前回、唾液がたくさん出ればダイエットにも美肌にも白い歯にも効果的!というお話をしましたね。
※参照記事はこちら。
唾液がたくさん分泌できるようになると、こんなにメリットがたくさんあるんですよね。
そういえば、ご存じですか?
「鼻呼吸」をすれば、より一層唾液の分泌を促しやすく、「鼻呼吸」はダイエットや美容、アンチエイジングにも効果的、ということを!
そして、最近日本人に増えたと言われている「口呼吸」を習慣化すると、とんでもないリスクがあるということを!
●そもそも、あなたは「鼻呼吸」派?「口呼吸」派?
と、訊かれても「うーん、よく分からん!」と答える方がほとんどかもしれないですね。 ちなみに、私の家族や友達にインタビューしてみたところ、「鼻呼吸してる」と答えた人がけっこういました。
・・・なんですけどね、
鼻呼吸とご申告頂いた皆さん、
教育・子育てをテーマにとした講演活動を行う教育コンサルタントの上野緑子さんによると、
現行、「無意識のうちに口呼吸をしてしてる」方はかなり多く、日本人の半数以上が口呼吸をしているのだそうです。しかも、小学生以下に至っては「8割が口呼吸をしている」とか!
●「鼻呼吸」「口呼吸」の違いとは?
元東京大学医学部口腔外科講師で、『顔と口腔の医学』西原研究所所長の西原克成先生によると、鼻呼吸と口呼吸の違いは、こんな感じです。
| 鼻呼吸のはたらき・吸い込んだ空気の除塵をしてくれる 私たちが、吸い込む空気には、さまざまな病原菌が含まれているが、病原菌の50~80%は鼻の粘膜に吸着され、処理される。
・吸い込んだ空気の加湿をしてくれる
・病原菌の繁殖を抑える
|
| 口呼吸のはたらき・病原菌が白血球の中に入り込み、全身に運ばれてしまう 口から吸引した空気は、そのままのどまで行ってしまい、のどの粘膜が、さまざまな病原菌に無防備におかされることに。 そしてこうした病原菌が白血球の中に入り込み、全身に運ばれてしまう。
・のどを乾燥させ、加湿不十分な空気が肺に入る
・鼻腔や副鼻腔に細菌やウイルスが増殖しやすくなる
|
つまりは、
「鼻呼吸」をすれば、
・免疫力が向上しやすい
・身体に充分な酸素が吸収される
・脳が活性化され、筋肉もイキイキする
口呼吸を続けることで、
・免疫力が低下しやすい
・酸素が吸収されにくい
というわけです!
●「口呼吸」を続けるとこうなるかも?!「口呼吸」のデメリット
◆さまざまな病気の原因を引き起こす
さまざまな要因によって免疫力が低下し、「免疫の混乱」と呼ばれるアレルギーも引き起こす可能性も。
*口呼吸によって引き起こされる病気の主なものは、リウマチ、ぜんそく、花粉症、アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患ですが、肺炎や腎炎も引き起こしやすく、さらに糖尿病や高血圧症、白血病、悪性リンパ腫、潰瘍性大腸炎などの原因にもなるとされています。
◆虫歯・歯周病・口臭のリスクが高まる
唾液は殺菌作用や歯の再石灰化を助ける力を持っており、虫歯を予防するのに欠かせません。ですが、口呼吸をすることで口内が乾き、唾液も不足しがちに。その結果、虫歯が増えるリスクが高まります。同様に、乾燥した状態では口内に存在する細菌の活動が活発になり、歯周病のリスクも!
さらに、細菌が繁殖することで口臭の原因にもなり、歯を磨いてもなかなか口臭が消えない、クサイ口内環境になってしまう可能性もあります。
◆味覚障害や嗅覚障害になる可能性が高くなる
口呼吸による口内の乾燥は、歯や歯茎だけでなく舌や口腔粘膜にも影響を及ぼします。その結果、舌炎や口腔乾燥症(ドライマウス)などの疾患が起こり、味覚障害になることも。
また、鼻呼吸をしない、つまりは「鼻を使わなくなる」ことで、臭いに対するセンサーが鈍り、嗅覚障害のリスクも高まるとも言われています。
◆「睡眠時無呼吸症候群」になる可能性が高くなる
原因は、いろいろありますが、そのひとつが口呼吸と言われています。鼻呼吸なら気道を確保できますが、口呼吸の場合は口が開いているので、口の周りの筋肉が緩み、舌が気道を塞いでしまいやすく、結果、「睡眠時無呼吸症候群」を引き起こすことも・・・
うーん・・・「口呼吸」、なんだか悪いことづくしですね。
では、次に、自分が「口呼吸」かどうかをチェックする方法をご紹介しますね!
●あなたは大丈夫? 口呼吸セルフチェック
| □ 無意識のうちに口が半開きになる □ 唇がカサカサに乾燥している □ 朝起きた時に、のどがヒリヒリ痛む □ 鼻の穴を意識して動かすことができない □ 唇を閉ざすと、あごのとがったところに“梅干”ができる □ 鏡を見ると、口が「へ」の字だ □ 口を開くと、ねちょねちょと音が出ることが多い。また、クチャクチャと音を立てて食べがち。 □ いびきをかく □ 唇の厚さが上下で著しく差がある □ 受け口である □ 歯並びが悪い、または前歯が出ている □ 片方の歯で噛むくせがある |
いかがでしかた? ちなみに上記の項目の内、1つでもあてはまるものがあったら「要注意」ということです!
日本人に口呼吸が多い理由
ちなみに、日本人が最近「口呼吸」が増えた理由のひとつとしては、「乳幼児期の、母乳から離乳食に移行するタイミング」が関与していると考えられています。
前述の『顔と口腔の医学』西原研究所所長の西原克成先生によると、
「日本人に口呼吸が多い理由は、離乳食が早すぎて口呼吸の癖が形成されることです。WHOでは2歳半まで母乳をすすめていますが、日本では5カ月くらいから離乳食を推奨しています。しかし2歳半まではお乳を吸うための歯なので無理やり食べさせれば十分に咀嚼できず、丸飲みするしかないので必然的に口呼吸になります」とのこと。
一方、欧米の家庭では、3-4歳までおしゃぶりをくわえさせることが多く、ほとんどの人が「鼻呼吸」をしているそうです。
「「おしゃぶりに関してはいろいろな意見がありますが、4〜5歳までちゃんと使えば、歯並びもきれいになり、歯列矯正の必要もなくなるでしょう。口呼吸の習慣を直すには、食事中は口をきちっと閉じ、クチャクチャ音を立てないよう、鼻で呼吸しながらゆっくりよくかむように教えることです。呼吸法や寝相も大切です」とのこと。
ちなみに、口呼吸から鼻呼吸にシフトすると、いろんなメリットがあるんです!
次は、「鼻呼吸のメリット」についてご紹介します!
●「鼻呼吸」のメリット
何はなくとも、鼻呼吸にすること得られるメリットは、
・空気中に含まれる塵やホコリをブロックできる
・空気中の病原体の50~80%を鼻の粘膜がガードできる
・口内の乾燥を防ぎ、唾液の分泌を促す
ですね。
さらにいえば、
・唾液の分泌が促されることから、免疫力が向上しやすい!
・身体に充分な酸素が吸収されやすくなることから、代謝アップ・脂肪燃焼しやすい体に!
・脳が活性化され、メンタル的にもモチベーションUP、ポジティブかつアクティブになりやすい!
また、「鼻呼吸」を習慣化することで、要は、「鼻呼吸をするために口を閉じること」で、唇周りの唇輪筋が鍛えられやすくなるとも考えられています。
この筋肉が鍛えられると、口元がキュッと締められ、顔全体も引き締まり、「若々しく元気な印象」に! アンチエイジングにも効果的ですね。
※唾液の分泌による美容効果については、こちらの記事もどうぞ。
●メリットいっぱい!「鼻呼吸」に変える方法
ちなみに、鼻呼吸への矯正は2週間から4週間で、効果は現れるとも言われています!しかも、鼻呼吸にシフトしたことで、酸素が多く供給、唾液の分泌もスムーズになったことで、矯正前に比べて「姿勢がよくなった」「筋力がついた」「集中力が高まった」なんて方もいらっしゃるとか。
そんな「口呼吸から鼻呼吸にシフトする方法」として、よく言われるのが、
・ガムを噛む
・医療用テープを口に貼る
などですよね。
※医療用テープ。こういうのです。
ですが、常にガムを噛むとか、口をテープで留めておくとか、「それはちょっと・・・」と抵抗を感じる方もいますよね。
そんなわけで、もっと簡単で取り入れやすい方法を2つほどを見つけました!
①「あいうべ体操」
この「あいうべ体操」は、みらいクリニックの院長、今井一彰先生が花粉症や喘息、アトピー性皮膚炎、インフルエンザ予防のために開発したもの。
やり方は簡単です。
① 「あー」と口を大きく開く
② 「いー」と口を大きくに横に広げる
③ 「うー」と口を強く前に突き出す
④ 「べ~」と舌を突き出して下に伸ばす
*①~④を1セットとし、1日30セットを目安に続ける(毎日)
今井先生いわく、
「口呼吸がもたらす最大の弊害は、咽頭リンパ組織の乱れや鼻粘膜などの萎縮、口腔内雑菌の繁殖によって引き起こされる免疫異常です。
私は「リウマチの患者さんは口臭が強い。しかも炎症がひどくなるほど強くなる」という発見から、口呼吸の健康被害に注目しました。
口呼吸によって口腔内に雑菌が繁殖しやすくなると、当然、口臭も強くなる。それと同時に、免疫系の働きも大きく阻害されるので、炎症も悪化していくと考えられます。口呼吸の改善は、あらゆる病気の原因治療につながります。」とのこと。
☆今井先生の本がこちら。
②寝る時はマスクを着用する
喉の乾燥防止や風邪防止のために寝る時にマスクをされる方もいらっしゃると思います。さらにいえば、寝る時にマスクをすることで、要は口元を覆うことで、自然と鼻呼吸を促すことができますよ!
あわせて、枕の高さは呼吸でも重要視されます。気道を圧迫するような枕の高さだと口呼吸に。理想の高さは「床と顔の高さが『平行』」になることです。
☆ほどよい枕の高さで熟睡。なんと「脳波」も良くなるとか!安眠グッズとして めざましテレビでも取り上げられて話題になった商品です。
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いかがでしたか?
また、口呼吸の原因は、「ついつい口を開けてしまいがち」「枕の高さがあってない」など日常的・習慣的なものではないこともあります。たとえば、慢性的な鼻炎だったり、花粉症など何かしらのアレルギー症状が原因だったり、などですね。そうした場合は、耳鼻科の先生に相談するのがおすすめですよ!
口呼吸から鼻呼吸に切り替え、健康な身体、痩せやすく若々しい身体を手に入れましょう!