日本酒は米と水と米麹の組み合わせ・製造法により無限の味わいを生み出すことができます。
原料にされる米の種類は、主に酒造好適米。食用米に比べ米の粒が大きく、その為中心部の心白という部分も大きく酒作りに不要なタンパク質などが少ない米。(今では食用米を使用することもある。)
その他の原料に醸造用アルコールがあり用途は、味にキレや風味また香りを引き立たせる手段でもろみへ加える場合と三倍増醸酒では単に増量の為に加える場合がある。日本酒の分類は“特定名称酒”“三倍増醸酒”の大きく2つに分けられます。

特定名称酒

精米歩合・米麹の使用割合・醸造アルコール量・米の品質・香り/色など、特定の条件を満たしたものを分類したもので製造方法・原料により大きく分けて、吟醸酒・純米酒・本醸造酒に分けられています。

三倍増醸酒(普通酒)

特定名称酒の条件を満たしていない日本酒(精米歩合・醸造用アルコール量など)

米には、外側にタンパク質・内側にデンプン質があるのですが、日本酒を造る為に必要なのはデンプン質でありタンパク質は邪魔なのです。
タンパク質は余分な雑味を出し、香味・色味を損ない水の浸透率も悪くしてしまいます。
ですので、外側のタンパク質を削る事で純粋なデンプン質部分を取り出す事が精米の目的です。

三倍増醸酒は戦後の米不足の際に政府が米を原料としない安値な原料で作れるお酒を研究した結果ブドウ糖や水飴、乳酸、コハク酸、グルタミン酸ソーダ、無機塩類などの調味料と戦前には既に考えられていた清酒の量を3倍にするアルコール添加法を使った第2次増産酒を応用して考えられた日本酒で、安価で大量の日本酒が作れる為(名の通り3倍の酒を造れる)このような名称がつきました。

特定名称酒の基本3分類

本醸造酒

精米歩合が70%以下で、醸造用アルコールを10%以下の使用のもの。スッキリとした味わいです。

純米酒

精米歩合が70%以下で、米と水と米麹だけが原料として造られる。醸造用アルコールを使わない。米・米麹・水で造られているので、完全な自然食なのです。
味わいは濃厚で甘みが広がり口当たりが良いです。

吟醸酒

精米歩合が60%以下で醸造用アルコール0~10%以下の吟醸造り。低温でゆっくりと発酵させる。フルーティーな味わいが特徴です。
何故かと言うと、米を40%以上も削る為に発酵時、酵母にタンパク質が足りなく酵母は補う為に自ら栄養素を放出の際にリンゴと同じ香り成分も出すからです。

精米歩合が上回るとそれぞれ【大】【特別】と表記できる。
これら条件の組み合わせで、更に8種類へと分類される。

 種類原材料精米歩合その他の用件
吟醸酒大吟醸酒米・米麹・
醸造用アルコール
50%以下吟醸造り
固有の香味・色沢が特に良好
純米大吟醸酒米・米麹50%以下吟醸造り
固有の香味・色沢が特に良好
吟醸酒米・米麹・
醸造用アルコール
60%以下吟醸造り
固有の香味・色沢が特に良好
純米吟醸酒米・米麹60%以下吟醸造り
固有の香味・色沢が特に良好
純米酒特別純米酒米・米麹60%以下又は
特別な製造法
固有の香味・色沢が特に良好
純米酒米・米麹70%以下固有の香味・色沢が特に良好
本醸造酒特別本醸造酒米・米麹・
醸造用アルコール
60%以下又は
特別な製造法
固有の香味・色沢が特に良好
本醸造酒米・米麹・
醸造用アルコール
70%以下固有の香味・色沢が特に良好

その他に

種類説明
生酒通常、貯蔵前・瓶詰め前に2度加熱殺菌(火入れ)をし、酵母の活動を止め熟成がすすみ過ぎないようにするのだが、生酒は火入れを一切行なわない出来立ての日本酒です。酵母菌が生きているのでキチンと冷蔵での保管が必要ですがフレッシュなお酒です。
生貯蔵酒貯蔵前の火入れを行なわない。
生詰酒瓶詰め前の火入れを行なわない
樽酒木製の樽で貯蔵をする。その為木の香りのついたお酒。
原酒通常貯蔵後、出来上がった酒に割り水にてアルコール度数の調整を行なうが、割り水せずに貯蔵中の日本酒そのもの。
古酒長期間熟成させたお酒。3年以上で【長期間貯蔵酒】5年以上で、【秘蔵酒】
しずく酒発酵の終わったお米(もろみ)を通常は絞り圧縮をかけお酒を取り出すのですが、絞らずに布の袋に容れ吊るし自然に垂れてきたお酒だけを集めたものです。なので、時間がかかり大量には造れないのですが、その味と香りは究極の日本酒と言われます。
他にも【低アルコール酒・発泡酒・生1本・高濃度酒・高酸味酒】など様々な物があります。

実は、日本酒は健康効果が高く身体に優しいのです!
糖尿病抑制・がん予防・心臓疾患予防・老化の抑制・保湿・美肌・アトピー高血圧の予防などなどたくさんあるのです。

ある調査の結果、日本酒を飲んでいる人は、肝硬変の死亡率が低い。これは、肝ガンでも同様の結果となった。
更に、人の癌細胞に日本酒の濃縮液を添加すると、癌細胞の増殖が著しく抑制されました。なんと、他のアルコール類では同じ結果にならないようです。これは、日本酒に含まれるアミノ酸がガン細胞の増殖を抑制の結果と考えられています。

日本酒は、身体の味方!善玉コレステロールを増やしてくれるのです。
動脈硬化は総コレステロールが高くなると促進されてしまうのですが、善玉と悪玉2種類のコレステロールで善玉の方が上回ると悪玉を処理してくれて動脈硬化になりにくくなるです。

日本酒の豊富なアミノ酸にて、胃を丈夫にし、免疫力強化・脂肪燃焼・動脈硬化・心筋梗塞・肝硬変・健忘症などの健康効果がとても有効なのです。
アミノ酸の成分は、サプリ以上!!買って飲むより良いかも^^

日本酒のアミノ酸に含まれる麹酸は、化粧品や育毛剤に使われております。
麹の働きで、メラニンの生成を抑えしみが出来にくくするのです
日本酒を飲むと他のアルコールに比べ体温が長時間2度ほど上昇する状態が続くので、皮膚の血液循環が良くなり栄養分が行き渡る事と更にアミノ酸効果によりしっとりで肌にツヤと輝きが生まれるのです。また、頭皮・毛根に働きかけ育毛を促進してくれるのです。

日本酒は醸造酒ですので、糖が含まれております。ですので、残念ながらダイエッターには余り好ましくは無いのが現実なのです
しかし、日本酒の成分にはデンプンの吸収を遅らせる物質がありますので、脂肪の原因インシュリンの分泌がされにくくなり、太りにくいと言う訳です。
特に純米酒は上手に飲めると、アミノ酸は脂肪燃焼を補助しますのでダイエットの効果も十分に期待も出来ますよ。
その他にも、お摘みに油っぽいものを選ばれにくく、あっさりした日本食が好まれるので総カロリーは抑える事が出来やすいと言う人もいますね。

これは、飲むのではなくお風呂に入れるのです。酒風呂ってやつですね^^
37度位のぬるめのお湯の浴槽にグラス2杯分位(700ml前後)入れるだけ。古くなったお酒や料理酒などで全然OKです。
しっかり身体を温め血行が良くなり、冷え性・腰痛・リウマチ・アトピーにも効果あり!!
もちろんお肌もツルツル^^化粧水に使われる位ですもんね^^

日本酒には、飲み方の決まりは特に無いのですが一般的な飲み方を紹介させて戴きます。
酒の種類による適温って事が世間では、言われていますが、その酒蔵や、その時料理による関係もあるので一概には言えないのですが・・・

吟醸酒:5~16度のひや・常温
純米酒:5~25度のひや・常温・ぬる燗
本醸造酒:5~18度のひや・常温、又は24~40度のぬる燗
古酒:5~25度  45~50度ひや~熱燗
普通酒:10~23度 35~50度ひや~熱燗
※ひやは全てに美味しいと言われてます。

40度から60度に日本酒を温める事を燗。温めることで旨みが増すお酒があります。

30℃前後35℃~40℃40℃~45℃45℃~50℃50℃~55℃55℃~
日向燗人肌燗ぬる燗上燗熱燗飛びきり燗

常温で呑む事。飲み頃は15度~20度。本来の味がわかり酒通の人に好まれます。

冷たく冷やして呑む事。飲みやすいので飲みすぎ注意です。

5℃

10℃15℃常温
雪冷え花冷え涼冷え冷や

オン・ザ・ロック:グラスに氷を入れ冷やした日本酒を注ぐ。
みぞれ酒:細かい氷に日本酒を注ぐ。氷の代わりに雪を使って雪割り酒。
日本酒シャーベット:日本酒をシャーベット状に凍らせ、カキ氷の様に蜂蜜をかけて食べたり・溶かしながら飲んだり楽しめる。
燗ロック:氷を満たしたグラスに熱燗を注ぐ。ロックよりも軽やかに味わえる。

日本酒は、味が苦々しいか・濃酵か、香りが高いか・低いかで4つのタイプに分ける事が出来ます。

香り高いタイプ 薫酒
特徴香りが高く・味が淡い
果実や花の様な華やかな香りが高い。軽快で爽やかな味わい。
主な系統大吟醸酒系・吟醸酒
オススメ適温8~15℃ 冷やす事で爽快さがさえますが、冷やし過ぎると香りが弱くなり苦味なども感じてしまうので注意です。
オススメ料理凝った料理よりも淡白な素材で爽やかな味付けが相性よろしいです。
その反面、風味の強い料理は相性が良くないかも。
【料理例】白身魚の刺身・ボイル蟹・鮎の塩焼き・八宝菜
熟成タイプ 熟酒
特徴香りが高く・味が濃い
スパイスの様に複雑な熟成香で甘み・酸味・旨みが深く力強い味わい
主な系統長期熟成酒系・古酒系
オススメ適温15~25℃ 35℃前後 そもそも幅広いのですが、重厚な物ほど高めにすると良いでしょう。温度を下げたほうが香りを抑え飲みやすい方も居るかと思います。
オススメ料理凝縮され熟成されている食事が相性よろしいでしょう。油のある物など。
その反面、生魚料理は相性が良くないかも。
【料理例】ラムのステーキ・豚の角煮・麻婆豆腐・ドリア
コクのあるタイプ 醇酒
特徴ふくよかな香り/コクが深い
力強い酒質で原料そのものをしっかりと味わえます。
主な系統純米酒・生玄
オススメ適温15~18℃ 40℃~55℃ 飲用温度が幅広く、それにより様々な変化を見せてくれる。コクと旨みを最大限に引き出してお楽しみ下さい。
オススメ料理しっかり味付けがありコクのある一品料理などがオススメ。生クリームやバターなども相性がよろしいです。その反面、淡白な料理は相性が良くないかも。
【料理例】ハンバーグ・餃子・フライドチキン・焼き鳥
軽快で滑らかなタイプ 爽酒
特徴清楚な香り/滑らな味わい。
控えめで穏やかな香りで清涼感がありみずみずしく、とても飲みやすい。
主な系統本醸造酒系・生酒系
オススメ適温5~10℃ 爽快でフレッシュさが特徴のタイプですので、冷やす事でより味わいが際立つでしょう。更に刺激成分も少ないので苦味などほぼ感じないです。
オススメ料理軽い料理の法が好まれる事が多いですが、どんな料理にも合わせやすいので嬉しいです。その反面、脂っこい料理は相性が良くないかも。
【料理例】ロールキャベツ・茶碗蒸し・シュウマイ

このように、日本酒の味わいによっても大分違うのですが日本つながりで“ヘルシーなおでん”はいかがでしょうか?
特に大根は豊富な食物繊維で満腹感をあたえてくれて便秘解消にもなります。それにアミラーゼという酵素を含みますので、デンプンの消化を促進してくれますし胃の働きを助ける為に胃もたれや二日酔いなどにも効果があります。アルコールによって不足になるビタミンCも多く含んでいますのでお勧めです。

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