ニキビの中の白い塊ってなに?
ニキビをつぶした時に出てくる芯のような白い塊の正体はいったい何なのでしょうか。ニキビが出来たら、つぶしがちですが、それは正しいニキビケアなのかも気になりますよね。ニキビはつぶした方がいいとか、つぶしたらニキビ跡になるから良くないとかさまざまな情報があります。
ニキビのことを知ることで、正しいケアができます。では、そんなニキビの正体に迫る前に、ニキビが出来る仕組みについて詳しく解説していきます。
ニキビが出来る仕組み
ニキビの正式名称は、「尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)」と呼ばれ、立派な皮膚の病気です。ニキビだからと侮っていはいけません。ニキビがなかなか治らない場合は、しっかりと皮膚科にかかることをおすすめします。
ニキビがそもそも出来る仕組みは、毛穴の出入口が詰まってしまうことです。毛穴が詰まったことで、皮脂分泌がうまく排出されず、毛穴の中に貯まっていき、ニキビができてします。
■毛穴が詰まる原因とは
そもそもなぜ毛穴が詰まるのでしょうか。しっかりと洗顔をしていなかったり、目に見えない洗い残しが毛穴に汚れが詰まってしまったり、新しい細胞に生まれ変わるサイクルターンオーバーがうまく行かずに古い角質がお肌に残ったり、角質が固くなりうまく皮脂分泌が毛穴から排出されないのが原因です。普段から、丁寧な洗顔でお肌を清潔に保つことが大事なんですね。
正常に排出されるはずの皮脂の分泌が、毛穴に蓄積され、塊となり毛穴をふせいでしまいます。
また、皮脂の分泌が正常に排出されているのにも関わらず、皮脂の分泌が多すぎて、排出が間に合わない場合もあるんです。ではなぜ皮脂分泌が過剰になってしまうのでしょうか。
■皮脂分泌が過剰になる原因とは
皮脂分泌が過剰になってしまう原因は、ストレスです。私達は、様々なストレスを受けています。疲労や睡眠不足、偏った食生活によるなどといった生活のストレスを知らぬ間にうけています。ストレスにより、皮脂分泌が過剰になってしまい、排出が追いつかず、毛穴を詰まらせてしまうのです。ストレスは健康にもお肌にも影響があるんですね。
さらに、不規則な生活などから、ホルモンバランスが乱れやすくなり、皮脂分泌が過剰に行われることがあります。ストレスを受けないように、ストレス発散方法を見つけておきましょう。ニキビの予防になるだけでなく、健康にもなるので、一石二鳥ですね。
■ニキビの中身(白い塊)の正体とは
毛穴をふさいでうまく排出されないものが、ニキビの正体です。皮脂、排出されない古い角質、産毛、膿がニキビの白い塊の正体です。ニキビをつぶした時に出てくるものは、うまく排出されずに蓄積されてしまった皮脂の塊です。
固くなってしまった角質などが、毛穴を防ぎます。そして、毛穴から排出されるはずの皮脂分泌が、うまく排出できなくなります。出口を失った皮脂は、毛穴の中に貯まっていきます。
本体ならば排出されるはずの皮脂を排出してあげることが、ニキビ治療のポイントです。これらを押し出す治療が「面皰圧出」とよばれ、専用の器具を使います。保険が適用されるので、皮膚科にかかることをお勧めしますが、自己流でもニキビを治すことが可能です。
ニキビの中身を出すを方法
ニキビで皮膚科に行くのはちょっとという方に、面皰圧出(めんぽうあっしゅつ)でニキビの中身を出す方法をご紹介します。
●マキロンなどの傷口用消毒液
●面皰圧出器具(コメドプレッシャーと呼ばれる場合もあります)
●綿棒
●熱湯
②にきびの先端に針で穴をあけます。
③面皰圧出器具でニキビの白い塊を全て出します。
④消毒液を綿棒につけ、つぶしたニキビに塗布し、やさしくケアしましょう。
これは皮膚科でもポピュラーな治療法ですが自分でおこなう際には慎重にしましょう。
できれば皮膚科にて、面皰圧出(めんぽうあっしゅつ)技術のある皮膚科医に処置してもらうのが一番おすすめです。
日本皮膚科学会による尋常性痤瘡治療ガイドライン2016より引用
面皰,炎症性皮疹に,面皰圧出を選択肢の一つとして推奨する.
■ニキビの中身を出す時の注意点
面皰圧出では、器具を熱湯消毒することが大事です。器具についている雑菌をニキビに触れないようにするためです。ニキビの中身を出すことで、多少なりとも皮膚は傷つきます。その傷口から、雑菌が侵入して、炎症を起こし、悪化しては意味がありません。
爪などでニキビをつぶしてはいけないのは、このためです。爪にはたくさんの雑菌が生息しています。爪についている雑菌がニキビの炎症を悪化してしまう可能性があるので、爪でニキビをつぶすのはやめましょう。
■ニキビの中身が出てこない場合
面皰圧出器具を使用する際に、針でニキビに穴をあける工程を飛ばす方がいらっしゃいますが、この工程がとても重要です。
熱湯消毒をした針でニキビに穴をあけることで、スムーズにニキビの中身を出すことができるので、必ず実施しましょう。針でニキビに穴をあけることで、簡単にニキビの中身を出すことができるだけでなく、傷も最小限にとどめることができるので、ニキビ跡にもなりにくいんです。
■ニキビの中身を出し切ると
基本的に、面皰圧出は、どのタイプにニキビの治療にも適している治療法です。赤い炎症を起こしたニキビになる前の白ニキビの状態で治療をすることが一番理想です。
炎症が起こる前に白い塊を取り除くことで、悪化を防ぐことが出来るので、早期治療につなげることができます。
また面皰圧出でニキビの中身を出して、しっかり消毒すると、同じ場所にニキビができにくくなるのも、嬉しいところです。同じところにニキビが出来るという、ニキビの悩みの一つをちゃっかり解決できちゃいます。
正しくニキビをつぶすことで、早く治ることが出来、さらにニキビ跡になることも防げます。ニキビの再発も防止できて、いいこと尽くしですね。
ニキビケアは普段の洗顔から
ニキビケアの基本としては、ニキビができにくいお肌にすることが大切。ニキビケアは普段の基本的なスキンケアが何よりも一番の予防策になります。
毛穴を詰まらせないように、しっかり洗顔をすることが大事です。しかし、ニキビが気になるからと言って、洗いすぎてもいけません。洗顔料で洗うのは1日2回までとし、洗顔のあとは十分に保湿することも大切です。洗いすぎたり保湿が足りなかったりすると皮脂分泌が過剰になってますます毛穴をつまらせてしまいます。
古い角質や固くなった角質が、毛穴を詰まらせてしまうこともあります。そういう場合は、新しい細胞に生まれ変わるサイクルターンオーバーを正常に戻してあげましょう。
ピーリングも有効
ターンオーバーを正常に戻すのに有効なのは、ピーリングを実施することです。ピーリングは皮膚科でおこなうこともできますし(保険外)、効果はマイルドですが市販のものもあります。その場合は使用回数、使用量を守って行いましょう。毎日しっかりと洗顔をしていても、意外と古い角質がポロポロ落ちてきます。
日本皮膚科学会による尋常性痤瘡治療ガイドライン2016より引用
炎症性皮疹に,標準治療が無効あるいは実施できない場合にグリコール酸あるいはサリチル酸マクロゴールによるケミカルピーリングを選択肢の一つとして推奨する.但し,保険適用外であることに配慮する必要がある.
ニキビは早期治療が大事
ニキビが出来るメカニズムやニキビの正体、ニキビの治療方法を紹介いたしました。ニキビが1つあるだけで、顔の印象をがらりと変えてしまいます。普段から、正しい生活を心がけ、ニキビが出来ない生活を過ごしたいですね。出来てしまったニキビは早期治療でかつ正しいケアが大事です。やたらむやみにニキビをつぶしたりせず、普段からのスキンケアを中心に、正しいニキビケアを行いましょう。