肉腫(しぼうにくしゅ)と呼ばれる悪性の脂肪腫であるケースもあるため、いずれにせよ医療機関で検査が必要でしょう。

摘出する場合には脂肪腫が小さい段階の方が傷跡も小さくて済むので良いと考えられています。摘出するときは局所麻酔を行うので痛みはともなわないといわれています。1cm程度の小さな脂肪腫の場合には、手術の翌日には痛みが治まるケースも多いようです。

4. しこりニキビの治療法

しこりニキビの場合にはなかなか治りにくいことが特徴ですが、皮膚科で治療を受けることで改善が期待できるでしょう。具体的な治療法としては、赤く盛り上がったしこりニキビにはステロイドを注入または内服する方法が知られています。繊維が過剰に生成されてかたくなった組織を、正常な状態に変えていく作用があるとされています。

既に炎症が治まった段階のしこりニキビではステロイドを使った保険での治療が難しく、月1回ほどの頻度のレーザー照射で瘢痕を改善していくことが一般的です。また、自費診療でできる方法としてはケミカルピーリングが知られており、こちらは皮膚の奥深くまで作用する酸を使って皮膚表面をかさぶた状にして剥がす手法として用いられています。

しこりニキビはセルフケアも可能

顔のしこりができる原因はいくつか考えられますが、多くの場合は自然治癒が期待できないケースが多いです。ただ、原因がしこりニキビによるものである場合はセルフケアも可能です。なかなか治りにくいので医療機関で適切な治療を受けることが望ましいですが、病院での治療と並行してセルフケアも行ってみましょう。

1. 刺激を与えないことを意識する

しこりニキビがますますかたくなることを防ぐために、できるだけ刺激を与えないようにしましょう。ポッコリとかたくなったニキビはついつい手で触りたくなるかもしれませんが、その気持ちを抑えて極力刺激をしないことが望ましいといわれています。タオルで顔を拭くときもやさしく拭くことを心がけましょう。

2. ビタミンを積極的に摂る

お肌の健康に欠かせないビタミン群は、不足しているという人も多いです。ビタミン群はお肌の新陳代謝を促進したり、ニキビ跡の原因になるメラニンの生成を抑えてくれる作用があることで知られています。食べ物から摂取することはもちろん、忙しい人はサプリメントでバランス良くビタミン群を摂取することもおすすめです。

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3. 睡眠をしっかりとってお肌を再生

睡眠中は成長ホルモンが分泌されてお肌の健康を支えてくれていると考えられています。睡眠はしこりニキビの悪化を防ぐという意味でも重要ですが、新しいニキビができることを予防する目的でも重要な位置付けとなります。毎日6〜8時間は睡眠をとるように心がけましょう。

顔のしこりが気になるときは医療機関を受診しよう

顔のしこりができる背景にはいくつかのことが考えられますが、自己判断せずにまずは医療機関を受診することをおすすめします。

しこりの原因が悪性の腫瘍である可能性もゼロではないことや、良性の場合でも切開するときに小さいうちだと負担が少ないことを踏まえると、早めの対応が望ましいです。いずれのしこりも放置して治る可能性は少ないので、適切な対処をしていくようにしましょう。

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