リフトアップ手術はアンチエイジングなら最初に考えるべき6つの理由
リフトアップ手術は、メスを使って切開するアンチエイジング施術ですが、大きな若返り効果があります。
切る範囲によって、ミニリフト、ミディアムリフト、フルフェイスリフトに分けられます。
頬の奥にある脂肪の塊を取るバッカルファット除去にも、小顔効果や老化予防効果、若返り効果があります。
1.リガメント法なら口角やほうれい線にも効果がある
ミニリフト、ミディアムリフト、フルフェイスリフトは、耳の周りや髪の生え際などの目立たない部位の皮膚を切開してリフトアップする、若返り手術です。
切開する範囲、剥離して引き上げる範囲が大きいほど、リフトアップ効果があります。
範囲の大きさで、ミニリフト、ミディアムリフト、フルフェイスリフトに分けられます。
ミニリフトは、耳の前の軟骨に沿った部分を、3〜4cm切開します。
頬やこめかみ、口もとなどの、部分的なしわやたるみ改善に有効です。
ミディアムリフトは、たるみがやや深刻な人におすすめです。
こめかみから耳の前にかけてを切開します。
フルフェイスリフトは、最大限の若返り効果を発揮します。
耳の前や後ろ、髪の生え際の目立たない部位を切開し、頬、フェイスライン、首のたるみを引き上げます。
どれも傷跡は髪の毛に隠れ、時間の経過とともにほとんどわからなくなります。
リフトアップ手術は、皮膚を切開したら、皮下組織を剥離してリテイニングリガメントを切離します。
リガメントは顔の靭帯で、骨に皮膚を固定する繊維組織です。
切開部分に近いリガメントを切離し、遠いリガメントをアンカーとして、皮膚とSMAS(筋膜)を引き上げてリフトアップし、余った皮膚を切除して傷を縫合します。
これをリガメント法といい、従来のSMAS法などのフェイスリフトにくらべ、持続期間が長くなります。
また、引き上げる力が口もとまで届くので、口角やほうれい線のしわやたるみにも、確実な効果があります。
2.リフトアップ手術は何歳でやってもいい
ミニリフト、ミディアムリフト、フルフェイスリフトなどの切開するリフトアップ手術は、その人がやりたいときにするのがいいです。
人間の顔には、老けてたるみやすい顔と、老けにくくたるみにくい顔があります。
たるみやすい顔は、皮膚が薄く、頬やエラが張っていない、シャープな顔です。
たるみにくい顔は、皮膚が厚く、頬骨やエラが張っている、角ばった顔です。
当然、たるみやすい顔のほうが、早い段階で切るリフトアップ手術の適応になることが多いです。
何歳までは、ウルセラシステム、サーマクールCPTなどの照射系治療や、イタリアンリフト、金の糸(ゴールデンリフト)などの糸のリフトアップ治療がよくて、何歳から切るリフトアップ手術がいいということもありません。
20代でも、適応と希望があれば、切るリフトアップ手術ができます。
80代でも、切る手術を希望しなければ、照射系治療や糸のリフトができます。
照射系治療や糸のリフトは、80代でも十分に効果が出ます。
何歳まではミニリフトがよくて、何歳からはフルフェイスリフトがいいということもありません。
20代の方でも、要望と適応があれば、フルフェイスリフトができます。
80代の方でも、要望なら、ミニリフトができます。
ウルセラシステムやサーマクールCPTなどの照射系治療をするか、イタリアンリフトや金の糸(ゴールデンリフト)などの糸のリフトアップ治療をするか、切るリフトアップ手術ならミニリフトをするか、ミディアムリフトをするか、フルフェイスリフトをするかは、その人の顔のたるみ具合、どれくらい若返りたいかという要望、腫れやダウンタイムの期間、予算などで変わります。
3.リフトアップ手術でつり目になることはない
ミニリフト、ミディアムリフト、フルフェイスリフトなどの、切開して主に頬のたるみをリフトアップする手術は、顔の下半分が持ち上がるため、つり目になって顔がキツくなることはまずありません。
たるんだ目尻が少し上がって、目もとが若返るくらいです。
ただ、術後1週間くらいの腫れている間は、ややつり目気味になっていることがありますが、必ず戻るので心配ありません。
また、当クリニックではあり得ませんが、手術が上手でない医師が、無理やりこめかみの皮膚をつっぱらせれば、本当につり目になる可能性もあります。
額リフト、こめかみリフト、ポニーテールリフトは、主に顔の上半分をリフトアップさせるので、目尻のたるみは上がることになります。
これらの手術は、老化によってたるんだ目尻をリフトアップさせて、目もとを若返らせるのが目的だからです。
とはいえ、若かったときの自分の顔よりもつり目になることはありません。
4.術後に包帯などの圧迫は必要ない
私の手術に関しては、ミニリフト、ミディアムリフトは、術後に強い圧迫は必要ありません。
包帯でぐるぐる巻きにしたり、ガーメント(包帯のようなもの)をしたりする必要はなく、耳の前の傷跡に軽くガーゼを当てて、テープで留めておくだけです。
ガーゼは1日当てておき、翌日には外して大丈夫です。
フルフェイスリフトは、手術後24時間は、側頭部〜耳の前〜耳の後ろの傷跡を軽く圧迫しておいたほうが、腫れが早く引き、回復も早いため、ガーメントを装着します。
翌日にはガーメントを外しても大丈夫ですが、手術後数日はしておいたほうが、腫れが早く引きます。
24時間ずっとつけっぱなしにしなくてもいいので、家にいる間など、つけられるときにつけていましょう。
ミニリフト、ミディアム、フルフェイスリフトは、術後、帽子やスカーフなどでガーゼやガーメントを隠して帰る方が多いです。
帽子やスカーフなどは、自分で準備してもいいですが、クリニックでも準備しているので、必要があればお貸しします。
5.リフトアップ手術は何回でもできる
ミニリフト、ミディアムリフト、フルフェイスリフトは、正しい手術をすれば、何回やっても大丈夫です。
手術による若返り効果は、半永久的に持続します。
ただし、老化は進行していくため、フェイスリフトをした後、長い年月が経過すると、またフェイスリフトをしたいという方もいます。
その場合、前回の手術の切開線やその周囲を切開し、皮下組織を剥離してSMASを引き上げ、たるんで余った皮膚を切除して縫合します。
理論上、正しい手術を正確に行えば、何回でも手術することができます。
2回目以降のフェイスリフト手術は、剥離部分の多くが、前の手術の瘢痕(はんこん)組織で血管があまりないため、出血が非常に少なくてすみます。
そのため、術後の腫れや痛み、ダウンタイムが、前回のフェイスリフト手術より軽減することが多いです。
6.術後2〜4日目には出勤できる
ミニリフト、ミディアムリフトは、術後に腫れるのは主に耳の前で、目、鼻、口などの顔の真ん中はさほど腫れません。
メイクは、耳の前の傷以外の部分は、手術翌日には可能です。
手術当日でも、アイメイクや口紅だけなら、できなくありません。
耳の前の傷の辺りを髪で軽く隠せば、手術翌日でも人前に出ることは可能です
ただ、術後1週間くらいは、顔が少し突っ張っている印象があるので、2m以内の至近距離で人と顔を合わせると、「この人、顔が突っ張っていて、なんか不自然だな?」と思われるかもしれません。
仕事に復帰するのは、抜糸が終わった1週間後くらいが無難です。
ただ、人とあまり顔を合わせない仕事や、手術したことが周りの人にバレてもいい、手術することをカミングアウトしていたなどの場合は、激しい肉体労働でなければ、手術後2日目(手術翌々日)くらいに職場復帰しても大丈夫です。
フルフェイスリフトも、顔の真ん中はほとんど腫れず、主に耳の前と後ろが腫れます。
メイクに関しては、ミニリフトやミディアムリフトと同じです。
ミニリフトやミディアムリフトにくらべると、多少腫れが強いですが、手術したことが周りの人にバレてもいいなら、激しい肉体労働でなければ、手術後3〜4日目くらいには職場復帰しても問題ないことが多いです。
私に関しては、術後1週間ですべて抜糸するため、激しい肉体労働でなければ、1週間後には普通に職場復帰しても大丈夫です。
7.バッカルファット除去は的確でないと老けるリスクがある
バッカルファットは、こめかみから頬の中央〜下の部分の奥の方にある脂肪の塊で、頬の膨らみやたるみの原因になります。
適量のバッカルファットを除去すれば、適度な小顔効果があり、将来、下垂してブルドッグのように頬がたるむことのない老化予防効果、そして若返り効果があります。
取った脂肪の量が適量なら、バッカルファット除去で、将来頬がこけたり、たるんで老けたりすることはありません。
ただ、バッカルファットを除去する手術は、比較的難易度が高いです。
手術経験の浅い医者や、不器用でセンスのない医者が手術した場合、バッカルファットを取りすぎて、頬がこけたり、たるんで老けたりする可能性は0ではありません。
バッカルファットは、こめかみから頬の下の方にかけて、広い範囲に存在します。
たるんでいる部分や、将来たるむだろうと思われる部分だけを、的確に除去するのがベストです。
取りすぎると、頬骨の下のボリュームが必要な部分のバッカルファットまでなくなってしまい、頬がこけたり、たるんで老けたりします。
8.バッカルファット除去手術は歯科治療より痛くない
バッカルファット除去手術は、口の内側を1〜2cm程度切開し、引き出して切除します。
最初に口の中の粘膜に麻酔の注射をするとき、チクッとわずかな痛みがあるだけで、手術中はまったく痛くありません。
麻酔の注射の痛みも、口の中の頬の内側の粘膜に細い針で刺すので、ごくわずかな痛みです。
もともと、口の中の粘膜への注射は、皮膚への注射にくらべて痛みが少ないです。
歯の治療のときのような、歯茎の硬い部分や神経に近い部分への麻酔注射と異なり、頬の内側の軟らかい部分への注射です。
なので、歯医者さんの麻酔の注射より、はるかに痛みは少ないです。
手術後は、数時間で局所麻酔が切れますが、痛みはそれほど強くありません。
頬の内側の粘膜の傷がちょっとだけ痛いのと、バッカルファットを除去した部分の頬を強く押さえると少し痛む程度です。
普通に食事したり、話したりできるので、日常生活には困りません。
わずかな痛みも、1〜2週間程度でほとんどなくなってしまいます。
なお、当クリニックでは、バッカルファット除去手術をした後、バンドや包帯などで、頬や顔面全体を固定することはほとんどありません。
術後にバンドや包帯などで固定するのは、出血や腫れを予防するためです。
当クリニックでは、血管収縮剤の入った局所麻酔液を多目に入れるので、手術中の出血はほとんどありません。
手術後にバンドや包帯で固定しなくても、腫れは半日でほとんど引いてしまいます。
9.まとめ
リフトアップ手術のミニリフト、ミディアムリフト、フルフェイスリフトは、切開する範囲が大きいほど、リフトアップ効果があります。
リフトアップ手術は何歳でもできますし、正しい手術をすれば、何回やっても大丈夫です。
バッカルファット除去は、比較的難易度が高い手術です。
医者によっては、頬がこけたり、たるんで老けたりする可能性が0ではありません。