サフランの語源は、アラビア語の『ザァファラーン』。『黄色』を意味する言葉です。西アジア発祥のサフランは、ギリシャで栽培が始まり染料として珍重されていました。鮮やかな黄金色のサフランは、王族のみの使用が許されたロイヤルカラーだったそうです。
日本には江戸時代に漢方薬として伝わり、現代では、ダイエット効果を始め、安眠効果、婦人病の改善、デトックス効果、コレステロール値を下げる効果、高血圧の予防にも効果効能が期待出来る素晴らしい食材であることが分かっています。
サフランはなぜ高価なの?
サフランの収穫期は、花が開花するわずか15日から20日の間のみ!サフランに使用できるのは、サフランの花の中心部にある3本の雄しべですが、人の手によって雄しべを丁寧に1つ1つ手摘みでおこなわれます。
手作業で収穫するためとても手間がかかり、1kgのサフランを収穫するには約17万本ものサフランの花が必要となります。そのためサフランは「世界一の高級なスパイス」として知られています。価格はバニラの10倍、カルダモンの50倍もの値が付けられます。
最高級品のサフランが収穫されるのは、世界のサフランの90%を生産しているイランのホラサン地方のものと言われています。
出典:はじめてのスパイス便利帖(日販アイ・ピー・エス)
サフランで無理なくダイエット成功!
食事制限も運動もせずに痩せることができる。最近そんな夢のようなハーブがあると話題になっているのが『サフラン』です!サフランは、新陳代謝を促し、食べたものを脂肪分にせず、エネルギーに変える働きがあるのです。
サフランでお茶を入れたりお料理に使うなど、サフランを毎日摂取し、適切な運動をすることで、新陳代謝が活性化され、1ヶ月から2ヶ月経った頃にはダイエット効果が出始めます。
また、食欲が抑えられない主な原因には、セロトニンの低下があると言われています。セロトニンの分泌が低下すると、なんと!脳はセロトニンの分泌を促進して、満足感や安心感をもたらすために砂糖や炭水化物を求めてしまうのです。
サフランにはセロトニンの分泌を促す作用があるので、甘いものが食べたくなる欲求や、食事までの空腹感を抑えることができるのだと言われています。
サフランは心を幸福感で満たしてくれる!
脳の中にある幸せのホルモンと呼ばれるセロトニンは、不足することにより、うつ症状や情緒不安定に陥ります。セロトニンの値を維持できれば、幸せを感じる気持ちが高まります。
サフランにはセロトニンの分泌を促す効果があるので、ストレスを解消しようとする間食や大食いを抑えるのにも効果を発揮してくれます。
この効果を確認するために、2010年にアメリカの栄養研究調査団体「Nutrition Research」は、肥満体の患者に対して、2つのグループに分けて、サフラン有りと無しの食事を2か月間摂取してもらったところ、サフランを食べないグループの体重がやや増加の傾向を示したのに対し、サフランを食べたグループの体重が顕著に減少したことを確認し公表しました。
このダイエット効果はアメリカで人気の健康情報番組『Dr.OZ』でも紹介され、サフランのダイエットサプリメントが続々と発売されています。
更にNutrition Researchの実験の考察には、市販の粉状の低品質サフランでは効果が薄いことから、無農薬有機栽培されためしべ形状の赤い部分だけの、高品質サフランを実験に使用しており、ダイエットには高品質サフランを使用することを強く推奨すると記載されています。
ダイエットを成功へと導くサフランの摂り方
サフランを摂取する方法は、サフラン茶、サプリメント、ドライサフラン、サフランパウダーなどがあります。
アメリカで人気の健康情報番組、Dr.OZの番組では、ダイエットには、サフランを加工したSatiereal Saffron Extract(サティエリール・サフラン抽出エキス)のサプリメントを利用するのが効果的だと紹介されていました。
世界180ヶ国以上に顧客を持つ、有名なアメリカの通販会社「iHerb (アイハーブ)」での取り扱いがあるようです。
また日常的に、定番のパエリアや、魚介のリゾットやグラタンなど、サフランを使ったお料理を摂取するようにしましょう。
そんなに毎日サフラン料理はムリ!という方は、アイハーブ・サフランのサプリメントを試してみてくださいね。
サフラン茶の入れ方
8~10本のドライサフランに、熱湯を2カップ注ぎ、5分ほど蒸らせば出来上がり。お好みでハチミツを入れると美味しくいただけます。
また、風邪のひき始めには、牛乳で煮出したサフラン茶に、はちみつと、カルダモンを入れて飲むと、カルダモンの発汗作用も手伝って、身体がホッと温まり、風邪ぎみの身体に効果的です!
古代からギリシャやエジプト、インドなどで薬として愛飲されているサフラン茶は、血液の循環をよくし、心臓病の予防や冷え性の改善、更年期障害や月経痛を緩和したり、胃腸の調子を整えるなどの効果が期待できるといわれています。
お好きなハーブをブレンドしてもおいしくなりますし、カルダモンなどのスパイスをいれて飲むと、身体に滋養を与えてくれます。
サフランの凄いアンチエイジング効果!
古来よりサフランが利用されてきた国々では、アンチエイジング(老化防止)効果が知られており、王様や貴族だけがその恩恵を受けることを許されていました。
サフランは体内の活性酸素を減少させる効果効能があるため、非常に高いアンチエイジング効果のあることが現代医学でも証明されています。人間は体の内側が酸化すると老化が進みます。サフランを摂取することで、抗酸化力が高まればいつまでも若々しくいられるのです。
アンチエイジングに効果のある栄養素はビタミンA、C、Eですが、サフランはこれらのビタミン類が豊富で、更に、アンチエイジングには一際効果があるとされる食品成分『カロテノイド』を非常に多く含みます。
特にベータカロチンの多い代表的な食べ物として、トマト、人参、カボチャ、ブロッコリーなどがありますが、これらとは比較にならないほどサフランには多くのベータカロチンやもう一つの重要な成分のクロシンを含んでいるのです。
クロシンは、大脳の海馬の神経細胞に働きかけることによって、記憶障害の予防や改善にも有効であるとされています。そのため東洋医学の漢方において、認知症の改善にも用いられています。
ですから、サフラン茶を毎日飲み、サフランレシピを多く取り入れることで、身体は活性酸素の影響を受けにくくなり、大脳にも働きかけることで優れたアンチエイジング効果が期待できるのです。
サフランは女性の悩みを改善する!
サフランは、アルファカロテンやベータカロテンが主な成分であり、黄色の色素の正体であるクロセチン、苦みのあるピクロクロシン、香りのあるサフラナールといった成分も含まれています。
これらの成分が健康に及ぼす効果は非常に多く、更年期障害や月経困難症、月経過多、冷え性、生理痛、さらには睡眠障害や頭痛、めまいにも効果効能を発揮します。
サフランの黄色色素は、大腸がん予防に効果的
サフランの雌しべに含まれる黄色色素が、大腸がんの予防に効果があることを、東海中央病院(岐阜県各務原市)の川端邦裕内科医や長崎国際大学薬学部などの研究グループが突き止めました。研究成果は、2012年6月22日から岐阜市で開催された日本がん予防学会で発表されました。
サフランの黄色色素は、緑黄色野菜などに含まれる化合物カロテノイドの一種「クロシン」です。マウスを使った実験によって、クロシンの濃度が高い餌を食べたマウスは、がん細胞が抑えられたと実証されました。
(2012年6月23日付けの読売新聞に掲載された記事からの抜粋で、サフランに含まれる「クロシン」が、がん細胞発生を抑える効果の有ることを公表されたものです。)
サフランの効果効能・一覧
<歴史記録に残っている、サフランの効果>
- 呼吸困難
- 胆石
- 生理痛
- 胃潰瘍
- 切り傷
- 口内炎
- 不整脈
- 便秘
- 下痢
- 目の病気
- 耳の病気
- 肝臓病
- 吐き気
- 関節痛
- うつ病
妊娠中やアレルギーの方は控えましょう
サフランは、子宮を刺激する成分が含まれています。妊娠中の方や授乳中の方は飲むのを控えましょう。
また、オリーブ属、オカヒジキ属、ドクムギ属の植物に過敏症がある方はアレルギー症状に注意が必要です。大量に摂取すると(一度に5g以上)副作用が現れることがあるそうです。
躁鬱病の方にも、サフランのサプリメントの摂取は控えた方がいいようです。
高価なサフランは簡単に育つ!
驚くべきことにサフランは、ただ器に球根を置いておくだけ、という育て方があります。そのまま器に入れて放っておくだけでも花を咲かせるという育てやすい植物です。市販のサフランのスパイスは高価だからと自宅で育てる人も最近増えてきたようです。
土も水も肥料も必要としません。球根を器に入れてそのまま育てる場合は、明るい室内の日陰に置いておきましょう。夏でも冷房の効いた室内に置いておくと涼しくなるため、休眠期でありながら発芽し、花を咲かせることがありますが、開花の時期は通常より短くなります。
このように、サフランは誰にでも簡単に花を咲かせることができるのです。サフランの栽培に適した温度は5度から15度です。寒さには強いので特に防寒対策の必要もありません。
まとめ
・サフランは新陳代謝を促し、食べたものを脂肪分にせず、エネルギーに変える働きがある。
・サフランにはセロトニンの分泌を促す作用があるので、甘いものが食べたくなる欲求や、食事までの空腹感を抑えることができるので、ダイエットに効果的。
・サフランは脳内の幸せホルモン、セロトニンを増加させ、うつ状態を改善させる。
・ダイエットに一番効果を発揮するのは、サティエリール・サフラン抽出エキスのサプリメントを摂取すること。
・サフラン茶を飲むことで、身体は活性酸素の影響を受けにくくなり優れたアンチエイジング効果が期待できる。
・サフランには、アルファカロテン、ベータカロテン、クロセチン、ピクロクロシン、サフラナールといった成分が含まれており、これらの成分は、更年期障害、月経困難症、月経過多、冷え性、生理痛、睡眠障害、頭痛、めまいに効果効能を発揮する。
・サフランの雌しべに含まれる黄色色素クロシンが、大腸がんの予防に効果を発揮する。
・サフランは、子宮を刺激する成分が含まれているため、妊娠中、授乳中は摂取を控えるようにする。またアレルギー症(オリーブ属、オカヒジキ属、ドクムギ属の植物に対しての過敏症)の方、躁鬱病の方も摂取を控えましょう。
※ サフランには脳内の幸せホルモン、セロトニンを増加させる効果効能があります。ぜひ、ちょっと疲れた時や、就寝前などにサフランティーを取り入れて、リラックスした毎日をすごしてくださいね!