混合肌向け洗顔石鹸の選び方とおすすめ5選
Tゾーンはテカるのに、頬はカサカサ乾燥する混合肌。
スキンケアが難しい印象がありますが、まずは洗顔石鹸を変えてみることで改善へとつなげることができます。
混合肌の原因とメカニズム
部分的に脂っぽかったりカサついたりと扱いが難しい混合肌ですが、生まれ持った肌質のせいなのだから仕方がないと諦めていませんか?
まずは混合肌になる原因とメカニズムについて正しい知識を身につけましょう。
TゾーンがオイリーでUゾーンは乾燥する混合肌
おでこ・鼻にかけてのTゾーンと、両頬・あごのUゾーンの肌質が異なるのが混合肌。
オイリー肌と乾燥肌だけでなく、普通肌と乾燥肌、普通肌とオイリー肌が混在している場合にも混合肌と呼ばれます。時期によって肌質が変化する、洗顔後にUゾーンのみつっぱる、なども混合肌であることが考えられます。
日本人の多くは混合肌だといわれています。混合肌であっても、特に肌トラブルを起こしていないからあまり気にならない、という人も少なくないようです。
混合肌は皮脂腺の違いによって起きる
混合肌は、皮脂腺(脂腺)の数の違いによって引き起こされる肌の状態です。皮脂腺は肌の表面を保護し、保湿するために皮脂を分泌する腺で、ほぼ全身の皮膚の内側にありますがその数はパーツによって異なります。
顔・頭皮の皮脂腺は特に発達していて1㎠あたり400~900個もあり、Tゾーンなどに多く集中しています。皮脂があることで肌は潤いを保つことができ、皮脂が足りない・ない状態だと乾燥してしまいます。
体の中心に比べて末端は皮脂腺が少なく、手のひら・足の裏には皮脂腺がないために乾燥してひび割れなどを起こしやすいのです。
皮脂腺が多いところは皮脂が活発に分泌されるためテカりやすく、皮脂腺が少ないところは乾燥するために混合肌が生まれる、というわけです。
混合肌の原因は生活習慣にもあった
TゾーンとUゾーンの肌質の違いは皮脂腺の数にあることは解説しましたが、実は生活習慣にも混合肌を悪化させる原因があります。
ベタつき脂っぽくなりやすいTゾーンは、食事で脂質を摂ることでも皮脂を過剰に分泌してしまいます。さらに、皮脂が多く見えても実は肌の内側が乾燥している「インナードライ」になってしまっていることも。
インナードライとは、肌の表面は皮脂によってテカっていても、肌の内部では水分が足りずに乾燥しており、バランスを崩してしまっている状態のことです。不足した潤いを補うために皮脂が余分に分泌され、オイリーな状態になってしまうのです。
皮脂腺が少なく乾燥しやすいUゾーンや目元はホルモンバランスの乱れやストレス、内臓の不調などが影響して荒れやすくなります。肌を乾燥させる紫外線や喫煙も肌の負担となるため注意が必要です。
乾燥して皮脂が不足することで肌がダメージを受けやすくなり、その結果ニキビができることもあります。
また、このようなTゾーンとUゾーンのトラブルの違いに気づいていながらも顔全体を同じようにケアすると、肌の状態をさらに悪くすることにつながります。
皮脂が多いTゾーンに合わせてケアするとUゾーンがカサつき、インナードライの場合は肌の内側に水分が足りない状態が続きます。
またカサカサのUゾーンに合わせてスキンケアを行うと、Tゾーンに余分な油分を与えてさらにテカったりニキビの原因になったりしてしまいます。
混合肌さんの洗顔石鹸の選び方
洗顔をはじめとするスキンケアは一人一人の肌に合った洗顔料や化粧水などを選ぶのが基本ですが、TゾーンとUゾーンによって状態が異なる混合肌はどこを基準にすればいいか悩みますよね。
ここでは混合肌の方におすすめしたい洗顔石鹸の選び方をご紹介していきますので参考にしてみてください。
洗顔フォームよりも洗顔石鹸がおすすめ
顔を洗う洗顔料には、チューブなどに入った洗顔フォームと、主に固形の洗顔石鹸があります。
そして混合肌のスキンケアには肌に優しく刺激が少ない、後者の洗顔石鹸のほうがおすすめです。
もちろん石鹸の種類や商品によっても成分は異なりますが、洗顔石鹸には「合成界面活性剤」がほとんど含まれていません。
この合成界面活性剤は洗顔フォームには必ずといっていいほど含まれている成分で、汚れをさっぱりと取り去ってくれるのが特徴ですが、そのぶん肌の潤いも奪ってしまうのがデメリットです。
本来ならば混ざり合わない水と油を結合させて汚れを落とす力を持っているのが合成界面活性剤です。
合成界面活性剤は食器用洗剤などにも含まれており、使っていると手がガサガサに乾燥してしまうことからも洗浄力の強さがわかるでしょう。
油分を洗い流す際に、肌が本来持っているセラミドなどの保湿成分までも落としてしまう作用を合成界面活性剤は持っているのです。
また洗顔石鹸は弱アルカリ性に作られています。
弱酸性である私たちの肌は、弱アルカリ性の石鹸で洗顔することでいったん弱アルカリ性に傾きますが、自己治癒力によって弱酸性に戻ろうとします。
洗顔石鹸を使って顔を洗うことは、人間が本来持っているトラブルのない肌を作ろうとする力を引き出し、適度な皮脂を分泌することにもつながるのです。
保湿成分が含まれている洗顔石鹸で水分バランスを整える
洗顔石鹸を選ぶ際、化粧水などの他のスキンケアと同じように肌質に合った洗顔石鹸を選ぶことが大切です。
混合肌の場合には水分と油分のバランスをとることが重要なので、水分を奪いすぎず、適度な保湿成分が含まれている洗顔料を選ぶといいでしょう。
Tゾーンの皮脂量が気になるからといって、洗浄力の強いさっぱりしたタイプの洗顔石鹸を選ぶと、必要な皮脂まで奪い去ってしまいます。
肌には適度な皮脂が残っていないと水分を蓄えておくことができなくなり、乾燥しやすくなってしまいます。
その結果Uゾーンの乾燥を悪化させてしまうことになるため、水分をしっかりと補ってくれる洗顔料を選ぶのがおすすめです。
また洗顔石鹸に着色料、香料、防腐剤(パラベン)、アルコールといった成分が使われていないか、使われている場合は安心できる天然由来のものかどうかを確認するようにしましょう。
混合肌におすすめの洗顔石鹸5つ
ここまで混合肌に合った洗顔石鹸の選び方について述べてきましたが、具体的にどんな洗顔石鹸がいいのか、口コミでも評価が高い洗顔石鹸のおすすめをご紹介します。
カウブランド 牛乳石鹸 (赤箱/青箱)
昔ながらの製法で作られており、清潔感のある香りも人気です。
ボディ用の石鹸というイメージがある牛乳石鹸ですが、余計な成分が含まれていないシンプルな石鹸のため、敏感になりがちな混合肌にもおすすめです。
牛乳石鹸には青箱と赤箱があり、さっぱり感を求めたいなら青箱、しっとりさせたいならスクワランの保湿成分入りの赤箱を選びましょう。
青箱・赤箱のどちらもミルク成分で優しく肌を保護してくれます。
ミルク成分には保湿成分(ミルクバター)が含まれており、肌をしっとり潤す役割があります。
肌が乾燥し油分を分泌することでTゾーンがテカりやすい混合肌には赤箱のほうがおすすめですが、肌の状態や季節によって変える人も多いようです。
ドラッグストアやスーパーでリーズナブルに購入できるのも魅力。
泡立てネットなどを使ってしっかり泡立てて洗顔しましょう。たっぷりの泡で洗顔することで、肌を摩擦の刺激から守りマイルドに洗い上げてくれます。
ピギーバックス フェイスソープLC
エイジングケアを目的として作られたピギーバックスのフェイスソープLCは、テカったりカサカサになったりと肌の状態が不安定な混合肌にもぴったりです。
もっちりとしたきめ細かな泡が毛穴の奥の汚れをしっかり取り去り、くすみのない透明感のある肌に導いてくれます。
泡の弾力を活かして洗うことで、洗顔時のこすりすぎによる乾燥を防ぐことにもつながります。
米たんぱく質や植物性ヒアルロン酸、コラーゲンなど繊細な肌を潤す成分がたっぷり含まれていますが、合成界面活性剤や香料・鉱物油などは一切含まれていません。
混合肌のケアもしたい、肌の老化を防いで美肌を目指したい、という方におすすめの石鹸です。
ドクターブロナー / マジックソープバー
アメリカのDr.ブロナー社製の「ドクターブロナー マジックソープバー」は独自の配合による100%オーガニックのカスチール石鹸です。
カスチール石鹸とは、かつてスペイン・カスチール地方で王族に愛用されていた洗顔石鹸で、植物性天然オイルで作られた貴重なカスチール石鹸を再現し、マジックソープバーはできました。
オリーブ油・ヤシ油をベースに、ホホバ油(保湿成分)とヘンプ油(美肌成分)を配合しています。
マイルドな使いごこちながら汚れをしっかり落とすため、クレンジングとしても使用することができます。
バー(固形)タイプとリキッドタイプがあり、それぞれローズやシトラスオレンジなど、選ぶのが楽しくなる11種類のラインナップも人気の理由のひとつです。
健康コーポレーション どろ豆乳石鹸 どろあわわ
もちもちの泡が印象的な「どろ豆乳石鹸」どろあわわ。
固形ではなくパウチに入っており、沖縄の海底で数百万年も蓄積されていた「マリンシルト」と火山灰生まれの「ベントナイト」による泥洗顔石鹸です。
もっちりとした泡で肌の潤いを奪うことなく毛穴の奥の汚れも洗い落とし、くすみのない透明感のある肌に整えます。
泡の気持ちよさと、さっぱり洗えるのにつっぱらない使用感で人気があります。
どろあわわには界面活性剤が含まれているのですが、比較的成分が安定しており、肌へのダメージが非常に少ない優しい成分を使用しています。
草花木果 / 整肌洗顔石けん・どくだみ
植物による天然成分をベースとしたスキンケアブランド、草花木果の中でも混合肌におすすめなのが薬用「整肌洗顔石けん・どくだみ」です。
植物成分どくだみエキスが肌の潤いを守りながら余分な皮脂や古くなった角質を取り去ります。
洗浄・抗炎症効果があるので混合肌の中でも特にニキビに悩まされている人にはぴったり。
やわらかな泡で洗うと化粧水が浸透しやすくなり、水分をしっかり肌に閉じ込めることができます。
肌が必要としている水分は化粧水で補う必要がありますが、肌表面に皮脂汚れが残っていたりニキビなどのトラブルがあったりすると、水分がきちんと内部に入っていきません。
整肌洗顔石けん・どくだみは潤いを逃すことなく肌を洗浄し、化粧水の水分を蓄えやすい肌へと導きます。
心地よい香りは100%天然の香料を使用しています。白檀・ゼラニウムなどの優しい香りで洗顔中もリラックスできそうです。
まとめ
なめらかで美しい肌を作るのはまず洗顔からです。
混合肌に悩みつつも対策がわからなかった方は、手入れの基本である洗顔石鹸を変えてみてはいかがでしょうか。
毎日の洗顔を洗顔フォームではなく肌に優しい洗顔石鹸に変える、それだけですべすべの肌への変化が実感できるはずです。
もちろん洗顔だけではなく化粧水や乳液によるスキンケア、栄養バランスのとれた食事、規則正しい睡眠も美容には大事です。
洗顔をして鏡を見るたびにうれしくなる、そんな毎日のために今使っている洗顔料を見直すことから始めましょう。