善玉菌って腸だけじゃない?肌の善玉菌を増やす方法で美肌に
Date:2016.05.23
善玉菌といえば、乳酸菌など腸にいる菌を思い浮かべる方も多いでしょう。
ところが善玉菌はお肌にもいるということをご存知でしたか?
この善玉菌を増やすことによって、肌トラブルをなくし、美肌作りが出来るとしたら、どうやって増やすのか知りたいですよね!
お肌の味方、善玉菌を増やして健康的な美肌を目指しましょう。
腸だけでなく、実はお肌や体のあちこちにいる善玉菌
善玉菌というと、腸内環境を整えるためにはとても大切な働きをしますよね。善玉菌は腸の中だけでなく、実は体中のあちこちにに存在します。
もちろん、最も数が多いのは大腸なのですが、
- 皮膚
- 顔
- 目
- 鼻
など体中のどこにでも生息しているのです!
善玉菌の働きやお肌の善玉菌を増やす方法など、これからのスキンケアに役立つ善玉菌情報をたっぷりとご紹介します。
顔や皮膚にいる常在菌の種類
顔の皮膚にも常在菌がいて、その数は約10種類、約1兆個もいるんです!
種類や数にはかなり個人差があり、小鼻付近だけ見ても、数十万個いる人もいれば、数百個の人も。
腸内フローラと同じように、皮膚にも常在菌がお花畑を作っていると考えられています。とはいえ、お肌の微生物は目には見えないから菌がいるといわれてもピンときませんね。
有名なビフィズス菌は皮膚にはおらず、肌には肌の常在菌がいます。毛穴の中に無数に微生物がすんでいて、肌を健康に保つために働いているんですよ。
皮膚常在菌の種類は様々。
- 表皮ブドウ球菌
- アクネ菌
- マラセチア菌
- 黄色ブドウ球菌
など。
それぞれの皮膚常在菌の主な働き
代表的な皮膚常在菌について、それぞれどのような働きをしているのか見てみましょう。
- 表皮ブドウ球菌
- 肌を弱酸性に保つには不可欠な菌。皮脂を脂肪酸とグリセリンに分解します。脂肪酸は酸性なので、肌がアルカリ性に傾くのを防いでくれるのです。
- アクネ菌
- ニキビの元になるだけではなく、肌の保湿成分を作る大切な役割を持っています。皮脂が過剰に分泌されなければおとなしくしている常在菌です。
食事のバランスが偏っているとアクネ菌が増えてしまい、ニキビの元となるのです。
- 黄色ブドウ球菌
- 肌だけでなく、身体のあちこちにいる菌で、とびひの原因にもなる菌です。洗顔のしすぎで肌がアルカリ性に傾くと炎症やかゆみの原因になってしまいます。
- マラセチア真菌
- 酵母菌の1種で、数が増えると各種皮膚炎の原因となります。
- 脂漏性皮膚炎
- フケ
- デンプウ
- アトピー性皮膚炎
常在菌には3つのタイプがある
常在菌には以下の3つのタイプがあり、それぞれバランスが取れていれば健康上のトラブルは起きません。
- 善玉菌
- 悪玉菌
- 日和見菌
日和見菌は、ふだんはいても悪さしない菌なのですが、免疫力などが低下して善玉菌が減ってしまうととたんに悪者に変身してしまう菌なのです。
アクネ菌はニキビの原因になるといわれていますが、これも誰の肌にもいるものなのです。
ところが、肉や脂っこい食事ばかりしていたり、誤ったスキンケアなどにより増殖して悪さをするようになるのです。
では悪玉菌をゼロにすればいいか、というとそうではないんですね。
アクネ菌には皮脂膜の材料を作るという大切な役割があり、肌の保湿のためにはなくてはならない存在。
肌の善玉菌にはどんな効果が?バリア機能を高めるために必要な善玉菌
通常肌の表面はpH4.5~6.5の弱酸性を保っています。
これは表皮ブドウ球菌の働きによるもの。
皮脂や汗を分解して脂肪酸を作り、その脂肪酸がまた汗などと混ざり合うことで雑菌から肌を守ってくれるのです。
常在菌のバランスが乱れる原因
お肌は常在菌のバランスが取れてこそ、適度なしっとり感や美しさを保つことが出来ます。
合成界面活性剤などをつかった化粧品によって、大切な善玉菌が洗い流されてしまうことも。
なかなか肌の状態が改善されない方は、肌によかれと思っているスキンケア方法が間違っているのかもしれません。
- 洗顔のし過ぎ
- 防腐剤や保存料が配合された化粧品を使う
- 過剰な保湿
- ストレス
- 睡眠不足
- 冷え性
- 運動不足
運動不足と肌と何の関係があるの?と思われそうですが、適度な汗をかくことは肌の保湿には必要なこと。
汗にもいい汗と悪い汗があるのですが、汗をかき慣れていないと汗腺の機能が落ちてさらさらした汗がかけなくなります。
べたべたした汗はアルカリ性なので、弱酸性のお肌にはよくありません。かゆみや湿疹などの原因となります。
また、
- 冷え性の方
- 運動不足の方
は概ね乾燥肌の方が多いようです。
紫外線対策は大切だけど注意も必要!
紫外線はシミやシワの元になりますので、絶対に防ぎたいもの。真夏だけでなく、春や秋にも相当量の紫外線が降り注いでいます。
ただし、その紫外線ケアが肌には負担になることも。日焼け止めには紫外線吸収剤など肌にダメージを与える成分もたくさん含まれているのです。
肌に刺激を与えない紫外線対策をするには、子どもでも使えるような肌に優しい製品を選ぶとともに、化粧品だけに頼らず、
- 日傘をさす
- UVカット加工の服を着る
- 帽子やサングラスで紫外線をカットする
などの工夫も必要です。
清潔過ぎも問題…洗いすぎると体臭が強くなる
肌は洗えば洗う程清潔になる、というのは大きな間違いで、必要な菌まで洗い流してしまうことで、かえって「悪臭」の元になるというショッキングな事実があります。
においの元は菌ですが、表皮ブドウ球菌が多ければ、良い香りの元になる脂肪酸を作るだけでなく、悪玉菌の繁殖も防ぎ肌のバリア機能の役目も果たしてくれます。
すると黄色ブドウ球菌などの悪玉菌が増えてしまい悪臭を放つようになるのです。
便秘と肌の関係。肌は毒素の出口
便秘などで腸内環境が悪化し、悪玉菌が増えると有害物質が増えるとともに、便などの腐敗によって有害な毒素(フェノール類)が腸にたまるようになります。
すると腸の中で活性酸素が発生し、なんとか毒素を排出しようとしますが、同時に腸を痛めてしまうことに。そして毒素は全身を駆け巡り、最終的には肌から外へ出ようとします。
毒素が肌から排泄されると、皮脂腺が活発になるので毛穴が詰まりやすくなるので、肌の悪玉菌が活性化しニキビの原因になります。
食事で食物繊維や善玉菌の餌となるオリゴ糖をしっかり摂って便秘をしないことも、お肌の善玉菌の働きを良くするためには必要なんですね。
腸内で善玉菌が増えると
- 肌に良いビタミンB群も作ってくれる
- 角質の水分量が増える
など、お肌にはいいことづくめ。美腸は美肌を作ります。
お肌の常在菌はバランスが大切。日頃の心掛けで皮膚の善玉菌は増やせる!
お肌の常在菌のバランスを保ちながら善玉菌に良い働きをしてもらうためには日頃のケアが大切!
とはいえ、特別なことではなく、美肌作りには基本的なことばかりです。
ライフスタイルを見直すとともに、普段使っている化粧品も注意が必要です。
肌に負担がかかるもの、刺激の強いものは善玉菌の働きを弱めてしまいます。
- ストレスをためないようにする
- 適度に運動をして汗をかく
- 湯船にしっかりとつかって汗をかく
- 皮膚を冷やさない
- 洗顔のときにごしごしとこすらない
- しっかり質の良い睡眠をとる
- 肌に優しい紫外線対策する
- 保湿をしっかりして乾燥を防ぐ
- バランスの良い食事を心がける
それほど特別なことではありませんよね。一度に全部は無理でも、ひとつひとつ改善していけば、肌の善玉菌も増えていくでしょう。
しっかり保湿!水分と油分をバランスよく補給する
洗顔した後、普通肌の人は30分~2時間程するとツッパリ感もなくなり、肌の菌も増え始め手元の状態(弱酸性)にもどります。
ただ、洗いすぎて乾燥していると、皮膚表面はアルカリ性に傾いたままでなかなか弱酸性に戻らず、バリア機能が失われてしまいます。
ただし、普通の化粧水には防腐剤が含まれていますよね。
防腐剤は常在菌を殺してしまうので、できれば無添加の化粧品やオーガニックコスメがおすすめです。
メイク落としは肌にやさしいものを使う
皮膚を洗浄しすぎると常在菌を洗い流してしまうので、肌への刺激が少ないメイク落しを使いましょう。
10代~20代にかけての皮脂が過剰に分泌されている時期ならオイルタイプでも良いのですが、30代以降はだんだんと肌の潤いも失われてきます。
大人のメイク落しには、
- クリームタイプ
- ジェルタイプ
- ミルクタイプ
がおすすめです。
乾燥していると感じたら、ダブル洗顔もいったんお休みにした方がいいかもしれません。
洗顔料で洗いすぎないことも大切
洗い過ぎは乾燥の元。乾燥しているなと感じたら朝は水またはお湯だけで洗顔しても良いでしょう。
拭く時は清潔なタオルを使い、ごしごしこすらないようにして拭くなど、とにかく肌に刺激を与えないことが大切です。
洗顔前に蒸しタオルで温めておくと、汚れが落ちやすくなりますよ。
石けんを使えば皮脂膜を落としすぎない
汚れだけを落とし、においも落とすことが出来る2つの石けんがあります。
- 重曹石鹸
- ミョウバン石鹸
重曹石鹸はとても泡立ちがよく、皮膚表面の汚れをしっかりと落とすことが出来ます。たっぷりと泡を立て、泡の力で汚れを洗い流します。
ただし注意がひとつあります。重曹石鹸はアルカリ性なので、アルカリ性分が肌に残らないようにしっかりと洗い流して下さい。
ミョウバン石鹸はにおいが気になる時に。消臭効果のあるせっけんです。
美肌のカギは善玉菌!?肌の善玉菌を増やして美肌を作ろう!
菌と聞くとなんだか悪いイメージを持ってしまうかもしれませんが、人が生きていくためには不可欠なもので、菌があるからこそ免疫力を保ち、他の菌から肌を守ってくれるのです。
悪い菌を減らそうとするのではなく、善玉菌を増やすことが大切です。善玉菌が増えれば肌がキレイになるだけでなく、良い香りも作り出してくれます。
見た目も香りも人が振り向くような肌を作る鍵は、善玉菌が握っているんですね。目には見えないけれど大切な働きをする肌の善玉菌。
たくさん増やしてキレイな肌を保ちましょう。
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