リアップは円形脱毛症にも効く?効かない?その真相とは…

ネットで頭頂部の薄毛・脱毛の原因に関する記事を検索すると、

頻繁に出てくるキーワードが「円形脱毛症」です。

みなさんの中にもご自分の症状に,

円形脱毛症の疑いを持たれている方がいらっしゃいますよね?

 

育毛剤を使って一日も早くこの悩みから開放されたいとお考えではないですか?

ただ一口に育毛剤といってもその配合成分は様々で、

ご自分の症状にマッチする育毛剤を見つけるのがなによりも大切なポイントです。

市販育毛剤を検討するとき、

出てくるのが大手企業大正製薬が発売している有名なリアップです。

はたしてリアップは円形脱毛症の症状を改善してくれるのでしょうか?

リアップ=必ずしも万能な育毛剤ではない。

リアップという育毛剤の特徴をご存知ですか?

それは「ミノキシジル」という成分が配合されていることです。

ミノキシジルというのは、

もともと心臓疾患などで高血圧の症状がある患者さんの血流改善のために、

海外で処方されている服用薬です。

血管を拡張させて、血行を促進するいわゆる血圧降下剤として用いられて来たのです。

ところがミノキシジルを処方されている患者さんの中に多毛症の症状が認められました。

これに着目した米国の開発企業(当時ファイザー製薬)が臨床実験を重ね、

脱毛症状改善効果のある外用育毛成分として開発。

1980年代にミノキシジルを含む育毛剤を商品名「Rogaine ロゲイン」として米国で発売、

以来海外で大反響となりました。

日本国内では薬剤規制が厳しくミノキシジルは医療用医薬品としては未認可です。

しかし育毛剤としては大正製薬が研究開発、

(第一類)医薬品として認可を受け、

1999年から独占的に販売を開始したのが「リアップ」なのです。

こうした経緯でも明らかな様に、

その効能は頭皮の強力な血行促進にフォーカスされています。

そのため血行障害を原因とする脱毛症以外では改善効果が期待できない場合があります

リアップが円形脱毛症に効かない理由とは?

リアップの効能が血流改善、血行促進であることはお話しましたが、

ではこれが円形脱毛症にも効果があるのでしょうか。

結論から言いますと、残念ながら効果が期待できません。

それはなぜか?

詳しく解説していきます。

 

リアップの「血行促進効果」では解決できないから

円形脱毛症というのは体内の自己免疫反応の異常とされていますが、

その原因は解明されていません。

元来は体の防御機能であるCD陽性Tリンパ球が、

毛根部分のタンパク質を誤って攻撃することによって抗体を作り出します。

円形脱毛症ではこれが原因で毛根組織が萎縮し脱毛すると見られています。

誘因の多くはアレルギー反応によるといわれており、

アトピー性皮膚炎など他のアレルギーとの関連性も指摘されています。

またストレスが引き金になったり、亜鉛不足から発症する場合もあるそうです。

いずれにしても円形脱毛症の改善には、このリンパ球反応を消すことしか効果がありません。

しかしリアップの血行促進にフォーカスした成分は、

リンパ球反応の沈静化に作用することはありません。

この為、リアップでは円形脱毛症を解決できないのです。

 

AGA対策と円形脱毛症対策は根本的に別ものだから

円形脱毛症と日本男性の脱毛症の主因とされるAGA(男性型脱毛症)。

ともに頭頂部の薄毛の原因となりますが、その原因はまったく異なります。

円形脱毛症が自己免疫異常が原因とされているのに対し、

 

1. AGAの原因のひとつは男性ホルモンのDHT(ジヒドロテストステロン)

DHTは男性ホルモン「テストステロン」が、

毛根の皮脂腺から分泌される5αリダクターゼという酵素と結合して生み出されます。

そしてDHTが毛根にあるレセプター(受容体)と結合し、

毛乳頭細胞に入り込み発毛を阻害するのです。

このレセプターは頭頂部や生えぎわに集中しており、

後頭部には存在しないため頭頂部の脱毛が進行していくのです。

 

 

2. AGAのもうひとつの原因は頭部の血行障害が原因となる場合

加齢や運動不足、喫煙習慣、偏った食生活などにより、

血管が細くなり体中の血液の循環が阻害されます。

頭頂部は体のてっぺんに位置するため、

重力の影響もあって血行障害をもっとも発現しやすい部位です。

この血行障害により毛乳頭細胞に送られる血液の量が減り、

細胞が不活性化することにより頭髪の成長サイクルが狂うのです。

そして頭髪が成長しきる前の細い状態で脱毛、

次に来る休眠期が長くなり発毛がみられなくなってしまいます。

リアップはこの血行障害の改善に特化した育毛剤であり、

使用マニュアルにも円形脱毛症には効果がないと明記されています。

【円形脱毛症に悩む方には】医療機関の受診をおすすめ

円形脱毛症は自己免疫反応の異常ですが、その誘因となるものは様々です。

現状はっきりした原因が特定されていないため、

症状や年齢、遺伝要素により複数の治療方法が存在します。

ステロイドや免疫抑制剤、

紫外線療法など専門家の指示どおりに行わないと、

副作用などの危険を伴うものもあります。

円形脱毛症を疑うなら、自己療法では症状を悪化させる場合もあります。

市販の育毛剤などに頼るのはやめてすぐに医療機関の受診をしてください。

ストレス性の場合医師のカンセリングや、

生活指導で短期間で回復する場合が多いとされています。

しかしアレルギー性の場合は予後が難しいともいわれていますので、

医師に自分の症状をよく見極めてもらうことが何より大切です。

こんなタイプにリアップはおすすめ!

円形脱毛症にはまったく効果が期待できないリアップ。

ですが、これまでの販売実績とユーザーの多さを考えると、

多くの方が効果を実感されていると考えられます。

ではどんな場合に効果が発揮されるのでしょうか。

血行促進という特定の機能に特化しているだけあって、

以下のタイプのみなさんにはリアップがおすすめです。

 

頭頂部が薄いタイプ(O型タイプ)

頭頂部のみに毛痩せ、薄毛や抜け毛の進行がみられる場合はリアップをおすすめします。

頭頂部は心臓から遠く、重力の影響もあって早期に血行障害の影響を受けやすい部位です。

よって血行不良が薄毛の原因である可能性が高いと言えるからです。

この場合ミノキシジルの血管拡張作用が頭頂部の血流を改善し、

毛母細胞の働きを復活させます。

リアップの効果が発揮されるケースといえるでしょう。

 

 生えぎわから薄毛が進行しているタイプ(M字タイプ)

リアップは壮年性脱毛症を対象としています。

壮年性脱毛症の特徴は、多くの場合額の生え際から徐々に後退しはじめるという点です。

そりこみ部分から進行し額の真ん中には毛が残るため、

正面からみるとM字型に見えます。

この症状がより進行すると頭頂部と側頭部を残し脱毛していきます。

このケースでも多くの場合頭皮の血行不良が原因となっており、

リアップでの血行改善で症状の進行を食い止めることができます

 

 遺伝による脱毛と判断できるタイプ

壮年性脱毛は、一般的には遺伝性の薄毛、抜け毛のことを指しています。

家族や親戚に髪の薄い人がいる場合は壮年性脱毛症である可能性が高いといえます。

壮年性脱毛症の症状はヘアサイクル(毛周期)が短くなっていくというものです。

通常、髪は成長期から後期成長期に入り、太く丈夫な髪になっていきます。

しかしこの後期成長期を飛ばして退行期に突入してしまうのが毛周期の短期化です。

このため新たに生える髪が細くやわらかい軟毛となり、

髪を創りだす髪の根元、毛包が成長しきらないため抜けやすくなるのです。

リアップの血管拡張作用は、

血行を良くして毛包や休止状態の毛母細胞に栄養をあたえて毛周期の正常化を促進します。

リアップを使って頭頂部の薄毛に効果を感じた方の声を見てみよう

歴史のあるリアップだけあって、

twitterでも使用感や効果のほどをつぶやいている方が結構いらしゃいます。

最近ではTVCMに俳優の水谷豊さんが起用され、そちらの話題性も高いようです。

大正製薬では6ヶ月間は使用を続けるようにおすすめしています。

これまで見てきたようにヘアサイクルの正常化が目的なので、

あまり短期間では効果の検証も困難ですね。

効果のあった方からすすめられて使用されているケースも多く、

男性の美容院や薬剤師さんからのアドバイスも多いみたいです。

日本人男性の3分の1は抜け毛、薄毛で悩んでいるといわれていますから、

少しでも有益な情報を共有したいという良心の現れでしょうか。

またリアップは血行促進剤ですから、他のAGA治療薬との組み合わせも可能です。

内服薬を処方される専門医も多いようです。

専門家の意見も聞きながら取り組んでいきたいものですね。

リアップは頭頂部の薄毛に効く!ただし、強い副作用には要注意。

リアップの成分ミノキシジルは、

日本皮膚科学会においてAGA治療のための有効処方推奨度で、

Aランクという評価を得ています。

育毛のプロも認める発毛成分なのです。

しかしミノキシジルのもともとの目的である血圧降下内服薬としての使用は、

日本で認められていません。

 

それはなぜでしょうか。

ミノキシジル使用には副作用がともなう場合があるからです。

副作用としてもっとも有名なのは低血圧で、

多量に使用することから発症しやすいとされています。

関連症状としての動機、めまい、むくみ、手足のしびれ、胸の痛みなどをともなう代謝系、循環器系障害を引き起こす可能性があるのです。

 

育毛剤として外用する場合は、副作用発現の可能性は低くなるとされています。

しかし頭皮が日焼けした状態で使用するなど、

薬剤が急激に吸収される場合にはやはり危険性が高まります。

またリアップの基剤成分・プロピレングリコールによってアレルギー反応が引き起こされ、

頭皮の荒れや痒みが発症する場合もあります。

リアップの使用マニュアルにも明記されているように、

規定以上に多く使用しても発毛効果は高まらず、

副作用の可能性ばかりが高まるため用法・容量を守って使用する。

20歳以下、65歳以上の年齢の方や、女性は使用しない。

(女性用リアップリジェンヌがラインナップされています)

低血圧・高血圧の方は医師に相談してから使用する。

諸症状が現れた場合すぐに使用を中止して医師の診療を受ける。

など、使用法を守って使っていただくことが基本です。

実際に頭頂部にリアップを使用した方の動画をチェック

リアップは用法・用量をしっかり守って使用することで、副作用を回避しましょう。

1回の使用量は1mL。

用量を守っていただくために、容器には定量が測れる機能がついています。

リアップを使うかどうかは、自分の頭皮や髪の状態を見極めてから。

壮年性脱毛症改善に効能が認められている医薬品リアップ。

強力な血行改善作用を有しますが、

使い方を間違えると副作用という危険性もあることが判りました。

それだけに、まずご自分の頭皮や髪の状態をしっかり把握して、

リアップの血行促進による効果が期待できるのかをよく見極めることが大切。

今回のレポートを参考に、

ぜひあなた自身に適したヘアケアライフをスタートさせてくださいね!