口周りのニキビは大人ニキビ!?
思春期を過ぎて20歳以降になると、ニキビが出来る部分は下へ下へと移行する傾向があります。その中でもやっかいなのが、口周りのニキビです。口周りのニキビは、大人ニキビの代表的なもので、顔の中でも非常に目立つ部位にできる事と一度できてしまうと治りにくいと言われています。
そんな口周りのニキビでお困りの人の為に、今回は口周りのニキビの原因と対策法をご紹介しますので、一日でも早く治して顔全体をスッキリさせましょう。
口周りのニキビができる原因とは
一般的に、口周りのニキビは体内からの危険信号であると言われています。「肌は内臓を映す鏡」という言葉通りなんですね。その他にも、口周りにできるニキビの原因についてみていきましょう。
■【外的要因】
顔の部位でも「Uゾーン」と呼ばれるフェイスライン、顎、口周りには、皮脂分泌を促す皮脂腺が多いと言われており、毛穴が密集している為にニキビができやすいのです。
普段何気なく行っている「肘をつく」「髪の毛がかかる」などの行為が外的な刺激要因となって、口周りのニキビを引き起こす場合があります。また、男性の場合は、髭を剃る事によるダメージでもニキビが出来る可能性があります。
■【ホルモンバランスの乱れ】
口周りのニキビはホルモンバランスが崩れると同時に、肌のターンオーバー周期が乱れて引き起こされる事があると言われています。肌のターンオーバー機能が正常に機能しなければ、古い角質が肌表面に残って皮脂の排出がうまくいかずに毛穴に溜まり、それがニキビの原因になります。
■【消化器官の働きの低下】
口周りのニキビは、消化器官の中でも特に「胃」の不調が影響している場合が多いと言われています。暴飲暴食や過剰なアルコール類の摂取等により胃に負担がかかったり、過度のストレスによる負荷がかかったりする事で、胃の働き自体が低下してしまいます。
口は食道、胃、腸へと消化器官がつながっている為に、胃の働きの低下が口周りのニキビにあらわれると言われています。口周りのニキビができ始めたら体内が危険信号を出していると認識し、ニキビを治すだけでなく、体全体を整える気持ちで改善する事が大切です。
口周りのニキビや吹き出物の正しい対策方法
口周りのニキビや吹き出物は、消化器官、特に胃の不調のサインと言われている為、生活習慣の改善を基本的に行いながら、スキンケアをしっかりと行う事が一番大事と言われています。ここでは、口周りのニキビの正しい対策法をみていきましょう。
■【生活習慣(食べ物等)を見直して改善する】
日々の食べ物による栄養バランスや睡眠等の生活習慣を改善しなければ、根本的なニキビ原因の解決にはなりません。以下が、生活習慣で主に改善するべき点となります。
・栄養バランスの良い食事をする
・体を動かす運動を心がける
・睡眠時間をしっかり確保する
・お酒の飲み過ぎに注意する
・暴飲暴食はしない
・寝る2時間前には食事を終わらせておく
こうした生活習慣を毎日規則正しく改善する事で、徐々にニキビが出来にくい体質へと変わっていきます。
■【ストレスを溜めこまない】
人間は日々ストレスを受けて生活しています。多少のストレスは、体に緊張感を生んで良い効果をもたらすと言われていますが、過度のストレスを受け続けていると口周りのニキビが最もできやすくなります。
しかし、決してストレスだけがニキビの原因ではなく、胃の働きが低下しているところにストレスが加わる事で口周りのニキビはできやすくなると言われています。日々の生活習慣に、自分なりのストレス発散方法を見つけ出す事がニキビ予防になるでしょう。
■【サプリメントや市販薬で補助する】
体内には様々な老廃物が溜まって、それがニキビの原因となる事もあります。特に便秘になりやすい人は市販薬などで便秘を解消する事も大切です。また、普段の食事でまかなえない栄養は健康補助サプリメントを併用すると非常に効果的です。
■【洗顔料のすすぎ残しに注意する】
口周りのニキビ対策にはスキンケアも大切です。スキンケアの基本である洗顔を毎日しっかりと行う事で、余分な皮脂や汚れを洗い流す事ができます。また、せっかく洗顔を行っても、洗い残しがあるとニキビの原因にもなる為、必ずすすぎ残しがないようきっちりと洗い流す事を心がけましょう。
■【洗顔後に保湿する】
スキンケアの基本は洗顔だけではありません。特に重要なのが「洗顔後の化粧水での保湿」です。洗顔を行った直後の肌は、乾燥した状態でそのまま放置しておくと、肌を乾燥から守ろうとする機能によって、過剰な皮脂の分泌を促してしまいます。
過剰な皮脂の分泌は、逆効果となってニキビが悪化したり新しいニキビができやすくなります。洗顔後は化粧水で肌にたっぷりと水分を補給しましょう。
肌の保湿は、添加物が入っていない低刺激のものが最適です。特に無添加にこだわった保湿化粧品を使用すると効果的です。
■【ひどくなる前に薬で対処】
突然口周りにニキビが発生してしまったら、応急処置として市販の軟膏を使用するという方法もあります。オロナインは効能に「にきび」と書かれており、ニキビに有効とされています。もちろん効果は処方薬より穏やかですが、とりいそぎ処置をするのには良いですね。
日本皮膚科学会による尋常性痤瘡治療ガイドライン2016では、ニキビ跡を防ぐためにも早期治療が推奨されています。悪化してから皮膚科を受診するよりも早い段階で治療をするほうが治りも早くなるため、時間が取れるようであれば早めに皮膚科を受診してみましょう。
日本皮膚科学会による尋常性痤瘡治療ガイドライン2016より引用
軽症の症状でも瘢痕を残しうるが,早期の治療により瘢痕が予防できることを示唆するデータが示されている.
口周りのニキビ対策上の注意点
口周りのニキビ対策をする上で、間違ったケアをしていると逆にニキビが増えたり悪化したりする原因となってしまいます。ここでは、ニキビ対策をする上で、やってはいけない注意点をご紹介したいと思います。
■【マスクで口周りを隠さない】
口周りのニキビをマスクで隠してしまっている人は意外に多いと言われています。メイクで隠すよりもお手軽なので、どうしてもマスクに頼る気持ちはわかりますが、マスクをする事によって内部が蒸れてしまい、マスクと口周りの肌が擦れて刺激になってニキビが悪化してしまう可能性もある為、できるだけ控えましょう。
■【胃薬を飲み続けない】
口周りのニキビの原因が胃などの消化器官である場合が多い事はご説明しましたが、だからと言って胃腸薬などを飲めば治るわけではありません。
これらの薬を飲む事で、確かに一時的に胃の調子は良くなるかもしれませんが、根本的な口周りのニキビの改善にはなりません。逆に胃薬を飲み続けて、だんだん効かなくなりニキビが増えてしまう事も珍しくないようですので、注意しましょう。
胃が荒れている時に効果的な飲み物
胃の調子が悪く口周りのニキビができている場合は、胃にやさしく効果が期待できる飲み物を飲む事で改善する場合があります。以下に、いくつか効果的な飲み物をご紹介します。
■【お茶】
お茶は、胃の働きを良くする作用があるといわれており、食後に飲むと効果的です。逆にお腹が空いている時にたくさん飲むと胃が荒れてしまう為、気を付けましょう。特にお茶の中でも「ハーブティー」はおすすめです。
■【牛乳】
牛乳は、胃の粘膜の保護ができるだけでなく胃酸を抑制する働きもある為、胃が弱っている時には非常に効果的と言われています。また、胃への刺激を極力少なくするためにホットミルクにして飲むのがおすすめです。
■【野菜ジュース】
口周りのニキビに限らずニキビ全般には、ビタミンを摂取すると効果的と言われています。ビタミンは非常に種類がたくさんありますが、バランス良く摂る事が大切です。
口周りのニキビに刺激は禁物!
日々の生活で、食事をしたり飲み物を飲んだりする事で口周りは意外と汚れています。キレイ好きな人や女性は、食後に紙ナフキンなどで口周りを拭くとは思いますが、ニキビの刺激になってしまう場合があるので注意しましょう。基本的には、水で軽く口を流してやさしくハンカチで拭くと良いでしょう。
また、口周りのニキビが出来始めたら内臓の不調のサインである可能性が大きい為、少しでも早く体の内側から整える事を意識しましょう。
口周りは刺激が非常に多くデリケートな部分です。常に清潔感を保ち、保湿ケアを行う事で、口周りのニキビは予防対策できます。