サッポーの
視点 肌のバリアー層(角質層)を構成している角質細胞の未熟化が進行していることが、皮脂詰まりの根本原因になっているので、肌が育つことは、ニキビ肌改善を支える最大の要素と言えます。 皮脂詰まりしなくなれば、ニキビは発生さえしないわけですから……。 もちろん炎症も起こらなくなります。 未熟化が進行した肌にとって、角質剥がれを促進しない洗顔料の選択は、肌が育つ上で重要なポイントの一つであるわけです。 しかし、この様な石けんの特性は、何もサッポーの石けんだけでなく、アルカリ性の性質を持つ固形石けんなら、共通の長所です。 > 市販されている界面活性剤を使用していない石鹸を使えばい > いんじゃないかと思うのですが、どうなんでしょう。無添加石鹸 > とか、石鹸素地100%の物とか……
その通りです。 でも石けんとは界面活性剤そのものなのですよ。 不純物が入っておりますが、大雑把に言いますと、100%の界面活性剤には違いありません。 石けんという界面活性剤の長所は、使用することによって水に触れると、アルカリ性の性質が消えて行くと同時に、界面活性能も消滅する点にあります。 つまり界面活性剤ではなくなるのです。 この様な性質を持つのは唯一石けんだけです。 この様な長所があるので、洗顔料にアルカリ性の石けんをお勧めしているものです。 だから無添加石鹸でも、石鹸素地100%の石けんでも、本当の石けんなら何でもいいわけです。 ところが困ったことに、このアルカリ性であることが曲者で、悪さをします。 肌に対して刺激を与えるのです。 誰でも、石けん水が目に入って飛び上がるほどしみた覚えがあるでしょう。 あれがアルカリ性の刺激です。 目の玉の皮膚は毎日傷だらけになっているので、あのように強くしみるのです。 正常な肌部分では、石けんのアルカリ性の刺激など何とも感じません。 ところが、傷がある場合は刺激を感じます。 しかし、肌に使用する場合は目にしみるほどの強い刺激には感じないので、多少の刺激など、こんなものかなと無視しがちです。 しかし問題はしみることではありません。 この刺激が、炎症を促進する働きをするのです。 皮脂詰まりするだけのニキビ肌なら、石けんのアルカリ性の刺激は強い刺激として伝わらないので、問題はないのですが、赤みのあるニキビ、つまり炎症を伴うニキビがある場合、あるいはその様なニキビが出来やすい肌の場合、このアルカリ性の刺激に対しては、自覚する以上に強い刺激として伝わっているので注意が必要です。 ニキビに悩む肌の場合、バリアー層(角質層)を構成する角質の未熟化が進行しており、石けんの弱アルカリ性の性質でも非常に強い刺激と受け止めて、過敏に反応してしまう肌がほとんどだからです。 つまり、よくニキビが出来る肌部位は過敏に反応する肌になっているのです。 もちろん多少の反応から、かなり強い反応まで、様々なのですが、洗ったあとしばらく肌の赤みが増すような場合、それなりの強い反応をしていると見た方がいいでしょう。 この様に、石けんによる洗顔は、ニキビ肌改善における洗顔料として、他の洗浄剤では代わり得ない優れた特性を持っているのですが、刺激を持つため、時には使用しない方が良いというケースが多々あります。 炎症を促進させることは、ニキビを悪化させますし、肌が育つ大きなブレーキにもなってしまうからです。 サッポーの「肌が育つケア」に取り組まれる方にも、「肌が育つケア」を継続し、見事にニキビ肌とサヨナラできる方と、どこかで枝葉対策がいつのまにか主たるケアになってしまう方とがいます。 これでは、いつまで経ってもニキビと縁を切ることは出来ません。 石けんの持つ以上のような長所・短所を踏まえて、石けんを選び、使用していくことがニキビ肌改善のポイントと言えます。 |