第1章:TBSのスタッフから連絡が!

みなさんは毎週木曜日にTBS系列、岡山ではRSK山陽放送で、
夜の9時から歯科医院が舞台のドラマが放送されていることをご存知でしょうか?
矢田亜希子さんが歯科衛生士の役で、押尾学さんが歯科医師の役で出演されています。
この話は歯科医院がひとつの舞台ではありますが、話の主な内容は結婚を考える年頃の娘と父親の間に起こる問題を通して話は進みます。

歯科医院が舞台のドラマはここ数年全く無かったので、この番組に感激した私は、
「頑張ってください!番組の成功を祈っています!!」と熱い手紙を番組に送りました。
「また、番組内で、ぜひ歯のホワイトニングを取り上げてください!
とお願いすることも忘れませんでした。そして私の書いたホワイトニングの本を同封しました。
手紙を書いたことも忘れていたある日の診療中に、私に1本の電話が入りました。

驚いたことにTBSの「夢で逢いましょう」の番組を担当しているディレクターの方からでした。

「連絡が遅くなりましたが、先生の本と手紙を読ませてもらいました。
実は5月26日の放送でタイムリーなことに歯のホワイトニングの話題が登場します。
ぜひ先生にご協力いただいて歯のホワイトニングのパンフレットとポスターを作成したいのですが!」と言われるのです。

びっくりしました、東京と比較して岡山と言う田舎に住んでいる私には夢見たいな話でした。
何せ向こうは天下のTBS、全国ネットのテレビ局です。
それも今一番ホットな話題で日本中の歯科関係者が興味を持っている
このドラマに岡山の私が協力とは?

「お礼は出せませんが、うまくゆけば番組の最初のクレジットで先生の個人名と医院名が美術協力と言う形でお流しするかもしれません」

クレジットはどうであれ、私にとっても当院にとっても大変名誉なことですので
すぐに全面的な協力をすることをお約束しました。

そして当院で使っているオリジナルのホワイトニングのパンフレットとホワイトニングのポスターを
TBSのスタジオに送りました。

第2章:当院のホワイトニングのポスターとパンフレット」

当院には、今2種類のホワイトニングのポスターを掲載しています。ひとつは、若い女性が大きな白い歯を見せてステキな笑顔を見せていてその写真の下にホームホワイトニングとオフィスホワイトニングの方法をイラストでわかりやすく書いているポスターです。もうひとつは、結婚式の前に歯のホワイトニングを受けましょうという結婚式の新郎と新婦の愛らしい微笑の写真のウエディングポスターです。またホワイトニングを実際に当院で受けられた方の声を入れたホワイトニングストーリーパンフレットも一緒に作成しました。ポスターもパンフレットも完全な当院オリジナルで作成しました。どこかで販売しているポスターを単に買ってきて貼っただけではないのです。

特にポスターに関しては、一つの歯科医院がオリジナルで作成することなんてまずありません。なぜなら、著作権などを考えるとネット上での写真などはほとんど使えませんし当院の患者さんを大きな顔で販売促進用のポスターに掲載できるわけは無かったのです。
そのために著作権をクリアーした写真の使用や、専門のクリエイターの方による
オリジナルのデザインが必要で、わずか1枚のポスターとはいえ作成にはかなりの高額な費用とかなりの長時間が必要でした。しかし私は当院のホワイトニングは岡山でNO.1であるべきだと考えているので、採算は度外視して2種類のホワイトニングのポスターとパンフレットを作成することを決めました。

しかしこの作成は、決して順調には進まないで、かなり、かなり、難航しました。今あるホワイトニングのポスターはメーカーの商品の単なるCMだったり外人さんが白い歯を出して笑っているイメージ重視のポスターしかありませんでした。しかし私は自然な日本人の笑顔と白い歯にまずこだわりました。当院のスタッフをモデルにするべきか?それともプロのモデルさんをお願いするべきか?まずは大変悩みました。どちらにしてもヘアメイクも何もかもが必要となります。また写真撮影後も、歯の自然な色合いがポスター上で表すことができなくて大変大変苦労しました。デザイン事務所の方には私が納得するまで何度も何度もたった1枚のポスターのために試し刷りをお願いしました。
ホワイトニングのパンフレットにももちろん大変こだわりました。

パンフレットの大きさはCDケースと同じ大きさ、CDケースにそのまま入れることができる大きさです、色はホワイトニングのイメージカラーの白にこだわり、ホワイトニングの体験談を寄せて頂いた3名の当院の患者さんの
イラストを表に貼り付けました。よくあるご質問に関してはQ&Aを用意しました。このポスターとパンフレットの作成だけで期間は何と最初の予定を大幅に延長して、4ヶ月間も掛かってしまいました。

第3章:そしてTBSから1枚のFAXが!

「送っていただいた先生のホワイトニングのパンフレットのイラストとポスターを使って、番組内で使うポスターとパンフレットを制作することになりました。」
一枚のFAXが当院に届いたのは、最初の電話から数日後の深夜のことでした。すぐに電話をして下さいとFAXには書かれていてので、既に夜中の12時を回ってはいましたが、私は書かれていた電話番号にすぐに電話をしました。番組のスタッフの方が言われるには
「番組内でなかなか患者数が増えない野間デンタルクリニックがホワイトニングを始めます。そのために歯科衛生士「ハツミ」役の矢田亜希子さんが徹夜でホワイトニングのポスターとパンフレットを作成して結婚式場などへ営業をかけるシナリオです。送ってもらったパンフレットとポスターは、優しい心の持ち主の衛生士ハツミの作った手作りのポスターにイメージがばっちりでした。」
当院のホワイトニングのパンフレットと、ポスターの一部が番組内で使われることが決定した瞬間でした。
数度のFAXと電話のやり取りを経て、最終的に私と当院の名前はパンフレットとポスターを完全にそのまま使う場合は流れるのだが今回は一部しか使わないので流れないということになりました。

しかし名前が出ようが出まいがそんなことはその時の私には既にどうでもいいこととなっていました。
それよりも私が書いた本「より白く美しく!」を矢田亜希子さんと押尾学さんと貴島プロデューサーが読みましたと言ってくれたことがとてもうれしかったです。
調子に乗った私は「診療を休みますから、番組の収録にぜひ家族で立ち合せてください!」
と熱く訴えましたが「それは無理です!!」と軽く却下されてしまいました。(残念!)

第4章:5月26日「夢で逢いましょう」

最初の電話からほとんど2ヶ月が経過していよいよ5月26日がきました。そしてその日のTBSドラマ「夢で逢いましょう」のオープングで、当院のパンフレットのイラストが、ポスターのキャッチコピーが、またご丁寧に私の本のタイトルまで、大きく画面には写しだされました。
 
ここ2ヶ月間の思いは、本当に悲喜こもごもでした!時には深夜までかかって私のホワイトニングに対する熱い思いをこめた手紙をプロデューサーの方に長々と書いたこともありました。
忙しい番組スタッフの方にFAXで連絡しても連絡が取れず、果たして赤坂のスタジオに連絡すべきか?緑山のスタジオに連絡すべきか?迷ったこともありました。久しぶりに喜怒哀楽を全身で感じる2ヶ月間でした。何度も言って恐縮ですが、相手は全国ネットのTBS!こちらは地方の単なる一歯医者に過ぎません。
どう考えても力関係にひずみが生じます。もちろん大金を支払うスポンサーでは決してありません。
しかし、ここ2ヶ月の狂想曲が思い出されて、またポスターとパンフレットの作成の苦労が蘇ってきて番組のビデオを何度も何度も繰り返し見ながら少し感傷的になる私でありました。
当院のスタッフもこのテレビ騒動を一様に狂騒しましたが、当院の患者様にはどうだったでしょうか?

 番組内で大きく取り上げられとはいえ、所詮ギャラは無し!クレジットも無し!!無し無し三昧です。一度番組が流されてしまった後は余韻しか残りません。
しかし、私は今回の経験を今後の当院の歯科医療にもちろん当院の歯のホワイトニング治療に生かしたいと思いこの特別レポートを作成しました。

この特別レポートを最後までお読みいただきましてありがとうございました。

番外編:院長の日記より!

今日は待ちに待ったTBSドラマ「夢で逢いましょう」のオンエアーの日だ。
ディレクターの方に聞いてから私は今日の日を指折り待った。もちろん、おしゃべりな私はただ黙って待つことはできなかった。歯科医院のスタッフは何度も伝えたし、私が授業を受け持つ歯科衛生士学校でも嫌われることを覚悟の上に2回も告知した。私の歯科医師仲間にも、もちろん伝えた。直接知らない歯科関係者にもメーリングリストを通じて流した。恐れていたことはそのシーンをカットされることであった。えらそうに言って全く放送されないと私は狼少年といや、狼中年と呼ばれてしまう!
 当初はディレクターの方から最初のオープニングに当院と私の名前が美術協力としてクレジットで流れることになっていた。それが最終的に当院のホワイトニングのパンフレットが完全にそのまま使われるのではなくて、イラストとキャッチコピーなどが使われるだけにとどまり、かなり私のオリジナルとは異なるポスターとパンフレットになったので「残念ですがクレジットは流れません」と連絡を受けていた。それでも私は今日の日を本当に楽しみにしていた。

さあ、ぼちぼち始まるか?とテレビを付けようと時計を見てみると「9時03分」と表示されていた。
「いけない!いけない!9時前からテレビの前に座るつもりが遅くなってしまった!!」とビデオのスイッチを入れた。
さあ、以前教えてもらったシナリオからするとホワイトニングのポンフレットとポスターの登場は9時半ごろか?とワクワクしながらテレビを見ていた。
すると妻の携帯にメールが来た。当院のスタッフからだった。
「凄いですね!オープニングからドーーンと出ましたね!院長は大喜びですか?」
待てよ!もう出てしまったの?うそーーーっ!!

その後、再び出るか出るかと待っていた私はだんだんと悲しい気持ちになってきた。
なぜこんなに辛い気持ちで私は番組を見ているのか?ドジョウはどうでもいいのよ!ホワイトニングを出してよ!と言う私の願いはもはや天には届きはしなかった。

「スタッフに連絡してビデオを取った人がいるかどうか聞いて?」と妻に頼む私!順番にメールを妻はスタッフに送ってくれるが、なかなかビデオを取ったスタッフはいない。
しかし妻の努力の甲斐もあって、遂に見つかった!あるスタッフがこの番組をビデオに撮っていたのだ。

「今から借りに行くから、そう電話して!お願い!」

言いにくいことは妻に頼むのは昔からの私の癖だ。夜も10時を過ぎてスタッフの迷惑も省みず私は妻といっしょにスタッフの家に車を走らせるのであった。
「院長はいつも最後の詰めが甘いですね!!」
スタッフは決してそう口には出さなかったが、彼女の顔にはありありとそう書かれていた。

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