抜け毛がひどい女性は要注意!病気かもしれないその原因と対策

女性の髪は男性に比べて抜けにくいと言われているものの、最近では抜け毛がひどい女性も増えてきました。
お風呂の排水口が抜け毛で真っ黒だったり、気づくと床に短い毛が何本も落ちている…そんな経験はありませんか?
抜け毛がひどい原因は加齢やストレスなどさまざまですが、もしかすると病気の可能性もあります
今回は抜け毛がひどい女性で考えられる病気と、その原因や対策についてまとめました。

抜け毛がひどい女性のその原因とは?

女性で抜け毛がひどい場合、もっとも多い原因は加齢によるものです。
そのほかにも、季節や生活習慣、ストレスといったさまざまな原因が抜け毛を悪化させてしまいます。
それでは、詳しく見ていきましょう。

加齢

加齢によって毛母細胞の働きが衰えることが、抜け毛の直接的な原因のひとつです。
髪の毛は内部に存在する毛母細胞が活発であるほど、太く長く成長します。
毛根内の毛母細胞が減ったり、働きが衰えると抜け毛がひどくなるのです。

さらに女性の場合、加齢によるホルモンバランスの乱れも大きな要因です。
女性ホルモンであるエストロゲンは、髪の毛の成長に欠かせないホルモンですが、加齢によって、年々分泌量が減少することで抜け毛の原因となります。

更年期障害もエストロゲンの減少によって起こるもので、特に40〜50代の女性が抜け毛でひどく悩まされることが多くなっています。

季節

抜け毛が多い季節は6〜10月。
特に夏は紫外線が強いため汗をかきやすく、頭皮環境が悪化しやすい時期です。
さらに、夏から秋にかけては急激な温度変化があるため、頭皮が血行不良に陥って抜け毛が増えることがあります。

生活習慣

睡眠不足や栄養不足も抜け毛の原因になります。
女性の場合は、過度なダイエットによる食事制限などで栄養が不足しやすく、髪の毛に必要な栄養素が行き渡らないことも。
睡眠不足が続くと新陳代謝が悪くなり、頭皮の血行が悪くなるため抜け毛を引き起こすのです。

さらに、睡眠不足は自律神経にも影響し、精神的なストレスやイライラを感じやすくなります。また、成長ホルモンの分泌も弱まり、髪の成長を阻みます。

ストレス

現代の女性は仕事、恋愛、家事育児と、日々たくさんのストレスを抱えて生きています。
ストレスを受けると血行が悪くなり、髪の毛に栄養が行き渡らなくなってしまいます。
さらに、ストレスは男性ホルモンの分泌を促して皮脂分泌を活発にし、抜け毛の原因になることもあります。

 

抜け毛がひどいときの髪の毛の状態とは?

抜け毛がひどい状態には、ヘアサイクルの乱れが影響しています。
では、抜け毛がひどい状態とはどの程度のことを指すのでしょうか?

ヘアサイクルって?

ヘアサイクル(毛周期)は、髪が生えてから抜けるまでのサイクルのことです。
髪の毛は平均して10万本程度あり、髪が成長する成長期、成長が弱まる退行期、成長が止まる休止期というサイクルを2〜6年ごとに繰り返しています。
このサイクルが乱れると、新しい髪の毛が生えてくる前に古い髪の毛が抜けてしまい抜け毛が増えるのです。

自然脱毛とはこんな状態

自然なヘアサイクルで髪の毛が抜け落ちる状態を自然脱毛といいます。
夏から秋にかけては自然脱毛が増える傾向があるものの、正常な髪の毛は毎日50〜100本は抜けているので、抜け毛がこの範囲なら心配いりません。

自然脱毛を見分ける方法は、抜けた髪の毛をチェックするとわかります。
抜けた髪の毛の先の毛根がぷっくりと丸く、全体の形がマッチ棒のように太さが均一かどうかを見てみましょう。

異常脱毛とはこんな状態

一方、一日に100本以上抜け毛がある状態を異常脱毛と言います。
シャワーやブラシをかけた時の抜け毛が目立ち、抜ける毛量が以前と比べて明らかに増えたと感じるなら異常脱毛が疑われるでしょう。

異常脱毛の場合の髪の毛は、毛根部分が切れてしまっていて無かったり、先端が細くなっていたりするのが特徴です。
髪の毛そのものも短く、細いことが多いでしょう。

さらに毛根に白い付着物がある場合は、過剰分泌された皮脂に汚れが付着している可能性があります。これらの状態が見られたら、髪の毛に充分に栄養が行き渡っていないと考えられるでしょう。

自己診断してみよう

抜け毛の原因となるヘアサイクルがうまく働いているかどうか、自分で調べることができます。
まずはお風呂に入る前に排水溝の掃除をして、目の細かいネットなどをかぶせてから通常通りシャンプーをします。
こうしてその日に抜けた髪の毛を集め、見てみるのです。

通常、髪の毛の成長期は2年から6年ありますが、抜け毛が進行していると成長期が短くなり、数ヶ月から1年程度で後退期に入り抜け落ちてしまいます。
成長期が短いまま抜けてしまうと細く短い髪の毛となり、毛根が小さくでこぼこしている、毛根の形が歪んでいるなどの特徴があります。
実際に自分の髪の毛を1本抜いてみて見比べるとわかりやすいでしょう。

集めた抜け毛の大部分が、このように成長しきっていない未熟な髪の毛だった場合、異常脱毛が起きている可能性が高いと言えます。

抜け毛がひどい時に考えられる病気は?

女性がかかりやすい脱毛症にはいくつか種類があります。

びまん性脱毛症

抜け毛がひどい女性の中ではもっとも多いタイプの脱毛症です。
女性男性型脱毛症とも呼ばれ、男性ホルモンの分泌過多によって引き起こされます。

通常、女性であっても女性ホルモンと男性ホルモンは両方分泌されていますが、加齢にともなって女性ホルモンより男性ホルモンが優位に立つことで発症します。男性の場合はAGAと呼ばれますが、女性の場合は区別するためにFAGAと呼ばれています。

「びまん」は一面に広がるという意味で、髪全体が薄くなっていく症状が出ます。髪の毛が細くコシがなくなり、髪の毛全体のボリュームが少なくなってきた場合はびまん性脱毛症の可能性があるでしょう。

円形脱毛症

いわゆる「10円ハゲ」のことで、年齢や性別に関係なく発症する可能性があります。
円形に脱毛する突発性の免疫性の疾患で、80%は1年以内に自然治癒すると言われています。ただし、数が多い場合や範囲が広がった場合、再発を繰り返す場合は治療が必要ですので注意しましょう。

分娩後脱毛症(産後脱毛症)

妊娠中から出産後にかけて一時的に抜け毛が増える症状です。
妊娠・出産は女性ホルモンが大きく乱れる時期であり、生活環境の変化による睡眠不足や栄養不足、ストレスから引き起こされます。
多くは出産後半年から1年程度で自然治癒しますが、高齢出産などで体力の回復が遅れると治りにくい場合もあります。

 

抜け毛がひどい女性が行うべき対策

女性の抜け毛は基本的に加齢によるところが大きいですが、女性ホルモンの乱れやストレス対策、シャンプーの仕方を見直すなどの方法でもかなりの改善が期待できます。
その具体的な対策について見ていきましょう。

女性ホルモンを整えよう

もともと抜け毛は男性にしか見られないものでしたが、近年は女性にも増えてきています。これは仕事をバリバリ頑張る女性が増え、仕事のプレッシャーやストレスを抱えていることや、忙しさに伴う栄養・睡眠不足で女性ホルモンの分泌が減り、男性ホルモンが優位に立っていることが原因だと考えられます。

そのため、女性ホルモンの働きを整えることが大切です。
睡眠不足・ストレスはもちろん、無理な食事制限などで栄養不足や生理不順を引き起こしている例も多く見られます。

これらはすべて女性ホルモンを乱す原因です。
女性ホルモンに似た働きをすると言われる大豆イソフラボンを積極的にとるようにしましょう。大豆イソフラボンは、納豆や豆乳など大豆製品に多く含まれています。

日々のストレスをなるべく減らすよう意識しながら、規則正しい生活と充分な睡眠を心がけてください。

また、髪の毛の成長は寝ている間に行われるため、髪の毛に充分な栄養を行き渡らせるにはしっかり睡眠をとる必要があります。

食生活を見直そう

髪の毛にいい栄養素は亜鉛・マグネシウム・カルシウムなどのミネラルや鉄分、活性酸素を少なくしてくれるビタミンCやE、エネルギーの供給や代謝機能を助けるビタミンB、、そしてタンパク質に含まれるアミノ酸などです。
特に亜鉛は、髪の毛の元であるタンパク質を体に取り入れやすくする作用があるため、牡蠣、カシューナッツ、かぼちゃの種などを積極的にとりましょう。

シャンプーの仕方を見直そう

頭皮の汚れを落として良好な頭皮環境を保つためには、ブラッシングとシャンプーの仕方が重要です。

まず、シャンプーをする前に必ずブラッシングをして、汚れを浮かせます。
その後、お湯のみでよく予洗いをします。
これだけでもかなりの汚れが落ちる上、シャンプーの泡立ちがよくなって少量で済むというメリットがあります。

シャンプーは手のひらで充分泡立ててから、地肌を指の腹で揉むように洗いましょう。決して爪をたててこすってはいけません。

洗い残しは、トラブルの元なのですすぎもしっかりと行ってください。高いシャンプーを使うことよりも、きちんとした洗髪を行うことのほうが抜け毛対策には重要です。

頭皮マッサージをしてみよう

地肌が弱っていると、血行が悪くなり抜け毛の原因となります。
特に寒い季節は血行不良になりやすいため、入浴時には頭皮マッサージを行いましょう。
指の腹を使ってやさしく揉んでいきます。
マッサージをすることで血流が改善されて頭皮も柔らかくなり、抜け毛予防や育毛サポートにつながります。

マッサージが難しい場合は、ブラッシングをすることでも頭皮が刺激されます。ただし、くれぐれも強く引っ掻いたりしないように注意してください。

ホホバオイルなどのマッサージオイルを使うのもいいでしょう。

クリニックや皮膚科で医師に相談しよう

湿疹や炎症などの頭皮トラブルでは皮膚科、精神的ストレスが大きい場合は精神科などを検討しますが、通常の病院では抜け毛そのものを治すことはできません。

抜け毛以外の症状から、膠原病や甲状腺の異常が疑われる場合は、皮膚科やクリニックからほかの診療科目の受診を勧められることもあります。

大学病院の脱毛症専門外来や頭髪専門クリニックを選べば、抜け毛や薄毛治療の専門家に詳しく相談にのってもらえるでしょう。また、抜け毛の原因を検査することもできます。

女性の場合は、レディース頭髪外来を扱っているクリニックもあります。

 

抜け毛がひどい場合の原因と対策はさまざま

抜け毛といえば男性の悩みというイメージでしたが、女性で抜け毛がひどい場合ではこれだけの原因と対策が存在します。

女性の抜け毛は加齢やストレスで今や誰にでも起こる可能性があるんですね。
自分の抜け毛の状態をよく見極めて、必要な対策をとっていきましょう。

まとめ
・女性の薄毛の原因は加齢、季節、生活習慣、ストレスなどがある

・抜け毛がひどい時は自然脱毛と異常脱毛が考えられる。ヘアサイクルの乱れがあるかどうかは自己診断できる

・抜け毛がひどい時に考えられる病気はびまん性脱毛症、円形脱毛症、分娩後脱毛症などがある

・抜け毛がひどい時は女性ホルモンを整える、食生活の見直し、シャンプーの方法の見直し、頭皮マッサージ、医師に相談を

 

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