生命科学関連特許情報

タイトル:特許公報(B2)_洗顔料
出願番号:1998352562
年次:2010
IPC分類:A61K 8/60,A61Q 19/10


この特許の詳細情報を見る(外部サイト)


特許情報キャッシュ

黒田 章裕 JP 4594458 特許公報(B2) 20100924 1998352562 19981211 洗顔料 花王株式会社 000000918 特許業務法人アルガ特許事務所 110000084 有賀 三幸 100068700 高野 登志雄 100077562 中嶋 俊夫 100096736 村田 正樹 100117156 山本 博人 100111028 黒田 章裕 20101208 A61K 8/60 20060101AFI20101118BHJP A61Q 19/10 20060101ALI20101118BHJP JPA61K8/60A61Q19/10 A61K 8/00 - 8/99 A61Q 1/00 - 99/00 特開昭60−221499(JP,A) 特開平5−229916(JP,A) 特開平11−322574(JP,A) 1 2000178172 20000627 6 20040701 2007001755 20070118 内田 淳子 天野 貴子 穴吹 智子 【0001】【発明の属する技術分野】本発明は、つっぱり感がなく、さっぱりとした感触を持つ洗顔料に関する。さらに詳しくは、天然成分であり、かつ感触改善効果に優れたラフィノースを配合することで多価アルコール、界面活性剤などに由来するべたつきを抑制し、つっぱり感を感じさせずに、さっぱりとした感触を持つ洗顔料に関する。【0002】【従来の技術】従来、ラフィノースは多価アルコールや多糖類の一種として、多くの特許公報に記載があり、化粧料に単純に配合することは公知である。【0003】【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これらの公報にはいずれもラフィノースを他の多価アルコールや糖類と並列に扱っており、ラフィノースに特有の感触改善効果を有することにについては記載がない。すなわち、本発明の目的は多価アルコール、界面活性剤などに由来するべたつきを抑制し、つっぱり感を感じさせずに、さっぱりとした感触を持つ洗顔料を提供することにある。【0004】【課題を解決するための手段】本発明人らは、ラフィノースを配合した洗顔料で洗顔した後に肌のべたつき感、つっぱり感の発生が抑制されることを見出し、本発明を完成した。【0005】すなわち、本発明は、ラフィノースを含有することを特徴とする洗顔料にある。【0006】【発明の実施の形態】本発明で用いるラフィノースとは、三糖類の一種で、O−α−D−ガラクトピラノシル−(1,6)−O−α−D−グルコピラノシル−(1,2)−β−D−フラクトフラノシドの構造を持つ物質である。ラフィノースはユーカリのマンナ、サトウダイコンの糖蜜、ワタの実などから得られるが、サトウダイコンの糖蜜由来のものが安定的に供給されることから最も好ましい。また、ラフィノースは無水物と5水和物があるがいずれを用いても構わない。但し、供給の容易な5水和物がより好ましい。また、ラフィノースに乳糖などを混合して用いることも可能であるが、製剤の安定性、着色などの問題から、純度が99%以上のものを使用することが好ましい。【0007】本発明の洗顔料へのラフィノースの配合割合は、洗顔料の総量に対して0.1〜50重量%が好ましく、さらに好ましくは0.5〜10重量%である。この範囲であれば感触の改善とつっぱり感の防止効果の両立が特に容易にできる。ラフィノースは水に25℃で12重量%溶解する他、グリセリン等の多価アルコールにも溶解する。もし製剤の溶解度以上のラフィノースを配合した場合、製剤中で溶解していないラフィノースはパール剤状の外観を呈し、一種のスクラブ剤的に働く効果があり、視覚的にも面白い製剤が得られる。【0008】本発明の洗顔料には、ラフィノース以外に、界面活性剤とともに通常洗顔料に配合される油剤、粉体(顔料、色素、樹脂)、フッ素化合物、樹脂、生理活性成分、粘剤、防腐剤、香料、紫外線吸収剤(有機系、無機系を含む。UV−A、Bのいずれに対応していても構わない)、保湿剤、塩類、溶媒、酸化防止剤、キレート剤、中和剤、pH調整剤、溶媒等の成分を使用することができる。【0009】粉体の例としては、赤色104号、赤色201号、黄色4号、青色1号、黒色401号等の色素、黄色4号Alレーキ、黄色203号Baレーキ等のレーキ色素、ナイロンパウダー、シルクパウダー、ウレタンパウダー、テフロンパウダー、シリコーンパウダー、ポリメタクリル酸メチルパウダー、セルロースパウダー、シリコーンエラストマー球状粉体、ポリエチレン末等の高分子、黄酸化鉄、赤色酸化鉄、黒酸化鉄、酸化クロム、カーボンブラック、群青、紺青等の有色顔料、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化セリウム等の白色顔料、タルク、マイカ、セリサイト、カオリン、板状硫酸バリウム等の体質顔料、雲母チタン等のパール顔料、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、珪酸アルミニウム、珪酸マグネシウム等の金属塩、シリカ、アルミナ等の無機粉体、ベントナイト、スメクタイト、窒化ホウ素、塩化ナトリウム、塩化カルシウム等が挙げられる。これらの粉体の形状(球状、棒状、針状、板状、不定形状、燐片状、紡錘状など)に特に制限はない。【0010】油剤としては、通常洗顔料に用いられる揮発性および不揮発性の油剤および溶剤および樹脂が挙げられ、常温で液体、ペースト、固体であっても構わないが、ハンドリングに優れる液体が好ましい。油剤の例としては、例えばセチルアルコール、イソステアリルアルコール、ラウリルアルコール、ヘキサデシルアルコール、オクチルドデカノール等の高級アルコール、イソステアリン酸、ウンデシレン酸、オレイン酸等の脂肪酸、グリセリン、ソルビトール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール等の多価アルコール、ミリスチン酸ミリスチル、ラウリン酸ヘキシル、オレイン酸デシル、ミリスチン酸イソプロピル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、モノステアリン酸グリセリン、フタル酸ジエチル、モノステアリン酸エチレングリコール、オキシステアリン酸オクチル等のエステル類、流動パラフィン、ワセリン、スクワラン等の炭化水素、ラノリン、還元ラノリン、カルナバロウ等のロウ、ミンク油、カカオ脂、ヤシ油、パーム核油、ツバキ油、ゴマ油、ヒマシ油、オリーブ油等の油脂、エチレン・α−オレフィン・コオリゴマー等が挙げられる。【0011】また、別の形態の油剤の例としては、例えばジメチルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン、フルオロアルキル・ポリオキシアルキレン共変性オルガノポリシロキサン、アルキル変性オルガノポリシロキサン、末端変性オルガノポリシロキサン、フッ素変性オルガノポリシロキサン、アモジメチコーン、アミノ変性オルガノポリシロキサン、シリコーンゲル、アクリルシリコーン、トリメチルシロキシケイ酸、シリコーンRTVゴム等のシリコーン化合物、パーフルオロポリエーテル、フッ化ピッチ、フルオロカーボン、フルオロアルコール等のフッ素化合物が挙げられる。【0012】溶媒の例としては、精製水、環状シリコーン、エタノール、軽質流動イソパラフィン、低級アルコール、エーテル類、LPG、フルオロカーボン、N−メチルピロリドン、フルオロアルコール、揮発性直鎖状シリコーン、次世代フロン等が挙げられる。但し、ラフィノースは水に易溶であるが、エタノールには不溶のため、本発明の洗顔料ではラフィノースの少なくとも一部が剤型中で溶解して存在させる溶媒として、精製水等の水、及び/又はグリセリン、ジグリセリン、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、液状ポリエチレングリコール等の多価アルコールを含む必要がある。【0013】本発明でいう生理活性成分とは、皮膚に塗布した場合に皮膚に何らかの生理活性を与える物質が挙げられる。例えば、美白成分、抗炎症剤、老化防止剤、紫外線防御剤、スリミング剤、ひきしめ剤、抗酸化剤、保湿剤、血行促進剤、抗菌剤、殺菌剤、冷感剤、温感剤、ビタミン類、アミノ酸、創傷治癒促進剤、刺激緩和剤、鎮痛剤、細胞賦活剤、酵素成分等が挙げられる。その中でも、天然系の植物抽出成分、海藻抽出成分、生薬成分が配合されることが好ましい。【0014】本発明で配合される界面活性剤としては、合成界面活性剤、天然系界面活性剤等であり、例えばアニオン型界面活性剤、カチオン型界面活性剤、ノニオン型界面活性剤、ベタイン型界面活性剤等を用いることができる。特にトリメチルグリシンとの併用が好ましい。【0015】粘剤、樹脂の例としては、ポリアクリル酸ナトリウム、セルロースエーテル、アルギン酸カルシウム、カルボキシビニルポリマー、エチレン/アクリル酸共重合体、ビニルピロリドン系ポリマー、ビニルアルコール/ビニルピロリドン共重合体、窒素置換アクリルアミド系ポリマー、ポリアクリルアミド、カチオン化ガーガムなどのカチオン系ポリマー、ジメチルアクリルアンモニウム系ポリマー、アクリル酸メタクリル酸アクリル共重合体、POE/POP共重合体、ポリビニルアルコール、プルラン、寒天、ゼラチン、タマリンド種子多糖類、キサンタンガム、カラギーナン、ハイメトキシルペクチン、ローメトキシルペクチン、ガーガム、アラビアゴム、結晶セルロース、アラビノガラクタン、カラヤガム、トラガカントガム、アルギン酸、アルブミン、カゼイン、カードラン、ジェランガム、デキストラン、セルロース、ポリエチレンイミン、高重合ポリエチレングリコール、カチオン化シリコーン重合体、合成ラテックス等が挙げられる。【0016】本発明の洗顔料としては、洗顔ソープ、洗顔ジェル、クレンジング料等が挙げられ、剤型としては、粉末以外の固形状、クリーム状、ジェル状、透明ジェル状などが挙げられる。【0017】【実施例】以下、実施例及び比較例によって本発明を詳細に説明する。また、実施例及び比較例で用いた洗顔料の各種特性に対する評価方法を以下に示す。【0018】[皮膚有用性評価]専門パネラーを各評価品目ごとに10名ずつ用意し(但し、品目によりパネラーが重複する場合もある)、下記に示す評価基準に従って評価を行い、全パネラーの合計点数を以て評価結果とした。従って、点数が高いほど評価項目に対する有用性が高いことを示す。(満点:50点)【0019】【0020】実施例1下記の組成に従ってラフィノースを配合した洗顔料を常法により調製した。【0021】【0022】比較例1実施例1のラフィノース・5水和物の代りにグリセリンを使用した他は全て実施例1と同様にして製品を得た。【0023】実施例および比較例の評価結果を下記に示す。【0024】【0025】上記の結果より、本発明の実施例1は比較例1と比べて、つっぱり感が少なく、さっぱりとした感触を有し、べたつき感がないことが判った。【0026】【発明の効果】以上のことから、本発明は、ラフィノースを配合することで多価アルコール、界面活性剤などに由来するべたつきを抑制し、つっぱり感を感じさせずに、さっぱりとした感触を持つ洗顔料が得られることは明らかである。 ラフィノースを含有することを特徴とする洗顔料(ただし、粉末洗顔料を除く)。