榎(えのき)が、ダイエットに効果があるということを知らない方は多いのではないでしょうか。
実は、痩せる効果だけでなく、美容にも良い効果を発揮するため、話題になっています。特に、冷凍した「えのき氷」は、注目を集めています。
一方で、摂取量を間違え、失敗したという方もいますので、こちらの記事で、榎(えのき)ダイエットの正しいやり方、失敗しない方法、人気のえのきを使ったパスタレシピをご紹介したいと思います。
榎(えのき)ダイエットとは?
榎(えのき)ダイエットといえば文字通り、きのこの「えのきだけ」を食べて痩せるダイエット方法です。
あの頼りなさそうで白い榎には驚愕なパワーが潜んでいるのです。
そんな驚くべきえのきパワーを活用したえのきダイエットの正しいやり方・美味しいレシピを存分にお伝えします!ひとえに榎をひたすら食べればいいわけではありません。
食べるだけで痩せた!という声もありながら、過剰な摂取量や調理時にパスタ量を増やしてしまうなど、やり方を間違えると失敗して効果が感じられない場合もあります。
榎は頑丈な細胞壁に守られているので、ただ味噌汁や鍋で煮て食すだけでは、それらの頑丈な細胞壁を破壊するには不十分です。
効率良くえのきのダイエットパワーの発揮させるには、保存も効く冷凍させて作るえのき氷と乾燥させておく干しえのき。
まずは基本のこの2つの調理方法をご紹介します。
エノキ氷
【材料】
えのき茸 300g
水 400g
【作り方】
えのき茸は石づきを除き、ざく切りしたのちに、ミキサーにかけペースト状にします。(約30秒)鍋にペーストを入れ、60分かき混ぜながら煮詰めたのちに、製氷皿に流し冷凍庫で凍らせる。
ポイントは、キサーの前に、日光に当てる(約1時間)と、ビタミンD2がアップします。
干しえのき
【材料】
えのき 2袋
【作り方】
えのきをカットし、子房に分ける(バラバラにする)そして、干す
※フルドライ(保存用)の場合には、2~3日間。
セミドライ(調理用)の場合には2~4時間程度、日光に当てて干します。
時々上下を裏返しながら、両面を干しましょう。
⒉食べる量だけ水に戻し(戻すのは15秒程)、料理に入れる
どちらも作るのに時間が多少かかってしまうけど、保存が効くので一度でたくさん作り置きしておけば、好きな時に好きなだけ食べる事が出来ますね。
えのきダイエットの効果
カロリーが低くダイエットには、最適な食材であるようにみえる「えのき」ですが、カロリーが低いだけで痩せる要素はどこにあるのでしょうか。
あの白くか細い姿から自分の未来の姿が思い浮かぶような、そんな素晴らしい効果をもつえのきが持つダイエットパワーをご紹介します。
内臓脂肪の燃焼を助ける「エノキタケリノール酸」
このエノキタケリノール酸は、脂肪酸の一種なのですが、きのこ類のなかでもえのきにしかない脂肪酸です。
エノキタケリノール酸は内臓脂肪減少効果や肥満抑制作用があります。βアドレナリン受容体に対して、結合活性をもっています。
このβアドレナリン受容体と結合し活性されることにより、体内で複雑な働きが巡り巡って、最終的に中性脂肪分解酵素を活性化させます。
中性脂肪はさらに分解され肝臓や褐色脂肪細胞へ運ばれ燃焼されます。
つまり、えのきを食べるだけで、落ちにくいとされる内臓脂肪を勝手に燃焼してくれるのです!
運動を一生懸命しても、なかなか落ちない内臓脂肪を燃焼しちゃうって、それだけでもえのきってすごいですよね!
このβアドレナリン受容体は運動後に生じるホルモンの1種でもあります。エノキタケリノール酸はこれを活性化させ、運動と同様の効果を得られるという研究結果も出ています。
食べるだけで痩せちゃうっていう秘密はこのエノキタケリノール酸のおかげです。
腸を油から守ってくれる「キノコキトサン」
キノコキトサンは、えのきだけでなく、その他のキノコにも含まれている成分ですが、えのきは最も含有量が多い食材となります。
このキノコキトサンに含まれる複合不溶性食物繊維は、水分を含むと膨らんで、腸壁をコーティングしてくれます。
腸壁をコーティングすることにより、余分な油分・脂肪は吸収せずそのまま排出されるので大幅な油分・脂肪分カットしてくれます。
脂っこい食事をしたとしても、えのきを一緒に食べることによって油が吸収されずに済むので、結果的に自然と痩せていくということです。
もし食後に摂取した場合でも、キノコキトサンは胃酸では解けない性質を持っているので、先に摂取した油も包み込んでそのまま体外に排出してくれます。
体内で膨らむことで満腹感が得られ、水分を含むことで適量適度な便を排出する助けにもなってくれます。
ダイエットをするならまずは腸内環境の改善・便秘解消は必須項目!もう前はいつ出ただろうと悩みも解消されますね。
更にキノコキトサンはダイエットだけにでなく健康面でも大きな一役を持っています。生活習慣病の原因となる血液中のコレルテロール値を下げる効果があります。
キノコキトサンのキトサンは甲殻類(カニ、エビ)からも摂取できるのですが、稀にアレルギー反応があらわれることもあるので、そういった面でもえのきを積極的に摂取した方が安心です。
それだけダイレクトに効果を発揮してくれるえのきをたくさん食べたいところですが、注意点もあります。
一気に大量に摂取したりすると逆にお腹がゆるくなってしまう場合もあります。自分の体調や体型に合わせて、1日50g〜150gの範囲内で摂取量を守りましょう。
「グアニル酸」
えのきに、多く含まれる「グアニル酸」は肌荒れの原因となる毒素の排出、細胞の再生を促進などの美肌効果をもたらしてくれます。
グアニル酸は化粧品でも保湿成分として含まれています。
このグアニル酸をより効果的に摂取するなら、干しえのきの方が圧倒的に成分を吸収しやすいので、ダイエットと同時にお肌改善も一緒にするなら干しえのきにしましょう。
えのきダイエットのレシピ
冒頭でも述べたようにえのきのダイエットに有効な成分を効率良く摂取するには、ただ煮て焼いて茹でて食べるだけでは発揮できません。
まずは、えのき氷・干しえのきを作っていただきたいのですが、食べるならやっぱり好きなもの、そして飽きがこないようにアレンジがきくものがいいですよね。
味や風味をそこまで損なわないえのきだからこそ、和洋中全てに使えますが、今回は、えのき氷・干しえのきを使った女子大好きパスタレシピをご紹介します。
乳製品なし☆クリームパスタ風
【材料】
余ったアヒージョ(もしくは缶詰) 適量
えのき氷 3キューブ(40gくらい)
パスタ 80g
塩コショウ 適宜
【作り方】
アヒージョとえのき氷をフライパンに入れ、中火にかけます。茹で上がったパスタをフライパンに入れ、ソースと絡ませながら加熱しましょう。
よく絡まったら出来上がりで、とても簡単です。
ペースト状となっているえのき氷がクリームパスタを表現!シンプルな一品なので具材は好きな物に変えて、自分好みのパスタが出来上がりますね。
アンチョビ&しいたけ
【材料】
バター 10gくらい
にんにく 1かけら
干しえのき茸 20本くらい
しいたけ 5つくらい
アンチョビ 2尾くらい
白ワイン 大さじ1強
【作り方】
ニンニクはスライス。しいたけは3切れくらいに斜め切り。干しえのき茸は、ほぐします。
フライパンに白ワイン以外の材料をすべて入れて、しいたけがしんなりするまで中火で炒め、アンチョビはフライパンの中で、つぶしながら溶かして全体になじませる。
最後に白ワインを入れて、なじませて火を止める。
この際パスタ量を減らして干しえのきを増やしちゃえば、もっとヘルシーになりますよね。えのきの満腹感効果を活用するなら大好きなパスタも楽しめますね。
えのきダイエットで「痩せない」「効果なし」とならない工夫
「えのき」の素敵なダイエット効果には惚れ惚れしちゃいますね。実践している方々も「痩せた!」「もう食べないなんてありえない」という感想も多く目にします。
ただ食べてすぐ効果が出る人もいれば、体質や生活環境などですぐに出ないという人ももちろんいるはず。
すぐに効果が出ないからこのダイエットは失敗だと思わず、効果を最大限に発揮出来る正しいやり方を自分のペースで、長期的にコツコツしていくことが秘訣です。
1日の摂取量を守りながら、そして自分の体調管理もしながら積極的に食べるようにしてもらうのがまず最初の一歩です。
しかしえのきにはカリウムも多く含まれています。このカリウムは大量に摂取してしまうと、「高カリウム血症」となり肝機能を低下させてしまいます。
肝機能が低下するとだるさや吐き気、足のむくみや肌荒れやシミの増加を引き起こしてしまう危険性もあります。
痩せるというだけで大量にとってしまうと、せっかくの嬉しい効果も台無しになってしまいますので摂取量には十分注意してください。
無理なダイエットや間違ったダイエットは健康をも害してしまいます。ダイエットと健康は必ずセットなのです。1日に50gから150gの摂取量は常に頭に入れておいてください。
えのきダイエットで効果が得られなかったという実は声もあります。
先ほどご紹介したエノキタケリノール酸は内臓脂肪を燃焼させる働きを持ってはいますが、どんどん燃焼させて脂肪をなくすわけではありません。
もともとの代謝の度合いにもよりますし、内臓脂肪の量によっては大きな効果は目に見えるほどない場合もあります。そして燃焼されちゃうし、脂肪を吸収しないんだったら好きなだけ油物食べたっていいわよね。
そんな感じで好きなだけ、大量に脂っこい食事を頻繁にしていては、当たり前ですがいくらえのきを食べたって追いつきません。
効果をよりスピーディーに、より実感をしたいのであれば、えのきを食べるだけでなく一緒に食べる食べ物にも気を使うことが必要です。
そして、脂肪を燃焼させるにはやはり適度な運動をすることにより、さらに痩せていくスピードは増します。
適度な運動をすることにより汗をかき、体の中の不要物質も体外に排出されやすくなりますし。何よりも運動により脳から幸せホルモンが放出されることにより、ストレスの解消にもつながります。
最後に
えのきダイエットをするので大好きな油物は食べない!ということでは、逆にストレスになってしまいます。ダイエットをするにも健康や美肌を作っていく過程でも、ストレスというものは大敵です。
大好きなものはある程度量を決めるとか、徐々に減らしていくとかでもいいです。
運動もまずは無理なく始められることから実施していきましょう。
楽しみを感じていければ自然と運動量も増え、いつの間にか理想体型になることもあります。ダイエットは苦しいもの辛いものというイメージは捨ててください。
もしかしたら最初は我慢が必要な部分もあるけども、1週間も続けていれば慣れて我慢と感じることもありません。
「えのき」と程よく付き合って美味しく楽しく「えのきダイエット」を楽しんでください。