全体的に肌がカサカサと乾燥し、ひどいときには粉をふいたりヒビ割れたようになってしまったりすることもある乾燥肌。
化粧水などで肌を保湿するのはもちろんですが、洗顔石鹸で洗うことでも敏感肌の改善が期待できるのでおすすめです。
乾燥肌の原因とメカニズム
肌がかさつき、白く粉をふいたようになったり化粧水がピリピリとしみたりすることもある乾燥肌。
持って生まれた肌質ももちろん乾燥肌になってしまう大きな要因ですが、肌質を悪化させる原因は意外なところにも関係しています。
乾燥肌は保湿能力が低下してしまっている状態
肌には保湿能力が備わっており、必要な水分を保ち埃や紫外線などの外的刺激から肌を守る働きがあります。
気温がマイナスになる冬の北海道や太陽が照り付ける真夏の沖縄で生活しても、ハリや弾力を保ったままの肌でいられるのは保湿能力のおかげです。
ですが肌の外部からの刺激や、皮膚の生まれ変わりが停滞することによってこの保湿能力がうまく機能せず、皮膚の持つ水分量が不足してしまっているのが乾燥肌です。
肌が持つバリア機能が弱くなると乾燥する
空気の乾燥や紫外線による皮膚の外側からの刺激や、加齢・血行不良といった内側からの要因によって肌は乾燥してしまいます。
皮膚の一番外側にある角質層はたった0.2mmほどの薄さですが、外部からの刺激に肌が影響されないように保護するバリア機能を持っています。
肌が乾燥するとこのバリア機能が低下し、弾力のある肌を作るための水分が保てなくなるのです。
そうすると肌を修復する力も弱まってしまい、肌の表面にある角層がカサカサになり、ヒビ割れたり白く粉をふいたようになったりしてしまいます。
また乾燥によって皮脂の分泌も少なくなっているため、水分がどんどん逃げてしまうという悪循環に陥ってしまうのが乾燥肌のメカニズムです。
皮脂は肌が持っている水分を保ち、潤いのある肌でいるためには不可欠なものです。
乾燥肌を改善するためには水分を補うだけでなく、皮脂の分泌を促し、水分の蒸散をさせすぎないことが重要なのです。
乾燥肌の原因は生活習慣と間違ったスキンケアにある
乾燥肌は年齢や体質だけでなく、環境やライフスタイル、アトピーなどの病気によっても引き起こされることがあります。
エアコンや紫外線による乾燥はもちろん、栄養バランスの乱れた食事、不規則な生活、無理なダイエット、ストレスなど日々の生活の中に乾燥肌の原因が隠れています。
また肌に合わないスキンケアや刺激の多いお手入れによって肌の乾燥を引き起こす場合もあります。
洗顔時に肌を強くこする、クレンジングや洗顔料の刺激が強い、化粧水を使用する際にコットンで肌を摩擦している、フェイスマッサージを強い力で頻繁に行っている…
美容のためによかれと思ってやっていることが、乾燥肌を巻き起こしてしまっているかもしれません。
最近肌がかさつくな、というときにはまずは日頃のスキンケアを見直してみましょう。
乾燥肌さんの洗顔石鹸の選び方
肌が乾燥しているときはとても刺激に敏感な状態です。
力強くこすったり洗浄力の強すぎる洗顔料を使ったりすると肌を傷めてしまい、さらに肌の乾燥を悪化させてしまいます。
優しく肌を洗う必要があるため、洗顔には刺激の少ない洗顔石鹸を使うのがおすすめです。
ではどんな洗顔石鹸が乾燥肌に合っているのでしょうか?
洗顔フォームよりも洗顔石鹸がおすすめ
洗顔石鹸はさっぱりするが乾燥する、と考えている人も少なくないでしょう。
多くのメーカーで製造されている洗顔フォームのほうが、洗い上がりがしっとりするような印象が強いかと思います。
洗顔フォームには油分が多く含まれているため洗浄力が強く、洗顔後にもその油分が肌に残ることがあり、そのためしっとりするように感じます。
さらにその油分にくっついて洗浄成分も肌に残ってしまいます。
洗顔フォームには汚れをしっかり落とすために油分が多く使われていますが、油分と水分が混ざりやすくするために合成界面活性剤も含まれています。
合成界面活性剤は皮膚についた汚れをしっかりと取り去ってくれますが、その強力な洗浄力は肌が必要としている潤いまで除いてしまいます。
界面活性剤は洗顔をしているときだけでなく、肌に残ると肌荒れや乾燥を引き起こす原因となります。
これは界面活性剤が、人間の肌を作っているたんぱく質を変性させる力を持っているためです。
また強い洗浄成分による肌への刺激を和らげるために、人工の保湿成分をたっぷり使用している場合もあります。
洗顔石鹸は合成の界面活性剤ではなく天然成分によって肌を洗浄します。
洗顔フォームの中には「天然由来の合成界面活性剤」が含まれていることがありますが、洗顔石鹸の場合には天然成分が天然成分のまま残り、肌の汚れを取り去ってくれるのです。
合成界面活性剤を使用した洗顔フォームに比べると天然成分の洗顔石鹸の洗浄力は劣りますが、皮脂を奪いすぎないことで乾燥肌の悪化を防ぎます。
洗顔石鹸はほどよい洗浄力で余分な古い皮脂を取り除き、肌をまっさらの状態にリセットします。
肌から過剰な皮脂を洗い流すだけでなく、洗顔石鹸の洗浄成分や油分も残らないので、肌の本来の姿に戻ることができるのです。
洗顔石鹸で洗顔をした場合には不要な油分が肌の上に残っていない状態なので、化粧水や乳液などが十分に浸透しやすくなり、乾燥の改善につながります。
保湿成分が含まれている洗顔石鹸で潤いを逃さない
乾燥肌のスキンケアの基本は保湿です。
保湿というと化粧水や美容液、クリームで水分・油分を補うものというイメージかもしれませんが、洗顔時の保湿も重要になります。
汚れを落とすと同時に肌の潤いを保つために必要な皮脂を奪ってしまわないよう、また潤いを逃さないように保湿成分が含まれている洗顔石鹸を選ぶようにしましょう。
また洗顔石鹸には製造の過程で副産物として生まれた保湿成分のグリセリンが含まれていますが、グリセリンは機械を使って熱を加え、急速に冷却・乾燥して製造するとその工程でなくなってしまいます。
熱を加えない「コールドプロセス」と呼ばれる製法や、手作業で時間をかけて洗顔石鹸を練って炊き上げる「枠練り製法」「釜焚き製法」で作られた洗顔石鹸ならば、このグリセリンがたっぷり残っているので肌への保湿効果が高くなります。
乾燥肌におすすめの洗顔石鹸5つ
肌がすぐに乾いてしまう乾燥肌は、水分や油分を奪いすぎない洗顔石鹸を選ぶことが大切です。
乾燥肌を優しく潤しながら洗いあげる、おすすめの洗顔石鹸を5つご紹介します。
ヴァーナル 薬用アンクソープ
美しい素肌づくりのための洗顔石鹸を作っているヴァーナルでも、特に人気が高いスタンダード商品が「薬用アンクソープ」です。
保湿効果のある天然ハーブエキスを配合し、弾力のあるきめ細かな泡が肌に必要な潤いを残しながら余分な皮脂や汚れのみを洗い落とします。
洗浄力と保湿の両方を兼ね備え、本来の美しい素肌へと導きます。
また薬用アンクソープはクレンジングとしても使用することができます。
メイクも毛穴の奥の汚れも一緒に取り去るのに、肌への刺激が少ないのが薬用アンクソープの特長です。
ただしウォータープルーフのマスカラなどはポイントメイク用のクレンジングを使いましょう。
長寿の里 然-しかり- よかせっけん
毛穴の汚れをすっきり取り除く洗顔石鹸として人気の然-しかり- よかせっけん。
然-しかり- よかせっけんには防腐剤、鉱物油、石油系界面活性剤、合成香料、合成着色料といった添加物を含んでおらず、またエタノールも使用していないため、乾燥しやすく肌が敏感になっているときにもおすすめです。
然-しかり- よかせっけんの原料は南九州・シラス台地の火山灰です。
火山灰は肌に優しいミネラル分をたっぷりと含み、汚れを吸着する働きを持っています。
またアロエエキスやローヤルゼリー、コラーゲン、緑茶エキスといった自然由来の美容成分が入っており、すべすべでハリのある美しい肌へと導きます。
甘草由来の有効成分グリチルリチン酸ジカリウムを配合し、肌を清潔に保ちながらも肌荒れ・ニキビを防ぐ効果もあります。
イヌイ 養麗潤フランキンセンスせっけん
薬剤師が開発した養麗潤(ようれいじゅん)はオールインワンゲルクリームを中心とした、肌に優しいスキンケアシリーズです。
乾燥肌だけでなく敏感肌や軽度のアトピー肌にも使える洗顔石鹸として、赤ちゃんから大人まで家族みんなで安心して使用することができます。
フランキンセンスとは乳香とも呼ばれるハーブで、肌を若返らせる効果があるとされています。
他にも消毒、収れん、乾燥の改善、シワ・シミの改善、皮脂のバランスを保つなど様々な効果が期待されています。
またフランキンセンス以外にも楊貴妃が美容のために愛用していたというハトムギ、アロエエキスなど全部で5種類の植物成分を配合し、乾燥肌をマイルドに洗い上げてくれます。
洗顔石鹸ではありますが、養麗潤フランキンセンスせっけんは洗顔にはもちろん、乾燥が気になるボディや髪の毛まで使えるので、特に乾燥がひどくなる冬場や肌が荒れている時期にもぴったりです。
サスティ 無添加タナカミネラルソープ
天然ミネラルである海塩を配合したタナカミネラルソープは、ミネラル成分が優しく毛穴の奥の汚れを吸着して取り除き、肌を引き締めます。
しっかりと汚れを落とすのに肌がしっとりするのは、ローヤルゼリーやスクワラン、美容成分であるフラーレンなどの保湿成分が惜しみなく含まれているから。
洗顔で潤いを奪うことなく、透明感のあるつるつるの肌を実現します。
またタナカミネラルソープの特長はそのきめ細かくねばりのある泡にもあります。
泡立てネットを使わなくても、手のひらでくるくると石鹸を転がすだけでもちもちの弾力ある泡ができあがります。
コシのある泡で洗顔することで、摩擦で肌を刺激することなく優しく洗い上げることが可能となります。
さくらの森 VCOマイルドソープ
VCOマイルドソープは、枠練り製法という機械生産ではない手間隙かけた製法により、美容成分を40%も残したまま石鹸にすることを可能にした、乾燥肌にぴったりの洗顔石鹸です。
濃密な泡に含まれたVCO(ヴァージンココナツオイル)やヒアルロン酸が肌をうるおしながら、毛穴の奥まで入り込んで汚れをキャッチするので、洗浄力も申し分ありません。
洗浄力が強いと肌に負担がかかるんじゃないの?という疑問がでるかもしれませんが、配合成分はすべて天然由来で低刺激処方なことも人気の理由のひとつ。
カサカサ・ゴワゴワが気になっていた肌も、赤ちゃんのようにしっとり・もちもちとした素肌に導いてくれますよ。
まとめ
乾燥肌の改善には保湿が欠かせませんが、洗顔によって古い角質や余分な皮脂をしっかりと落とすことでイキイキとした健康な肌が生まれます。
洗顔石鹸で優しく顔を洗い、肌から油分を取り除くことで水分を吸収しやすくなり、化粧水がしっかりと浸透することが実感できるはずです。
洗顔石鹸を初めて使うと最初はただ肌がつっぱるように感じられるかもしれませんが、それは素肌に皮脂だけでなく洗顔料の成分も残っていない証拠です。
これまで乾燥肌に悩んでしっとりタイプの洗顔フォームを使ってきた方は、化粧水やクリームを見直すだけでなく、余計なものが含まれていない洗顔石鹸を試してみてくださいね。