電着(ED)塗料
2017年05月12日
滅菌装置(滅菌塔)効果
3月に設置したEDライン純水装置への滅菌塔の効果を確認しました。
以前の記事にも記載しておりますが、今までのバクテリア対策は
スライムコントロール剤によるバクテリアの除去で凌いでおりましたが
薬剤が高くつき、また手強いバクテリアは一時的な抑制はできても長期間の効果は期待できませんでした。
そこで設置した滅菌装置‼
全量更新し抑制剤を投入した直後の純水槽(左)・第4水洗槽(右)
カメラと角度の違いで分かりにくい写真ですが
滅菌装置設置後、1ヵ月半が経過した純水槽(左)・第4水洗槽(右)
槽内の壁面に、早期に付着していた藻も全くなく
底面が完全に見えるまで透き通ったきれいな状態を維持しております。
写真では写せませんが、純水タンク内の様子もバクテリアが見られず
タンク・配管内全ての純水が、この状態を維持していると推察できます。
装置の設置費用に対し、処理水の更新費用(工程費含む)を考えると
費用対効果は十分にあるものと思われます。
以前の記事にも記載しておりますが、今までのバクテリア対策は
スライムコントロール剤によるバクテリアの除去で凌いでおりましたが
薬剤が高くつき、また手強いバクテリアは一時的な抑制はできても長期間の効果は期待できませんでした。
そこで設置した滅菌装置‼
全量更新し抑制剤を投入した直後の純水槽(左)・第4水洗槽(右)
カメラと角度の違いで分かりにくい写真ですが
滅菌装置設置後、1ヵ月半が経過した純水槽(左)・第4水洗槽(右)
槽内の壁面に、早期に付着していた藻も全くなく
底面が完全に見えるまで透き通ったきれいな状態を維持しております。
写真では写せませんが、純水タンク内の様子もバクテリアが見られず
タンク・配管内全ての純水が、この状態を維持していると推察できます。
装置の設置費用に対し、処理水の更新費用(工程費含む)を考えると
費用対効果は十分にあるものと思われます。
2014年07月29日
電着塗料と人間の体
2014年7月29日 毎日猛暑が続いております。
昨日今日は湿度もさほど高くなく、外気温も33~34℃と
少しだけ過ごしやすくはありますが、工場内の温度は高温の連日です。
20年前、こんなに暑かっただろうか…と感じておりますが
焼付された完成品が50℃を超えてでてくるため無理もありません。
今年は工場搬入通路に紫外線を遮る防熱シートを設置し
完成品置場の屋根として、工場内への直射を防いで少しだけ気温が下がってはくれましたが
まだまだ体温より高く、大型クーラーも効き目ないのが現状です。
できるだけ早く計画中の井戸水(復帰)散布を実行に移さねば…と焦っております。
こうも毎日高温が続くと人間の体調も低下しますが
現場で頑張っていただいてる社員には、少しでも休憩をとり水分は常に補給するようにと朝礼で言っているとはいえ、バテ気味なのは仕方ありません。
ところで電着塗料は生き物と書いてまいりましたが
いつも思うこと、人間の体と全く同じだなぁ…とつくづく感じる日々です。
例えるならば心筋梗塞
ED塗料内に蓄積した雑イオンによる凝集ブツなどが多く発生し
循環経路で常に存在している場合、通常であればフィルターで除去できるはずであるが
万が一熱交換器で蓄積したとする。
熱交換器内で詰まりを生じると考えても恐ろしい結果に繋がることは言うまでもない。
例えば高体温症
何かのきっかけでチラーが機能せずED塗料が異常上昇したとする。
早期発見でチラーを復帰し通常温度まで下がれば問題ないが
発見が遅れ、そのままEDを続けていれば塗料温度は上昇の一途…
例えば高血圧や原因不明の病
ED塗料が低ターンオーバーであったり雑イオンの混入で不調が続く
日常の塗装には特に問題はなかったが、以前に比べると肌が荒れているような…
まぁ客先様より指摘もなく、パイロットで品質性能もせず続けていると
気がついた時には手遅れで、肌荒れは激しくなり耐食性能も信じられないほど低下。
挙句、塗料を相当廃棄し新しい塗料を建浴しなければならない結果に…
等などと、体に例えると実に似ている現象がEDにはありえる。
早期発見すれば薬(添加剤)や簡易手術(機器メンテ等)で治癒できることが
「まぁ大丈夫だろう」の思い込みで手遅れになることは避けられません。
常に現状の塗料状態と設備状態を管理記録し、
去年・先月・先週・先日と違いがないか?
違いがあれば、何がどう違うか?
日々確認することが健康管理の秘訣だと信じております。
人と違うこと
それは塗装を続ける限り
『EDには寿命がない』ことだと思います
昨日今日は湿度もさほど高くなく、外気温も33~34℃と
少しだけ過ごしやすくはありますが、工場内の温度は高温の連日です。
20年前、こんなに暑かっただろうか…と感じておりますが
焼付された完成品が50℃を超えてでてくるため無理もありません。
今年は工場搬入通路に紫外線を遮る防熱シートを設置し
完成品置場の屋根として、工場内への直射を防いで少しだけ気温が下がってはくれましたが
まだまだ体温より高く、大型クーラーも効き目ないのが現状です。
できるだけ早く計画中の井戸水(復帰)散布を実行に移さねば…と焦っております。
こうも毎日高温が続くと人間の体調も低下しますが
現場で頑張っていただいてる社員には、少しでも休憩をとり水分は常に補給するようにと朝礼で言っているとはいえ、バテ気味なのは仕方ありません。
ところで電着塗料は生き物と書いてまいりましたが
いつも思うこと、人間の体と全く同じだなぁ…とつくづく感じる日々です。
例えるならば心筋梗塞
ED塗料内に蓄積した雑イオンによる凝集ブツなどが多く発生し
循環経路で常に存在している場合、通常であればフィルターで除去できるはずであるが
万が一熱交換器で蓄積したとする。
熱交換器内で詰まりを生じると考えても恐ろしい結果に繋がることは言うまでもない。
例えば高体温症
何かのきっかけでチラーが機能せずED塗料が異常上昇したとする。
早期発見でチラーを復帰し通常温度まで下がれば問題ないが
発見が遅れ、そのままEDを続けていれば塗料温度は上昇の一途…
例えば高血圧や原因不明の病
ED塗料が低ターンオーバーであったり雑イオンの混入で不調が続く
日常の塗装には特に問題はなかったが、以前に比べると肌が荒れているような…
まぁ客先様より指摘もなく、パイロットで品質性能もせず続けていると
気がついた時には手遅れで、肌荒れは激しくなり耐食性能も信じられないほど低下。
挙句、塗料を相当廃棄し新しい塗料を建浴しなければならない結果に…
等などと、体に例えると実に似ている現象がEDにはありえる。
早期発見すれば薬(添加剤)や簡易手術(機器メンテ等)で治癒できることが
「まぁ大丈夫だろう」の思い込みで手遅れになることは避けられません。
常に現状の塗料状態と設備状態を管理記録し、
去年・先月・先週・先日と違いがないか?
違いがあれば、何がどう違うか?
日々確認することが健康管理の秘訣だと信じております。
人と違うこと
それは塗装を続ける限り
『EDには寿命がない』ことだと思います
2014年04月18日
ED定例品質会議
2か月に1回開催しています『ED定例品質会議』も10数回を数え
定着した中で、常に緊張感をもちマンネリ化しないような会議を進めております。
今月の定例会も塗料販売店様が進行役となり、塗料メーカー様・薬品メーカー様それぞれがライン状況のチェックを実施してから始まりましたが、
前回議題となった事項から2か月間の状況を確認しあい、
特に問題ない場合、現在の状況による問題点などを議題にして話し合います。
今月も特に問題視する内容もなく、言うなれば塗料・薬品も正常に管理され
塗装外観も問題ない状態にあることが確認できたわけですので弊社にとってはベストな状態にあるということです。
しかしながら「問題ありません」で会議を終了してしまうと折角の定例会も無駄となります。
それぞれに各専門分野の意見を聞くことも勉強のひとつ
その中で塗料販売店として営業力も強化されていくと信じております。
最後には、弊社の今後の受注状況=処理面積の想定などをご説明して終了となりますが
その背景には、受注計画の中で各メーカー様のアシストが大きな力になるわけです。
弊社の客先様にとって我々塗装メーカーの単独に対し、関係会社の技術力がバックに存在ことが大きな信頼となると信じております。
特に電着塗料では、塗料状態が如何なる変化をするか想像つきません。
・いち早く変化に気づき対応できるか
・原因を素早く判断し、的確な対処ができるか
・内容を記録・管理し、再発する前に防止できるか
塗膜品質・外観品質を維持するために、この定例会議を有意義に継続したいと考えております。
定着した中で、常に緊張感をもちマンネリ化しないような会議を進めております。
今月の定例会も塗料販売店様が進行役となり、塗料メーカー様・薬品メーカー様それぞれがライン状況のチェックを実施してから始まりましたが、
前回議題となった事項から2か月間の状況を確認しあい、
特に問題ない場合、現在の状況による問題点などを議題にして話し合います。
今月も特に問題視する内容もなく、言うなれば塗料・薬品も正常に管理され
塗装外観も問題ない状態にあることが確認できたわけですので弊社にとってはベストな状態にあるということです。
しかしながら「問題ありません」で会議を終了してしまうと折角の定例会も無駄となります。
それぞれに各専門分野の意見を聞くことも勉強のひとつ
その中で塗料販売店として営業力も強化されていくと信じております。
最後には、弊社の今後の受注状況=処理面積の想定などをご説明して終了となりますが
その背景には、受注計画の中で各メーカー様のアシストが大きな力になるわけです。
弊社の客先様にとって我々塗装メーカーの単独に対し、関係会社の技術力がバックに存在ことが大きな信頼となると信じております。
特に電着塗料では、塗料状態が如何なる変化をするか想像つきません。
・いち早く変化に気づき対応できるか
・原因を素早く判断し、的確な対処ができるか
・内容を記録・管理し、再発する前に防止できるか
塗膜品質・外観品質を維持するために、この定例会議を有意義に継続したいと考えております。
2012年10月10日
電着塗料の調整・管理
電着塗料を調整・管理する上で参考になるのがメーカーによる【定期管理と塗膜の状態】です。
弊社では月に2回の定管をお願いし、NV%はもちろんのこと濾過残・Ash・クーロン効率などの電着特数・溶剤量・雑イオン量など全ての項目による分析結果を基に状況を把握し
また日々の塗膜の状態により、必要に応じて対処を検討していきます。
【塗膜状態の異変】
○処理ムラ・膜厚不足・再溶解・異物付着・コンタミ・水滴跡・タマリやワキ・水平面のザラツキ・乾きムラ・泡など色々な症状が考えられ、他にも部材形状によって二次ダレなども症状のひとつと言えます。
これらの症状・異変から、塗料の状態やラインの異常を判断しなければなりません。
単に電圧が低い場合や前処理の異常・UF濾過の詰まりなど、ライン的な改善で対応可能なケースもありますが、浴液塗料の異常である場合、的確な判断が必要です。
【ライン管理上の塗料状態】
○塗料中の溶剤量が何かの原因で減少したり増加した。
○塗装量が減り、ターンオーバーが激減した。
○雑イオンが浴液に混入した。
○雑イオン同様にコンベアオイルなど油分が混入した。
○NV%の低下やMEQ/NVの増減。
などなど、一般的な塗料悪化が挙げられますが、いずれにしても早急な対処が必要です。
【浴液・補給塗料に含まれる調整剤・添加剤など】
○顔料や樹脂も調整に必要。
○酢酸やギ酸など中和剤・ブチセロなどセロソルブ系・ヘキサノール系・増膜溶剤など。
○特殊なものでシリコン系やRC剤など。
上記の【塗膜異変】【定期管理上の塗膜状態】【ライン管理上の塗料状態】から、ほとんどの原因と対策が考えられると思います。
その上で【薬】として用いる添加剤や調整剤を必要量のみ添加することで対処し、その後の塗膜や塗料状態について様子を見る。
一番大切なことは【塗膜異変】【定管塗膜状態】【ライン塗料状態】を常に重要視し、いち早く異変に気付くか。
調整剤などを添加することで、何が何に効果あるのかを知っておくこと。
あるメーカー資料を見ると、一部の添加剤・調整剤が管理の上で必要なものとして記載されています。
前項に記載したように、補給塗料は正常な浴液を維持するもので敢えて添加する必要はないはずであり
最初からこういった添加剤などを購入することが管理前提であることは如何なことかと思いますが・・・
我々使用する側として、購入する塗料の成分や添加剤などの成分についても、ある程度の理解をすることが大切なのではないでしょうか。
弊社では月に2回の定管をお願いし、NV%はもちろんのこと濾過残・Ash・クーロン効率などの電着特数・溶剤量・雑イオン量など全ての項目による分析結果を基に状況を把握し
また日々の塗膜の状態により、必要に応じて対処を検討していきます。
【塗膜状態の異変】
○処理ムラ・膜厚不足・再溶解・異物付着・コンタミ・水滴跡・タマリやワキ・水平面のザラツキ・乾きムラ・泡など色々な症状が考えられ、他にも部材形状によって二次ダレなども症状のひとつと言えます。
これらの症状・異変から、塗料の状態やラインの異常を判断しなければなりません。
単に電圧が低い場合や前処理の異常・UF濾過の詰まりなど、ライン的な改善で対応可能なケースもありますが、浴液塗料の異常である場合、的確な判断が必要です。
【ライン管理上の塗料状態】
○塗料中の溶剤量が何かの原因で減少したり増加した。
○塗装量が減り、ターンオーバーが激減した。
○雑イオンが浴液に混入した。
○雑イオン同様にコンベアオイルなど油分が混入した。
○NV%の低下やMEQ/NVの増減。
などなど、一般的な塗料悪化が挙げられますが、いずれにしても早急な対処が必要です。
【浴液・補給塗料に含まれる調整剤・添加剤など】
○顔料や樹脂も調整に必要。
○酢酸やギ酸など中和剤・ブチセロなどセロソルブ系・ヘキサノール系・増膜溶剤など。
○特殊なものでシリコン系やRC剤など。
上記の【塗膜異変】【定期管理上の塗膜状態】【ライン管理上の塗料状態】から、ほとんどの原因と対策が考えられると思います。
その上で【薬】として用いる添加剤や調整剤を必要量のみ添加することで対処し、その後の塗膜や塗料状態について様子を見る。
一番大切なことは【塗膜異変】【定管塗膜状態】【ライン塗料状態】を常に重要視し、いち早く異変に気付くか。
調整剤などを添加することで、何が何に効果あるのかを知っておくこと。
あるメーカー資料を見ると、一部の添加剤・調整剤が管理の上で必要なものとして記載されています。
前項に記載したように、補給塗料は正常な浴液を維持するもので敢えて添加する必要はないはずであり
最初からこういった添加剤などを購入することが管理前提であることは如何なことかと思いますが・・・
我々使用する側として、購入する塗料の成分や添加剤などの成分についても、ある程度の理解をすることが大切なのではないでしょうか。
塗料の調整・管理
基本的に塗装された塗膜は、乾燥した時点で顔料と樹脂の固形分のみとなりますが
購入する塗料そのものは顔料・樹脂・希釈剤と調整・添加剤などでできております。
当然ながら塗装に必要な希釈剤(溶剤や水など)で溶解し、
塗料の性質を維持するために必要な調整剤や添加剤なども塗料には含有されております。
弊社ではメラミン樹脂など溶剤系塗料ももちろんのこと、電着塗料にも添加剤を加え
弊社にあった調整・管理を行なっておりますが、これらの添加剤は人間で言う薬やサプリメントと言えるでしょう。
例えば【薬】は何かの不調や病気に服用しますが、電着塗料は特に塗料状態の変化がありえます。
日常管理で重要なターンオーバー(置換率)が低下したり、被塗物の形状などにより雑イオンが浴液に混入することで塗料が劣化したり、あらゆる症状(現象)が現れたりします。
ワキやザラツキ・艶引け・ウォーターマークなど、そういった症状に対し【薬】を服用し対処するわけですが
添加する調整剤や添加剤などがギ酸や溶剤・シリコンなどにあたります。
他に特に不調はないが体力アップなどを目的として【サプリメント】を服用するケースもあります。
塗料で言えば、特に電着の欠点ともいえるエッジ防錆をカバーするためにRC剤などを添加するケースがこれにあたるでしょう。
しかしこれらの添加剤や調整剤は、一部を除き基本的には補給塗料に含まれているものです。
我々が購入する塗料は、ごく普通に塗料の特性が発揮されるバージン塗料として購入するわけですから
逆にそういった添加剤などの量が不足しているとしたら塗料そのものに欠陥があるとも言えます。
添加剤や調整剤は、色々な名称がつけられており相当高価でもあります。(実際の中身はここでは記載しませんが)
話は脱線し、よく理解できるもので
例1.車のフロントガラスに塗布して雨水を飛ばす液体がカー用品として売られています。
この中身はほとんどがシリコン単体で、4L ○○○円ほどのもの。
名前と容器でいかに高価で売れるか。
例2.猫のトイレとして売られている砂状のもの。
一般的には硅砂の種類で一俵いくらで相当安く買うことができます。
これも名前と容器だけで数十倍、いや数百倍?に。。
よく考えてることです・・・
話を戻し、これらの添加剤や調整剤は元々塗料の成分として含有させるものであり
うかつに我々が添加することは危険も伴なうはずです。
入れすぎにより悪影響も多々ありますし、入れた直後の塗料状態もきっちり確認しなければなりません。
もし病院で『あなたを検査しました結果○○○の薬を服用してください』と言われ
次回には『今度は△△△の薬を服用してください』 次に『***の薬!』 また『○○○を飲みましょう!』
なんてことが何年も続いたら『おかしい・・・なんで?』と考えるはずです。
当然薬の飲みすぎもよくありません。
それほどまでに電着塗料には神経を使う必要があるとも言えるわけです。
もちろん溶剤系塗料に関しても、単体溶剤を入れすぎることで乾燥自体が悪化したりなど考えられます。
現状塗料をよく理解・把握し、メーカー診断によって必要量を的確に入れて調整する。
日々状態が変わる可能性がある電着塗料では、そういう管理が必要と言えるでしょう。
購入する塗料そのものは顔料・樹脂・希釈剤と調整・添加剤などでできております。
当然ながら塗装に必要な希釈剤(溶剤や水など)で溶解し、
塗料の性質を維持するために必要な調整剤や添加剤なども塗料には含有されております。
弊社ではメラミン樹脂など溶剤系塗料ももちろんのこと、電着塗料にも添加剤を加え
弊社にあった調整・管理を行なっておりますが、これらの添加剤は人間で言う薬やサプリメントと言えるでしょう。
例えば【薬】は何かの不調や病気に服用しますが、電着塗料は特に塗料状態の変化がありえます。
日常管理で重要なターンオーバー(置換率)が低下したり、被塗物の形状などにより雑イオンが浴液に混入することで塗料が劣化したり、あらゆる症状(現象)が現れたりします。
ワキやザラツキ・艶引け・ウォーターマークなど、そういった症状に対し【薬】を服用し対処するわけですが
添加する調整剤や添加剤などがギ酸や溶剤・シリコンなどにあたります。
他に特に不調はないが体力アップなどを目的として【サプリメント】を服用するケースもあります。
塗料で言えば、特に電着の欠点ともいえるエッジ防錆をカバーするためにRC剤などを添加するケースがこれにあたるでしょう。
しかしこれらの添加剤や調整剤は、一部を除き基本的には補給塗料に含まれているものです。
我々が購入する塗料は、ごく普通に塗料の特性が発揮されるバージン塗料として購入するわけですから
逆にそういった添加剤などの量が不足しているとしたら塗料そのものに欠陥があるとも言えます。
添加剤や調整剤は、色々な名称がつけられており相当高価でもあります。(実際の中身はここでは記載しませんが)
話は脱線し、よく理解できるもので
例1.車のフロントガラスに塗布して雨水を飛ばす液体がカー用品として売られています。
この中身はほとんどがシリコン単体で、4L ○○○円ほどのもの。
名前と容器でいかに高価で売れるか。
例2.猫のトイレとして売られている砂状のもの。
一般的には硅砂の種類で一俵いくらで相当安く買うことができます。
これも名前と容器だけで数十倍、いや数百倍?に。。
よく考えてることです・・・
話を戻し、これらの添加剤や調整剤は元々塗料の成分として含有させるものであり
うかつに我々が添加することは危険も伴なうはずです。
入れすぎにより悪影響も多々ありますし、入れた直後の塗料状態もきっちり確認しなければなりません。
もし病院で『あなたを検査しました結果○○○の薬を服用してください』と言われ
次回には『今度は△△△の薬を服用してください』 次に『***の薬!』 また『○○○を飲みましょう!』
なんてことが何年も続いたら『おかしい・・・なんで?』と考えるはずです。
当然薬の飲みすぎもよくありません。
それほどまでに電着塗料には神経を使う必要があるとも言えるわけです。
もちろん溶剤系塗料に関しても、単体溶剤を入れすぎることで乾燥自体が悪化したりなど考えられます。
現状塗料をよく理解・把握し、メーカー診断によって必要量を的確に入れて調整する。
日々状態が変わる可能性がある電着塗料では、そういう管理が必要と言えるでしょう。