大人ニキビの基礎知識
大人ニキビの3つの基礎知識についてご説明いたします。
大人ニキビとは?
大人ニキビとの密接な関わりをもつターンオーバー。※
表皮細胞が基底層で新しく生まれて、約28日かけて角質細胞となります。
角質細胞は下からせり上がってきた新しい角質に追われるように最後は垢(あか)となってはがれ落ちます。
ところがこのターンオーバー周期が、不規則な食生活や睡眠不足などの原因により滞ると、肌表面に古い角質が溜まり、
毛穴をふさいで大人ニキビができる原因となることがあります。
※ターンオーバーについて
肌の新陳代謝、表皮の生まれ変わりのことをターンオーバーといいます。
思春期ニキビと大人ニキビの違い
思春期に入ると、体を作るために成長ホルモンが活発に分泌されます。
成長ホルモンは、皮脂腺を刺激して皮脂の分泌を増やすため、毛穴が詰まりやすくなり、ニキビの元となるアクネ菌が繁殖し、ニキビができやすくなります。
特に皮脂分泌の多い額や鼻などのTゾーンと胸、背中などに発症します。
大人ニキビは、思春期ニキビと比べ様々な原因が考えられます。寝不足や疲労、環境の変化などによるホルモンバランスの乱れや、ストレスや不規則な生活習慣によるターンオーバーの乱れが原因とされています。
できる箇所も、Uゾーンといわれる顎やフェイスライン、首筋などにかけてできると言われております。
また、思春期ニキビと大人ニキビは、改善や予防策が異なります。
思春期ニキビは、皮脂の分泌が原因であることが多いため、皮脂の量と水分量を適度に保つことが肝心だといわれています。
一方、大人ニキビは、生活習慣全般を見直し、ストレスのない生活や規則正しい生活、健康な食生活を心がけるという対策が必要となります。
大人ニキビの7つの原因
揚げ物など脂っぽいものをたくさん食べている
ニキビと油分の関係はとても密接。適度な油を摂ることは、身体のエネルギー源としても、つややかでハリのあるお肌のためにも必要なことです。摂った分だけ皮脂が出るというわけではありませんが、過剰な油分は、皮脂量増加につながってしまいます。
夜2時以降に寝ている
肌のターンオーバーが活発に行われるのは夜、寝ている間。特に、午後10時頃から午前2時頃までが最も活発になるといわれています。ターンオーバーが乱れると、ニキビの原因になってしまいます。
健康で美しい肌のために、遅くても夜12時までには、就寝し8時間程度の睡眠を心がけましょう!
イライラやストレスをため込んでいる
過度にストレスを感じる分には、刺激として毎日を楽しく過ごすためにいいことですが、過度なストレスが溜まると大脳皮質と神経伝達物質の関係から
ホルモンバランスが崩れやすくなります。
副腎皮質ホルモンというストレスホルモンが、ビタミンB2の働きを抑えてしまうため、皮脂が過剰に分泌され、その結果にきびが出来やすい状況になってしまいます。
頬づえをよくつく
手がほおにつく部分のニキビが悪化します。オフィスのデスクや部屋のソファなど、ほおづえをしやすい場所の近くに鏡を置いてチェックするというような工夫をしてください。
ニキビに頻繁に触ったり、潰したりする
にきびを触ったり、潰してしまうと、細胞を傷つけてしまい、にきび跡を残してしまうことがあります。また、ニキビを潰す際に手が汚れていて細菌が着いていたりすると、ニキビ箇所から体内に入り感染症を引き起こす可能性があります。
最近化粧品を変えた
メイク落とし、洗顔料、化粧水、乳液などのスキンケア用品を変えたことでニキビができるケースもあります。またボディスポンジやタオルなど、刺激の強いものを使っているときにもニキビができることも。
最近、スキンケア用品を変えた! という心当たりがあるならば、お肌に合っていない可能性があります。気になる方は、一度新しく変えた化粧品をお休みして、以前使っていたものに戻して様子を見てみましょう。
界面活性剤入りの洗顔料を使っている
界面活性剤を使用した洗顔料は洗浄力が強いものが多く、肌にとって必要な皮脂まで奪ってしまい、肌の乾燥を招きます。すると過剰な皮脂分泌が起こり、ニキビができやすくなってしまいます。
大人ニキビと思春期ニキビとの比較
大人ニキビと思春期ニキビの特徴を比較いたします。
大人ニキビは気を抜いていると後々取り返しのつかないことになるかも知れません。
加工食品を食べることが多い
肌の代謝が遅れることによりシワとして残りやすい
生活習慣による影響が大きいため治っても再発することが多い
見た目年齢が増える大人ニキビの3大要素
大人ニキビの早期治療で見た目年齢をDown!
美容皮膚科でのニキビ治療法
光治療
ニキビに有効な波長の光を照射する治療法です。
アクネ菌を抑制し、ニキビやニキビ痕の赤みを早く消退させる効果があります。基本数回の光治療で効果が見込めます。
また、皮膚を吸引しながら光を照射することで、毛穴に詰まった過剰な皮脂や古い角栓、膿が排出されます。
高周波治療
ラジオ波(RF)と呼ばれる電磁波の1種を照射する治療方法です。熱エネルギーを肌の深部(真皮層)に届け、肌のハリや弾力のもととなるコラーゲンやエラスチン生成の活発化を促します。毛穴の開きや肌質が改善されるので、ニキビのできにくい皮膚に改善されます。ニキビ治療と同時に美肌治療も行えますので、肌のつや・はりなどもご希望の方にはおすすめの治療法となります。
ケミカルピーリング
グリコール酸やサリチル酸を使い、蓄積された古い角質をやさしくピーリング(はく離)する治療法です。毛穴に詰まった皮脂や角質を柔らかくし、溶かして排出するため、ニキビのできにくい皮膚に改善されます。また殺菌作用があり、アクネ菌を死滅させ炎症のあるニキビへの鎮静効果があります。定期的に行うと皮膚の角化を柔らげ、コラーゲン生成を促進する作用が高まるので、ニキビ跡との段差が徐々に解消し、クレーター部分が徐々になめらかになっていきます。
血小板療法
ACR療法やPRP皮膚再生療法と呼ばれる、再生療法のひとつです。
患者様ご本人の血液を採取し、高濃度の血小板を含んだ「多血小板血漿(PRP)」 を抽出します。血小板には、「成長因子」と呼ばれる、細胞の増殖力や再生力を促進させる力が含まれています。この成分を直接肌に注射器で注入することで、肌の活性化を促します。ニキビ・ニキビ跡・ニキビ跡の赤みだけではなく、シワ・たるみ・シミ、毛穴の広がりなど肌全体が改善されます。
美容皮膚科での治療メリット
保険が適用されるニキビ治療は、塗り薬や内服薬等の処方が中心となります。あくまで「ニキビという皮膚疾患」を治療していくという捉え方で、キレイな肌にするという要素はありません。対して、美容皮膚科での治療は、肌の見た目を重視しながらニキビを改善していくことができます。
今できてしまっているニキビだけではなく、ニキビ跡の治療や、赤み、毛穴の開きまでも治療していくことができます。
また、レーザー治療や光治療、ケミカルピーリング、栄養療法を用いて、ニキビのできにくいキレイな肌に整えていくという、予防的な観点まで含めた治療も可能となります。その分、保険適用外の治療もあるため、自費治療となることが多いですが、ニキビの治療だけで終わりではなく、よりキレイな肌を手に入れることができます。
美容皮膚科でのニキビ治療法のメリット・デメリット
混合診療(自費・保険診療)によるニキビ治療では、
ニキビ治療と同時に美肌治療などの混合治療が行え、
本来望まれる美しい肌への再生が期待されます。
保険診療の適応が一部となるため、
自費分の費用支払い額が発生します。
素肌美人を応援します
「素肌美人で、自信とQOLの向上」はいかがでしたでしょうか?
ニキビには、思春期ニキビと大人ニキビ。大きく分けると2つの種類に分けられます。
そのニキビの種類によって治療方法や予防策が異なることを解説いただきました。ニキビは一人で悩まず、専門の医師に早めに相談をしていただき、早期治療で、素肌美人を実現していただければと思います。