ニキビ跡が気になる!なかなか治らない固いニキビの原因と正しい治し方

学生の頃、爪でいじってしまったニキビが今もニキビ跡となって残ってる方、あのとき触らなければと後悔しているのではないでしょうか。ニキビは膿を潰した方が早く治る、固い芯を取った方が治りが早いなど、情報が氾濫しています。本当に正しいニキビの治し方とはどのようなものでしょうか。ニキビ跡の治療方法についてもお伝えいたします。


ニキビの固い芯はなぜできるの?

皮脂の過剰分泌

ニキビの原因となる角栓は、毛穴の皮脂腺から出される皮脂が、角質と混ざり合うことでできる固まりで、これを一般的にはニキビの「芯」と呼びます。この芯は、柔らかいときはクレンジングや洗顔で自然と排出されますが、皮脂の分泌が過剰になると肥大化し、毛穴を詰まらせてしまうことがあります。

脂質の摂りすぎ

皮脂は本来、肌に潤いを与えたり、外界のウイルスから肌を守るバリア機能という、重要な役割があります。しかし、油っこい食事や、脂質を多く含むチョコレートやナッツ類などを食べ過ぎると、肝臓で脂質代謝がうまくいかなくなり、余分な脂質が皮脂となって現れることがあります。

ホルモンの乱れ

人はストレスを感じると、副腎皮質からストレスに対抗するホルモンを分泌させます。適度なストレスは、日常生活に張りを与えたり、やる気をUPさせるのですが、ストレスが強すぎると、ホルモンも過剰に分泌されてしまします。抗ストレスホルモンは皮脂腺を刺激することがわかっており、過剰に皮脂を分泌させてしまうのです。

赤いニキビはなぜできるの?

アクネ菌が繁殖する

ニキビの固い芯が毛穴を詰まらせると、アクネ菌などが繁殖して炎症をおこします。アクネ菌は皮脂が大好物で、毛穴に皮脂が溜まると過剰に繁殖します。繁殖したアクネ菌は、肌の中性脂肪を分解して、遊離脂肪酸(ゆうりしぼうさん)を生成し、毛包を破壊して炎症を起こしてしまうのです。

便秘による毒素の発生

腸内に便が滞っていると、やがて腐敗し毒素が発生します。毒素は腸壁から血管に吸収されて、やがて全身を循環します。本来、毒素は肝臓で分解されるのですが、肝臓が弱っていたり、毒素が強かったりすると、肝臓で分解できなかった毒素が、肌にニキビとなってあらわれてくることがあるのです。

ニキビを早く治すには

ターンオーバーを整える

皮膚は基底層と呼ばれるところで生まれますが、28日かけて肌表面へ押し上げられ、やがて垢となって剥がれおちます。これをターンオーバーといいます。ニキビなど肌トラブルの原因は、このターンオーバーがうまく行われず、角質が肥厚したりすることで起こります。

ニキビを早く治す方法は、ターンオーバー整え、皮膚を再生させることです。ターンオーバーを正常にするには、基本の洗顔をきちんと行うことが基本です。

食生活を整える

偏食はニキビの大きな原因です。ビタミンAが不足すると、毛穴を塞ぐ角質層の肥厚を招き、ビタミンB2、B6の不足は脂質代謝を妨げ、皮膚を脂性に傾けてしまいます。また、アルコールの飲み過ぎやタバコは胃腸の働きを弱めるため、ニキビには良くありません。

睡眠をよくとる

もし8時間睡眠を取っていると言っても、昼と夜の生活が逆転していては、美しい肌は作られません。肌は夜の10時から夜中の2時にかけて、最も新陳代謝が高まります。理想は夜の10時には眠りにつき、夜中の2時に最も深い眠りについていることが、肌にとっては理想的です。

ニキビのかさぶたを取っちゃだめなの?

かさぶたの役割

ニキビの炎症で出血した場合や、膿がつぶれて組織液が漏れてきた場合、血液の中にある血小板が止血をします。さらに血液凝固因子のフィブリノーゲンが登場し、完全に傷口を塞いでくれます。またかさぶたは、傷口を塞ぐだけでなく、外界からの細菌感染を防ぐ役割もあります。

自然に剥がれるのを待つ

傷が治りかけてくると、このかさぶたがかゆくてたまらないときがありますよね。ついつい爪でひっかいて、気付いたらかさぶたが取れていたなんてことも。傷が治る前にかさぶたが取れてしまうと、傷口が悪化したり、傷跡が残ったりするので要注意です。自然に剥がれるのを待ちましょう。

ニキビの跡ってどうしてできるの?

爪やピンセットで真皮を傷つける

皮膚は表皮・真皮・皮下組織の3層からできています。真皮には、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などの、皮膚の弾力やハリに重要な成分があります。

真皮が爪やピンセットによって傷つけられると、コラーゲンの繊維が切断されます。深く傷ついた繊維は、クレーターのように凹んだり、隆起してぼこぼこになったりします。若いころは細胞の再生能力も高いのですが、年齢とともに衰え、傷となって残ってしまうこともあります。

活性酸素によってメラニンが出される

わたしたちの皮膚は、紫外線から肌を守ろうと、皮膚のメラノサイトという細胞からメラニンを作り、紫外線から肌を守ります。そしてもう一つ、メラニンには活性酸素を吸収する働きもあるのです。

ニキビの原因菌であるアクネ菌は、有害な活性酸素を発生させます。メラノサイトはこの有害な活性酸素を吸収するため、メラニンを作り出すのですが、肌のターンオーバーがうまく行われないと、そのメラニンが色素沈着して残ってしまうことがあります。

ニキビ跡を治すには

皮膚を再生させるケミカルピーリング

真皮まで傷ついた肌を蘇らせたり、滞ってしまった色素沈着をセルフケアで消してしていくのはなかなかできません。ニキビの治療法としてよくあるのは、ケミカルピーリングです。ピールとは剥ぐという意味で、化学的な薬品を使って皮膚の表面を剥ぎ、新しい皮膚を再生させる方法です。肌の再生を促すものなので、色素沈着のニキビ跡に向いていると言えます。

ケミカルピーリングは、エステサロンやクリニックで行われていますが、クリニックとエステサロンでは、使われている薬品の濃度が異なります。クリニックの方がより強い酸を使用することができるので、その分効果も高いと言えます。

レーザー治療

真皮まで傷ついた肌を蘇らせるのは、レーザー治療が有効といえます。レーザー治療は、真皮層までレーザー光を照射してコラーゲンの再生を促すものです。

ニキビ跡がクレータになっていたり、毛穴が大きく開いている場合は、コラーゲンが変性しているので、ケミカルピーリングよりレーザー治療が効果的です。一度傷つけられた皮膚を、もう一度傷つけることで、本来持つわたしたちの修復能力で肌を再生していきます。

フォトフェイシャル

真皮層までダメージが及び、毛細血管が広がると、血液の赤い色素が肌の表面から透けて見えることがあります。ニキビ跡で赤みが消えないのはそのためです。そのような症状には、血管のヘモグロビンに光を吸収させて治療する、フォトフェイシャルが効果的です。

光の波長が血液に吸収されると、熱に変換されて血流を促します。滞っていた血流が促進され、細胞が活性化されることで、赤みが解消されることがあります。

ニキビと間違えやすい粉瘤

粉瘤とは

ニキビと思って潰してみたら、中から臭くて白いものが出てきたことはありませんか?それはニキビではなく「粉瘤(ふんりゅう)」というものです。この臭いの正体は、角質や垢なのですが、毛穴にできるニキビとは違い、皮膚の中に袋ができ、そこに角質や垢が溜まるのです。

粉瘤ができる原因

なぜ皮膚の中に袋ができるのか原因は実はよくわかっていませんが、ウイルスや外傷性が原因ではないかと言われています。お尻や背中にできやすいのは、座ったり、寝ているときの圧迫によるもので、また、あご下にできるのは、顔が外気に触れやすいので、ウイルスに感染しやすいからではないかと考えられています。

粉瘤を治すには

無理に潰したりすると、細菌感染を起こすことがあります。また、この袋を取り除かない限り、粉瘤は治ることはありません。袋を取り除くにはほとんどの場合、手術しかありません。

袋が小さいうちに取り除かないと、粉瘤の袋が大きくなり皮膚と癒着してしまい、大きな傷痕となる可能性があります。皮膚科では「皮膚・皮下腫瘍(しゅよう)摘出手術」という保険適応がありますので、お医者様に相談してみましょう。

基本は正しい洗顔を

炎症を起こしているニキビは、治るまで待つしかありません。無理に潰してニキビ跡が残ってしまったら、きれいに治すには、費用のかかるクリニックに駆け込むこととなってしまいます。

ニキビの基本はまずは正しい洗顔を行い、皮脂を取り除き、角栓を作らないようにすることが第一。もし角栓ができてしまったら、アクネ菌が繁殖して炎症を起こす前に、クレンジングやマッサージで取り除いていきましょう。

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