正しい日焼け止めの落とし方。きちんと落とさないと肌トラブルを招く!
Date:2016.08.23
日差しの強い季節には、UVケアが欠かせませんよね?
中でも日焼け止めは塗るだけで紫外線を防ぐことができるので、その便利さから使っている人がほとんどです。
しかし、塗った日焼け止めを落とすことまでちゃんと考えていますか?
しっかり落とさないと目に見えて分かるメイクと違って、日焼け止めは塗った後に肌と同化してしまうため本当に落ちているのかがなかなか分かりません。
日焼け止めが落ち切らずに肌に残ると、様々な肌トラブルを引き起こす原因になってしまいます。
日焼け止めに含まれている注意するべき3つの成分
日焼け止めには、紫外線から肌を守る効果もありますが、同時に肌に悪影響を与える成分も含まれています。
前述したSPFやPAの数値・度合が高いものほど、これらのデメリットを及ぼす成分が多く含まれている傾向があるようです。
紫外線吸収剤
紫外線吸収剤とは、文字通り紫外線を吸収する成分のことです。
とにかく紫外線を肌の代わりに自分が吸収しようとするのが、紫外線吸収剤の働きです。
紫外線を防ぐ上でとても重要な働きをしてくれる存在ですが、もちろん良いことだけではありません。
紫外線吸収剤は、様々な化学薬品を合わせて作られている有機化合物です。これを肌に塗るということは、化学変化が直接肌の上で起きることを意味します。
そのため、塗れば肌に負担がかかる可能性があります。
紫外線吸収剤には、
- オキシベンゾン
- メトキシケイヒ酸エチルヘキシル
- ベンゾフェノン
- t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン
といった成分が含まれています。
正直、馴染みのない名前ばかりで何が何なのかよくわかりませんよね…。
もちろんこれらの名前を全て覚える必要はありませんが、ここで挙げた成分は化粧品基準で「すべての化粧品に配合の制限がある成分」とされている成分です。
もちろん商品になっているのですから、これらの成分が日焼け止めに含まれているのはごくわずかなもので、制限を守っているため人に害を与える心配はありません。
しかし、ファンデーションやフェイスパウダーなどの化粧品にもこれらと同じ成分が含まれています。
どんなに微量でも危険性のある薬品が使われていることに変わりはないので、肌に塗った後はしっかり落とすよう心がけましょう。
紫外線散乱剤
紫外線散乱剤とは、紫外線が直接肌に当たる前に反射して散乱させる働きを持っています。
ファンデーションやフェイスパウダーに含まれているのと同じ白色顔料が、紫外線を跳ね返してくれます。
この紫外線散乱剤には、化学反応で紫外線を防ごうとするような働きがないためお肌への危険性は遥かに低いものとなっています。
しかし、紫外線散乱剤は粒子の集まり…つまりは粉なのです。
そのため
- 肌に塗ったときに粉っぽく白浮きする
- 粉が皮脂や水分を吸着して肌が乾燥しやすくなる
といったデメリットが挙げられます。
日焼け止めは紫外線を防ぐものですが、完全に防ぎきることは不可能です。そのため、防ぎきれなかった紫外線と肌の乾燥が重なり合えば、より肌にトラブルを起こしやすくなってしまいます。
界面活性剤
日焼け止めは様々な成分から構成されていて、その中には水分と脂分のように混ざりにくい組み合わせも多くあります。
そうした成分を一つにまとめるために使われるのが、この界面活性剤です。
界面活性剤には「天然界面活性剤」と呼ばれる自然界に存在するものと、「合成界面活性剤」と呼ばれる人の手で作られたものが存在します。
日焼け止めなどの化粧品に使われているのは、多くが合成界面活性剤です。
しかし、合成界面活性剤は便利である反面、デメリットも存在しています。
物質同士の界面を小さくして化合するという働きには、人の皮膚との界面さえも通り抜けて薬品が体内に侵入する可能性があります。
そのため、直接肌に塗ることで
- 肌の奥にまで薬品が届いてしまう
- 肌のバリア機能が破られる
- 肌に残ると角質層が剥がれる
などのトラブルを起こすことが懸念されます。
日焼け止めを落としきれていないことで起きる3つの肌のトラブル
日焼け止めには様々な成分が含まれているため、きちんと落とさなければ肌にトラブルを起こす原因になってしまいます。
日焼け止めが原因で起きる具体的なトラブルは、主に次の3つが挙げられます。
成分が肌に残ることによるかぶれ
日焼け止めに含まれている紫外線吸収剤や合成界面活性剤が肌に残ることによって、かぶれを起こすことがあります。
症状の進行として、
- むくみが出る(塗った部分に通常よりも膨らんでいる・腫れている)
- 赤み(むくみを感じた場所に赤みが伴う)
- 若干の痛み(触ったり擦れたりしたとき患部に痛みを感じる)
- かゆみ(治りかけたと感じたときに出やすい)
と言った流れがあります。
肌の乾燥からしわ、シミができる
紫外線による日焼けはお肌に皺やシミをつくる原因として有名ですよね?
しかし、日焼け止めを長時間付け続けていることでも同じトラブルが起こり得るのです。
日焼け止めに含まれている界面活性剤によって肌のバリア機能が崩されたとき、保湿のための機能が上手く働かなくなって乾燥しやすくなります。
また、日焼け止めに粉っぽさがある場合は皮脂や水分を吸収するので更に乾燥を招きやすくなります。
毛穴が塞がってニキビができる
日焼け止めがきちんと落ちていないと、日焼け止めの成分で毛穴が塞がってしまいます。
また、日焼け止めに含まれる成分には肌の炎症を招くものもあります。
そのため元々ニキビが出来ている部位に日焼け止めを塗れば、更にニキビを悪化させてしまいます。
しっかり落としてトラブルを防ぐ!日焼け止めの落とし方
様々な肌トラブルを回避するためにも、日焼け止めはしっかり落とさなければいけません。
しかし、ただ「落とす」と言っても日焼け止めの種類によっては落とし方も異なります。
クレンジング剤を使う場合
日焼け止めのパッケージ・ボトルに「クレンジングで落とせます」「専用クレンジング不要」と書かれていたり、ウォータープルーフタイプと表記のあるものはクレンジングを使って落としましょう。
ただ石鹸を使っただけの洗顔では、しっかりと落としきれない可能性があります。
クレンジング剤で最も化粧品を落とす力が強いのはオイルタイプです。
- オイルタイプ
- ジェルタイプ
- クリームタイプ
- ミルクタイプ
- 石鹸タイプ
となります。
自分が使っている日焼け止めのSPFやPAの強さを見て、クレンジング剤を選んでください。
クレンジング剤を使って洗浄をした後、普段通りの洗顔を忘れないようにしましょう。
専用クレンジング剤を使う場合
SPFやPAが高い場合や通常のクレンジング剤で落ちにくい日焼け止めの場合、専用クレンジング剤で落とす必要があることが記載されています。
日焼け止めの専用クレンジング剤は様々なメーカーから出されていますが、出来れば日焼け止めと同じメーカーの専用クレンジング剤を使いましょう。
石鹸や洗顔料を使って落とす場合
日焼け止めのパッケージ・ボトルに
「クレンジング不要」
「お湯で落とせます」
などと書かれている場合、クレンジング剤は使わずに石鹸や洗顔料で落とすことが出来ます。
SPFやPAの度合が低かったり、ウォータープルーフ仕様でない場合も同様です。
通常の洗顔と同じように、しっかりと温めて肌を柔らかくしてから洗顔料を泡立てて落としましょう。
体の日焼け止めを落とす場合
日焼け止めはメイクと違って、顔だけでなく身体にも使いますよね。
体についた日焼け止めを落とす場合も、顔のものを落とすときと手順はそんなに変わりません。
クレンジング剤を使った後は、通常と同じようにボディソープで身体を洗います。クレンジング剤の要らないタイプの日焼け止めなら、ボディソープだけでも十分落ちます。
クレンジングオイル以外のもので落とす場合
人の体質によっては、クレンジング剤で肌が荒れてしまうこともあります。
そういった場合の代用として、ホホバオイルやオリーブオイルを使う方法があります。
特にホホバオイルは人の皮脂膜と似た成分で出来ているため、馴染みやすく落としやすいのが特徴です。
これらのオイルを使って落とすときは、決して強く擦らずに指の腹を使って優しく肌に馴染ませましょう。
その後ティッシュでオフしたり、石鹸などで洗い流してください。
日焼け止めを落とすときに注意するべきこと
日焼け止めを落とす時、日焼け止めの種類に関わらず気を付けて欲しいことが2つあります。
- 乱暴に擦らない
- 「しっかり落とさなきゃ」という気持ちから、日焼け止めを落とすときに肌をゴシゴシと擦る人は多いです。
しかし、日焼け止めに含まれている成分によって肌は既に刺激を受けています。日焼け止めを落とすときはできるだけ優しく洗いましょう。
- 洗った後はしっかり保湿をする
- 通常の洗顔のときもそうですが、洗顔を終えた後は水分が蒸発してしまいすぐに肌が乾燥してしまいます。
また、日焼け止めには肌を乾燥させる作用もありますので、落とした後は忘れないようにしっかりと保湿をしましょう。
塗ったら落とす!日焼け止めを正しく使いこなして肌を守ろう
紫外線は肌に様々なトラブルを招くので、しっかり防ぐ必要があります。しかし、紫外線を防ぐための日焼け止めで肌にトラブルを招いては元も子もありません。
日焼け止めは顔だけでなく身体に使うことも想定されて作られているので、物によってはメイクに使う化粧品よりも落としにくくなっています。そのため、肌に残った薬品成分がトラブルを招くことも。
塗っただけで満足せず、ちゃんと落とすところまでを考えて日焼け止めを使いましょう。
正しく使って正しく落とせば、日焼け止めほどUVケアに心強い味方はいませんよ!
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