赤ら顔の対策方法!顔の赤みの原因は?6つのタイプ別にみる
Aromatherapy salon ニワトコ - 庭常 - 青野 由布子 先生
「キレイの先生」編集部です。
頬が赤らむのは、かわいらしいです。ただ、その赤みが長続きしてしまうのは、ちょっと困ってしまいますよね。
お肌の赤みがひどくなると、傷みを伴う場合もあります。
今回のテーマは、そんな「赤ら顔」についてです。
皆さまは、顔が赤くなるのにも、タイプがあるのをご存知ですか?
血管が見えている場合と、お肌が炎症を起こしている場合があるそうです。
赤ら顔は、どんなことが原因として考えられるのでしょうか? そして、どんな対策をすると良いのでしょうか?
青野 先生に教えていただきました。
目次
赤ら顔のタイプ
赤ら顔は、「炎症を起こしている場合」と「血管が見えている場合」があり、大きく下の6つのタイプに分けることができます。
【炎症タイプ】
1. 脂漏性皮膚炎
2. 乾燥・かぶれなどの肌荒れ
3. ニキビ・ニキビ痕
【血管が見えている場合】
4. 皮膚が薄いこと
5. 毛細血管拡張症
【その他】
6. 遺伝
これらのタイプによって、お肌の赤みが出やすい場所も変わり、原因も違います(顔の赤みが、複数のタイプに当てはまることもあります)。
それぞれのタイプごとに、どんな特徴があり、どんな原因が考えられるのか、みていきたいと思います。
* 顔の赤みには、他にも「酒さ(しゅさ)」などがありますが、ここでは省かせていただきます。
「炎症」から来る顔の赤み
1. 脂漏性皮膚炎
脂漏性皮膚炎は、皮脂(ひし)の分泌が多く、(皮脂が酸化したりすることで)お肌の刺激になり炎症して赤くなることをいいます。
編集部のコメント
ここで、ふたつのキーワードが出ました。「皮脂」と「酸化」です。
皮脂は、毛穴から分泌されている油分です。過剰に分泌されると、べたつきの原因になります。
そして「酸化」とは、錆びついてしまうことです。例えば食用油は、時間が経つと、金属が錆びたような香りがしてくると思います。それが、酸化ということです。
皮脂が酸化すると、皮膚の表面に錆びた油分が乗っていることになりますから、お肌の刺激になってしまいますよね。
お肌に悪いのは、一目瞭然です。
脂漏性皮膚炎は、皮脂の分泌の盛んなTゾーン(鼻の周りからおでこにかけて)に赤みが出やすいです。ビタミンB6が欠乏している時に出やすい症状ともいわれています。
まだ、お肌は水分が不足していると、それを補おうと皮脂(油分)の分泌の増加につながります。
それが、顔の赤みの原因になる場合もあります。
編集部のコメント
皮脂は汗と混ざり合って、天然の保護膜(皮脂膜・ひしまく)を作り、皮膚の水分が蒸発しないように防いだりする役割があります。
そのため、皮膚に水分が不足していると、皮膚が「これ以上、水分を逃さないように」と、皮脂の分泌を増やすのです。
それによって、皮膚の中は乾燥しているが、表面はオイリーという状態になります。いわゆる「インナードライ」ですね。
「人の身体は、本当によく出来ているな」といつも感心するお話です。
2. 乾燥・かぶれなどの肌荒れ
お肌が乾燥していると、刺激に弱くなって炎症を起こしたり、化粧品にアレルギー反応が出たりしやすくなります。
それによって、目の周りや頬などに赤みが出る原因になります。
その他にも、乾燥やかぶれから来る顔の赤みは、季節に影響を受ける場合も多いです。
編集部のコメント
例えば季節では、冬の方が、頬が赤くなったりするなど、お肌の赤みが出やすいと思います。
それは、冬でお肌が乾燥しやすくなっていることも、関係しています。
3. ニキビ・ニキビ痕
膿を持ったニキビ・赤ニキビ・ニキビ痕の赤みが残って、赤ら顔につながる場合もあります。
ニキビの出来やすい口周り・フェイスライン・小鼻などに起こりやすいです。
大人になってから出来るニキビは、生活習慣の乱れなどが原因になります。
また、髪や手などがお肌に当たる刺激も、ニキビにつながります。
編集部のコメント
ニキビは、毛穴に皮脂などが詰まって炎症を起こすトラブルです。
青野 先生もおっしゃっていたことなのですが、思春期のニキビは、皮脂の分泌増加から来ている場合が多いです。ただ、大人になってからのニキビは、乾燥肌から来たり、生活習慣やホルモンバランスの乱れから来たりするなど、原因も様々です。
そのため、(大人)ニキビは「原因はこれ」と一言で片づけることができず、本当に厄介な肌トラブルです。
「血管が見えている場合」等の顔の赤み
4. 皮膚が薄いこと
皮膚が薄いと、毛細血管が透けて、顔に赤く見えやすいです。
特に、皮膚の薄い目の下や、頬などの赤みは、このタイプが少なくありません。
また、フェイスラインも、頬杖を付いたり、無意識で触る癖があったりすると、赤みにつながります。
スキンケアでのこすりすぎや、強いフェイスマッサージ、ピーリング*などは、その刺激で必要な角質(皮膚表面の肌細胞)まで削り取ってしまうため、顔の赤みの原因になります。
スキンケアで成分を吸い込ませようと力を入れたり、忙しくてスキンケアが雑になっていたりする方は、お気を付けください。
また、必要な角質まで取りすぎてしまうと、皮膚の保水力や免疫力が低下して、乾燥肌にもつながりやすいです。
* 編集部:ピーリングは、皮膚の角質を除去することをいいます。
5. 毛細血管拡張症
毛細血管は、(自律神経の)交感神経が優位になっていると拡張して、表面に浮き出やすいです。
また、自律神経が乱れて、毛細血管の拡張と収縮を繰り返すと、収縮力の低下を招きます。ゴムを伸ばしたり縮めたりしていると、次第に元に戻らなくなってくるイメージです。
それによって、血管が拡張したままの状態になりやすく、血流も滞る原因になります。
編集部のコメント
自律神経は、人の心と身体をコントロールしている神経です。「交感神経(緊張の神経・昼に優位になる)」と「副交感神経(リラックスの神経・夜に優位になる)」が交互に入れ替わって、バランスを取っています。
自律神経が乱れると、心身に大きな影響があります。お肌にもマイナスです。
毛細血管の拡張や、収縮力の低下も、そのひとつといえるでしょう。
また毛細血管拡張症は、寒暖差の激しい季節や、外回り仕事や出張などで寒い場所から暖かい場所への移動が多い人にも、起こりやすいといわれています。
毛細血管拡張症から来る顔の赤みは、小鼻や頬などに出やすいです。
6. 遺伝
家族に赤ら顔の人がいると、遺伝的に顔に赤みが出る場合もあります。
これは、家族と同じ場所に赤みが出ることが多いようです。
ただ、このタイプの顔の赤みは、肌質や肌状態にあったスキンケアをしっかり行っていれば、年齢と共に薄くなるといわれています。
赤ら顔の対策
スキンケア
メイクの落とし残しや、皮脂汚れなどのすすぎ残しがあると、皮膚の炎症につながってしまいます。
そのため、洗顔はしっかり泡立て、35~40度のぬるま湯で優しくきれいに行うことをおすすめします。
編集部のコメント
エステサロンの先生には、「スキンケアの中では、洗顔がもっとも大切」という方もいらっしゃいました。
しっかりと丁寧に洗顔するだけで、お肌の透明感がまったく違うといいます。
洗顔でのポイントは、大きく2つあるそうです。
まずは、青野 先生もおっしゃるように、しっかりと泡立てることです。
洗顔は、手ではなく、泡で洗います(手で洗うと、お肌をこすってしまい負担になるためです)。
そして、すすぎの回数は30回以上がベストです。
これは、泡やよごれを洗い落とすだけではなく、お肌に水分を与えることも目的です。
もしよろしければ、こちらも合わせてご覧になってみてください。
顔の赤みは乾燥(やかぶれ)から来る場合もあるので、化粧水でしっかりと「補水」して、スキンケアの仕上げで水分が逃げないようにクリームなどで「保湿」することも大切です。
生活習慣・食生活
生活習慣や栄養バランスの乱れも、顔の赤みの原因となります。
そのため、十分な睡眠時間(6時間以上、8時間以内)を取り、肌再生を促す成長ホルモンの分泌をさせるため、午前2時前には眠って、質の良い睡眠を取ることも大切です。
また、寝る前のスマホやパソコンは、自律神経の乱れる原因になりますから、やめた方が良いでしょう。
そして食事では、脂っこい食事や甘いものの食べ過ぎも皮脂腺を刺激し、皮脂の過剰な分泌につながり毛穴のつまりやニキビの原因となるため、良くありません。栄養バランスの良い食生活を心がけてください。
特に、顔の赤みが気になるときは、下のような栄養を摂ることをおすすめします。
■ ビタミンB2
細胞のターンオーバー(代謝・生まれ変わり)を促し、健康な細胞を作ります。
[多く含まれている食べ物]豚レバー、チーズ、ウナギ、まいたけ、納豆など
■ ビタミンA
皮膚の乾燥や細菌を防ぎ、皮膚や粘膜を守る働きがあります。
[多く含まれている食べ物]鶏レバー、にんじん、ほうれん草、みかんなど
■ ビタミンB6
たんぱく質の代謝に関わりエネルギー産生を促します。
[多く含まれている食べ物]マグロの赤身、ピスタチオ、にんにく、玄米、そばなど
■ ビタミンE
血行改善につながり、皮膚粘膜を守ります。
[多く含まれている食べ物]モロヘイヤ、大根の葉などの青菜、かぼちゃ、アーモンド、イクラなど
■ ビタミンC
コラーゲンの生成に必要不可欠で、お肌にハリやうるおいを与えます。
[多く含まれている食べ物]レモン、柿、いちご、カラーピーマン、のり、じゃがいもなど
まとめ
「キレイの先生」編集部です。
赤ら顔は、「炎症を起こしている場合」と「血管がみえている場合」があるのですね。
私は取材前、「赤ら顔はこういった状態だから、こうしてケアをしましょう」といったように、少し単純に考えていたところがありました。
そのため、ひと言で「赤ら顔」といっても、いくつかのタイプがあったことには驚きました。
顔の赤みは、タイプによって原因も違います。
すると、対策も変わってきますよね。
今回、青野 先生には、赤ら顔に良いアロマ化粧水の作り方も教えていただきました。
それは、別の記事でまとめさせていただきます。
顔の赤みが炎症から来ている場合は、「炎症を抑える作用」や「皮脂のバランスを整える作用」のある精油を選ぶのが良さそうなイメージです。
アロマ化粧水は手作りするのも楽しいですので、是非こちらの記事とセットでご覧ください。
今回取材した青野 由布子 先生に「キレイの先生 バラに満ちるオールインワン」をお試しいただきました!
まずは何より、天然のバラの高貴な香りに満足です。テクスチャーも心地良くて、1本で満足感がありました。刺激もなく、かゆみが出ていた肌の炎症が落ち着き、うるおいました。お顔だけでなく体の保湿にも使ってみても良かったです。
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※個人の感想で、効果・効能を保証するものではありません。
(取材:「キレイの先生」編集部 文:Aromatherapy salon ニワトコ – 庭常 – 青野 由布子 先生、「キレイの先生」編集部)