最近、注目されているスキンケア方法がクリニック宇津木流の院長宇津木龍一さんが考案した宇津木式スキンケアです。
宇津木式のスキンケア方法の基本は
「つけない・こすらない・洗いすぎない」の3つです。
毎日おこなうのは肌を極力こすらない「水洗顔」だけです。
スキンケアに用意するのは純せっけんとワセリンのみです。
そして、肌をきれいにしたいのなら化粧品はやめたほうがいいというものです。
宇津木式スキンケアのポイントは?
肌のトラブルを治したい人や美肌を保ちたい人は、バリアを破壊する化粧品を断ち、水洗顔だけのケアに徹し、そして、保湿機能は高めることよりも、損なわないことに注意して、肌のもつ自然の再生力、つまり自己回復力にゆだねます。そうすれば、生まれながらにそなわっている、肌が健康に美しくなろうとする力を損なうことなく、それぞれの女性にとっての最高レベルをキープしつづけられます。それによって、80歳すぎてもマシュマロのような肌を保つことができます。肌のもつ自己回復力を最大限発揮させることこそ、長期的にもっとも効果的なスキンケアとなります。
宇津木龍一さんの提唱する、宇津木式スキンケアの大原則は、保護のしすぎによって害になる可能性のあるものをいっさい肌につけない、肌にとって毒や刺激になるものを使わないというもので、具体的には、クレンジングやクリーム、美容液、化粧水といった基礎化粧品とファンデーションなどのベースメイクのすべてを断ち、最終的には、せっけんも使わないで水で洗うだけのケアに徹っします。この方法は、年齢、性別も問わないし、肌質も問いません。男性でも女性でも、何歳でもはじめられます。化粧品をやめれば、肌のキメは整うのだそうです。
宇津木式スキンケアでは、つけない、こすらない、洗いすぎない、の3つが基本になります。スキンケアのためのクレンジングや化粧水、美容液、クリームなどの基礎化粧品やファンデーションは使いません。ただし、口紅やアイシャドウといったポイントメイクは許容範囲です。これが宇津木式のスキンケアの基本ですが、この基本にはふたつの例外があります。はじめてしばらくの間は、素肌に自信がもてないかもしれないので、その間だけパウダリーファンデーションを使っても大丈夫です。ただし、このファンデーションを落とす時に、クレンジングは使わないで、水洗顔か、もしくは純せっけんによる泡洗顔だけにします。
あとのひとつは、ワセリンです、基礎化粧品をやめたばかりの時期や、空気が乾く冬には、肌がひどく乾燥し、粉をふいたり、チクチクした痛みやかゆみを感じたりするかもしれないので、そんなときには、皮膚の毛羽立ちや強い乾燥感を和らげるために、ワセリンをごく微量使います。
次に具体的な宇津木式スキンケア方法を紹介します。
「とるケア・基本の洗顔」
水洗顔
水温は34℃~35℃程度のぬるま水が基本です。水洗顔方法は、まず両手で水をすくい、その中に顔を入れます。手のオケに顔をつけて洗うような感覚です。そして手のひらで顔にふれたまま、軽く押しつけては離す、をくりかえします。顔の向きを変えてていねいに行います。もう少しよく洗いたいときには、指の腹を使って、豆腐やプリンをなでるようにそっと洗顔します。このとき、バシャバシャと水を強くあてたりしないようにします。
純せっけん洗顔
純せっけんとキッチン用のスポンジなどを5cm角程度にカットしたものを用意し、スポンジでせっけんを泡立てピンポン玉程度の泡をつくります。泡洗顔は「押し洗い」「うぶ毛洗い」の2種類でおこないます。まず、ほお、ひたいなどの大きな部分は押し洗いにします。押し洗いの方法ですが、押し洗いでは、泡をつけた手のひらで肌にふれ、そのままぐっと押していきます。手のひらが皮膚に密着してやや圧がかかって泡がつぶれます。このとき手のひらで皮膚にふれたまま、手の力をすっと抜きます。その瞬間、毛穴などにほんの少し吸引力が生じ、微量の泡が手と皮膚の隙間に入り込みます。これらの動作を、あくまでも手のひらが顔にふれたままくりかえします。
うぶ毛洗いは、目のまわりや小鼻の横、あごの先など、凹凸のある細かい部分にもちいます。泡を指先にとって、うぶ毛の先端をなでるように、あるいはプリンや豆腐の表面をなでるつもりで、泡をやさしくそっとのばしながら洗います。
すすぎは、せっけん分を肌に残さないように、十分にすすぎます。10回もすすげば十分です。水洗顔の要領ですすぎます。
「とるケア・基本の拭き方」
基本の拭き方
洗顔後はすぐにやわらかいタオルで水気を拭き取ります。肌をこすらないようにしましょう。肌をこするのは絶対ダメです。タオルに水分を吸わせる感覚で、静かに肌に押し付けます。
「とるケア・メイク落とし」
アイメイクの落とし方
アイシャドーは、水にぬらした綿棒を1~2回ころがして落とします。マスカラは、綿棒の2本使いではさんで落とします。落ちにくい時は、下の綿棒を台にして、上の綿棒だけ上へころがします。
口紅の落とし方
口紅は、ぬりおわったあと、ティッシュペーパーを唇にはさんで余分な口紅をとると同じことを2~3回くりかえせば、口紅はほとんど落ちます。それ以上やる必要はありません。唇のシワの間に入っている口紅まで、せっけんなどを使って無理にとろうとすれば、保湿成分まで落としてしまうので、唇は間違いなくカサカサに乾燥してしまうので、無理にせっけんで落とすようなことはやめます。
「つけるケア・基本のつけ方」
粉ふきにワセリン
ワセリンは皮膚にしみこんでいきにくいのが特徴で、きわめて酸化しにくく、そのため皮膚を刺激することなく、しかも、皮膚の中へ浸透しにくいので、ワセリンは肌にとって、とても優しい素材です。ワセリンは、原則として粉をふいている部分と、かゆみやチクチクのある部分のみつけます。ただし、例外もあります。たとえば、目元が乾燥していて、小じわが気になる冬の外出時には、ごく少量のワセリンを目元につけて、多少目立たなくする程度なら許容範囲です。また、湿度が10~30%台などと、ひどく空気が乾燥している冬には、顔全体にワセリンを薄めにつけてから、出かけてもよいです。唇が乾く人は、ワセリンでコーティングしてもよいでしょう。
ワセリンをつける場合は、ごくごく少量で、綿棒の先にちょっとすくってとれる程度、適量は米粒の半分くらいです。それを両方の手のひらでよくのばしてから、必要な部分にのみ手のひらを押しつけながらつけます。こすらないで押しづけしてください。足りないと感じたら、同じようにしてつけたします。ワセリンのつけすぎは禁物です。ワセリンはせっけんで落とす必要はありません。水洗顔で十分です。
同じワセリンでも黄色っぽい純度の低いものと、白っぽくて透明感があり純度の高いものがありますが、肌につけるのはかならず白色ワセリンにします。清潔に保管しましょう。
日焼け止めより帽子や日傘
日焼け止めはクリームに紫外線をブロックする成分が含まれているので、自家保湿因子をとかし、保湿バリアをこわして肌を乾燥させる副作用があります。しかも、日焼け止めを落とすときに肌をこすり、細胞間脂質もろともなくなります。これでは、紫外線を浴びるよりも肌へのダメージのほうが大きくなってしまう可能性もあります。
ゴミ出しや洗濯物を干したり、おつかいに出かけたりといった日常生活では、帽子や日傘で紫外線を充分に防げますので、そういったものを上手に活用すれば、日焼け止めに負けない紫外線カット効果も得られます。帽子は前だけでなく、全体につばのついているもののほうが、サイドやうしろからの紫外線もブロックできておすすめです。つばの幅が8cmほどあれば、顔も首もカバーできるでしょう。
「つけるケア・メイク」
ベースメイク
素肌に自信がもてるようになるまで、どうしてもファンデーションをつけたいという人は、なるべくパウダリーファンデーションにします。油分や界面活性剤がまったく含まれていないか、大幅にカットされているものを選べば肌へのダメージは、クリームやリキッドのタイプのファンデーションよりもすいぶんなくてすみます。さらに肌への負担がもっとも小さいものを使いたいなら粉おしろいとよばれているフィニッシュパウダーがおすすめです。
下地には、ごく少量のワセリンをつけておくとよいです。
ポイントメイク
ポイントメイクには、なるべく界面活性剤やオイルの入らないパウダー状の化粧品を選び、また、つけたり落としたりするときに、クレンジングは使わず、少しでもこすらなくてすむよう細心の注意を払います。必要のないときは、なるべくつけないように気をつけて、肌トラブルの症状があるときは、完全になおるまで少なくても2~3日使用を中止して、肌を休ませながら使うことが重要です。
アイシャドウも、パウダータイプのものを選びます。やわらかいブラシでさっとひとはけする程度にすることが大切です。まぶたの皮膚表面をこすりすぎないように注意しましょう。アイシャドウをつける範囲をなるべく狭くすると、長く使っても比較的、害が出にくくなります。アイライナーも、ダメージが大きいので毎日続けるのはやめたほうがよいでしょう。まつげエクステは、まぶたの皮膚が炎症をおこしてしまうので注意が必要です。
口紅、リップペンシル、リップブロスは、界面活性剤や油を含んでいるので、種類を多くつければつけるほど、唇の皮膚のバリアをひどくこわすことになります。バリアがこわれて炎症を起こしかねないし、メラニンがたまり唇の色がくすんでしまうので、そうならないために、つけるのは口紅だけ、リップグロスだけというように、1種類だけでがまんしましょう。濃くつければ、多くの界面活性剤が入り込んでしまうので、薄めにつけるようにします。
このような方法で宇津木流のスキンケア方法を続けることで、成果はかならずあらわれて、肌は美しくよみがえるそうです。改善の速度には個人差がありますが、しばらくすると、指先で肌にふれると、以前よりも表面がやわらかくなりふっくらしてきます。
本当にこんな常識をくつがえす方法で、肌の状態がよくなるのか疑問に思う人も多いかとおもいますが、マイクロスコープを使って肌を実際にチェックして、肌のキメをみてみると、肌が変化していく様子が、一目瞭然でわかるそうです。自分の肌の状態をきちんと把握しておくために、月に1回はマイクロスコープを使って肌チェックをしてみるといいでしょう。
マイクロスコープは、自宅で使えるものが売っていますし、iphoneなどスマホにつないで見れる便利な商品もあるそうです。
今までのスキンケア方法で結果が出ない方は、化粧にお金も時間もかからない、とても楽でシンプルな宇津木式スキンケアを試してみてもいいかもしれません。