三大美容成分とは?
テレビのコマーシャルを見ていると、次から次へと新しい美容成分が配合された化粧品が紹介されていますね。
美容成分の名前を聞くだけでお肌にいいと感じちゃいますが、きちんとはたらきを知ってこそ、正しいアイテム選びができ、美肌に近づけるというものです。
そこで、今回から3回にわたって、基本的な美容成分から、最近、話題になっているあの成分まで、分かりやすくお伝えしてゆこうと思います。
しっかりマスターしてくださいね!
まずは、「三大保湿成分」である、コラーゲン、ヒアルロン酸、セラミドからです。
一番なじみのある成分ですが、そのはたらきをうまく説明できない人も多いのでは?
コラーゲン
皮膚や骨、血管や臓器などはたんぱく質で構成されていますが、その3分の1はコラーゲンとなっています。
体外から入ったコラーゲンは、一度、アミノ酸に分解されてから再合成されています。
お肌の表皮と真皮をつなぎとめるのが、このコラーゲンの役割で、お肌のハリを生み出すのに欠かせない成分となっています。
食べ物から摂ったり、化粧品から塗ったりしたコラーゲンは、角質の水分をキープする成分としてはたらきます。
真皮のコラーゲンは体内で生成されるので、質の高い睡眠をとることを心がけて、成長ホルモンの分泌を促してください。
また、コラーゲンの生成をサポートしてくれるエストロゲンが含まれた食物(豆乳や大豆など)を積極的に食べるようにしましょう。
ヒアルロン酸
水分を保持するはたらきに優れた成分で、1グラムあたりで6リットルもの水を蓄える力があります。
コラーゲンと同じく、体外からヒアルロン酸を摂取しても真皮までは届かないので、からだの生成力をキープする必要があります。
ヒアルロン酸は、細胞と細胞の間にクッションのように存在して、肌の弾力性を生み出したり、シワやタルミができるのを防いだりしています。
コラーゲンやエラスチンとのかかわりが深いのも特徴です。
コラーゲンが不足してしまうと、ヒアルロン酸が肌にとどまることができなくなりますし、ヒアルロン酸が減ると、コラーゲンに変質が起こり、エラスチンも減少してしまいます。
その結果、お肌は弾力性を失い、シワやたるみが目立ってくるんです。
保湿成分は年齢とともに減少
セラミド
表皮にある角層の細胞間を埋めている「細胞間脂質」の、約40%を占める成分で、お肌を乾燥から守っています。
保湿力が非常に高いのが特徴ですが、年齢を重ねるとともに量が減ってしまい、カサカサ肌を招いてしまいます。
化粧品などから補給しやすいので、お肌の乾燥が続いたら、セラミド配合のアイテムを使うことをおススメします。
エラスチン
保湿成分ではありませんが、コラーゲンのはたらきをサポートするのに重要な役割を持っている成分です。
エラスチンもたんぱく質の一種で、コラーゲンと同じように網目状にお肌に存在し、コラーゲンの線維をつなぎとめています。
この成分のおかげで、わたしたちのお肌には弾力性が生まれるんですよ。
エラスチンが不足すると、コラーゲンをつなぎとめる力が弱くなってしまうので、お肌のハリは失われてしまいます。
三大保湿成分やエラスチンは、年齢とともに量が減ってしまいますし、細胞をサビさせる活性酸素の影響を受けやすいので、紫外線のダメージを受けないようにするとともに、ポリフェノールをたくさん摂取することを心がけてください。
若いうちから摂りたい注目の成分とは?
化粧品などで保湿成分を補給といっても、それぞれに特徴があるので、自分の肌状態に合わせることが重要だということが、お分かりいただけたと思います。
続いては、抗酸化力が強い成分や、細胞活性化に役立つ成分などをお伝えします!
テレビのコマーシャルで強調されている美容成分って、具体的にどんな効果が分かりにくくないですか?
それもそのはず。
化粧品やサプリなどは、具体的な効果や効能を表現してはいけないと法律で決まっているんです。
ですから、気になる成分はこのサイトでチェックして、お肌が求めていることをどんどんマスターしてゆきましょう!
プラセンタ
コスメやサプリメントだけでなく、注射でも成分補給ができるプラセンタ。
原材料は豚や馬、人間などの胎盤で、たくさんの美肌効果があることで支持が高まっています。
まずは、お肌のサビの原因となる、活性酸素を除去するパワーです。
プラセンタに含まれるビタミンCや活性ペプチドは、非常に高い抗酸化力を持っているので、シミやシワの防止に効果的です。
また、表皮の老化を進める過酸化脂質の量を減らしてくれますので、お肌を根底から若々しくしてくれます。
さらに、コラーゲンの生成を促すはたらきや、メラニン色素の生成をつかさどっている「チロシナーゼ」という酵素の活動を抑えるはたらきも持っているので、美白成分としても効果が絶大なんです。
ほかにも、プラセンタには、天然保湿因子(NMF)の主成分も豊富に含まれているため、保湿力がアップすることも期待できます。
プラセンタはお肌にとって、万能の成分と言えますね!
お肌のたるみが気になる方はもちろんのこと、20代後半になったら摂り始めたい成分のひとつです。
ポリフェノール
抗酸化物質として、とても有名な美容成分ですね!
赤ワイン、ココア、ブロッコリー、ほうれん草、玉ねぎなどに多く含まれていて、お肌の再生を邪魔する活性酸素を取り除いてくれます。
ポリフェノールは、植物が自分の身を守るために持っている物質で、皮や種などに含まれている色素や苦みなどの成分です。
野菜の表面にキズがつくと、かさぶたのようにかたい部分ができますよね?
これがポリフェノールの作用で、わたしたちのからだに入っても同じようなはたらきをしてくれるんです。
ポリフェノールを積極的に摂れば、シミやしわができにくいお肌になり、血行が良くなって美白にもつながりますよ!
魚介類が持つ強力な抗酸化力
アスタキサンチン
こちらはポリフェノールの動物版です。
カニの甲羅、鮭の身、エビの殻、鯛の皮。
これらに共通する色は、なんでしょうか?
正解は「赤」ですね。
海で生きるこれらの生物は、とても強い紫外線にさらされています。
意外と思うかもしれませんが、紫外線は海の奥底にまで届くんです。
その影響から自分の身を守るために、魚介類が持ちあわせたのがアスタキサンチンです。
注目すべきポイントは、ビタミンCの6000倍以上もある抗酸化パワー。
お肌を活性酸素のダメージから守り、コラーゲンやヒアルロン酸などの減少を抑え、細胞を活性化させます。
また、皮脂のバランスを整えてくれるので、大人ニキビが減りますし、お肌のバリア機能も高まります。
大豆イソフラボン
ポリフェノールの一種であるイソフラボンのうち、大豆からとれるものを大豆イソフラボンといいます。
抗酸化パワーと同じぐらい注目なのは、女性ホルモンをコントロールしてくれる機能です。
女性ホルモンには、エストロゲンとプロゲステロンの2種類あります。
エストロゲンは、肌の水分量を整えたり、コラーゲンを増やしたりする効果があるので、美肌ホルモンともいわれています。
このエストロゲンと同じはたらきをするのが、大豆イソフラボンなんです。
化粧水でも大豆イソフラボンが配合されたアイテムが増えていますが、納豆や豆腐、豆乳といった食物から摂るのも有効ですよ。
特に、豆乳に含まれる大豆イソフラボンの量は多いので、毎日飲むことをおススメします!
ビタミンCの美肌効果を浸透させる成分
続いては、みなさんお待ちかねの(?)、美白成分特集です。
ちまたには、少し怪しい美白アイテムが数多く売られていますが、ここで紹介する成分はすべて厚生労働省がその効果を認めているものなので、アイテム選びの参考になると思いますよ。
ビタミンC誘導体
ビタミンに美白効果があるのは有名ですが、とても壊れやすい性質を持っています。
このビタミンCを、お肌に浸透させやすい性質に変化させたのが、ビタミンC誘導体です。
ビタミンC誘導体には、水溶性でお肌に吸収されやすいタイプ(化粧水や美容液に利用)と、油溶性でクリーム状になったもの(美容クリームに利用)があります。
この成分には、すでにお肌にできたメラニンを抑えて、シミになることを防いだり、活性酸素を除去したり、さらには、余分な皮脂の分泌をコントロールするなど、さまざまな機能があります。
また、普通の美肌成分では届きにくい真皮にまで効果が及ぶので、コラーゲンの生成をサポートするのにも役立つんですよ。
コウジ酸
コウジ=麹。
味噌や日本酒造りに必要な麹由来の美白成分です。
麹を毎日手にしている人の手が、とても白くて美しいことがきっかけで発見されました。
メラニン色素を作り出すチロシナーゼのはたらきを抑えてくれるので、美白効果が期待できます。
インターネットでは、自分で麹の化粧水を作るサイトがたくさん公開されていますが、成分が安定しない上に、すぐに酸化してしまうという特性があることから、できれば市販のアイテムを利用したほうがいいですね。
エラグ酸
こちらはイチゴやブルーベリー、ザクロなどから抽出された美肌成分です。
コウジ酸と同じく、メラニン色素のはたらきを抑える効果があるほか、抗酸化成分でもあるので、お肌の細胞を老化から守ってくれます。
なかでも、ザクロから抽出されたエラグ酸は、紫外線がとても強いイランで産出されていますから、美白&抗酸化作用がとても強いんです。
また、ザクロは細胞の生まれ変わりを促すナイアシンも含まれていますから、アイテムを選ぶときの参考にしてくださいね。
あのシャネルが開発した美白成分!?
アルブチン
美白化粧品に一番多く含まれている成分で、コケモモやナシの葉などに含まれている成分を加工して作られました。
紫外線を浴びたお肌でも、メラニン色素の生成をしっかり抑えてくれますし、沈着し始めたシミやくすみを改善する効果もあります。
ハイドロキノンという美白成分と比較されることが多いですが、アルブチンのほうが副作用の心配がなく、お肌にとても優しいのが特徴です。
リノール酸S
大豆やベニバナ、コーンなどから抽出される食用油としておなじみですが、チロナーゼを分解してシミの生成を完全に抑えるというパワーを持っています。
また、お肌のターンオーバーを正常にし、角質をスベスベにしてくれる効果もあるので、お肌に透明感が生まれてきます。
さらに、シミの中でも治すことが難しい「肝斑」も、リノール酸Sで治すことができるとして、研究が進んでいるそうです。
TXC(トラネキサム酸セチル塩酸塩)
メラニン色素の発生自体をストップさせてくれる成分で、開発したのは、あの香水やバッグなどで有名なシャネルです。
お肌にあるシミの解消にも効果的で、抗炎症作用があることも認められています。
紫外線を浴びるなど、肌がダメージを受けた後、短時間でできてしまうシミにも効果的なのが大きな特長です。
肌荒れを治しながら美白効果も期待できるということで、TXC配合のクリームは、かなり人気になっているようですよ。
効果がスゴイということもあって、お値段が高いアイテムが多いというのがネックです。