ダイエット中なのに上手く体重が減らないのは何故?
運動不足から体重が増えてしまったり、ぽっこりとお腹が出てくるとダイエットを考え始めるものです。そこで早速体重を減らすために運動をしてみたけど何故か体重が減らない、という経験をした人は多いはずです。では、なぜダイエット中なのに体重が減らなくなるということが起きるのでしょう?
ダイエットをしているのに体重が減らない理由・原因
ダイエットをしているにも関わらず体重が減らない理由として、栄養の偏りや生理のむくみ、そして体重が変動しなくなる停滞期が考えられるそうです。
■停滞期によるもの
ダイエットをしている多くの人たちがつまづくのがこの停滞期です。ダイエットを始めてからしばらくは順調に体重が減っていたのに、ある日を境にパッタリと体重に動きがなくなってしまう。この時期が長く続いてしまうと、ダイエットを続ける気持ちが折れてしまい途中で止めてしまうといいます。
このダイエット中の停滞期は、実は体を維持するための機能のひとつなんだそうです。人間の体は環境が変わるとそれに適応するために体温や血糖値を調節し、正常な状態を保とうとするそうです。この働きのことを「ホメオスタシス」と言います。
人の生命を守るホメオスタシス
例えば食事が取れない状況が続き、体重が一定量まで減るとホメオスタシスが働き、食事から吸収するエネルギー量が増えたり、基礎代謝や運動などで使われるエネルギーを抑えようとするそうです。
つまり、ダイエット中に停滞期を迎えるのは生命を維持する機能「ホメオスタシス」が働いているためなんだそうです。
■栄養の偏りによるもの
ダイエットの基本は摂取カロリーよりも消費カロリーを多くすることです。せっかく運動をしてカロリーを消費しても、それ以上に食べすぎてカロリーを摂取しては何の意味もありません。そのため、ダイエットをする人の多くは食事制限をしていると思います。
しかし、この食事制限が原因で体重が減らなくなるといいます。人間の体は栄養不足になると前述したホメオスタシスが働き消費エネルギーを抑えようとします。それなのに食事から摂取するエネルギーは増えるために体重が減るどころか増えてしまうと言われています。
■生理前後のむくみによるもの
生理前や生理中は体重が減らない時期だと言われています。これは女性ホルモンのひとつである「黄体ホルモン」が関係しているそうです。
黄体ホルモンは妊娠に備えて水分や脂肪を溜め込む性質を持っています。そのため生理前や生理中は体内に水分が溜まってしまい、むくみを引き起こしやすくなると言われています。
このむくみが起こると体重が増えたように感じるため、ダイエットをしてもなかなか思うように体重を減らすことができなくなるそうです。
■効果の無いダイエットを行なっている
世の中には数多くのダイエット方法が出回っています。単純に筋トレをすれば痩せるというものから、普段の食事をカロリーの低い食べ物に置き換える方法や、ダンスをしながら脂肪を燃焼させるなど様々です。
このようなダイエット方法には効果の期待できるものもありますが、中には全く効果のないダイエット方法もあるといいます。そんな効果のないダイエット方法をいくら続けていても体重が減ることはないそうです。
■食事制限による運動不足によるもの
無駄なカロリーを摂取しないために食事制限をしているのに体重が減らない。食べていないのに効果が現れないという人もいるのではないでしょうか。実はこの食べてないことが問題なのだそうです。
人間は食事をしてエネルギーを補給しなければ体を動かすどころか維持することすら難しくなります。もし、ダイエット中だからと過剰に食事制限をしてしまうと、運動をするためのエネルギーまでなくなり、結果として運動不足を招いてしまうそうです。
■脂肪ではない体重に騙されている可能性も
運動もしているし食事制限もしているのに体重が減らないという場合、もしかしたら脂肪以外のものが増えたせいで体重が落ちていないと錯覚しているだけの可能性もあるといいます。
例えば水分や筋肉などがそれにあたります。体の代謝が悪くなると水分を体外に排出する働きも鈍くなるといいます。すると、体内に余分な水分が溜まってしまいむくみを引き起こすなどの水太りになるそうです。
この体内に溜まった水分を脂肪が増えたと勘違いして停滞期に入ったと錯覚している人も多いといいます。
筋肉がついて体重が増えただけの可能性も
もう一つ、脂肪と勘違いしてしまうのが筋肉の増加です。筋肉は脂肪よりも若干重いと言われているのです。筋トレをして体に筋肉をつけているのに体重が減らない、それどころか体重がダイエット前よりも増えてしまったと感じたら、それはもしかしたら体に筋肉がついているだけかもしれません。
この筋肉の増加を嫌がる女性もいるようですが、それは勘違いと言えるでしょう。脂肪が増えると体は大きく見えてしまいますが、筋肉がつくことで引き締まった美しい体を手に入れることができるのです。
ダイエット中に体重が減らない時の解決方法
ダイエットを頑張っているのに体重が減らないと挫折してしまうものです。では、思うように体重が減らない時はどんなことをしたら良いのでしょう?
■バランスの良い食事を心がける
ダイエットをしているのに食事をするというと、逆効果ではないかと考える人もいるでしょう。しかし、栄養が偏るとホメオスタシスの働きで停滞期を招いてしまいます。そこで、バランスの取れた食事で栄養をしっかりと摂取することが重要になります。
しかし、だからといって消費カロリーよりも摂取カロリーが上回ってしまっては意味がありません。バランスの取れた食事をしながらも、摂取カロリーは抑えめにするようにしましょう。
摂取するエネルギーが低い状態を続けることで体がそれを普通と認識し、ホメオスタシスの影響も少なくなるため体重が落ち始めるそうです。
■適度な筋トレで基礎代謝を上げる
筋トレをすることで「基礎代謝」が上がると言われています。基礎代謝というのは人間が行きているだけで使われるエネルギーのことを言います。例えば座ってテレビを見ているだけだったり、寝ている時でも人間は心臓や脳、多くの臓器を動かすためにエネルギーを消費し続けています。
この基礎代謝を上げることで痩せやすい体が作れると言われています。そのために必要なのが筋トレです。筋トレをすることで僅かではありますが基礎代謝が上がります。さらにスタイルも良くなりそれを維持しようとするため食事の仕方も変わってきます。
■諦めずに耐えきることが大切
停滞期を招くホメオスタシスは生命を維持するために欠かすことのできない重要な機能のひとつです。ダイエットをするのであれば、このことを理解することが大切になります。
ダイエットをしてもなかなか体重が減らないからとそこで止めてしまうのではなく、諦めずにコツコツと筋トレなどの運動や、摂取カロリーを抑えたバランスの良い食事を続けることで停滞期を乗り越えることが出来るはずです。
体重が減らないからといって無理なダイエットはNG!
ダイエット中に停滞期を迎えると多くの人は焦りを感じてしまうものです。そこでジッと耐えることができれば良いのですが、中には焦りから無茶なダイットをしてしまう人もいます。この無茶なダイエットが体にとって悪影響をおよぼすといいます。
■様々な病気の引き金になる場合がある
体重が減らないからと極端な食事制限をしてしまう人がいますが、これは体にとって非常に危険なことです。
無茶なダイエットを行うと、過食症や拒食症と言った摂食障害を引き起こす恐れがあります。これは多大なストレスの影響で食事の量が増えてしまい、その結果、嘔吐や下痢を繰り返すようになると言われています。
また、食べなさすぎが栄養不足を引き起こします。栄養がないと体を維持することが難しくなるだけでなく、免疫力もなくなるため風邪を引きやすくなるなど様々な病気を引き起こすことになるそうです。
■中学生や高校生の場合は成長を妨げる危険も
ダイエットをしている人の中には全く必要が無いのに痩せようとしている人も多いといいます。特に学生や女性にこの傾向が強く、無茶なダイエットをしてしまい、結果として成長を妨げることになっているそうです。
十分に痩せているのにさらに痩せようとすると、成長に必要な鉄分などの栄養まで不足してしまいます。すると、貧血やだるさ、疲れやすいなどの症状が出たり、発育障害を引き起こすそうです。
また、肌や髪の毛をつくるタンパク質や水分が足りなくなるために、肌荒れになったり髪の質が悪くなるなど美容にまで悪影響を及ぼすといいます。
体重が減らない時こそ現状維持を心がけましょう!
ダイエットをしているのに思うように体重が減らないと、焦れったい気持ちになってしまうものです。しかし、そこで極端に食事制限をしたり絶食をしてしまうとリバウンドして余計に太りやすい体になりかねません。
ダイエットに近道などありません。いくら無茶な方法でダイエットをしても、体に負担がかかるばかりで良い結果にはならないものです。体重が減らないときこそバランスの取れた食事や運動を続けて現状を維持するように心がけましょう。