【インタビュー】
オールセラミックの費用やメリット・デメリットを総まとめ!寿命やクラウン、インレーといった種類についても ◇
公開日 2016 年 06 月 26 日 | 更新日 2017 年 05 月 08 日
1.オールセラミックとは?
オールセラミックとは、その名のとおりすべてがセラミックでできているものを指し、虫歯などで歯を削った後のクラウン(被せもの)に使用される素材です。クラウンはセラミックの他にも、レジン、ハイブリッドセラミック、ジルコニアなどいくつか種類があります。その中でもとくにオールセラミックは前歯のかぶせ物に使用されることが多い素材です。というのも、オールセラミックは透明感が高く、美しい仕上がりが期待できるのです。歯の中でも特に前歯は人の印象を左右するものであり、きれいな歯であればあるほど清潔感もあります。そのため、オールセラミックは普段仕事で人と接することの多い方などから選ばれることが多いです。
また、オールセラミックのメリットはただ美しという部分だけではなく、周りの歯の色に合わせたり、他の歯よりも白くしたりという要望にも応えられるのです。金属を一切使わないので、金属を使用する保険適用内のかぶせ物やメタルボンドなどで起こってしまう歯茎の黒ずみも起こりません。この黒ずみは実は厄介なもので、磨いてもとれることはなく簡単に戻らなくなってしまうのが特徴で、そういった面でも、オールセラミックはおすすめされています。また、金属を使用していないということは金属アレルギーのかたでも安心して使用できるということです。その他には、虫歯になりにくいなどの特徴も挙げられます。
オールセラミックの治療法は、まず虫歯を取り除いた後、かぶせ物が入るように歯を削ります。その後、作製したオールセラミックをかぶせていきます。費用は前歯で9万円~17万円、小臼歯の場合が7万円~15万円、大臼歯は7万円~15万円です。保険適用外なので費用は決して安くはありませんが、仕上がりの良さからオールセラミックにしてよかったという声は多いようです。しかし、他の素材にも言えることですが、メリットがあればデメリットもあるのでそれも踏まえたうえで判断することが大切です。
2.オールセラミックのメリットとデメリット
オールセラミックを選択するメリットはたくさんありますが、まとめると以下が挙げられます。
| ・見た目の美しさ |
| ・周囲の歯に合わせることもできるので自然に仕上がる |
| ・金属を使用していない |
| ・色の変色がなくきれいな状態を保てる |
| ・虫歯になりにくい |
まず、メリットとしてはなんといっても見た目の美しさが挙げられます。私たちの歯には神経があり、黄色っぽい象牙質と透明なエナメル質があります。このうちエナメル質の透明感をオールセラミックでは自然に再現することができるのです。白さも自分の要望で変えられるので、周りの歯の白さに合わせるということも可能となり、より自然に仕上がります。また、金属を使用していないということもポイントで、金属アレルギーの人でも使用できます。金属アレルギーがない場合でも、金属は水分があるところでは常にイオン化するため、成分が漏れ出した状態となり体内に蓄積してしまいます。それが原因で金属アレルギーになることもあるのです。ですから出来るだけ、金属は口のなかに入れないようにしたほうが良いと考えられています。また漏れ出した金属は歯茎を黒くしてしまうことがあり、一度黒くなった歯茎は染みついて簡単にとれません。他にも、セラミックは陶器ですから、色の変色がなく長期的にきれいな状態を保て、高い精度で作られているので虫歯になりにくいなどのメリットもあります。
一方でデメリットもあります。それはセラミックが衝撃に弱いということです。そのため割れやすいという特徴があります。しかも大きく欠けてしまえば修復は不可能となり、作り直しになってしまうというのも欠点です。ですから、もしオールセラミックにした場合には、普段から衝撃やダメージを与えない工夫が必要でしょう。また、他のクラウンに比べ削る量が多いともいわれています。治療とはいえ、健康な歯を傷付けるのに抵抗がある方にとってはデメリットの一つと言えるでしょう。
3.オールセラミッククラウンとは?
クラウンとは、歯が虫歯などで大きく壊れ修復しなければならないときにかぶせる人工歯のことです。一般的に「かぶせ物」、もしくは「差し歯」とも呼ばれます。クラウンには種類があり、歯全体を覆っている全部被覆冠と一部を覆うタイプの一部被覆冠があります。ちなみに虫歯が小さなものである場合はインレーという詰め物の治療となります。
クラウンは素材で分類することができるのですが、その中のひとつに「オールセラミック」があります。オールセラミックのクラウンは、特に人目につきやすい前歯などに使用されます。他には保険適用の銀歯、ハイブリッドセラミック、ジルコニア、レジン、メタルボンドなどがあります。
●オールセラミッククラウンの費用やメリット・デメリット
オールセラミックのクラウンを選択した場合、費用の目安は大体10万円前後です。ただし、病院によっても前後します。保険適用の銀歯だと3千円程度で済むことから、費用が高いというのはひとつのデメリットといえるかもしれません。しかしオールセラミッククラウンにすることで大きなメリットもあります。例えば、透明感があり変色が少ないので自然歯とほとんど見分けがつかない仕上がりが期待できます。また、金属を使用しないので金属アレルギーが起こりにくいという点も選ばれる理由の一つです。
ただし、デメリットもあります。それは割れやすいということです。さらに自然歯より固いためかみ合わせる歯を傷めてしまうこともあります。その他には、歯を削る量が比較的多いこと、歯科医師の技術次第で仕上がりが変わってしまうことなどもデメリットとして挙げられます。ちなみにオールセラミッククラウンはきちんと管理を行っていれば20年もつとも言われています。それほど丈夫な素材なのです。
4.ジルコニアオールセラミックとは?
ジルコニアオールセラミックは、セラミックを芯材として使用したオールセラミック治療のことで、最近になり使用されるようになりました。
これまでは合金が使用されていたのですが、その必要がなくなり、金属が歯茎の境目から見えることもなくなりました。金属より硬くしなやかさもあります。そのため、破損しやすいといわれています。さらに金属を使用していないために加齢で歯肉がやせてきても歯の根元部分に黒いラインが見えてくることはありません。見た目がきれいなので前歯に使用されることが多いのも特徴です。さらに従来、セラミックのみでは難しかった治療がセラミックのみで行えるようになったこと、既製材料ではなくセラミックパウダーで色を出すので患者の希望の色にすることも可能です。そのため、隣接している歯と色味を合わせることも可能です。その他にも、変色しないことから、たばこのヤニ、コーヒーなどの着色を気にしなくて済むことや金属アレルギーを起こしにくいなどのメリットも挙げられます。
しかし、一方でデメリットもあります。例えば、硬度が高いためセット後にもしトラブルがあっても除去するのが困難であること、外側がセラミックで割れやすいことなどが挙げられます。ちなみに費用は13万円程度と安くはありません。保険適用の銀歯では3千円、適用外のメタルボンドなどでも10万円前後です。しかし、見た目の美しさなどからジルコニアオールセラミックを選択する人は少なくありません。選択の際には、自分の予算をある程度決めて、しっかり検討することが大切です。ジルコニア以外にも、保険適用で比較的見た目が美しいものはいくつかあります。例えばハイブリッドセラミックがそうです。この素材は、条件にあえば保険が適用されるといううれしいメリットがあります。歯の治療法には色々な種類があるということをしっかり覚えておき、自分が納得できる治療を選んでいくようにしましょう。
5.オールセラミック どんな色があるの?
オールセラミックは、白さを自分で自由に決められることがメリットの一つです。
そのため、自分の元々の歯に近い歯の色を再現される方は多いです。なかには元の歯よりも白くしたいという方もいますが、もちろんそれも可能です。オールセラミックで色を決めるときは、まず色の見本で自分のなりたい歯の色をしぼります。数値化されており、1~4に従い濃くなっていくようになっていることがほとんどです。色の種類はたくさんあります。
最も多く使用されるといわれているビタシェードが基準だとすると、オレンジから褐色系がAシェード、黄色系はBシェード、グレー系はCシェード、赤系はRシェードと区分されており、明度や彩度の幅はそれぞれ異なります。日本人の場合、A3あたりを選ぶことが多いようです。しかしやや赤みを帯びた色の人のいるので、Rシェードなども選ばれることがあります。歯は長年使うものです。ですから年齢を重ねるにつれ変わってくる周りの歯の色味のことを考えて、やや濃いめを選ぶことをすすめられることが多いです。もしも自分にあった色が分からない人は歯科医師の意見を聞いてから決めるというのも良いかもしれません。
というのも、自分では分からない色の微妙なずれなどは第三者の方が正確な場合もあるのです。どのような仕上がりにしたいのか、あらかじめ詳しく話しておくと安心して色選びを任せられるでしょう。色合わせを自己判断のみで行ったせいで、色選びを失敗してしまったというケースは多くあります。例えば他の歯は黄ばんでいるのに白くてきれいな歯を目指すあまりにオールセラミックの部分が浮き出てしまっているような状態です。もし、白い歯を目指しているのであれば、できるだけ他の歯のホワイトニングを済ませておけると良いかも知れません。色選びで気になるところがあれば、すぐに質問しておきましょう。
6.オールセラミックは前歯に向いている?
クラウンやインレーの選択では、人から見えずらい奥歯は費用も安い保険適用の銀歯を選ぶ人が多いですが、前歯には保険適用外の素材を選ぶ人がおよそ7割ほどとされています。というのも、銀歯の場合は土台が金属であるため、金属が溶け出し歯茎が黒くなる可能性があるのです。一方でオールセラミックのように金属を一切使用しない素材にすれば、その心配はありません。また、オールセラミックは変色が少ないというメリットもあり、見た目のことを考えてオールセラミックを選ぶ人は多いのです。
その他にも、周りの歯の大きさに厚みが合わせられたり、色合いの調整も可能です。そのため、自然な仕上がりが期待できます。見た目以外に、口内環境の点から見てもオールセラミックは良いとされています。オールセラミックは一度コーティングして焼いているので汚れが付きにくいのです。そのため、虫歯になりにくく、安定感もあるので差し歯の隙間から虫歯になるようなことも少ないです。前歯は特に人目に触れる場所なので、何度も何度も治療をしなくていいように、虫歯などを繰り返さないことがとても大切なのです。
また、見えない部分でもセラミックは力を発揮しています。それは根の部分です。金属の土台の場合、黒ずみのほか根が折れやすいというデメリットがあるのに対し、セラミックの土台はファイバー繊維を使うので強度、柔軟性が高く作られています。ですから、少々のことでは根が折れることはありません。前歯はさまざまな負担がかかるところですから、このようなことからも前歯によく使用されているというわけです。加えて金属アレルギーのかたでも安心して使用できる点もメリットの一つです。
ただし、保険適用外の治療のため費用はどうしても高くなります。ですから、予算内で治療が可能かという点も判断材料に入れておくと良いかも知れません。
7.オールセラミックの費用はどれくらい?
差し歯などの費用は、保険が適用されるものとそうでないものがあります。
まず保険適用となるのが、「銀歯」や「レジン」です。銀歯は奥歯に、前歯はレジンが使用されます。保険が適用されると自己負担は治療費の3割ですから、だいたい1本3千円~8千円程度の負担となります。さらに、2年保証がついていてるので、差し歯が取れたり、外れたり、壊れたりした際には無償で対応してもらえるというメリットがあります。しかし、銀歯やレジンは見た目があまりよくないというデメリットがあります。
奥歯はあまり気にしない方が多くても、前歯は人に見られる場所であるという理由から7割もの人が保険適用外の治療を受けている言われています。保険適用外の素材にはオールセラミック、ハイブリッドセラミック、メタルボンド、ジルコニア、金歯があります。それぞれの主な金額は以下です。
・オールセラミック:8万円~15万円程度
・ハイブリッドセラミック:4万円~12万円前後
・メタルボンド:8万円~15万円
・ジルコニア:10万円~20万円
・金歯:4万円~12万円
前歯に使用されるのは主に、オールセラミックやハイブリッドセラミック、その他は奥歯に使用されることが多い素材です。最近はハイブリッドセラミックの一部治療が保険適用となりましたが、条件にあった場合のみですから、治療を受ける前に確認しておくとスムーズです。ちなみに保証に関してはオールセラミックのような保険適用外の治療の場合、歯科医院によって異なります。なかには無償でやり直してくれるところもあるのですが、作り直しとなると再び同じ料金がかかる場合もあるので、治療前に保証についてもよく確認しておく必要があるでしょう。オールセラミックをはじめ保険適用外の治療は決して安くありません。しかし、歯は永く付き合っていくものですし、印象を左右するものでもあることから需要は高いです。費用は歯科で異なりますから費用についてはしっかり話を聞いておくと安心です。
8.前歯をオールセラミックにした際の費用とは?
オールセラミックは、透明感があり目立ちづらく、自然歯のように見えるほど見た目が美しいことから、前歯の差し歯として使用されることが多い素材です。
前歯は人の目がいきやすいパーツであり、第一印象を左右することもあるので、前歯の差し歯治療を受ける約7割の人がオールセラミックなどの保険適用外の治療を受けていると言われています。保険適用である銀歯の治療が一本3千円~8千円で受けられるのに対し、オールセラミックにすれば9万円~17万円ほどかかります。ちなみに小臼歯の場合も、大臼歯の場合も同じくらいの金額です。費用が高い分、それだけメリットもたくさんあります。
例えば、先ほど挙げたように審美的な面はもちろん、金属を使用していないためにアレルギーがでにくいことや、汚れがつきにくいために虫歯になりにくいことが挙げられます。また、金属を使用している場合は、金属が溶け出し歯茎が黒くなってしまうことがありますが、オールセラミックは土台もすべてセラミックなのでそうした心配がありません。また、変色しにくいので長期間使用が可能です。これらのことから費用的には安くないですが、先々のことを考えれば決して高すぎるということはないのかもしれません。
ちなみに保険適用外の場合は歯科によって費用が異なるので、紹介した費用よりも安く受けられる場合も、反対に高額になる場合もあります。あらかじめ合計でどれくらい費用がかかるのか治療前までに確認しておくと良いでしょう。またオールセラミックのデメリットに割れやすいという特徴がありますが、そうしたトラブルが起きた場合の保証なども気になるところです。こちらも治療前によく聞いておいたほうが安心です。なかには無償で対応してもらえる場合もあるのですが、全額払って作り直しになる場合もあるので注意しましょう。費用については前述の通り、治療を受けるクリニックなどによっても異なります。そのため、費用のことも含め事前にしっかり気になる点を解消して治療に臨みましょう。
9.オールセラミッククラウンの費用はどれくらい?
クラウンの目的は機能や形、美しさの回復で、一部を修復したり全体を修復したり、もしくは神経を抜いた後に根管に維持を求める方法もあります。素材は、オールセラミック、メタルボンド、ハイブリッド、ジルコニアなどです。
●オールセラミックの場合
オールセラミックは保険適用外で、費用はだいたい8万円~15万円ほどです。セラミック単体のみで作られているタイプと、ジルコニアで小さな冠をつくり強度を出して周囲をセラミックで覆うタイプがあります。内部にジルコニアを使用していれば、その強度からブリッジをつくることも可能だとされています。
●メタルボンドの場合
次にメタルボンドです。メタルボンドは、前歯でも奥歯でも使用することが可能で、中には金属冠が使用されています。透明感や深みを再現でき、10年以上使用しても艶がなくならないのが特徴です。しかし、金属を使用していることから歯茎に金属が溶け出し黒ずむことがあります。費用はオールセラミックと変わりません。
●ハイブリッドの場合
つぎにハイブリッドです。ある条件を満たせば保険適用となり、レジン樹脂にセラミックを配合させています。レジンの含有量が多い場合、ハイブリッドレジン、セラミックのほうが多ければハイブリッドセラミックとよばれます。保険適用外の場合は、オールセラミックと費用は変わりません。
●ジルコニアの場合
次にジルコニアです。費用は10万円~20万円とやや高額です。
上記のように素材によって費用の違いがあり、メリット・デメリットも変わります。費用はもちろん様々な点からみて、どの素材を選ぶか慎重に検討することが大切です。
10.オールセラミックのインレーとは?
インレーとは「詰め物」のことで、奥歯の治療の際に歯を削り歯型をとって作ります。保険診療では銀歯を使用し、それ以外は保険適用外治療となります。奥歯に使用されるために噛む力が強く加わるので、強い強度が必要です。インレーの良さはクラウンなどと違って歯を小さく削って治療ができる点です。そのため、もとの歯を多く残すことができます。
治療方法は、まず虫歯を取り除きます。虫歯が深い場合は神経もダメージを受けているので神経を出来るだけ残しつつ更生させなければなりません。そしてインレーを歯と一体化させます。インレーには色々な素材がありますが、中でもセラミックインレーが選ばれる理由として以下が挙げられます。
◎白い歯にすることが可能
透明感があり、歯の色になじむので人気の理由の一つです。
◎虫歯になりにくい
セラミックで出来ているため、劣化しないので歯とインレーとの間に食べかすなどが詰まることがなく虫歯になりにくいです。さらに表面がつるつるしているので汚れが付きにくく、落としやすいという利点もあります。そのため口の中が清潔になり口臭のトラブルがなくなります。
◎新たな虫歯が出来たときにすべてをとる必要がない
金属の場合は隙間があるためすべて取り外さなければなりませんが、セラミックの場合はその必要がありません。
しかし、オールセラミックインレーにはデメリットがあります。まずは保険適用ではないということです。そのため費用の負担は大きくなります。つまり、虫歯が大きくなれば治療する範囲が大きくなり、費用の負担も大きくなるので、出来るだけ虫歯が小さいうちに治療を行なうようにしましょう。次に噛む力が弱いことです。オールセラミックはすべてセラミック、つまり陶器でできています。ですから歯ぎしりなどで割れたり欠けることがあります。そのため、マウスピースなどで歯の削れを防ぐようにします。オールセラミックの他にはプラスチックを詰めるレジン、セラミックとレジンが混ざったハイブリッドレジンなどもあります。費用なども変わってくるので、メリットやデメリットも考えながらどの素材にするのかを選択しましょう。
11.オールセラミックの寿命はどれくらい?
オールセラミックとはすべてセラミックでできたかぶせ物や詰め物の治療のことですが、誕生の背景には、これまで使用されていた金属による歯茎の黒ずみや金属アレルギーの問題がありました。オールセラミックは、安全面でも見た目の面でもかなり優秀だとされています。小さな詰め物はインレー、大きな詰め物はアンレー、差し歯はクラウン、前歯に張り付けるものはラミネートべニア、歯と歯をつなげるものはブリッジと呼ばれ、様々な治療で使用されています。上記以外でもインプラントの土台やかぶせ物に使用されていることもあります。
●オールセラミックの寿命
オールセラミックにすると寿命が長いという大きなメリットがあります。
目安としては8年~10年、管理がきちんとされていれば20年ほどもつともいわれています。セラミックと聞くと陶器ですから割れるのではという意見もありますが、丈夫です。確かに欠けやすいといわれてはいますが、欠けた部分だけをセラミックで補うことができる場合もありますし、多少の欠けであれば磨けばキレイになるともいわれています。
寿命が長い理由としては、精度が高いという点が挙げられます。というのも、高い技術をもってつくられるので、隙間が出来にくいのです。そのため、食べかすなどが詰まり虫歯になることも少ないです。また汚れが付きにくいというのも寿命が長くなるひとつのポイントでしょう。
●寿命を長くするためのポイント
・歯ぎしりの癖がある場合はマウスピースなどで予防
寝ている時の歯ぎしりが酷い場合、陶器でできているため気づかない間に欠けていたということもあります。
・歯周病を予防する
セラミックの使用に関わらず気を付けたいことですが、歯周病予防も大切です。セラミックは虫歯になりにくいとされていますが、他の歯が虫歯になればせっかく入れたオールセラミックの歯もいつ虫歯になってもおかしくありません。定期的に検診を受けるなどで虫歯対策をすることが大切です。
12.オールセラミックを安く受ける方法
オールセラミックは自己治療となるため、費用の負担は保険適用の場合よりも大きくなります。そのため、できるだけ費用をおさえたいと考える人がほとんどだと思います。
オールセラミックの場合、歯科によって費用が異なるので費用についてしっかり話を聞いて、納得したうえで治療を受けるというのが鉄則です。しかし、費用が安いからという理由だけで治療を受ける歯科を決めてしまうと後悔する可能性もあるので注意が必要です。なぜなら歯科治療は歯科医師の技術で仕上がりが大きく変わってくるからです。例えば、ある歯科でブリッジ治療を受けた際はしっかり固定され違和感なく過ごせたが、他の歯科で受けたときには、かみ合わせが悪く歯の痛みも感じたなどということは、経験がある方も多いのではないでしょうか。安い=技術が低いというわけではもちろんありませんが、その歯科がどれだけ信頼できるかということをしっかり見極める必要があるのです。
オールセラミックの治療は10万円~15万円程度とされていますが、これより極端に安い場合、もしかするとアフターケアがないということも考えられます。アフターケアとは、なんらかのトラブルで治療後にやり直しをしたいときにもう一度全額払って作り直しとなるということです。一方で治療費は安くはないもののアフターケアがしっかりしており、やり直しも無償で対応してくれるところもあります。費用だけをみると後々後悔することになるのでこのような治療後の対応についても詳しく話を聞いて判断した方がよいでしょう。歯は意外と治療後の違和感や小さなトラブルが起こりやすいのです。ですから、アフターケアはとても大切です。また、質問をした際に納得のできる回答が得られるかということもとても大切です。歯科医師にしっかりとした治療実績があるかという点にも注目してみましょう。注意したいのが、費用が高いところが安心といえるわけではないということです。費用が高いのに満足いく仕上がりにならなかったという例はたくさんあります。ですから、費用だけで治療を受ける歯科を決めるのではなく、評判や実績など総合的にみて信頼できる歯科が見極めることが大切でしょう。