そもそも、どうして保湿がそんなに重要なの?
「経皮感作」でアレルギー成立!説が有力になってきた
●乾燥や外部刺激により皮膚がガサガサになる
↓
●傷ついた皮膚からアレルゲンが侵入
↓
●アレルギー反応が起きる。(経皮感作が成立)
これが、アトピー性皮膚炎のメカニズムです。
じつは、このアトピーの発症メカニズム、数年前までは口、鼻から体の内部にアレルゲンが入ることによるものだという説が有力でした。
経口感作と呼ばれるものです。
しかし、最近の研究で常識が変わって来ました。
皮膚からのアレルゲンの侵入によるものが悪化の原因だということがはっきりしてきたのです。これが、アレルゲンによる経皮感作というものです。
経皮感作>>経口感作
最近、皮膚科や小児科へ行った方は、まずは保湿してバリアを!!と何度も言われませんでしたか?
これは私の上の息子の話なのですが、彼はアトピーではないのですがやっぱり少し肌は弱め。
ちょくちょく湿疹ができるため、私はもう3年ほど小児科や皮膚科へ通院してきましたが。
通い始めた3年前はステロイドだね〜ぐらいだったのですが、2016年夏ぐらいから、バリア機能、バリア機能と言われ始めたんですよね〜。
アレルギーになるのを防ぐには、予防的なスキンケアが重要だということが研究結果によって明らかになってきたということですね。
アレルギー防止に効果のあるスキンケア方法とは
そして、スキンケアにおいて、保湿剤選びはとても重要です。
最強保湿法でお話したとおり、私は沢山の保湿剤を試して来ましたが、その中でホホバオイルを超えるオイルにはまだ出会っていません。
それほど、ホホバオイルはアトピー肌&乾燥肌にとてもよい効果をもたらしてくれます。
ホホバオイルを使うことのメリットは以下の通り。
私たちの皮脂の層の中にはワックスエステルという成分が含まれており、その成分を含むのがキャリアオイルの中ではホホバオイルのみである。
ホホバオイルに含まれている「ワックスエステル」とはどんな成分?という方のために:
ワックスエステルは保湿成分で、具体的には2つの機能があります。
①外界からの異物の進入を防ぐバリア機能と、
②同時に体内から水分及び電解質の損失を防ぐ保湿機能です。
ところが、加齢や外気の乾燥などにより少なくなって皮脂が分泌されないと肌が乾燥してしまい、その結果、かゆみが引き起こされると言われています。
ホホバオイルにはワックスエステルが多く含まれていて、ここが他のキャリアオイルとは一線を画す点。他の植物系オイルにはホホバオイル程多量には含まれていないんですね。
他のオイルは、純粋にオイルの保湿成分が主な成分なんです。
だから、ヒトの皮脂となじみにくく、浸透性が悪い。
いつまでも皮膚の表面に留まってしまい、アレルゲンやホコリを吸着してしまい逆効果になったりすることもあります。
その結果、刺激になってしまうことがあります。
ところがホホバオイルの保湿成分は、ヒトの保湿成分と同じだから
浸透がとても良いし、刺激になりにくい。
だから、ホホバなんです。
私は、そりゃーもう他のオイルも試しました。
カレンデュラオイル、グレープシードオイル、オリーブオイル、アボカドオイル、アプリコットオイル、スイートアーモンドオイル。。
でもね、ホホバオイルだけです、こんなに使い心地がよくて刺激にならないもの。
そしてなにより、長く続けて使用できる安全性。
長続きにはきちんとした理由があります。
保湿だけじゃない!期待される殺菌効果
アレルゲンの除去ひとつとっても対処が大変なアトピー。
アトピー肌にはもう一つ、やっかいなものがあります。それが、細菌です。
細菌は世の中に沢山の種類がありますが、このうち代表的なものが黄色ブドウ球菌とカンジダ菌(カビ菌)です。
とくに黄色ブドウ球菌がアトピーの炎症を起こす大きな原因のひとつであると言われ、アメリカの大学等において、ホホバオイルの反バクテリアに関する研究が行われています。
その結果、
「カンジダ菌、ブドウ球菌アウレウス(黄色ブドウ球菌)やシュードモナス菌を含む
一般的な皮膚に悪影響を及ぼすバクテリアのうちの5つが
ホホバオイルの中で生き残ることができない」ことが明らかになりました。
また、ホホバオイルのバクテリア破壊力を研究した別の大学では、
「ホホバオイルはブドウ球菌やシュードモナス菌を1時間15分以内に破壊した」
ことも発表しています。
赤ちゃんは、ママのお腹の中にいるときは無菌状態ですが、生まれてすぐに空気中の細菌にさらされます。
普通分娩の場合、ママの膣を通ってくるので、膣内がカンジダ菌が優勢だとこの菌を多く受け取ってしまいます。ただし、良い働きをする乳酸菌などの常在菌も受け取るので、肌は強くなると言われています。
一方、帝王切開では卵膜を破って生まれてしまうので、ママから菌を受け取る事ができません。
帝王切開だとアレルギー体質になりやすいという噂がありますが、こういう理由からです。
これらの大学の研究で明らかになったホホバオイルの殺菌力は、抵抗力の弱い子供の肌に使うならとても有用です。
だからホホバオイルは、アトピー肌のスキンケアにおいて理想的なオイルといえるんです。
与えること(栄養・潤い)は得意な植物オイルですが、ホホバオイルのような殺菌効果は他のオイルにはなかなかみられない点です。
ホホバオイルは酸化にめっぽう強い
この点も、毎日肌につけるものだからこそ重要なポイントです。
他のキャリアオイル、たとえば保湿力の強いアボカドオイルやカレンデュラオイルは、酸化するのがとても早いのです。
そのため、一度開封すると冷蔵庫での保管が必要だったり、1ヶ月以内に使い切らないといけなかったりと、とかく管理が必要になります。
これを守らないと、オイルが酸化して品質が低下します。
品質低下のサインは、異臭(酸化臭)で分かりますが、もともと臭いの強いオイルだと判断しかねる場合もあります。
酸化してしまったオイルは、当然、敏感肌にとっては刺激になってしまいます。
その点、ホホバオイルは、オイル自体が酸化しにくい性質を持っています。
ですから、お肌のコンディションによって今日はホホバオイルはお休みしておこうかな・・という時でも使用期限にそれ程気を遣う必要がありません。
これも、ホホバオイルが使い勝手が良いポイントです。
ホホバオイルの安全性は高く評価されている
「アレルギー反応を起こしにくい」という点も、長期連用を考えるうえでは非常に重要なポイントとなります。
たとえば、ローズオイルや動物系オイル(馬油やラノリン)などはアレルギーになりやすいとされており、長期の連用はおすすめできません。
私は、第一子が生まれた後に乳首がかぶれてしまったため、保護剤のラノリンを塗っていたのですが、2ヶ月でかぶれてしまいました。
毎日塗っていたわけではなかったのですが、アレルギーになってしまったようです。
その後、馬油も試してみましたが、アレルギーが起きやすくなってしまったようでこちらも塗った直後に痛がゆくなりました。
色々と探して、ホホバオイルでなんとか落ち着いたという経験があります。
ヴェレダ社で有名なカレンデュラオイルを使ったベビー用のシリーズも、アロマ精油(エッセンシャルオイル)が入っていますので長期連用は避けた方が無難です。
特に、赤ちゃんのお肌や敏感肌は、吸収がものすごく良くなっています。
そのため、一般的なお肌の方よりもアレルギー反応は出やすい傾向にあります。
これ、結構ご存じない方多いのです。
アロマセラピー検定を持っている方にも初耳だったと言われたことがあるので、もっと広めていかないといけないかも知れません。
その点、ホホバオイルは医療用としても使われる事があるほど安全性が高いといわれています。
この点も、安心して使い続ける事ができるポイントです。
ホホバオイル、まとめ。
ホホバオイルについて、余すところなくご説明できたかと思います。ふぅ〜。^^;
同じ保湿剤ひとつ選ぶのでも、アトピー肌のような敏感肌だと神経を使いますよね。
痒みが起きにくかったり、肌への浸透が良かったり、保湿効果が高いものを選びたいですね。
24時間365日かゆい、アトピーだからこそ、こういう一つ一つの効果が重要なわけです。アトピーの痒みは、色々な事が複合的にからみあって起こりますからね。