【さ行】サイクル○- ○には数字が入る。電離層の状態は、太陽の活動によって、1日単位、1年単位でも変化するが、11年サイクルで活発になったり、衰退したりを繰り返している。太陽の活動が活発かどうかは、黒点数が100を超えるかどうかで判断する。
サイド・トーン- 英語で、side tone。CWモードの送信時の電信符号モニター音のこと。送信機に設けられた低周波発振器を電鍵操作によって作動させることによって、送信するモールス符号を可聴音としてモニターすることができる。
サイド・バンド- 英語で Side Band。振幅変調(AM)で作られる搬送波以外の上側または下側の被変調波成分(側波帯)のこと。SSBの通称。
サイドの切れ- 隣接信号は、受信回路に設けられた帯域フィルターによって除去するが、そのフィルターのスカート特性(除去特性の曲線がスカート状になるので、このように呼ばれる。)の形を感覚的に表す言葉のこと。フィルターのスカート特性がシャープ(急峻)なときは「サイドの切れがよい」といい、ブロード(なだらかさ)なときは「サイドの切れが悪い」という。
再免許申請- アマチュア無線局の有効期限5年を過ぎて、再び局免許を受けるときに行う申請手続のこと。局免許が切れる1ヶ月前までに申請書類が各地総合通信局(元の電波監理局)に到着しなくてはならない。
サイレント・キー- ハム(アマチュア無線家)が亡くなったときに使われる、尊敬を込めた言葉。CWで使うキー(電鍵)が静かになってしまったという所に由来する。
再割り当て- 免許期限が切れて、割り当てられていたコールサインに「空き」が出た場合、他の人に割り当てること。1997年4月からは、コールサインを失効した場合でも、再割り当て申請をした時点で、同一コールサインが空いていれば、再割り当てをしてもらえるようになった。
サーティー・スリー- 33。thirty three。CW用語で、女性局同士が交信の終了時に使う「ごきげんよう」の挨拶。
サテライト通信- アマチュア無線衛星を使った衛星通信、宇宙通信の総称。衛星通信を行うには、クロス八木アンテナ(2本の八木アンテナを90度ずらして1本のブームに取り付けたもの)、仰角ローテータなどが必要。
サテライト通信機能- アマチュア無線衛星を使った宇宙通信、衛星通信を行うための各種機能群をいう。受信側をメインバンドに、送信側をサブバンドに設定。ノーマル / リバース・トラッキング機能、送信出力連続可変機能、ドップラーシフト調整機能などを使って、衛星と追尾しながら通信を行う。
サマリー- summary sheet の略。コンテストに参加している人がコンテストの主催者に提出する書類のこと。また、コンテスト結果の集計表をいう。
サード・パーティ- 無線機やパソコンなどの本体ではなく、周辺機器(アンテナ、アクセサリー、プリンター、スキャナーなど)を製造しているメーカーを指す。
サービス- 特別な目的を持ってアマチュア無線を運用すること。たとえば、非常に希にしか電波が出ない珍しい市に行ってアマチュア無線を運用し、JCC(Japan Century Cities)関連のアワード完成を目指している人に交信地域を増やしてもらうために電波を出すことなどをいう。
サフィックス- コールサインは、英数字3文字と英字3文字で構成されている。前の部分を「プリフィックス」、後ろの部分を「サフィックス」という。「サフィックス」には、英字が2文字のものがあり、これを「2文字コール」という。
サブ・チャンネル- 50MHz帯、144MHz帯、430MHz帯、1200MHz帯などの周波数帯に設けられているメイン・チャンネル(呼出周波数)以外の実際に交信に使用するするチャンネルのこと。
三端子レギュレーター- 電圧を安定させる定電圧電源回路を入力、グランド(アース)、出力の3つの端子だけで使えるようにしたIC(素子)のこと。
シグナビ機能- メインとサブの2つのスキャンがあり、最初にメイン・スキャンが信号をキャッチすると、スキャンがストップし、信号を受信する。その時点で、サブ・スキャンがサーチを開始し、次の信号を捕らえる。次にメインスキャンで捕らえた信号が無くなると、サブスキャンで捕らえた信号に瞬時に切り換わる機能。タイムロスのない超効率的なスキャンを実現する機能。
シグナル・レポート- 交信している相手の受信状態を明瞭度(Readability)と信号強度(Signal Strength)でレポートすること。「RS59(ファイブナイン)」などと表現する。FMモードの交信で、「メリット○(○には1~5の数字が入る)」という言い方をするが、これとは別もの。CWでは、これに音質(Tone)が加わり、「RST599(ファイブナイン+ナイン)」などとなる。
失効- コールサインの書換を忘れて、局免(無線局免許状)が効力を無くしてしまうこと。局免の有効期間は5年間で、継続してコールサイン使うためには、局免の切れる1ヶ月前までに再免許申請をすることが必要。
磁気あらし- 太陽活動に異常状態が発生し、電離層が乱れる現象をいう。「磁気あらし」が発生すると、HF帯の通信状態が数時間~数日にわたって悪化することがある。
指向性- アンテナから強く電波が出る方向または強く来る方向のこと。一定の方向に対して強い電波を送受信できるアンテナを「指向性アンテナ」といい、八木アンテナ、パラボラアンテナなどが含まれる。また、360度全方向に対して同じように送受信できるアンテナを「無指向性アンテナ」といい、グランドプレーンアンテナなどがこれに当たる。
シャック- 無線室のこと。専用の部屋のこともあるし、居間の片隅のこともある。形態はともかく、無線機を設置して、アマチュア無線を運用するする場所をいう。
ジャミング- 英語で Jamming。意図して通信を妨害する電波を指す。一般的に、雑音や音楽などによって放送波を妨害する電波のことであるが、144MHz帯や430MHz帯のメイン・チャンネルで無変調波(音声が含まれない電波)を送信して、他の人の通信を妨害することも含まれる。
ジャンク- 英語で「junk」。「ガラクタ」「くず」の意味だが、無線機器や部品の中古品や壊れたものをいう。
シャント抵抗- 日本語では分流器。電流を測定する場合、最大電流に見合った電流計が必要だが、これでは、最大電流より小さい電流しか測定できない。電流計と並列に測定したい電流に見合った抵抗を入れてやれば、必要なレンジの電流が測定できるようになる。このときの抵抗をシャント抵抗という。
ジャンパー- 「ジャンプするもの」というところから、離れた回路を線でつなぐことをいう。この「線」のことをジャンパー線と呼ぶ。
シンプレックス- 英語で、simplex。通信方式の一つで、同一周波数を使って、送信と受信を交互に行う単信方式。自局が送信しているときは相手局の受信はできず、逆に相手局を受信しているときは、自局からの送信はできない。アマチュア無線で一般に行われる交信は、この単信方式である。
終段- 電力増幅回路の中で、最も最後に電力を増幅する部分のこと。送信機の電力増幅部のパワーモジュール、トランジスタ、真空管などを指す。
周波数- 電波や交流の振動数のこと。1秒間に60回振動する交流は60Hzである。1Hzの1,000倍が1kHz、1kHzの1,000倍が1MHz、1MHzの1,000倍が1GHzである。
周波数安定性- 送信機の設定した周波数が時間経過とともにズレて行く度合いを示すもの。VFOや局部発振回路の安定性によって左右される。最近のトランシーバでは、周波数安定性は高く、ppm(100万分の1単位)で表示されるほど。
周波数安定度- 送信機で設定した周波数が時間が経過するとともに、ズレて行く度合をいう。VFOや局発(局部発振)回路の安定度によって決まる。周波数安定度は、ppm(百万分の1)単位で表示される。
周波数カウンター- 周波数を計測するための測定器。測定レンジと精度によって、色々なタイプがあり、価格も異なる。無線機の調整や自作には欠かせない測定器である。
周波数確度- 送信機で設定した周波数と本当の周波数のズレの度合をいう。
周波数シフト機能- SSBモードからCWモードへ切り換えた時、周波数シフト機能がONだと、キャリアポイントを動かさずに周波数をシフトさせることができ、シフト機能がOFFだと、キャリアポイントを動かして周波数を同一に保つことができる。
周波数偏移- FM変調などでは周波数を変化させることで、音声信号などの情報を送信するが、この変化の幅をいう。
周波数ロック機能- 通常、チューニングツマミを回すと受信周波数が変わるが、一旦、受信周波数を決めた後、その周波数が間違えて変わらないように、チューニングツマミを回しても、受信周波数が変わらないようにする機能。
従免- 国家試験に合格すると交付される「無線従事者免許証」を略して「従免」という。終身免許で、更新手続きなどは必要ない。
受信感度- 電波を受信する能力。受信感度が高いと弱い電波まで受信でき、受信感度が低いと強い電波しか受信できない。無線機の場合、日本アマチュア無線機器工業会で決められた測定法で表示している。受信感度は、SSB/CW/AMでは10dB S/N、FM/WFMモードでは12dB SINADで表示する。
シェイプファクター- IFフィルターなどの遮断特性の波形のこと。波形の上部が平坦(リップルが少ない)で、遮断特性が急峻なほど良い。
ショート・パス- 海外と交信する場合の相手局との最も近い電波伝搬経路のこと。これに対して、短波帯の交信では、電離層と地上との間を反射しながら電波が伝わり、逆方向の、地球を反対方向に回る経路で伝わることもあるが、これを「ロング・パス」という。
ショート・バー- アンテナのインピーダンスをマッチングさせるために、エレメントの給電部に入れる短いエレメントのこと。
小電力局- いかに小さい出力で、どこまで遠くの局と交信できるかに挑戦している局をいう。小電力による通信を「QRP」ということもあり、小電力局のことを「QRP局」ということもある。
シールド- 電気的、磁気的に回路を分離するために金属で覆うこと。
伸縮ポール- 移動運用などで、アンテナを高く上げるときに使用するアルミ製のポール。長いものでは伸ばすと10m程度のものもあり、ポールの下を抑えるのに、車のタイヤで踏んで使うタイヤ・ベース(基台)が必要になる。
シンセサイザー- 複数の発振回路の出力を合成して、目的の周波数を得る技術。
シンプレックス・モード- 同じ周波数を使って、送受信を切り換えて通信する方式。単信方式ともいう。通常のアマチュア無線では、このシンプレックス・モードで交信を行う。
水晶発振子- 水晶を薄い板状にして、その両面に電極を取り付けた構造の部品。極めて安定した精度の高い発振回路が構成できる。水晶振動子ともいう。
垂直偏波- 振動方向が地面に対して垂直方向の電波のこと。日本の場合、144MHz帯以上の周波数帯で垂直偏波で運用することが多く、八木アンテナなどが垂直方向に設置されている。アマチュア無線に限らず、VHF帯、UHF帯では垂直偏波が主流になっている。
スイッチング電源- AC電源の周波数(50Hz・60Hz)を高い周波数に変換し、電圧を安定化し、整流する方式の電源。効率が高く、小型化できるが、雑音を発生しやすいので注意が必要。
スイープ機能- オンエアしている(電波を出している)局や空き周波数を発見するため、受信周波数を中心に、あらかじめ設定したチューニングステップでサーチし、LCDなど表示部にバンド状況を表示する機能。
水平偏波- 振動方向が地面に対して水平方向の電波のこと。日本の場合、50MHz以下の周波数帯で水平偏波で運用することが多く、固定局のアンテナは水平方向に設置される。しかし、HFモービル局などでは垂直GP(グランドプレーン)アンテナが使われ、垂直偏波となるため、近距離運用では相性が悪い。なお、VHF帯の商用テレビでは、水平偏波が使われている。
スキップ- 主に電離層による反射波を使って行うHF帯で発生する現象。送信された直接波は、障害物によって減衰し、100km先では極端に電波が弱いか、受信できなくなるが、電離層に到達し、反射された電波は、1000km先まで届き、受信できるという現象が起きる。これを電波のスキップ現象といい、電波の受信できない場所をスキップ・ゾーン(不感地帯)という。
スキャッター- 英語で scatter という。電波の散乱現象のこと。電離層内の電子密度のバランスが崩れたとき、大気層の乱れの激しい部分にぶつかったときなど、電波が予期しない方向に反射され、遠距離へ飛んでいく現象が発生するが、これをスキャッターという。スキャッターの発生は、予測困難なため、出会えるかどうかは運次第。
スキャン機能- スキャン機能には、指定した周波数範囲をサーチするプログラムスキャン、バンドの端から端までくまなくサーチするフルスキャン、すべてのメモリーをサーチするメモリースキャン、指定したメモリーだけをサーチするメモリースキップスキャン、5秒に1度メモリーをチェックするプライオリティスキャン、空きチャンネルをサーチするエンプティスキャン、受信電波に重畳されているトーン周波数をサーチするトーンスキャンなどがある。
スケジュールQSO- クラブ局やグループ同士で行う、時間を決めた交信のこと。
スケルチ- 無線機には「SQL」と表示。信号を受信していない状態で聞こえるノイズ(雑音)が消える位置にセットして、静かにワッチ(待ち受け受信)ができるようにする。右方向に回しすぎるとスケルチレベルが深くなり、弱い信号が受信できなくなる。
スケルチ・アッテネーター- ツマミの中央 (12時の位置)より左側ではスケルチ機能として動作し、中央より右側に回すことにより、アッテネーター(最大約10dB減衰)として動作する機能。アッテネーターは、近接の強力な信号による感度抑圧を減少させるのに効果的な機能。また、アッテネーター機能をOFFにすることもできる。
スケルチ・ディレイ機能- 信号強度の変化に応じて、スケルチが閉じる時間を自動的に可変させる機能。マニュアルによってスケルチが閉じるまでの遅延時間をlong、short(初期設定)と切り換えることも可能。
スケルチモニター機能- 受信信号が弱く、途切れたりして聞き取りにくかったりするとき、SQL(スケルチ)スイッチを押すと、その間スケルチが開いた状態なり、聞き取りやすくする機能。
スタッキングレジスター機能- 運用しているバンドの最終運用状態を常に記憶しておき、次にその運用バンドを選択したとき、瞬時に元の状態に戻ることができる機能。
スタック・アンテナ- 英語で、stacked antenna。アンテナのゲイン(利得)、指向性を改善するため、同形状、同特性のアンテナを2段(列)以上数段(列)積み重ねたアンテナ。スタックの仕方によって、3列4段とか、4列5段というように呼ぶ。
スタンディング・バイ- 英語で、standing by。「受信します。」という通信用語。
スタンド・マイク- 英語で、stand microphone。固定台付きのマイクロホン。机上での運用に多く用いられるマイクロホンで、台座の部分に送信スイッチが設けられているものが多い。
スタンバイ- 英語で、standby。「待機してください。」「待ってください。」という通信用語。
スタンバイ・スイッチ- 英語で、standby switch。送信・受信の切り換えスイッチのこと。
ステップ- 英語で、step。間隔。周波数の間隔。
ストレーキャパシティ- 英語で、stray capacity。無線機の配線や部品の間に生じる静電容量のこと。
ストローク- 間隔のこと。電鍵のキーアップ、キーダウンの動きの量をキーストロークという。
スーパーへテロダイン方式- 目的とする高周波信号(RF信号)を一定の周波数(IF信号)に変換し、選択度を高める受信機の方式。現在の受信機はほとんどこの方式が使われている。
スピーカーマイク- スピーカー機能を兼ね備えたマイクロホンのこと。無線機器の付属品ではなく、オプションとして設定されている。ハンディ機は屋外で使われることが多いので、スピーカーマイクが使われることが多い。
スピーチコンプレッサー- 音声信号を圧縮してトークパワーをアップする機能。従来はAF部(音声増幅部)で音声圧縮回路を動作させていたので、AFスピーチコンプレッサーと呼ばれていたが、RFタイプのコンプレッサー回路も開発された。RFスピーチコンプレッサーは平均電力がアップするため、AFタイプに比べて、よりパイルアップやDX(遠距離)通信時に威力を発揮するようになった。最近では、DSPによるデジタルRFスピーチコンプレッサーが開発され、コンプレッションレベル(圧縮レベル)を高く設定しても歪を発生させることなく、相手局の了解度を高めることができるようになり、しかも、音声処理の階調が原音に極めて近く、すべてのコンプレッションレベルにおいて最上の音質を実現している。
スピーチプロセッサー- 英語で、speech processor。SSBモードなどの平均変調度(平均出力電力)をアップして、了解度を上げるための増幅回路。
スプラッター- 送信機の出力段(終段)がひずんで発生する不要電波のひとつ。ハイパワー局のマイクボリュームの上げすぎなどによって発生する。
スプリアス- 不要輻射のこと。無線機器から電波とともに発射される不要な高調波、低調波、イメージ発射などをいう。
スプリット運用- 送信と受信を別々の周波数で行うのがスプリット運用。送信と受信のたびごとに周波数を切り換えて対応している。HF帯のスプリット運用は「たすきがけ運用」と呼ばれ、国内と海外では、許可されている運用周波数が異なることがあり、互いに自国で許可された周波数で送信し、相手国の周波数で受信するものである。
スペアナ- スペクトラム・アナライザーの略称。一定の周波数範囲内に、どのような周波数の、どのような強さの電波があるかを目で確認できる測定器。高級なトランシーバーには、同様の機能が搭載されている機種もある。
スペクトラムスコープ- 運用する周波数付近のバンド状態をチェックする、監視している周波数帯で新たに運用を始めた局をすばやく発見する、スプリット運用でパイル(混雑状態)になっている時の隙間になっている周波数やコールバック周波数を確認する、といった高度な運用を可能にする機能。監視帯域は、受信周波数を中心に±12.5kHz、±25kHz、±50kHz、±100kHzなど切り換えることが出来る。また、スペクトラムスコープ専用のアッテネーターを装備しているものもある。
スペック- 無線機の主要な性能のこと。
スポラディックE層- 地上約100kmにある電離層(E層)の、ごく狭い範囲で突発的に電子密度が濃くなって形成される電離層のこと。電子密度が濃いため、特にVHF帯、UHF帯で電波の異常伝搬が起きる。Es層とか突発E層という。夏期に出現することが多く、数分から数時間の比較的短い時間に出現する。
スミスチャート- 英語で、Smith chart。フィーダー線のインピーダンスと長さから、アンテナの給電点のインピーダンスやSWR値を複雑な数学的な計算をすることなく、簡単に求めることのできる図表。
スムーズファンクション機能- 主要なスイッチに2つの機能を持たせ、スイッチを押している時間(ワンタッチ押し/長押し)によって各機能を選択できるようにする機能。従来のファンクションスイッチを押す操作を不要にして、スムースな操作を実現。全機能をワンアクションで素早く操作できるのが特徴。
スリーブ・アンテナ- 英語で、sleeve antenna。垂直無指向性アンテナで、主にVHF帯・UHF帯で使用されるアンテナ。構造的には、給電点の上部に同軸ケーブルの芯線につながれた1/4λ(ラムダ)のエレメントがあり、下部に外側の導体を折り返した形に筒状のエレメントを持っている。
スルーホール- 両面プリント基板の部品取付用穴にも銅箔加工が施され、表面と裏面が銅箔でつながった穴のこと。
スローパー- 1/4波長の接地型アンテナをアンテナタワーの上部から引き下ろし、接地側をタワーに接続したアンテナのこと。給電点はタワー上部にある。波長の長い、つまり周波数の低いHF帯バンドで使用されるアンテナ。
整流- 交流を直流に変換すること。
セカンド- 交信時に、会話の中で、「子供」のことを指すアマチュア無線用語。同様に「ジュニア」も使われる。
セカンドQSO- 2度目のQSO。
セカンド・リグ- 英語で、second rig。2台目の無線機(装置)。
セコハン- 英語で、second hand。中古品のこと。
接地- アース、グランドのこと。地面に銅の棒や鉄板を埋めて、固定局用のアースとして効率を高めたりする。また、接地型のアンテナは、アースを取らないと本来の性能が発揮できない。
接地型アンテナ- アンテナのアース側を接地(アースに落とす)して使うアンテナ。垂直型アンテナ、ロングワイヤー・アンテナがある。
セットモード- 数多くの機能が搭載されている無線機で、通常、運用中にあまり使用しない各種機能は表示しないようにするなどの設定がまとめて行えるモード。目で確認しながら操作できるガイダンス機能が付いている機種もある。
ゼネラルカバレッジ受信機能- General Coverage の略。ゼネカバ受信機能ともいう。アマチュア無線に許可された周波数範囲だけではなく、0~30MHz付近までの周波数がすべて受信できる受信機能。ほとんどのHFトランシーバーには、この機能が内蔵されている。
セパレート- 送信機と受信機が別々の装置となっている無線機。
セブンティ・スリー- 「73」と表記。交信を終わるとき、「さようなら」の意味で交換される言葉。もともと電信(モールス符号による通信)で使われていた「Best regards」を意味するコードがそのまま電話(音声による通信)で使われるようになった。
セミブレークイン- CW運用時、電鍵を押すと自動的に送信状態になり、電鍵を離すと一定時間送信状態を保持した後。受信状態に切り換わる機能。
セラミック- 英語で、ceramic。セラミックは磁器のこと。熱に強く、極めて堅い素材なので、コンデンサーやパワーモジュールのベース素材として使われている。また、振動子、フィルターなどにも使われている。
セラミック・フィルター- 英語で、ceramic filter。共振素子に磁器(セラミック)を使用したフィルター。
ゼロイン- 相手の送信周波数に受信周波数をピッタリと合わせること。RTTYモードでは、送信周波数にピッタリと合わせるのが微妙で難しいため、ゼロイン状態を視覚的に表示するインジケーターを装備した無線機もある。
ゼロビート- 2つの周波数が同じ周波数となって、2つの周波数の差によって発生するビート音がなくなること。
全市全郡コンテスト- 日本の全市、全郡を対象にしたコンテスト。RST符号による相手局のシグナルレポート、自局の運用場所を示す市、郡、または区のナンバー、空中線電力を表すアルファベット1文字を交換し、得点を競う。
全波整流- 交流を直流に変換することを整流というが、交流は一定時間ごとに+(プラス)と-(マイナス)が入れ替わっている。+側だけを取り出してやれば直流になり、この整流方式を「半波整流」というが、交流の半分しか使っていないので、これでは効率が悪い。-側をひっくり返して、+側にしてやれば、交流のすべてを利用できるので、効率が良くなる。この整流方式を全波整流という。
センタータップ- コイルや抵抗器などに設けられた中間取り出し端子。
センターポンチ- ドリルなどでアルミシャーシに穴を開けるとき、ドリルの先端が滑らないように、へこみを付ける道具。
センターメーター- FMモードの受信機で、受信している周波数が正確に合っていることを確認するためのメーターで、同調しているときはメーターの指針は中心を指す。
センター・ローディング・アンテナ- 英語で、center loading antenna。垂直アンテナの中央部にローデイング・コイルを挿入し、電気的にアンテナのエレメント長を延長し、共振周波数を下げるようにしたアンテナ。にエレメント長が短くても、低い周波数に共振する。
占有周波数帯域幅- 電波を発射するとき、「周波数は○○MHz(メガ・ヘルツ)です。」というが、実際には、その周波数を中心に±××kHzの成分があり、この幅を占有周波数帯域幅という。これが広すぎると、他の無線局に迷惑をかけることになるため、変調方式などによって、電波法で決められている。
相互運用協定- 他国の政府が発行するアマチュア無線免許を持っている人に、自国でアマチュア無線の運用を認める取り決めである。日本と相互運用協定を結んでいるのは、アメリカ、ドイツ、フランス、カナダ、韓国などである。
増幅- 信号の電気的な変化量を大きくすること。小信号を大信号に変化させること。
ソース- 英語で、source。FET(電界効果トランジスター)の電極の一部。トランジスターのエミッタに相当。
ソリッドステート- 英語で、solid state。半導体素子のこと。
ソリッド抵抗- 英語で、solid resistor。ソリッドは固まりのことで、抵抗素材に炭素と樹脂の化合物を使用している。インダクタンス分(コイルとして動作する要素)が小さく、高周波を扱う回路に使いやすい抵抗だといえる。
ソルダーウィック- 英語で、solder wick。基板にハンダ付けされた部分のハンダを取り除くもの。
ゾーン- 世界を地域ごとに区分して、番号を付けたもの。CQゾーンとITUゾーンの2種類ある。日本の場合は、JD1を除きCQゾーンは「25」、ITUゾーンは「45」となる。一般的、CQゾーンが多く使われている。
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