まぶたの急な腫れはアレルギー反応かも?原因と正しい対処法

瞼が急に腫れる原因は生活習慣や雑菌が入ったことによる眼病など、様々な原因があります。この記事では、アレルギーによって瞼が腫れる症状について考えられる原因、腫れの解消法をご紹介します。症状によっては、アナフィラキシーショックを起こしてしまうこともあるため、甘く見てはいけません。


瞼(まぶた)が急に腫れる原因は?

夜更かしした日や飲み会の翌日など、瞼が腫れっぽくなることありませんか?目がしくしく痛いと思って鏡を見たら瞼がぷっくり膨れていることも、皆さん一度は経験があるのではないでしょうか?

このように急に起こる瞼の腫れは日常の行動が原因になっているものと、アレルギーなどの病気が原因になっているものがあります。

瞼を腫れさせる日常の行動3つ

瞼を腫れさせる日常の行動は次の3つがあります。

①泣き過ぎ


②寝不足やストレスによる疲労


③お酒の飲み過ぎ

瞼を腫れさせる病気4つ

瞼を腫れさせる病気には次の4つのようなものがあります。

①ものもらい


・・・黄色ブドウ球菌などの細菌感染が原因で起こるかゆみや痛みを伴う病気。瞼や目の縁に、膿(うみ)の溜まった赤い腫れ物ができます。

②流行性角結膜炎(はやり目)


・・・アデノウィルスが原因で起こる感染症。瞼の腫れの他に角膜のむくみや充血が起き、粘り気の少ない目やにや涙が止まらない、まぶしく感じるなどの症状が出るそうです。

③アレルギー


・・・体に侵入したアレルゲンが原因になって、瞼が腫れたりします。アレルギー性結膜炎など。

④クインケ浮腫(ふしゅ)


・・・瞼や唇が突然ひどく腫れる病気です。まれに喉や鼻腔、消化管が腫れることもあり、呼吸困難や腹痛、嘔吐などが起こることもあります。ストレスや疲労、食物、薬剤など(アレルギーを含む)がきっかけで起こることが多いと言われていて、遺伝性の場合と後天性(遺伝が関係ないもの)の場合があるそうです。

この記事では、アレルギーが原因になって瞼が腫れる場合について、原因や対処法を詳しく紹介していきます。

アレルギーはどうして起こる?

アレルギーは体を守る免疫システムが過剰反応するものです。花粉やハウスダスト、食物などの物質が体内に入った際、その物質を体から追い出すための攻撃を開始することで起きます。この攻撃の余波で体に炎症が起き、アレルギー症状となって現れます。

先に挙げた花粉やハウスダスト、食物のように、免疫システムの過剰反応を引き起こしアレルギーの原因になる物質は200種類以上もあり、それらはアレルゲンと呼ばれます。アレルゲンはアレルギー症状を起こしてしまいますが、本来は体に害のない物質です。

どのアレルゲンにどの体の部分が反応しやすいかはその人の体質によって違ってきます。
遺伝をするとも言われていますが、実際には親兄弟でも異なることがよくあるそうです。

よくあるアレルギー性の瞼の腫れの原因7つ

瞼が急に腫れるアレルギー症状の原因になるアレルゲンは食物、花粉、ハウスダストなど様々なものがあります。

①子どもや赤ちゃんに多い食物アレルギーによる瞼の腫れ

子どもや赤ちゃんの場合で特に多いのは、食物アレルギーによる症状です。アレルゲンになっている食材を食べてしまったことで、目の周りに蕁麻疹(じんましん)ができたり、突然目が開けられないほど瞼が腫れたり、瞼だけでなく唇や顔全体が腫れることもあります。

瞼や顔面が腫れるこれらの症状は、食物アレルギーで見られる典型的な重症の症状(アナフィラキシー症状)の1つだそうです。症状によっては呼吸困難や血圧低下、悪心などの症状を伴うアナフィラキシーショックに移行することもあるそうです。

瞼や顔面に腫れが出た場合はなるべく早くかかりつけの小児科にかかることをお勧めします。

②化粧品に含まれる成分による瞼の腫れ

女性の方ならば、化粧品に含まれる不純物や金属などの成分に反応して瞼が腫れることもあります。アイシャドウやアイライナーが原因のこともありますが、その他の化粧品、基礎化粧品やファンデーションなどに反応していることも考えられるそうです。
瞼は皮膚が顔の他の部分よりも薄いため症状が出やすいと言われています。

③金属製のビューラーによる瞼の腫れ

女性で金属アレルギーの方に注意していただきたいのが、まつ毛を上げるビューラーです。金属製のビューラーはステンレスや真鍮(しんちゅう:ニッケルメッキ)が使われている商品がほとんどです。
ビューラーは、ネックレスやピアスのように長時間肌に触れるようなものではありませんが、日常的に使用される方だと瞼にも金属アレルギーの症状が出ることがあるそうです。

④花粉などによる瞼の腫れ

花粉やハウスダストなどのアレルゲンが目の周りに付着して瞼が腫れることがあります。

花粉症の症状で瞼が腫れることもありますが、鼻水やくしゃみなどの花粉症の明確な症状が出ない人でもスギ花粉によって皮膚炎を起こすことがあるそうです。花粉によって起こる皮膚炎は腫れだけでなくかゆみも伴います。しかし、かゆいからと言って目を掻き続けているのは危険です。まつ毛から雑菌が入りものもらいになってしまうことがあります。

眼球の表面に花粉やハウスダストなどのアレルゲンが付着すると、アレルギー性結膜炎にかかることもあるそうです。症状がひどい場合には、花粉症による皮膚炎のみであれば皮膚科、ものもらいや結膜炎の疑いがあれば眼科にかかることをおすすめします。

⑤汚れたコンタクトレンズによる瞼の腫れ

汚れたコンタクトレンズは、アレルゲンが眼球に付着した時と同じようなアレルギー症状が起こることがあるそうです。お使いのコンタクトレンズは清潔に保ち、症状がひどければ専門医の診断を受けましょう。

⑥シャンプーや洗顔料による瞼の腫れ

シャンプーや洗顔料に含まれている成分が原因で瞼が腫れることもあるそうです。小麦など食品由来の成分が含まれているシャンプーや洗顔料も多くあります。食物アレルギーを持っている方や、使用するアイテムを変えることの多い方は特に注意が必要になります。

⑦クインケ浮腫による瞼の腫れ

クインケ浮腫には「アレルギー性血管性浮腫」という食物や薬剤などのアレルギーが引き金になって起こるタイプの症状があります。

クインケ浮腫はかゆみを伴わない局所的な腫れが特徴と言われています。全身どこでも起こる可能性はありますが、目や瞼、唇に症状が出ることが多いようです。気管支に浮腫が現れると呼吸困難を起こし、アナフィラキシーショックに陥ることもあるそうです。

アレルギー性の瞼の腫れとともに現れる症状

アレルギーが原因で瞼が腫れる場合、腫れの他に目のかゆみや、充血、涙が止まらなくなる、白目がゼリー状に腫れる(水ぶくれのようになる)といった症状が現れることがあるそうです。
かゆみや違和感があっても、なるべく目をこすらず、触らずそうっとしておき、眼科に早めにかかるのが良いそうです。

アレルギー性の瞼の腫れの解消法5つ

アレルギー性の瞼の腫れを解消する方法には次の5つがあります。大切なのはたとえ気になってもむやみに患部に触らないことです。

①目をいじらない

目にかゆみや違和感があったとしても、目をこすったり頻繁に触るのはお勧めできません。症状が悪化したり、目に雑菌が入ってものもらいなどの病気をさらに患ってしまう危険があります。
症状があるときには目の周りにメイクをするのは避ける方が無難です。

アレルギー症状がひどい場合にはなるべく早く眼科にかかることをお勧めします。患者さんが子どもの場合はかかりつけの小児科にかかってください。

②冷やす温めるを繰り返す

清潔なタオルで、冷水に浸した冷たいタオルと蒸しタオルを作り、アレルギーにより腫れている瞼を冷やし、次に温める、を交互に繰り返します。

こうすることで腫れを起こしている瞼の毛細血管の血流が良くなり腫れが引きやすくなるそうです。タオルで患部をこすってしまわないように注意してください。

③耳の後ろをマッサージする

耳の後ろから首筋、肩にかけてをマッサージすると血流が良くなりアレルギーによる瞼の腫れが引きやすくなるそうです。やり方は次の通りです。

①両方の耳の後ろを両手の3本の指でしっかりもみほぐします。
②耳の後ろがほぐれたら、そのまま首を3本の指でしっかりぎゅうぎゅう押します。指の位置を徐々に首の上から下の方に移動して滞った血液を流してください。
③最後に肩をもんだり回して血液を流します。

④アレルゲンを取り除く

腫れを起こしているアレルゲンを取り除くことで症状は治まってきます。食物アレルギーならばその食材を食べない、花粉やハウスダストのアレルギーならばゴーグルをしたり、掃除機をこまめにかける、エアコンのフィルターを変えてみるなど、家の中の掃除に力を入れてみましょう。

化粧品やシャンプー、洗顔料がアレルギーの原因になることもあるので、使用するアイテムを変更するときには1品ずつ何日か間隔をあけて徐々に変更していくことをお勧めします。そうすることで、原因になるアイテムを特定しやすくなります。

⑤免疫力を高めるために規則正しい生活を送る

瞼の腫れに限らず、アレルギーは体調が悪くなっているときやストレスが溜まっているときに症状が出やすくなります。日ごろから、バランスの取れた食生活や、しっかり睡眠、適度な運動を心掛けることをお勧めします。軽い運動は、ストレス発散にも一役買ってくれますよ。

体が冷えると免疫力は低下するので、ゆっくりお風呂に入るのも良い方法です。

アレルギー性の瞼の腫れはなるべく病院へ

アレルギー性の瞼の腫れが起こったときに、なかなか病院に行く時間がないという方には、市販の目薬や軟膏で様子を見る方法もあります。しかし、アレルゲンが特定できていないときや症状が重いときにはお勧めできません。なるべく早く病院に病院にかかる方が安心です。

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