みなさんは『宇津木式肌断食』という美容方法を聞いたことがありますか?
断食と言えば一定期間食べ物を全く食べないで過ごすという、よく宗教的な行為の一環として行われることですよね。でも肌の断食っていったいどういうことなんでしょうか?この肌断食という用語を全く聞いたことがないという人にとっては、まったくもって意味のわからないことだと思います。
しかしこの宇津木式肌断食というものは、本が発売されてからここ数年で実践者が多数存在し、美肌になるための方法として隠れた人気を持っている一風変わった美容方法です。ちょっと気になってしまいますよね。
そこで今回は、宇津木式肌断食を実践した場合の効果や美肌になれる根拠、そして正しい肌断食のやり方について解説していきます。
宇津木式肌断食の概要
まずはこの聞きなれない宇津木式肌断食の概要について。みなさんはいつも肌を美しく保つため、または今よりもっときれいにするために日々スキンケアを続けていらっしゃると思いますが、肌断食は簡単に説明してしまえば『何もしない』という美容方法なんです。
一瞬「何言ってるんだ」と思う人もいるかもしれませんが、これは化粧品を使うことや、普段やっているスキンケアを全てやめてしまおうという意味です。食べ物を断つのが断食、肌に何も与えずスキンケアを断つのが『肌』断食というわけですね。
ちょっと普通では考えられないようなやり方なのですが、そうすることによって肌を美しくしましょうというのが宇津木式肌断食なのです。
まだ意味不明だと思いますが、これから詳しく説明していきますのでご安心を。
宇津木式の『宇津木』さんって誰?
肌断食の概要についてはざっくりと1%ほどはご理解いただけたかと思いますが、そもそも宇津木式肌断食の『宇津木さん』って誰なのかということになりますよね。
この宇津木さんという人は、クリニック宇津木流という形成外科・皮膚科を専門としたクリニックの院長である宇津木龍一先生です。同クリニックはシワやたるみの予防や治療に特化しており、アンチエイジング専門のクリニックとなっています。
宇津木式肌断食とは、そこの院長である宇津木先生が発案した美容方法なんです。
化粧品の使い過ぎや過剰なスキンケアが肌荒れの原因という考え
なぜ全てのスキンケアを断つことが美肌につながるのかというと、普段使っている化粧品こそが肌荒れを引き起こす原因だからだそうです。これには根拠があり、肌に悩む女性のために行った調査において、肌の状態が悪い人ほど熱心にスキンケアを行っていたという事実がありました。
そのためこの『何もしない』という肌断食を行い、肌を良好な状態に戻そうという方法が生まれました。
なぜ化粧品が肌に悪影響をもたらすの?
詳細をここで長々と記述しても仕方ないのでシンプルに説明しますが、多くの化粧品や石鹸には『界面活性剤』という成分が含まれています。界面活性剤には化粧残りや角質汚れを落とす洗浄作用があり、他にも美容成分を肌に浸透しやすくするための働きがあります。
一見美肌に一役買っていそうな界面活性剤ですが、汚れと同時に肌を守る最低限の水分や脂質をまでを洗い流してしまったり、浸透しやすい界面活性剤そのものが肌に残り肌荒れを引き起こす原因になってしまうのです。
また、防腐剤の含まれた化粧品も多くありますが、その防腐剤によって肌に必要な常在菌を殺菌してしまうという場合もあります。
商品によって配合されている成分は多種多様ですし、肌の強さなどにも個人差があるため必ずしも化粧品などが肌に悪いということではありません。しかし微々たるものだとしても悪影響となり得る場合があるということを覚えておきましょう。
肌断食に美肌効果はあるのか 実践した人の経過は?
ではこの宇津木式肌断食を実践している人にはどんな効果が出ているのでしょうか?ネット上には実際に肌断食を行い、肌の状態を報告している人も数多くいらっしゃいます。それらを総合的に見て効果を考察してみましょう。
やはり効果の有無が一番気になるところですよね!
時間はかかるが『効果アリ』が多数
肌断食の実践者の声を調査していくと、多数が『効果アリ』を実感しているようです。たくさんの声がありますので、その具体的な結果を箇条書きで紹介していきますね。
- くすみが消えた
- アトピーが解消
- ニキビが無くなった
- 肌がツルツルになった
- 肌年齢や肌診断の結果が良くなった
- 乾燥肌が解消(皮脂量が丁度よくなった)
- 敏感肌が解消
- シミが目立たなくなった
- ハリが良くなった
- 毛穴が目立たなくなった
- 肌のボコボコが治った
など、書ききれないほどの良好な結果が出たというケースが多いようです。特に女性にとってはよだれがでるほどの理想的な結果ですよね。
即効性の期待は禁物!結果が出るまでは苦しい道のり
しかし!これらの人には共通点がありました。ほとんどの人が半年~1年以上肌断食を続けてようやく良好な結果が出ているということです。長い人では3年や5年かかっている人も。そしてそこにたどりつくまでの苦しい道のりの声も紹介しておきます。
- 乳液などを使わないため、乾燥による肌のつっぱりに耐えられない
- 一時的に大きなニキビが発生し、なかなか治らなかった
- 乾燥しすぎて粉をふいている
- 角栓が大量発生し、ゴワゴワする
- しぼんだ風船のような細かいシワシワの肌になった
どうでしょうか、あなたはこの経過中の状態に耐える自信がありますか?これらの声はあくまでも経過中であり、この状態を乗り越えたのちに美しい肌へと変貌を遂げているようですね。美肌になるための一時的な状態とは思っていても、実際の肌断食実行中はなかなかストレスの溜まることだと思います。
こんな状態を数か月乗り越えてこそ美肌を手に入れることができるようですので、気を長くしてとにかくひたすら信じて待つことが最も大事な要素ですね。
失敗例もアリ?肌がボロボロになっただけというケースも
中には一時的ではなく、結果的に肌がボロボロになって終わった!という珍しいケースもあるようでした。
他にもニキビが慢性的に治らなかったりシミが濃くなった?なんていう場合もあり、必ずしも肌断食がメリットをもたらすということではないということがわかります。
もしかしたら継続していけば改善していたのかもしれないし、もともと肌断食が合わない肌質だったのかもしれません。個人差があるので、長期間続ければ必ず肌がきれいになるという保証はありませんので様子を見ながらやってみるべきです。
正しい肌断食のやり方
良好な結果とそうでない場合もあるということもふまえつつ、それでもチャレンジしてみようという人は肌断食の正しいやり方を覚えておく必要があります。
ただ何もしない、それが肌断食!だけでは思わぬトラブルを招く可能性もありますよ!
具体的なやり方は?
まず頭に思い浮かぶ予定としては「よし、早速明日からしばらくもう何も使わないぞ!」かもしれませんが、そうではなくて可能な範囲内で徐々に化粧品を遠ざけていきましょう。まずは慣らしのために週末金曜日の夜から日曜日の夜までの期間で肌断食にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
具体的な方法としては
- 洗顔フォームを使用したクレンジングをやめ、水かぬるま湯洗顔に切り替える
(メイクは無添加の石鹸を使用し優しく洗い流し、洗いすぎないように注意) - 朝の洗顔(メイクをしていない時)は水かぬるま湯のみで行う
- 洗顔後の乳液なども一切使わない
- 出かけないのであればノーメイクで過ごす
巷では『プチ肌断食』などとも呼ばれる週末をメインに実行する肌断食です。でも休日も出かけることが多いでしょうし、実質日中もノーメイクというのは現実的ではありませんよね。それに週末の肌断食に慣れてきたら平日も展開していくことになりますが、平日の日中をノーメイクで過ごすというのはほぼ不可能なはずです。
当然メイクを控えるのが理想的ですがそうもいかないでしょうから、せめて肌断食に適したメイクを覚えておきましょう。
化粧は最低限で!ファンデーションはパウダータイプを選ぼう
多くの化粧品には界面活性剤が含まれていると前述しましたが、さまざまな化粧品を使えば使うほど肌に浸透することになりますので、例えばアイシャドウやチークのように”必須”ではないものはできるだけ使わないようにしてください。
宇津木式では基本ファンデーションも使用しない肌断食となっていますが、こちらもなかなか難しいと思いますのでせめてパウダータイプのファンデーションを使用するようにしましょう。リキッドタイプのファンデーションには乳化剤なども含まれていますし、浸透性が高いので避けるべきです。
小さなことに思うかもしれませんが、長期間経過すると結果に大きな差が出ますよ。
乾燥に我慢できなくなったらワセリンで保湿
実践した人の途中経過に『乾燥』がひどく粉をふく・つっぱりに我慢できないというケースもありましたが、どうしても乾燥に耐えられない場合はワセリンの使用をおすすめします。ワセリンによって皮膚の表面にフタをすることができ、一時的に顔を保護することができるからです。
注意点として、精製度・純度の高いワセリンを塗るようにしてください。国産の『サンホワイト』というワセリンが純度が高く有名どころで、肌断食を実践している人も多く使っています。サンホワイトの次に純度の高い『白色ワセリン』というものでもOKですね。これらには肌を害するような成分が含まれていません。
※逆に『黄色ワセリン』のように純度の低いものは肌荒れの原因にもなりますので、顔には絶対に使わないように!
ワセリンの適量は?
使用量は米粒半分程度を手のひら全体にのばし、体温で温めます。温まるとよりのばしやすくなりますので、気になる箇所へ薄く塗るようにしてみてください。大量にベタベタと塗るのはNGです。
化粧下地として使うのもOK
実はこのワセリン、化粧下地として使用するのにもおすすめなんです。肌断食をしていない人でも化粧下地として使っている人も多くいらっしゃるほど。特に化粧品使用に制限のある肌断食中は、ワセリン使ってみると良いでしょう。
他にもワセリンはリップの代わりとして唇を保護したり、目尻のシワ対策として使用することもできます。なかなか万能なものなので、1つ持っているとさまざまなことに役立てることができます。
※参考記事
我慢、我慢!焦らずじっくりと効果を期待しよう
ここまで肌断食について総合的に紹介してきましたがどうでしょうか、肌断食に挑む気になりましたか?なんだか途中経過を考えると長く、つらい道のりにばかり見えてしまいますね。実際やってみるとその大変さを実感することになると思います。
でも多くの人がそれを乗り越えて綺麗な美肌を手に入れているという事実もたくさんあり、そうしたポジティブな結果になっているケースの方が圧倒的に多いですよね。
今回の記事を見てあなたがどう思うかはわかりませんが、美しさは1日にしてならず、時間がかかって当然というスタンスは肌断食だけに限らず必要な心構えだと思います。大きな結果が出るようコツコツと日々実践して、美肌を手に入れましょう!